2009-07-05 12:45:41
自分で作った「青空文庫を縦書きで読む」が、pdfファイルを生成しなくなっていることに気がついた。これは直さなければ。自分でもあまり使わない機能なのだが、愛着があるのだ。どうもplatexで縦書き日本語がうまく作れないようだ。ところが、足りないと思われる latex-env-ja などをインストールしようとしても、「E: Couldn't find package latex-env-ja」なんて反応しか返ってこない。そういえばこのサーバは基本的に英語システムだったのだ。そこで、Ubuntuの日本語環境を参考に、リポジトリを追加。9.04なので、
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/jaunty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list sudo apt-get updateとした後に、latex-env-jaとlatex-extra-jaをインストール。これで日本語が出力できるようになった。
ところが、Safariだとちゃんと表示されるのに、Firefoxだとファイルがダウンロードされてしまう。Adobe Readerをインストールしても、MacOSXのwwwブラウザ用のプラグインはインストールされないという。そうだったのか。その問題は解消された(インストールされるようになった)ものとばかり思っていた。それにしても、気づかなかったということはこの三ヶ月間自宅でpdfファイルをFirefoxで表示させたことがなかったということを意味しているのだろうか。自分でも信じられないのだが。
そこで早速firefox-mac-pdfをインストールしたのだが、pdfを表示させようとするとFirefoxが異常終了してしまう。これは困った。仕方がないので、これを外して、Schubert|itのPDF Browser Pluginをインストール。ようやくhtmlページに埋め込まれたpdfを(埋め込まれていなくても、ブラウザ内で)表示できるようになった。
ところで、htmlへの埋め込みはiframeでやっていたのだが、これは推奨されない方法になっていくとかいう話なので、これから推奨されるobject要素にしてみた。
<p> <object data="./tmp/output.pdf" type="application/pdf" width="600" height="800" > </objedt> </p>本当は、pdfが表示されないときに示すテキストを書き込んでおいた方がいい。
ところで、iPhone/iPod touchでこいつを観ると、字が小さくてとても読めない。そこで、iPhone用の設定を作ってみようと思った。多分、誰も使わないだろうけど。用紙をA6くらいにして横置きにし、文字を14ptにでもすれば読みやすいのではないかと思ったのだが、縦書き用のtarticleというドキュメントクラスを使うと、用紙はB6まで、文字は12ptまでだった。B6横置きにして、文字は\Largeを本文全体にかけてみた。MacのFirefoxで見るとこんな感じ。
こいつを私のiPod touchで見ると、こうなった。
あまり読みやすくないな。フォントも、文字の大きさも。青空文庫閲覧アプリケーションはいくつもあるので、それを一つ買った方がずっと読みやすいと思った。ただ、私は青空文庫に収録されている作品を滅多に読まないから、わざわざ買うこともないと思うのだ。一括ダウンロードしたものを使って用例検索したりすることがあるのだが、読書の対象にはあまりしていないのである。もちろん、あの有名な作品をちょっと確認しておきたいというときなどには、手軽に読めるので重宝している。