2008-11-02 21:21:22
道を見出す者……PathfinderはもともとJ. F. Cooperの造語だそうだ。1940年にThe Pathfinderという小説を発表している。そして今は、英和辞典には「開拓者、探検者、草分け、パイオニア」などと載っている。
そんなことはどうでもいい。MacOSXで使うファイル管理システムである。WindowsだとWindows Explorerとかいうらしい。Linuxではいろいろあると思うけど、GnomeデスクトップではNautilusになる。で、MacOSで、もともとOSに備えられているFinderの手の届かないところまで、痒いところに手が届くようなPath Finderというファイル管理システムがある。ひと頃、これを愛用していたのだが、次第にMacOSのFinderが細かいところまで行き届くようになってきて、Path Finderの必要性を以前ほど感じなくなったことと、ちょっとこれのせいでシステムが不安定になったことがあって、もう一年以上使っていなかった。先日これのVersion 5というのが出たので試用して、アップグレード料金を支払うことにした。
どうしてもこれでないと困る訳でもないのだが、気分転換くらいの気分で。不可視ファイルが見えるとか、ゴミ箱をデスクトップに置けるとか、そんなところが気に入っているが、本当はもっといろいろ機能があるはづだ。/usr/localフォルダを開くのが簡単とかいうことも、コマンドラインで操作すれば関係なかったりする。コマンドラインと云えば、ターミナル・ウィンドウがファイルウィンドウの中に作れるのは便利かも。あと、Dual Pain viewという機能も。ファイルの移動の時に一時的にファイルを置いておける場所があるというのも、何枚もウィンドウを開かなくていい。ドロップスタックというらしい。前に愛用していたのは、パスをコピーというもの。GUIの世界からコマンドラインの世界へ移行するときに便利なのだ。ああ、いろいろ便利なような気がしてきた。使い方を覚えさえすれば。
以前は、OSのFinderを終了するという機能がちゃんと働かずに、両方が混じって混乱したものだが、今回からはきっちり押さえてくれて、「Finderで開く」というボタンを押したときにも必ずPath Finderが開くようになった。
解説動画を観たらずいぶん便利なもののような気がしてきた。もしかしたら私は説得されやすい性格なのだろうか。疑い深い性格だと自分では思っていたのだが。