2010-04-22 09:47:23
インテリアハックに壁一面本棚写真がたくさん掲載されていた。壁一面の書棚を見ると妙に興奮して食い入るように画像を見つめてはあはあ息が荒くなるのは誰しも同じだろうと思う。いや、ならない人もいるのか。
こんな写真がたくさんあったら興奮せずにはいられないだろう。だが、私はただ喜んでいるだけではないのだ。こういう写真を見ているとだんだん不安になってくる。特に上のような写真では。
本に直射日光が当たっているではないか! 他にも書棚に直射日光が当たっている写真がある。私なんか書棚に遮光カーテンをつけようかと思っているというのに。確かに写真を撮るときは明るい方がいい。しかし、こんな状態が続いたらたちまち本の背は色褪せ、天の方から紙が茶色に変色してくるはずだ。平気なのか、みんな平気なのか。
書庫は北側と決まっている(北半球では)。直射日光が入らない部屋こそ書庫に選ばなくてはならない。神田神保町の古書店街は靖国通りの南側に店が並んでいるのは、書棚に直射日光が当たらないようにという配慮である。
こういう本棚を作る人たちは本が陽に焼けても平気なのだろうか。まったく理解できない。太陽の光にじりじりと焼かれる本の叫びが聞こえてくるようだ。
本は直射日光に当ててはならないのである。