カテゴリー : 読書・書籍
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Oct 30, 2009
読書しながら充電するロッキングチェア
GIZMODO Japanで見かけた記事である。「読書しながらスマートエコ充電するロッキングチェア」である。読書環境は気になるので、読書用の椅子とかランプとかついつい紹介記事を読んでしまう。
読書用だからランプのついている椅子である。しかし、この椅子、あまり美しくない。本は美しい椅子で読みたいものだ。もちろん、読書に集中したらもう椅子なんかは別世界の彼方に消え去ってしまうのだから、どうでもいいやうなものだが、意識が消える前、本を手に取って椅子に座ろうというときに、こんな椅子では心ときめかないのではないだろうか。
いや、椅子に心ときめかせるのではなく、本に心ときめかせればいいのではあるが。そんなことより、私には大きな疑問があるのだ。本を読むときに椅子を揺する奴なんているのだろうか。本を読みながらロッキングチェアを揺らして発電しようという椅子である。しかし、椅子を揺らしたりしたら酔ってしまうのではないか。私は自動車の中で本を読むと30秒くらいで気分が悪くなる。こんな椅子でゆらゆら前後に揺れたらきっとたちまち気分が悪くなってくるに違いない。エコだか何だか知らないが、この文章を書きながらも、酔ってこの椅子の前で激しく嘔吐する姿が頭に浮かんで困っているのだ。
Oct 29, 2009
砂の惑星とゴキブリ
意外なところで、あるSF作品の名前が登場したので報告しておこう。
2009年10月29日のWired Visionの記事「ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに」を読んでいたときのことである。この記事は、ゴキブリに共生しているBlattabacteriumという菌が排泄物の尿酸を処理することで、ゴキブリはほとんど排尿することもなく、窒素源を回収して生きていけるのだという。「ゴキブリは窒素を全く含まない餌上でも、半年近く生存できる」のだそうだ。全然知らなかった。この共生微生物のことも、ゴキブリが窒素を回収して生きてけることも。
さて、この記事を読んでいたら突然「これに比べれば、SF小説『デューン』シリーズに出てくる砂漠の民、フレーメンが着ているスティルスーツ[体から出る水分を再利用できる衣服]など、まだまだ不経済だ。」という言葉が出てきたのだ。フランク・ハーバートの『デューン 砂の惑星』で始まるシリーズ作品である。後に、ブライアン・ハーバートが書き継いだが、その辺りは私は読んでいないからよく知らない。
最初の『砂の惑星』を読んだのは中学生のときだったか。巨大な砂虫が跋扈し高値で取引されるスパイスの穫れる砂の惑星アラキスを舞台に、アトレイデ家の公爵の息子ポウルが砂漠の民フレーメンの救世主となって、アトレイデ家とアラキスを陥れた陰謀に立ち向かう話である。
その頃、『デューン 砂の惑星』は最高のSFだと信じていた。当時の私だったら、ゴキブリとフレーメンを一緒にするな! と激怒しただろうが、今はもうそんな元気もない。久しぶりに『デューン』シリーズを読んでみたいなと思うだけである。しかし、何ということだ。このシリーズの本は新刊書店でほとんど買えないではないか。あの傑作が書店で買えないなんて、何か間違っているような気がする。世の中理不尽なことに満ちていると思う今日この頃である。
Oct 27, 2009
書籍用スキャナ
書籍をスキャナで取り込んだり、コピーを取るときは、いわゆる「のど」の部分を平らにするために、背を読み取り面にぐいと押しつけて撮影することになる。そうすると背が割れたり、そうでなくても不愉快な折り目が付いて、そこだけべこべこと開いてしまうことになって甚だ気分が悪い。本を傷めずにスキャンしたいと思ってもなかなか難しいものである。
そんなにのどをぐわっと開かなくても本をスキャンできる「低価格ブックスキャナPlustek OpticBook3600」なるものが、アイテックという会社から販売されている。しかし、Windowsしか対応していないのだ。私には関係のない世界の話である。
以前、「本を1時間で1000ページスキャンできるスキャナ『BookDrive DIY』」という記事がGigazineに載っていたが、3500ドルほどかかっている。結局二台のデジタルカメラを使うことで、本を完全に開かずにスキャンしようという考えだ。デジタルカメラを使って片面だけ撮るなら簡単ではないのか? とこの記事を読んだら誰でも思うだろう。本を丸々一冊なんていう話ではなく、数ページだったらどうだろう。
そんな疑問に答えてくれる記事がlifehacker日本語版に載っていた。デジカメでフラットヘッドスキャナをDIYする方法(詳細な手順を書いている元記事はPortable, Paperless, Digital Copy Machine)である。これなら本を完全に開かずにスキャンできそうではないか。こんなのを一つ作ってみたくてたまらなくなってきた。
Sep 26, 2009
Historical Thesaurus of the Oxford English Dictionary
Oxford English DictionaryのCD-ROMを買って喜んだのが、7月8日のことだった。
新しいOxford Dictionaryが出るという。Historical Thesaurus of the Oxford English Dictionary [Amazon.co.jp
, Amazon.com
] という辞書である。歴史的同類語辞典とでも云えばいいだろうか。古英語から現代語まで、同類語・類義語を年代順に並べている辞書のようだ。普通の辞書では、OEDも含めて、一つの単語の意味がどのように変遷してきたかを示してくれる。この辞書では、一つの意味を、どの単語が示してきたかを教えてくれる(のだと思う)。
これは面白い。しかし、高い。しかも、CD-ROMではないから重いし場所も取る。面白そうなのだが、買っていいものだろうか。
Sep 24, 2009
本の収納について考える・2
住まいを探しながら、本さえなければこんなに悩まなくて済むのにとつくづく思う。私は本以外にはあまりものを持っていない。机の上もきれいさっぱり片付けているから、こんな具合である。
ここは、数日前に写真を載せた書棚がいっぱいある部屋ではなくて、机のある部屋なのだが、書棚がなかったら人間が住んでいるとは思えないような部屋である。本がたくさんある部屋をどう作ったらいいか、参考になる例というのは実は少ない。本や雑誌に紹介されているのは、大金持ちの家としか思えないようなものが多いのである。私には到底無理なものばかり。金持ちしか本を溜め込んではいけないのかも知れない。貧しい者が本を溜め込むと、床が抜けたり、積み上げた本が崩壊して生き埋めになったりする。
そんなことを考えながら部屋を探していたときに見つけたのが、私の部屋自慢:愛する本に囲まれた“図書館ハウス”である。LiVESという住宅・インテリア雑誌のサイトにある。とは云っても、写真は数枚だし、間取り図などもなくて物足りないところはあるが、本がいっぱいの家に住みたいという人の住まいは少しでも参考にしたい。
本を収納するというと、よく見るのが階段の壁を全部書棚にしたもの。やはり階段の壁がいいのか。私が買いたいと思っているマンションでは、階段はないのだが。
どうすればいいのだろうか。広い部屋に住めということなんだろうが、それが難しいのである。それでも部屋は探さなくてはならない。見つかるまで、住むところは探さねばならないのだ。
Sep 13, 2009
本の収納について考える
住まい探しは難航している。この4月に勤務先が変わっているので、銀行から金を借りるのにちょっと不利なことになってしまった。
住むところを考えるということは則ち本をどう収納するかを考えると云うことである。この三月までは壁際に書棚を並べていた。それはごく普通の考え方である。しかし、それは部屋の面積ではなく、部屋の壁の面積の制限を受けることになる。壁際だけではなく、真ん中にも書棚を並べればいいではないか。仮住まいの今の住居は両親の家であり、私が8歳から28歳までを過ごした家である。1年だけだから部屋中に書棚を置いたらどうなるか試してみた。
もう少し本を探しやすい書庫にしないと、これでは必要な本がなかなか出てこない(ような気がする)。この本をもう少し余裕を持って収納できるような住まいが果たして見つかるのだろうか。


市販されている本棚は清くも正しくもないのか。本棚製作者はこう主張する。(1) 天井まで届く高さのモノがない、(2) やたら奥行きばかり有り過ぎる、(3) 肝心の棚板がほとんど太鼓作り、(4) 不要なガラス窓や扉などが付く、(5) そのくせ裏板の強度に不安有り、(6) 上等な品物ほど派手で悪趣味だ、(7) 息の長いロングセラー品もない。以上7点である。このような問題点を解決すべく、自らの手で望み通りの書棚を作ろうということで、その一部始終を記録したサイトである。ここの内容が、今月本になって刊行された。(TT)プロダクション『清く正しい本棚の作り方』(Studio Tac Creative)[amazon.co.jp,
bk1,
楽天,
紀伊國屋書店,
Yahoo! Books]である。
書店でこの書名を見たときには一瞬眩暈がした。こんな本が出版されていいのか。そんなにみんな本棚を作りたいのだろうか。全然売れなかったら大変なので(別に私が直接困る訳ではないけれど)早速一冊購入した。帰宅して喜びに震える手で本を開いて読み始めた。
無理だ。私には無理だと思った。大変である。丁寧に解説されているが、それで手間が少なくなる訳でもない。多分、私にとっての最大の難関は、材木屋で木を選び購入し、さらに切断を依頼するところだろう。材料さえ揃っていたら、作業はできるかも知れない。マンションでは作業場も限られるから、そういう点でも難しいとは思った。それより私には材木屋のおじさんと交渉したりする方がずっと大変だ。私も本棚を自作したことはあるのだ。作業がどんなものかはだいたい想像がつく。材木屋との交渉の方が難しい。
よく考えてみれば、市販の書棚の問題点も、1、2、6などは自分目的に合ふ製品を探せば何とかなる。無駄な扉と指摘されているものも、私は日光や埃を防いでくれるから私は無駄だとは思わない。制作を依頼すると高くなることは間違いないので、自分で作るのではあるが、軟弱な私は、こんなにゼロから手間ひまかけて作るのではなく、一応本棚や収納棚として市販されているものを組み合わせて作ってもいいのではないかと思っている。その結果はまた本欄でご報告したい。今のところの候補は、ikeaのBILLY書棚システムか、Toska squaresのLB1000シリーズである。その結果はまた本欄でご報告したい。