2011-06-12 20:16:26
このタイトルは、私が本棚にBillyという名前をつけて、毎日呼びかけているということを意味しているのではなく、IKEAのBillyという書棚のことである。今の住まいに引越したとき、IKEAのBillyをたくさん買って壁面に設置した。縦長の扉のへこへこのプラスチック製段ボール紙みたいな面には壁紙を貼った。あれから一年経った。壁紙がはがれそうになっている。
遠くから見ると異状はほとんど気づかない。
だが近づくと、壁紙の縁の部分に隙間ができて浮き上がり、はがれそうになっているのが判る。こんな醜い本棚は嫌だ。壁紙を貼り替えればいいのか。資金の制限で一番安い壁紙を買ったのだが、湿気による伸縮が激しく、雨の日など湿っぽい日は、伸びた壁紙が波打つのが観察される。伸縮が小さい壁紙を買わなくてはならないのだろうか。去年はこんなに綺麗だったのに。
あるいは、最初からしっかりした扉を買うか。しっかりした扉は残念なことに書棚の半分の高さしかない。そして、それを上下二段に取り付けることは本来はできない。自分で穴を空けてやらなくてはならないのだ。強引に取り付けるとこんな感じになる。
上下二段に扉を付けなかったところは、背面に薄い鏡を貼っている。ボール紙のような背面が美しくなかったからだ。このようにしっかりした扉を上下二段に取り付ければ、湿気で伸縮することもなく、安心なのだが、費用が今の何倍にもなる。書棚本体よりも扉の方が高くなる。何しろ今はかなり厳しい資金不足である。とても新しい扉は買えない。金をかけずに何とかする方法を考えなければ。しかし、書棚に目をやるたびに途方に暮れて溜息をつく毎日である。