2010-08-11 22:56:57
hgroup要素というのが新しくできて、付随する小見出しや副題、キャッチフレーズをグループ化するために使うらしい。これも人間の読みやすさではなく、アウトラインの構造化を正しくするためのようだ。そこで、タイトル部分にこいつを使ってみた。hgroupの中にはh1~h6要素しか入れられないそうだ。
time要素も新しく導入されたもの。これも人の読みやすさではなく、ブラウザや情報収集ロボットが文書の作成時等を正しく読み取れるようにするため。文書の公表日時を示すときには、pubdate属性で指定できる。だから、一文書に二つ以上のpubdate指定があってはならない。まあ、当然だろう。文書全体でも同様である。ここでは、日記だから日々の内容(article)にtime要素とpubdate指定を行う。
時間指定の書式は2010-08-08というようなものだから、2010年8月8日と書きたいときは、datetimeコンテンツ属性で指定するという。面倒くさいな。
<header> <hgroup> <h3>TOLLE ET LEGE: DIARY</h3> <h1>手に取って読め!</h1> </hgroup> </header> ~~~~~~~~~ <article> <h3><time datetime="2010-08-08" pubdate>2010年8月8日</time></h3> <p> 午後から微かな頭痛。</p> <p> 村瀬拓男『電子書籍の真実』(780円+税/マイコミ新書) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を全然期待せ ずに読み始めたのだが、これが予想以上によい内容だった。最初の日本 の電子書籍の歴史の辺りなどは、まあどうでもいい内容だが(過去のこ とを知らない人には有用かも)、「フォーマットおよび日本語の問題」 「流通の問題」「権利の問題」の3章、すなはち、今何が問題になって ゐるかをまとめたところは、出版社の内部にゐる立場から現状を伝へて くれる。新聞等が騒いでゐるやうに「出版社は所謂中抜きを恐れてゐる」 などといふことはない、それはもう電子書籍以前に可能になってゐるか ら」とか、国会図書館による電子化ではスキャンはするが、OCRを使っ た文字認識とテキスト化の予定は今のところないとか。フォーマットお よび日本語の問題の章では、何が問題なのかがよく判った。これも新聞 が書き立てるやうにただ日本国内での既得権益を守るためにぐずぐず してゐるのではなく、さらに外国からの電子書籍端末の侵入を「黒船」 とか云って恐れたりしてゐるはづがなく、それをどう活用しようかと考 へてゐるのだといふところを読んで安心した。 </article>
あとは、行間隔を空けてみたり、背景の色をつけたり、細かいところ。
そういえば、一昨日から日本経済新聞で特集:次世代Web仕様「HTML5」という連載が始まっている。いろいろ興味深い。HTML5の説明でいつも強調されている関連APIはまだよく判らないのだが。残念ながら、今回買った『徹底解説HTML5マ-クアップガイドブック 全要素・全属性完全収録』(3000円+税/秀和システム)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]には、APIのことは書いていないようだ。