2009-08-19 23:45:02
食虫植物が好きでハエトリソウなど育てていることは何度も書いているが、Gigazineに「ネズミも溶かしてしまう肉食っぷり、フィリピンで発見された巨大食虫植物」に載っているのを読んで驚いた。私の脳裏に、ウツボカズラの壺の中に落ちた鼠が消化液の中で藻搔いてゐるうちに力が弱まりやがて溶けていく様子が浮かび上がってきたのはいふまでもない。
日本語では食虫植物というけれども、英語ではCarnivorous plantsで「虫」ではなく、「食肉」の意味である。carn-の部分が「肉」を意味している。カーニバルのcarn-も同じだ。
リンク先のBBCの記事に鼠が溶ける姿は出ていない。The Mousetrap: The carnivorous plant that eats rodents for lunch - named after Sir David AttenboroughというMailOnlineの記事を開くと、まさに消化液の中に落ちたと思しき鼠の写真がある。刺激が強いので臆病な人、溶ける鼠を見ると発作の起きる人などは開かない方がいい。不思議なのは、鼠は何しにそんなところに入ったのかということである。そして、どうして直ぐに出てこないかといふことである。簡単に出られさうな感じなのだが。
今夜は怖い夢をみるのではないかと心配である。植物に食べられる夢を観そうではないか。巨大ウツボカズラの壺の中に滑り落ちてしまって藻搔いても藻搔いても出られず、足から溶けていくのである。ああ、ウツボカズラが欲しくなってきた。
でも、食虫植物の本を読むと、東南アジアには鼠や蛙が捕獲されてしまうようなウツボカズラが知られていると書いてあったような気がしたのだが。気がついたら犬が落ちたりするようになるくらい大きくなるとちょっと怖い。