2009-04-29 12:43:17
UbuntuでpLaTeXによる日本語ファイル作成をしようと思った。いつも職場ではやっているのだが、今日は休日なので自宅で作業しようと思ったわけだ。そうだ、自宅のUbuntu環境は先日購入したばかりのPowerEdge T100で、TeX関係の環境はまだ不完全だったのだ。
早速、texlive関係のパッケージをインストールする。控えておくのを忘れたので何をインストールしたのかよく判らなくなってしまった。こんなものでいいだろうと思って、文書をコンパイルすると、こんなエラーが、
** ERROR ** Could not find encoding file "H".少し検索してみるといくつか解決法があるようだ。何れも、フォントの設定を認識させてやるという点では同じである。今回はAdobe Readerを利用する方法を採用することにした。特に理由はない。Adobe Readerもインストールしておこうかなと思っただけである。私はあまり物事を深く考えないのだ。まず、Adobe Readerをダウンロードした。Adobe Reader 9.1 Linux(.bin) Englishというやつである。日本語フォントキットもダウンロードしておく。Adobe Readerの方は、sudo ./AdbeRdr9.1.0-1i486linux_enu.binとやってインストールした。フォントキットの方は、インストールスクリプトを実行してもエラーで失敗。そこで、LANGCOM.TARとLANGJPN.TARを手動で展開し、CMapの中身を/opt/Adobe/Reader9/Resource/CMapの中へコピー。次に、CIDFontの中身を、/opt/Adobe/Reader9/Resource/Fontの中へコピーした。その後に、/usr/share/texmf/dvipdfm/Resource内に、/opt/Adobe/Reader9/Resource/CMapのシンボリックリンクを張った。sudo mktexlsrをしてから、再度コンパイルすると日本語のpdfファイルがちゃんとできあがり、それをAdobe Reader 9で開いて読むことができるようになった。
こうやって記録しておいても、きっと次回必要になったときにはまた忘れていて、無駄な時間を費やしてしまうのだ、きっと。