2009-11-11 00:00:09
中古マンション購入計画が予定通り進めば、今月末には契約成立・手続き完了となる。その後の内装工事の準備を進めている今日この頃なのだが、じっと図面を見ながら考えているときに、何かが足りないという感じに襲われたのである。この家には何かが足りない。広さは十分ある。それなのに何かが足りない。いや、広さが十分だからこそ足りないような気がするのだ。何だろう。
隠し扉が必要だ! と確信した。
子供の頃から暖炉と隠し扉のある家に憧れていた。マンションなので暖炉の設置は難しいだろう。偽物ならなんとかなるかも知れないけど。やはり確実なのは隠し扉だろう。本棚の本を一冊引き抜くように傾けると、書棚全体が扉のように開いて、秘密の通路あるいは部屋が姿を見せるという、あれだ。
この機会を逃してはいけない。これを逃したらきっと一生隠し扉のある家には住めないだろう。
隠し扉が欲しい! と晩秋の夜空に浮かぶ月に向かって訴えた。
アメリカには隠し扉専門店があるという。HiddenPassageway.comやThe Hidden Door Companyである。羨ましい。
日本にはないのか。