2008-09-26 23:06:57
近頃話題のGoogle ChromeがLinuxでも使えるという記事をいくつか読んだので、これは試してみなければなるまいと思い、Build Instructions (Linux) (Chromium Developer Documentation)を見ながらbuildしてみた。詳細はリンク先を見て試していただくとして、結論からいうと、動かせなかったのである。数時間に及ぶ作業の末の結果である。よく読んだら、As mentioned above, there is no working Chromium-based browser on Linux. The only things you can run right now are a bunch of unittests:と書いてあるじゃないか。何だ、動かないのか。と、同じことを書いている人がいた。何時間もかけて損した。
それだけなら、ここで報告するようなことではないのだが、CrossOver Chromiumというのがあるのだ。Wineの仕組みを使って、Windows版ChromeをLinuxで動かすということらしい。
早速、CrossOver Chromium for Ubuntu and Debian (32 bit)をダウンロードしてインストール。すべて、opt/cxchromium/以下にインストールされる。あっという間である。昨夜の時間は何だったのか。
/opt/cxchromium/bin/chromium
とコマンドを打つか、左上の「アプリケーション・メニュー」からChroniumを選んで起動する。日本語が文字化けしているので、右上のスパナの絵を押してフォント設定をすると表示されるようになる。インストール時にutfには対応していないような警告が出ていたような気がするがもう消えてしまったのでよく解らない。Googleで何か検索しようとしても、日本語の文字は豆腐になって窓に入るので使いにくいこと甚だしい。しかし、それでも検索はできる。
どのサイトでも日本語入力は文字化けするかというとそうでもないようで、日本経済新聞のサイトでは下のように日本語入力ができた。物珍しいので使ってみたけれども、正式版が出るまでは使うことはないでしょうね。
あ、これは二回目以降の起動の時には、前に訪れたサイトが一覧になって表示されるのか。見られたらまずいところを見たあとだとまずいことになるではないか。これが、「Chromeの新機能で引き起こされる悲劇」とはこのことだったのか!