2010-03-25 18:27:57
KuroboxProに固定IPアドレスを設定する方法に関する情報をネットで検索をしても、Debian化(あるいは Fedora、Vine、Ubuntu化)しているものばかりで、もともと組み込まれているlinuxを使っている情報が意外に少ない。そのまま使う人はほとんどいないのだろうか。とりあえず、私はこのまま使うのである。理由は面倒くさいからだ。
固定IPアドレスは/etc/netinfoに書く。
my_ipaddress=192.168.0.100 my_subnetmask=255.255.255.0 my_dgw=192.168.0.1といった具合に。これは『玄箱PROの本』(毎日コミュニケーション)で知った。この本には、ネームサーバの設定は、/etc/resolv.confに書くと書いてある。nameserver 192.168.0.1みたいに。みんなはこれで問題ないようだ。ところが、私の場合、何度書いても再起動すると消えてしまうのだ(そういう例を一件見つけたが、今度どうしようかな……という感じで記事が終わっていたのだ)。こうなる理由は、/etc/init.d/networking.shが起動時に書き換えてしまうからである。だから、変更したネットワーク設定を反映させようとして、/etc/init.d/networking.sh restartとやった時点で、元に戻ってしまうというわけだ。networking.shの中身をじっと睨んで何を元に書き換えているかを見てみたら、これも/etc/netinfoから読んで書き換えるようなのだ。そこで、/etc/netinfoに
my_dns1=192.168.0.1なんて書いておく。そうすると起動時に/etc/init.d/networking.shが/etc/resolv.confにnameserver 192.168.0.1というように書いてくれる。 /etc /hostsにホスト名を書きたいとき、やはりこれも起動時に書き換えられてしまうので、いくらここに書き込んでも無駄なのだ。これは、/etc /host.infoに書いておく。すると起動時に/etc/hostsに書き込まれるというわけだ。
次に、/etc/nsswitch.confに
hosts: files dnsというように「 dns」を追加しておくと、DNSを参照してくれるようになるらしい。これは『玄箱PROの本』に書いてあるとおりだった。
以上のことが判るのに何時間もかかってしまった。まあ、そういうものだけど。