2009-05-25 07:49:24
数日前のニュースに、「カンボジアのネズミ肉輸出好調、新型インフルと豪雨で 」なんていう記事があった。美味いのか、鼠肉。
元情報は多分この辺り「 50 tonnes of mouse meat imported into Vietnam a day14:50' 11/05/2009 (GMT+7) -- VietNamNet Bridge」。
そういえば二年ほど前「南方レストランに運ばれるネズミたち」というニュースを見たことがあったではないか。やはり美味いのだろうか、鼠肉。気になって仕方がない。もう頭の中は鼠肉でいっぱいである。
しかし、食用に飼育したのものならまだましだが、野鼠だと、どんな殺鼠剤にやられてふらふらになっていたか判らない。田畑で農薬をたっぷり浴びているかも知れない。
私は店で食べたことのない動物の肉があったらとりあえず註文することにしている。食べたことがあっても、珍しかったらたいてい註文してしまう。アフリカ料理の店で鰐を食べ、タイ料理屋で蛙を食べた(中華料理屋でも鰐や蛙を食べたような気がしている)。テキサスに住んでいたときに、肉屋にガラガラヘビが売っていた。さすがにそいつは買わなかったが、買ってやったから食べにこい(その前に調理しろ)と云われて食べたことがある。柔らかい鶏肉みたいだった。バッファローとかカンガルーのジャーキーは食べたことがある。しかし、鼠はちょっと躊躇う。美味いのか。
鯰や鮫は普通の食材として買って食べた。テキサスにいるときは、安い魚といえば鯰だったので何回も食べた。貧しかったのだ。
鼠料理の調理法はないだろうかと思って、cookpad で調べてみた。600万人が利用する料理サイトである。数日前に本を読んだから知っているだけだが。鼠料理はなかった。当たり前か。鰐も蛇もなかった。一つだけあった「わに」は「鮫」だった。広島の方では鮫肉を「わに」と呼ぶらしい。鮫肉料理はいくつか報告されていた。「つくれぽ」はなかったけど。鯰料理もあった。
あ、蛇料理があるじゃないか! ガラガラヘビと豆の煮込み--RATTLESNAKE BEANS-- by takuokcである。鼠はなくても蛇はあるのかと感心したのだが、よく見たら、蛇の代わりにソーセージが入っている料理だった。そう呼んでいるだけだった。がっかり。
じゃあ、英語で検索しようと思って、試してみたらたくさんあるじゃないか! Chocolate & Orange Mouse Recipeがたくさんあるぞと思ったら、これってどう見てもMousseではないか。近頃は、MousseのことをMouseって書く人が多いのか。でも、蛇ならあった。Rattlesnake recipesだ。Tastes like chicken? と書いてある。私の印象はそんなに間違ってはいなかったようだ。いや、蛇なんかどうでもいい。美味いのか、鼠肉。
あっ、ありました。Mouse (mice) で探していたからいけなかったようだ。Ratsでしょう、鼠料理なら。 Cooking Rats and Miceというサイトがあるじゃないか。Calvin W. Schwabe Unmentionable Cuisineという本に書いてあるそうだ。調べてみると、Univ of Virginia Prから1988年に出たリプリント版が今でも入手可能のようだ [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]。欲しい、今すぐ欲しい。気がついたら、クリックしていた。一体なにをやっているんだか。鼠料理なんて作る訳がないのに。
でも気になる。美味いのか、鼠肉。