2008-09-26 22:25:55
牛頬肉というと結構高級料理っていう感じがして、確かに場末の街の昼の定食に牛頬肉が出てきたりはしない。私がいつも仕事の帰りによる食料品店はいろいろ珍しい世界の食品が並べられているのだが、ちょっと値段が高い。ちょっとでもないものも多い。特に肉はどうも高い。庶民なんだからもっと庶民的店に行けばいいのだろうが、仕事の帰りで疲れているので、楽な店に入ってしまうのを許していただきたい。そんな高い店の牛肉で一番安いのが頬肉だったのだ。すじ肉が入荷しているときはそっちの方が安いけれども。
今回もGulaschsuppe風。煮詰まって、GulaschとGulaschsuppeの間のようなものになってしまった。キャラウェイは袋に入れてみた。私はあの粒を噛んでしまったときの芳香が好きなのだが、嫌がる人もいるようなので。珍しく写真を撮ったのが、これ。
あまり美味そうじゃないな。私が作るのはほとんど肉と玉葱とトマトを煮込んだものだということに気づく。肉の種類と、香辛料が違うだけ。これは、仕事から疲れて帰ってきてすぐに食事を作る元気がないので煮込み料理ばかり作っていたからである。前日作った料理を暖めて食べて、一息ついてから、おもむろに翌日の夕食を煮込み始めるのである。煮込み料理は失敗が少ないし、何だかそれらしくできあがる。
ところで、グーラッシュの作り方をみていると、ときどきクミンを入れたりするのを見かけることがあるのだが、何だか南アジアか、メキシコの料理みたいになってしまうんじゃないかろうか。