2009-05-17 15:55:44
漫然とTechCrunchの記事を見ていたら、「専門家のためのネットワークResearchGateは科学者用のLinkedInだ」というのが目に入った。そういえば数ヶ月前にLinkedIn招待メールがある学会から来たけれど、あまり好きな学会ではなかったので、放置していたのだった。「ネットワークの上で科学者同士がお互いにコミュニケーションしたり、新しい方法や論文や人を発見してコラボレーションする場と、研究者用に作られているコラボレーションツールを提供する」らしい。
メールアドレスとパスワードを設定してアカウントを作る、経歴とか研究分野、研究業績(論文等)を書き込んでいく。そうすることで、互いに共通の研究をしている人同士や関心のある分野の人と連絡を取ったり、それをきっかけに共同研究ができたりするらしいのだ。1000くらいのグループがあって、参加するとグループ内で意見を交換することができる。
試しに登録してみたけど、面倒くさい論文リスト作成が、PubMedなどのデータベース検索機能がついているので、比較的簡単にできるところがいい。登録していない人でも、どんな人が参加しているのか検索できてしまうのがちょっと嫌な感じ。もっとも、そこで得られる情報くらいはすでに公表されていて誰でも知ることのできることしか載っていないから、そんなに気にすることもないのだけど。新規登録者の自己紹介みたいなのをみると、大学院生が多いような感じである。
特に何のグループにも参加していない私はすぐに幽霊会員になりそうな予感。似たようなサイトとして名前のあがっているLabMeetingは招待制なので、知らない人が勝手に登録できない。でも、月99ドルで有料登録も可能。高い! academia.eduの方は、大学ごとに系統樹のように所属するメンバーが加えられていく。私も自分を追加登録してみようと思ったのだが、学部の追加がうまくできなくて諦めた。あまり他人と交流したくないので、実はどうでもいいのだ。