2008-12-31 18:09:17
イギリス皇太子の60歳誕生日を祝う催しの一つとして"We Are Most Amused" という有名なコメディアンが多数出演したショーが2008年11月12日に行われ、その模様はITVで15日に放映された。一部の映像(全部かも知れないけど)は動画サイトで観ることができる。Robin Williamsが25年ぶりにイギリスの舞台に立ったとか、アメリカ大統領選挙のことを話題にしていて、これが最高に面白いなんていう話を聞いたものだから、早速観てみたのだが、全然判らない。
まずほとんど聞き取れないし、判ったところも何がそんなに可笑しいのか判らない。私は英語が嫌いなのだが、面白い話は大好きなので、これが判るようにはなりたいと思う。日本の英語教育はどうも目指すところが間違っているように思えてならなくて、観光客に道を教えられる人を一千万人育てるよりも、英語で本当に外交交渉などができる人を千人育成すべきだと思うのだが、そんなことはどうでもよくて、こういうのが判るようになりたかった。文化的な背景を共有していないと難しいので、ちょっと言葉を勉強したくらいでは判らないのだろうが。落語なら簡単に判るのに。
続けてRowan Atkinsonのも観てみたが判らない。日本のニュース記事でも、「Robin Williamsは英皇太子を笑わせられるか」なんていうのは見つかるのだが、その後、どんな話でどれくらい笑わせたのかというような記事は見かけない。私が見つけられないのか、本当に少ないのかは確認できないが、あの面白さが判る人が少ないのもほとんど話題にならない原因の一つではないだろうか。Telegraphにはどんなふうに書いてあるのだろうかと思ったが、ほんの短い記事しか載っていなかった。
私はここでイギリス(およびアメリカ)のコメディが判らない日本人のことを非難するつもりもないし、判るようにならない日本の英語教育を糾弾するするつもりもない。そんな必要はないと思っているからだ。でも、私は笑いたい。百万回くらい聴いたら(観たら)判るようになるのだろうか。