2010-11-03 10:54:09
PDF化だけなら何年も前からやっているので、どうということもないのだが、今回はせっかくKindleを買ったので、それで読んでみようと試してみたことの報告である。
電子化するには何か利点がなくてはならない。わざわざ紙の本で読めるものを電子化しようというのだから、文庫本なので、大きさは問題ない。となると、あとは厚さである。骰子のように分厚い文庫本は鞄の中でも邪魔だし、手に持っても重い。以前、分厚い文庫本を通勤電車の中で読むために切断して四分冊にしたことがあるくらいだ。そうだ、あれを電子化しよう。
アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。この本は、たまたま購入した一冊と訳者の中原氏からいただいた一冊の合計二冊が手元にあったので、一冊を分割したのだった。その分割本はまだ保存している。
これを背の部分を切り落とす。裁断機を持っていないので、カッターナイフで地道に作業を続ける。
これをドキュメントスキャナScanSnap S1500Mを使って取り込むだけ。本文は白黒両面、表紙はカラー片面で。あっという間にPDFファイルが出来上がる。
それをKindleに転送すると、読めるようになる。表紙絵はカラーで表示できないが、中身は問題ない。
これで読めるのだが、それでもなかなか本は裁断できない。特に、慣れ親しんでいる分野の小説は難しい。あとで資料として必要になるかも知れない。どういう紙の必要性か判らないが。でも、二冊になってしまったときはいいだろう。二冊手元にある本はどんどん電子化しよう。