2008-11-01 12:03:12
オンラインストレージである。もううんざりするくらい試してみた。こんなにあったら経営は厳しいだろうと思ってしまうくらいある。私のデータを保存している会社は存続してくれればいいのだが。
今回試してみたのはWualaというところ。ユーザ名、メールアドレス、パスワード設定を入力して登録すると1GBが無料で使える。もっと欲しかったら買えばいいのだが、「自分のハードディスクの空き容量と交換して増量」という方法があるのに驚いた。何だこれは! 調べてみると、この会社は自前のサーバをどんどん増やす代わりに、P2Pとかいう技術で世界中の利用者のディスクに分散保存をする仕組みらしい。もちろん、自社サーバもゼロじゃないようだけど、バックアップは利用者間に分散ということだろうか。
個人のディスクに保存されたファイルは当然のことながら暗号処理されていて、覗いたり実行したりはできない。それでも、何となく妙な気分である。自分のファイルがどこかの知らない人のパソコンに保存されていたり、自分のハードディスクに誰だか知らない人のファイルは入っていたりするのは。でも、自宅サーバのバックアップ用ハードディスクなんてがらがらなので、余裕を持って交換できるのではあるが。
そんなに余裕があるならそこに保存して自分で共有すればいいじゃないかと思う人もいるかも知れないが、例えば家が火事になるとか洪水で水浸しになるとか、コンピュータを盗まれるとか、そんな事故があったら、複数のハードディスクにバックアップを取ってネットワークで共有できるようにしておいても、すべて失われてしまう。私は心配性なのだ。
使い方は解りやすい。Macの場合、ブラウザで「Start」を押して出てきたWuala画面で、MyFolderを選ぶとログイン画面がでてきて、すこしばかり設定をどうするか訊かれる。ドイツ語表示だったのでよくわからなかった。でも、起動時にオンにするといっているんだろうなと思われるものを選んでおいたら、起動項目に Wualaが追加された。本体はどこにあるのだろうかと思ったら、アプリケーションフォルダに入っていた。ubuntuでは、上のメニューバーの右の方にアイコンが追加された。本体はどこにあるのだろう。
増量方法はまだ試していないので解らない。
オフラインでファイル操作が可能と書いてあるが、自分のディスク容量を越えるファイルの保存はできないってことなのかな。つまり、そこにファイルがあるということだろうから。違うのだろうか。
何れにせよ、いろいろなことを考える人がいるんだねえと感心した。