2012-02-02 21:16:59
何度も書いているがマウスが苦手で、それほどでもないがトラックボールも苦手である。キーボードのキーから手を離すのが嫌だ。かといって、何もかもコマンドラインで仕事をするほどの変わり者でもない。そろそろ新しいトラックボールを探そうかと思っていた冬の寒い日に、私の目を捕えたのはThinkPadキーボードである。キーの真ん中に赤いトラックポイントというのがついている。そいつで、カーソルを動かすという仕組みである。これならトラックボールに手を伸ばす必要がない。クリックもスペースキーの下についているのだ。素晴らしい。これこそ私のためにあるキーボードではないか。どうして今まで誰も教えてくれなかったのかという憤りを抑えつつ、Amazon.co.jpにThinkPad USB トラックポイントキーボード(英語) 55Y9003を註文した。およそ5000円。私はずっと英語配列キーボードを使っているので、今回も英語配列である。
品物が到着したので早速キーボードを差し替えてMac miniを起動してみる。すると、認識できないキーボードが検出されたという警告が出て、確認するから右シフトキーの左隣のキーを押せとか左シフトキーの右隣のキーを押せなどと要求され、キーボードの認識作業が終わる。
自分で買う前に職場で試したときには、スクロールキー+トラックポイントでMacでもスクロールができた。が、今日はできない。職場ではAppleキーボードを繋いだ上で、そのキーボードは机の抽斗に放り込んでしまって、実際の作業はUbuntuに繋いだWindows用キーボードから、Synergy経由でやっているのである。だからちょっと状況が違う。
そこで、Macでトラックポイントキーボードをスクロールまで含めて使う方法という記事を見つけたので、それを参考にKeyRemap4MacBookをインストールすることにした。再起動後設定画面を開くと、膨大な設定項目が。結局チェックしたのは二項目。スクロールのための、MiddleClick+CursorMouse to ScrollWheelとApplication Key to Command_Rである。前者はスクロールキーを有効にするために。後者は、押しても何も反応しないアプリケーションキーをコマンドキーとして使えるようにするために。Windowsキーの機能変更はできないようなので、コマンドキーとオプションキーの位置を入れ替えることはできなかった。うまく入れ替えられると、自宅と職場でキーの位置が違うことになってしまうから、これでいいのかも知れない。
これで肩の痛みが軽減されたりすれば本当に嬉しい。