2010-03-13 08:31:53
「肩や首のコリがひどい人にオススメな画期的ワークチェアー」って書いてあって、実は私は肩や首や背中が痛くて痛くてたまらない日々を送っているということもあり、これは一体どんな素敵な椅子なんだと思い、場合によっては購入したいかも知れないなどと期待に震える指でマウスをクリックして読んでみたのがインテリアハックの記事である。
これ? これなのか。元の記事はTwist Chair (Behance Network)のようだ。説明を読んでも「肩凝り」という言葉はないような気がするのだが。まあ、そういう言葉がなくても、長時間机に向かって本を読んだりコンピュータを使ったりする人のための椅子ということだから、内容として間違っているわけではないと思う。
机に向かって熱心に何かに取り組んでいるときは背もたれなんか使わず、大抵の人が前かがみになっているはずだという。だったら、体を背中で支える必要なんかないのだから、前で支えればいいじゃないかという考えに基づいているようだ。胸の上部と額で支えるのだという。もちろん、尻から上胸部の高さ、額までの高さは人それぞれだから、この椅子はそういった長さを調節できるようになっている。
そういえば、一昨日まで出張で三日間ほどパソコンで作業をする仕事をしてきたのだが、日頃の自分の机ではないので、実につらかった。私は普通の人よりも若干椅子を高めにして、肘が机のめんよりも3〜4センチメートル上に位置するように調整しないと、肩や首が発狂しそうになるほど痛くなるのである。そこでは、肘がちょうど机の面と同じかわずかに低くなるくらいの高さになっていて。標準的な高さだと思うが私にとっては拷問である。椅子の高さを勝手に調整してしまえと思ったが、捻子が固くて動かせなかった。マウスはケーブル類をまとめているバンドを外して左側に配置できて助かったが、Windows VistaでMicrosoft Officeを使わなくてならないのはまた別の意味で拷問だったが、Ubuntu用意してくれというわけにもいかない。
そんなとき、この椅子を持参して、「私はこれでないと仕事ができませんので」と云って作業すれば肩が痛くなって発狂しそうになることもなくなるわけだ。が、できるか? この椅子を使う姿を人に見られてもいいと思えるだろうか。
そんなことを恥ずかしいなんて云えるあいだは、まだまだ肩凝りも大したことないねと云われたら、反論はできない。しかし、会社にこの椅子を使っている人たちがたくさん働いている姿があったら、かなり怖い。大学や高校のコンピュータ教室で学生が皆この椅子を使っていたら、怖いというより、はっきりいって大爆笑である。かなり勇気を要求する椅子だと思う。でも、市販されていたら試したみたいと思うほど肩凝りに苦しむこの頃である。