2009-12-23 21:40:08
引越しの準備である。複数の会社に見積もりを依頼して比較検討するのがよいとされているが、そんな余裕がないので、最初の一社に決めてしまう。三月も使ったし、来年二月も使うのだから、そこのところを考慮してくれとだけいう。
3月に福岡から来たときには段ボール90個分の本があったと云うと、今回運ぶ本を眺めて、「200くらいですね」と云った。他の荷物は本当に少ない。パソコン以外の電化製品は一切ない。それはそんなに喜ぶことでもなくて、引越しと同時に新たに購入しなければならないということなのだ。
箱は50個は無料だが、それ以上は有料である。200箱もあるのに有料の箱を買うのは嫌だなと思ったら、中古なら無料で持ってくるという。200個の中古の箱を持ってきてもらうように頼む。明日か明後日には持ってきてくれるそうだ。90個の箱詰めは大変だった。200個はもっと大変である。年末年始の休みはただただ本を箱に詰め続けることになりそうだ。SFマガジンの原稿も書かなければならないのだけど。
200箱の箱詰めは、初めてすると客が云ったら断ることもあるらしい。断るというのは仕事を断ってしまうのではなく、一人でするのはやめてくれいって、手伝いを了承させるという。100箱の本の箱詰め作業を甘く見ていて引越し当日に間に合わなくなり、大変なことになってしまうことがあるかだらそうだ。3月に90箱の準備をしたなら作業の大変さが身に染みて判っているだろうから、ちゃんと計画できるでしょうと云われる。まあ、だから一月半も前に連絡したわけだが。
前に500箱の本を持っている人の引越しを担当したことがあると云っていた。その人も自分で箱詰めしたらしい。その時も、500箱の引越しは経験があるから自分でできると云ったので任せたが、初めてだったら手伝い付きのコースを選ばせていたはずだという。その人は一回で運んだのではなく、3回くらいに分けて、一回分の片づけが終わると次の搬入を頼んだのだという。間に合わないのではないかと思ったが、その人はきちんと約束通りの期日に片づけを終えて次を頼むのだという。
こんどの週末から箱詰め作業の開始である。本を詰めた箱をどこに置いたらいいのかまだよく判らない。難しい……
3月と同じ会社ということは、即ちサカイ引越センターである。この会社の名前を聞くと1993年のTVCMが頭の中で繰り返し流れて困るということは前にも書いた。これを頭の中で再生しながら荷造りすることになるのだろう。たまには「サカイでアミーゴ!」 と叫んでみたりしようか(1994年)。