2010-07-26 18:14:02
このままでは引き下がれない。やはり糞暑い日曜日の昼下がり、再びベーグルに挑戦した。
強力粉250g、ドライイースト小さじ1、塩小さじ1/2、水120mL、蜂蜜およそ15mLという成分は同じ。昨日よりもさらに水分が少ない感じ。10分ほど捏ねてもうまく馴染まない。表面がつるつるにならない(これが最大の敗因と後で分析した)。暑くて疲れ切ったところで、4分割し、10分ほど寝かせてから、棒状に伸ばしてから環状に。濡れ布巾をかけて30分ほど醗酵させた。一回り大きくなっていたので、およそ2Lの湯に、大さじ2の蜂蜜を入れたところへ生のベーグルを入れて、まず1分間茹で、次にひっくり返してさらに1分茹でた。それをペーパータオルの上に出して、190度に予熱しておいたオーヴンで同じく190度で15分焼いた。
前より艶やかになったかと思ったが、冷えたら同じだ。こんなのでは全然駄目だ。
こういうとき、心の弱い人間は失敗の原因を自分ではなく材料や機材に見出そうとする。もっといい材料を使っていれば、張りのある艶やかなベーグルが焼けたのだ。悪いのは自分ではない……というとき、大抵は悪いのは自分の腕である。だが、心の弱い私は、cuocaにベーグル用強力粉(緑渦巻)2.5kgとモルトエキス100gを註文してしまった。タンパク含有量:12.8%±0.3% 灰分:0.48±0.03% の小麦粉である。これならきっと素敵なベーグルが作れるだろうといって。きっと、悪いのは自分の腕だったと証明されるだけなのに。さらに、小さじ1とか大さじ2なんていう不正確な計量法で作っているのがいけないのだと決め付け、DRETEC デジタルスケール 「ジェリー」 ホワイト KS-243WTも註文した。最大計測重量2kg、最少重量0.1gである。今使っている秤では5g以下の計量は難しかったのだ。
出費が嵩みすぎると、買った方が安いんじゃないかということになるが、これくらいならまだ大したことはないだろう。秤はいろいろ使う場面もあるだろうし。今年の夏は休みを取ってどこかへ出かけたりする予定もまったくない。とにかくベーグルに挑みつづけ、食べた人を驚愕させるベーグルを作れるようになってみせよう。この暑さが和らぐ頃、私はベーグルの達人になっていることだろう。