2008-10-26 18:07:39
EPwingとか電子ブック規格の電子辞書をずいぶん買った。この頃はオンラインで有料あるいは無料でさまざまな辞書が提供されているが、必ずしも自分の好みの辞書がそこにあるとは限らない。だから、いろいろな辞書のCDを買ってきた。
複数のMacを使用していると、あるいはさらにLinuxも使っていると、いちいち辞書をハードディスクにコピーするのは面倒臭いし、ハードディスクが勿体ない。いくつもコピーするのは違法じゃないかという気もする。そこで、これをAppleのMobilemeに置いて、自分が起動したパソコンにiDiskをマウントして使えばいいではないか。自分しか使わないのだから、一度の何台もでアクセスすることはないので、利用規約に反していないのではないだろうか。実はそんなに気にしていないのだけど。
問題はiDiskが苛々するほど遅いことだ。辞書が遅いのには耐えられないだろう。でも試してみよう。
私はMacではもっぱらJammingを使っている。「オプション→辞書の追加と削除」を開いて、iDisk上の辞書を指定すればいい。試してみると問題なく使えた。これは便利だ。Macは簡単だが、やはりLinuxでも使いたい。私が使っているのはubuntu 8.04だ。iDiskは前に書いた通りマウント自体は簡単である。ところが……
UbuntuではもっぱらEBViewを使っている。これで辞書を設定するときにはPathがわからないと困るのだ。でも、どこにマウントされたのかわからないのだ。MacOSXの場合は/Volumesにあるのだが、Ubuntuでは? Gnomeデスクトップ(Nautilus)でネットワーク接続機能を使ってマウントすると実に簡単なのだが、どこにマウントされたのかわからないではないか。必死で探したが見つけられなかった。そこで、前に諦めたdavfs2を再度使うことにした。blog@browncat.org(Ubuntuからmobilemeのidiskを使うためのいくつかの方法のメモ)とか、あるシステム管理者の日常(WebDAVをマウント)を参考にしながら。
書いてあるとおりにすれば、簡単にマウントできる。今回は、ホームディレクトリにiDiskというフォルダを作って、そこにマウントした。これも前からわかっていることなのだけど、そうすると書き込み権眼がなくなるのだ。ファイルの書き換えとか新たなファイルの保存ができないではないか。先の方法を使うと普通の自分のファイルとして読み書きできるのに。でも、今回は辞書の設定だ。
「ツール→オプション→辞書検索」の設定でiDiskの辞書を指定したら、ちゃんと動いた。ああ、よかった。これで、ネットに繋がる環境であれば自分の辞書をどこからでも使用できる。ハードディスクにもいくつも辞書を保存しなくていい。