2011-03-05 23:13:59
文庫本はpdf化してからKindleで読めばいい。そうやって何冊か読んだ。電車の中で上着の内ポケットからさっとKindleを取り出して読める。元が骰子のように分厚い文庫本であっても。素晴らしい。感動に打ち震えながらKindleで自分でpdf化した本だとか、Amazonから購入した電子書籍を読んでいたのだ、しばらくすると打ち震える感動はなくなってきた。飽きるのは早い方である。
さて、問題はカラー画像である。写真がたくさん載っている本は、Kindleには向かない。モノクロだから。しかし、私は活字中心の本だけでなく、画像中心の本も持っている。部屋の内装の本などがそのよい例である。そういう本はたいてい重い。だからこそ電子化する意味があるのだ。
例えばこんな本だ。150 Best Apartment Ideasという。『シェリー詩集』(新潮文庫)と並べてみた。
カバーを取るとこんな感じ。
このどっしりした感じや、紙とインクの匂いは、電子化すると完全に失われてしまう。それが電子化というものである。
思い切って本を切った。一度切り始めてしまえばあとは繰り返し作業であった。切ってScanSnapでスキャンする。早速iPadに入れてみよう。iBooksを使って。
こんな感じである。写真だとよく判らないがなかなか綺麗に見えるものだと感心する。これは私個人の所有物ではないので、これに自分の本を入れて持って帰ってしまってはいけないのだ。しかし、やや大きい本(Kindleでは到底読めない大きさ)でも読みやすいことがよく判った。iPadが欲しくなってきた。iPd2が出たら買いたいものだ。KindleにはKindleの良さが、iPadにはiPadの良さがある。