2012-12-30 15:57:37
梵先生の案内で梵寿綱建築巡りをしてから、自分が住むこのカーサ中目黒についても少し写真を整理してみようと思った。もちろん、カーサ中目黒も梵寿綱建築の一つである。梵寿綱を名乗る前なので「梵寿綱以前」という分類になるが。
最近、二階バルコニーの防水工事などあって、少し様子が変わった。これが2012年12月のカーサ中目黒正面である。
こちらが2010年4月の様子。日時計の右下の宿根朝顔がなくなっているのが見て取れる。
以前は4階から見下ろすと朝顔がこんなふうに咲き乱れていたのだ。2010年7月の写真である。
タイルの床が少し見える写真。一角が花壇のようになって植物がいろいろ植えられていた。どのように土が入っているのかは上からは見ても判らない。
この下が駐車場になっているのだが、雨漏りが激しく、天井の塗装が剥がれ落ち、このままでは鉄骨も錆びてしまうということで、防水処理をやり直すことになったのである。残念ながらタイルは残せなかった。
防水工事の途中。花壇の一角にはタイルがなかったのが見える。梵先生に、この一角の花壇はどんなふうになっているのかとお訊ねしたところ、全然覚えていないなあということであった。
処理が進んで真っ白になる。まあ、この建物の外壁が白なので、まあ調和していると云えるだろう。ここは理事会や総会で改修工事の提案があっても、建物の雰囲気が変わる工事はすぐに却下されてしまうのだ。
上が一回目の塗装の後。下が完了後。処理後数日経っているのでもう少し汚れている。
大規模な照明修繕工事が二年ほど前にあった。入口から階段を上がると中庭の手前に天使像があるのだが、これが照明装置だと知る人は住人にもほとんどいなかった。下の写真の右下の照明も切れていたような気がする。
金属部分も掃除して、電気系統も修理して、天使が明かりをともしてくれるようになった。
夜の天使。奥に見える照明もついている。
ついでに二階通路天井の照明。
天使が明かりを持っていなかった頃の中庭。
朝顔がたくさん咲いていた頃の様子。
正面の門から階段を見上げたところ。
階段を上がって進んでから後ろを振り返るとこんな様子。夜の姿。
この通路の下にも別の通路がある。夜の通路の様子を撮ってみた。
ここの照明の電球がすぐに切れて困っていたのだが、修理してLEDに変更してから安定している。少し光量は下がったが、蠟燭型の照明の雰囲気は保たれた。最初は、蠟燭のように揺らめく照明だったという話も聞いた。
反対向きの写真。これを上がると中庭である。天使の下に出る。
この通路の突き当たりに不思議な窪みがある。二つ上の写真の突き当たりである。
何のためのかはよく判らない。以前、このマンションと道路を隔てて反対側にあるマンションに芸能人が住んでいて、その追っかけの少女がここに潜んでいたことがあるらしい。
この窪みの上に何やら文字が。CREDO QUIA ABSURDUMと書いてある。ラテン語で、「不合理ゆえに吾信ず」という意味らしい。
この窪みの横にある壁画。
これはただのガラスブロックだが、梵寿綱建築でよく見られるものなので、写真を撮ってみた。
これもときどき見られるチューブ状の何か。
’梵先生のFacebookページを見ると、このカーサ中目黒の古い写真も見ることができて、比較してみるといろいろ面白い。