2008-10-30 23:07:39
若い頃は私も肩凝りなんて知らなかった。言葉は知っていても、一体それがどんなものなのかさっぱり想像もつかなかった。やがて肩や首のあたりがつらいと感じるようになったのだが、長い間それが肩凝りと呼ぶものだとは気づかなかったのである。今ではもう肩凝りは常に私から離れることなくつきまとうようになっている。片時も離れず両肩の上に重くのしかかる。
床屋に行くと散髪・洗髪の後に数秒から数十秒肩を揉んでくれるのだが、そのときに「凝ってますねえ、ばりばりですね。痛くありませんか」なんて云われることがある。そりゃあ、痛いに決まっていますよ。「ええ、気が狂いそうになるくらい痛いんですよ」と云ったこともある。何か面白いことを云ったと勘違いされたようだが、笑い事じゃないくらい痛いのだ。腕の方まで痛くなって、手が痺れるように感じられることもある。
右手でマウスが扱えなくなった話は別の機会にしたいと思うが、今日は気持ち悪い枕(といっていいのか)を見つけた話をしたかったのだった。左上に画像がある、それですがね。両手で包み込むように、首から頭を支えてくれる(らしい)。動く枕ではないから、これで肩を揉んでくれるというわけでもないだろう。これで俯せに寝たらどんなに不気味だろうかとつい想像してしまう。最初は優しく頬を包み込むように受け止めてくれていたのが、不意にがっしりとつかまれて口と鼻を押さえられ、必死で引きはがそうとしてもなかなか離れず、やがて手足をばたつかせる動きもなくなって、不気味な枕に顔を包まれて永遠の眠りに就いてしまうのだ。怖い。私にはとても使えない。普段から私は枕を使わないから、関係ないんだけど。