2009-12-06 23:39:59
ようやくマンション購入手続きが完了し、部屋に入れるようになった。築37年という古い四階建てのマンション。梵寿綱の設計である。
購入に至る過程を本欄で報告しようかと思ったが、あまりにも大変なのでやめた。
ガス、水道、電気を通してみると、レンジフード(換気扇)に外から鳥が巣を作っているようで、小石や小枝が大量に詰まっていてまったく使えない。さらに、ガス給湯器が壊れていて動かない。これらは、購入後一週間以内に異常を報告すると売り主が不具合を直す義務のある項目なので、急いで不動産屋を通して連絡をする。すぐに返事が来て、売り主が修理・交換の費用を負担することになった。内装工事後に住むので、そんなにすぐに確認できない。一週間の期限は今日だった。
さて、いろいろ内装や設備の工事をしてから住むのだが、まずは、広い部屋を仕切っている重々しい本棚を撤去することを決意。私は本を大量に所有しているから本棚は大好きなのだが、これはあまり気に入らない。この広い部屋は広く使いたいのだ。前に書いたが、長〜い食卓を置いてみたかったりする。
これを反対側から見るとこんな感じ。壁と一体化して(というか壁となって)綺麗に仕上がっている。でも、要らない。右側から見える向こうの壁まで通して使いたいのだ。
確かに立派な書棚である重厚でどっしりしている。重い本をたくさん置いても揺るがないだろう。しかし、重厚すぎる。部屋は明るく広く軽くしたいのだ。心が暗く重いからせめてへやくらいは。
これを壁面に移動して利用すればいいと思っていたのだが、壁際の天井はどこも梁があって一段低くなっているので、設置できない。切ったり分解したりして使うのなら、これを使う意味はないので、廃棄ということにする。ここにこんな書棚があったら本に直射日光が当たるのを避けるためにカーテンも開けられなくなってしまうではないか。私は日に焼けた本が嫌いなのだ。皆は平気なのだろうか。インテリア雑誌などを見ると、「見せる収納」とやらで日の光を浴びる本の姿を見せられることが多いのだ。あれは見ていてちょっとつらくなってくる。
さて、リフォームといえば水廻りと相場は決まっている。わが家でも浴室は新しいユニットバスを導入しようと考えた。TOTOのショールームにも通っていろいろ決めてきた。ところが、詳しく検証してみると設置できないという。壁と壁の間がどうしても少しだけ足りなかったのだ。とにかく浴室、トイレ、洗面所周辺の壁があまりにも堅牢にできているという。堅牢すぎてリフォームが難しいくらいに。梵寿綱だからなのか。浴槽を磨いて塗装し、床には新しいものを貼るということに。次の大型物件は台所である。システムキッチン導入である。
一見きれいだが、近寄ると汚い。蛇口は壊れていて、浄水器専用水栓を外した穴が開いていたりする。掃除して磨いて、食器洗い乾燥機とオーブンを組み込めないかと検討してみたけれど、背後の給水・排水までの空間に余裕がなくていろいろ難しいという。鳥の巣が詰められている換気扇もかなり無理して設置しているようで、構造的に問題があるともいう。結局、少し手前に出してシステムキッチンとレンジフードを安全に設置してみようという方向で検討することに決まる。
詳細が決まるまでまだまだかかりそう。さらに工事にも時間がかかるので、引っ越せるのはまだ先になる。