2009-05-05 16:41:48
一週間ほど前までは妙に寒い日が続いたりしたこともありましたが、さすがに5月に入って、もう寒さが戻ることもなさそうなので、そろそろ朝顔の種を蒔かなければと思う今日この頃、皆さんの食虫植物はお元気でしょうか。
私は4日ほど福岡に行ってきたのですが、戻ってきてみるとサラセニアが大変なことに! 暖かくなって伸びてきた新芽がぐにゃぐにゃの変な形になっていて、よく見ると、柔らかい新芽の表面に小さなつぶつぶがあるじゃないか。アブラムシだ。ゴキブリではない、アリマキだ。憎しみを込めて潰してやったけれども、指の届かないところに入り込んでいるやつもいる。どうしよう。一旦、退却し書棚に向かう。
柴田千晶『食虫植物栽培マニュアル』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]のサラセニアの項を見ると、「アブラムシ……春、花茎が伸び出し、新芽が出る頃、爆発的にアブラムシが発生します」と書いてある。どうすればいいのかというと「まずは指で丹念につぶしてください」。はい、それはやりましたよ。「どうしても対処できなかったら殺虫剤を使用しますが、薬剤に強い植物ではないので試しながら規定濃度を守って使用してください」いろいろ試す余裕はないのだ。今日、明日は休みだからいいけれど、普段は太陽の出ている間はほとんど家にいない。どうしよう。
次に手に取ったのが、星野映里『大好き、食虫植物。』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。サラセニアの項を見ると、「虫害、病気」のところに「アブラムシは水没法で駆除しましょう」と書いてある。「水没法」? どうやら、バケツに水を張って、植物を鉢ごと沈めてアブラムシを溺れさせようという方法のようだ。「家庭用洗剤を一滴垂らすことにより、より効果がある」そうだ。虫の水を弾く性質を、界面活性剤で弱めてすぐに溺死させようということだろう。今回は初めてなので、ただの水だけにしておこう。
相変わらず写真が下手である。左の方に細長い緑の棒みたいなのがあるが、これが花芽である。上の方に実は蕾があって、もうすぐ咲きそうなのだ。その手前の芽が妙に捻れているのがお判りいただけるだろうか。あと、真ん中辺りの芽に、黒いつぶつぶがあるのが。朝、指で潰して、夕方見るともう新しい奴らがやってきているわけだ。緑のアブラムシはこの写真では見えないが、捻れたところや、芽の先のくるりと曲がっているところに潜んでいる。
水没させてみた。捻れた芽の先が水面の上に出てしまう。枯れ枝を突っ込んで芽を押さえてみた。どれくらい溺れさせたらいいのだろう。サラセニアまで溺れてしまっては元も子もない。湿地で生育するとはいっても、水中で生きる植物ではないのだから。明日の朝まで置いておいていいのだろうか。でも、水から出したらまたすぐに新しいのがやってくるんじゃないだろうか。殺虫剤も用意しておいた方がいいだろうか。