2009-05-24 08:03:04
固定IPアドレスを持たずに自宅サーバを動かしている人は、何らかの方法でDynamic DNS サービスの自動更新をしているはずだ。私はNo-Ip.comを利用している。このnakano.no-ip.orgは登録料無料。他に有料のを一つ、無料のを二つ登録して、apacheのヴァーチャル・ホスト設定で動かしている。値段も安いし、機能に何の不満もないので、ずっとここである。昔は日本の業者は値段が高かったので、英語が苦手な人も海外の安いプロバイダに申し込んでいた訳だが、今はどういう状況なのかよく知らない。
さて、固定アドレスを持っていないので、何の予告もなく自宅のインターネット接続に使われているIPアドレスがプロバイダーの都合で変わってしまうことがある。私の場合は、Nifty.comだ。光回線はNTT東日本である。どうやら昨夕19時30頃に変わったようなのだ。No-Ip.comの設定を変更してやればいいのだが、普通は、自分でずっとIPアドレスに変更がないか監視しているのは大変なので、自動設定で更新する。そのためのアプリケーションもNo-Ip.comは用意していてくれていて、MacでもWindowsでもLinuxでも自分の環境に合ったものをダウンロードすればいい。
Ubuntuの場合は、公式リポジトリに登録されているので、apt-get installとか、synapticを使って簡単にインストールできる。30分おきに自分のIPアドレスをNo-Ip.comに報告する設定になっているので、遅くとも午後8時には新しいアドレスに切り替わって、nakano.no-ip.orgで再び接続できるようになるはずだった。ところが今朝、自分で自分のサイトを利用しようとしたときに、接続できなかったのだ。
動いている状況は、
cat syslog | grep -e 'noip2'とすれば、わかるらしいのだが、何も出てこない。動いていないのか。
よくわからなかったので、sudo noip2 -Cとやって設定を作り直してみた(設定はテキストファイルでないので、読めないのだ。ubuntuの初期条件だと/var/lib/noip2/noip2.confにある)。登録メールアドレス、パスワード、更新間隔(初期条件では30分に設定されている)、そして更新の報告を何かするか(初期条件ではNoに設定されている)という4項目の質問に答えるとconfファイルとして保存される。
そして、
sudo /etc/init.d/noip2 startとすると、
* Starting No-IP.com dynamic address update noip2 [ OK ]という表示が出てきた。やはり今まで動いていなかったのか。再度、cat syslog | grep -e 'noip2'とやってみると、
May 24 06:11:21 T100 noip2[4504]: v2.1.9 daemon started with NAT enabled May 24 06:11:25 T100 noip2[4504]: group[nnngroup] was already set to 000.000.000.000.と返ってきたので、大丈夫なんだろうか。