2008-05-15 22:35:34
MacOSXにXeTeXをインストールしてみた。TeXでUTF8が簡単に使えるというから。参考にしたのは、XeLaTeXを利用したプレゼンテーションなど。インストールはMacTeXをダウンロードしてきて、ダブルクリックするだけ。簡単である。
コマンドラインでも操作できるように、/usr/texbinにパスを通す。そして、
xelatex --output-driver="xdvipdfmx -q -E" foo.texこんなふうにすればいいらしい。
TeXShopで使うためには、~/Library/TeXShop/Engines/XeLaTeX.engineを開いて、
set path= ($path /usr/texbin /usr/local/bin)
xelatex "$1"
この行を
xelatex --output-driver="xdvipdfmx -q -E" "$1"
とした。
日本語フォントは、
\def\minc{\fontspec[Scale=0.95]{HiraMinPro-W3}} \def\bmin{\fontspec[Scale=0.95]{HiraMinPro-W6}} \def\bgoth{\fontspec[Scale=0.96]{HiraKakuPro-W6}} \def\goth{\fontspec[Scale=0.96]{HiraKakuPro-W3}} \def\mgoth{\fontspec[Scale=0.95]{HiraMaruPro-W4}}こんなふうに指定した。
上記サイトで「fontspecのオプション cm-default は半角英数字として使うフォントをCM系にすることを意味しています」と書いてあったけれども、cm-defaultというオプションはエラーを発生させたのでやめた。
いろいろなフォントを使わないなら、TeXShopのXeLaTeXのTemplateにあるように、
\newfontfamily{\J}[Scale=0.85]{HiraMinPro-W3}だけでも大丈夫だった。
ほかは概ねこのtemplateの設定を利用してみた。そうして、
Großer Tag, große Worte: US-Präsident Bush betonte bei seinem Israel-Besuch zum 60. Jahrestag der Staatsgründung die Partnerschaft zwischen Washington und Jerusalem. Irans Präsident Ahmadinedschad war weniger freundlich. \\[1cm]と書いてコンパイルしてみると、下のようになった。
\J 日本語では、森鷗外と内田百閒が摑んだり冒瀆したりできる。
ウムラウトなどがそのまま入力していいとか、eucやShift-JISで使えず不愉快な思いをしていた漢字も何も考えずに書いても大丈夫だ。
以上は職場のMac-miniを使って。夜帰宅してから自宅のPowerMac G5を調べてみたら、半年くらい前から、これができる状態になっていたようだ。前にできたことを忘れてしまったのか、UTF8が簡単に使えることに気づいていなかったのか。どちらにしても間抜けである。