2008-10-07 20:48:00
蜂蜜がないときは、主に林檎を煮てヨーグルトと一緒に食べている。英語圏には、「An apple a day keeps the doctor away」などという諺があって、健康にいい食べ物の雰囲気があるところが嫌なのだが、仕方がない。
林檎はワインと砂糖で煮る。方法はネット上に溢れているので、検索すればいくらでも出てくるから、ここで詳しく紹介はしない。
以前は赤を使っていたのだけど、この頃は専ら白ワインを使っている。林檎の色そのものが濃縮された感じで、気に入ったからだ。保存の気持ちが強いときは砂糖は多めに。あと、レモン果汁を適量入れる。
私はいつもシナモンスティックの欠片を茶葉用の袋に入れて一緒に煮込んでいた。先日、シナモンスティックがなくなったのだが、ちょっと金のない時期でスティックが買えず、粉末を購入したのだった。これはどうやって使ったらいいのだろう。少量を鍋に放り込んでみた。すると、できあがったときに妙に濃縮された変なシナモン風味がついて気味が悪い。はっきりいってまずい。これは後でほんの少し振りかけた方がよかったようだ。まるで、失敗したアップルパイをゴミ箱に捨てた後に、もったいないからと回収したパイの中身のような代物である。実際に捨てたアップルパイを拾ってきたことはないので、あくまで想像だが。
そうはいっても、冷蔵庫で冷やしてヨーグルトと一緒に食べたらまずくはなかった。次回から気をつければもう少しましになるだろう。
冷蔵庫の奥で萎びた林檎を発見して悲しみに沈んでいるときには、お勧めである。そんな失敗をしたときに、これを作ると少し心が軽くなる。そういう間抜けなことをしないという人は好きなようにしてください。新鮮で美味しい林檎は、生で食べた方が美味いと思うけど。