2008-10-13 08:15:58
パンを焼いているうちに、鍋が欲しくなった。肉を料理するとき、煮込むことが多い。牛頬肉なんか買っているから、どうしてもそうなる。年中煮込んでいる。つらいのは夏だ。真夏に何時間も煮ていると、部屋の温度があがる。暑い、暑すぎる。
それでも煮込む。肉を煮込む。それしか作れないから。
圧力鍋がいいよと教えてくれた人がいた。調理時間が短縮されるから。保温鍋がいいよと教えてくれた人がいた。火を使う時間が短いから。
圧力鍋は実はもう持っている。我が家の圧力鍋は大きくて重い。だからといって、小さい圧力鍋を買う気にもならない。ならば保温鍋か……と数年考え続けた。昨日、ようやく結論を出した。保温鍋を買おう。
燃料の高騰、地球温暖化の問題、世界金融危機(これは関係ないけど)などの状況を勘案して、保温鍋の購入を決定した次第である。TIGER 保温調理鍋 (真空ステンレス) NFA-B300XSをAmazon.co.jpに註文した。8000円もした。本を買うときにはあまり8000円にくよくよしないのだが、鍋一つでこんなに躊躇うのはなぜだろう。
本はいくら買っても腹は満たされない。しかし、鍋を買えば調理ができて、家族がひもじい思いをせずに済むのだ。もっと堂々と買っていいはずだ。人はパンのみで生きるのではないと云うではないか。あ、逆だ。
というわけで、鍋が届くのを心待ちにしながらパンを焼く休日である。