四月三〇日(月)


 今日は一日中ニール・ゲイマンの本の解説を書きたいところだが、娘のヴァイオリンの発表会とやらがあって、まだ娘は父親に来て欲しいという年齢のようだから、それを聴きに行く。引越などもあって、数ヶ月前にヴァイオリンの先生が変わったのだが、どうやら今度の先生はバッハがあまり好きではないようだ。

 帰ってきてからバッハを聴きながら、ニール・ゲイマン本の解説の続き。夕食後には書き終えて送信できた。もう少し時間的な余裕が欲しかったのだが、原稿依頼は大抵「締切りまで余裕がなく申し訳ありませんが」という言葉とともにやって来る。


四月二九日(日)


 エリザベス・ヘイドン『ラプソディ(上・下)』(岩原明子訳/ハヤカワ文庫FT/各九二〇円)が届く。上下各巻五〇〇ページを越える。どうやらこれもシリーズ作品のようだ。

 ニール・ゲイマンの『サンドマン』(インターブック)一〜五巻などに目を通す。うーむ、コミックはどうも解らない。

 バッハを聴きながらゲイマンを読んでいたら、iTunesの調子がよくなっているのに気がついた。すぐにエラーが出て終了しなくなった。理由はよく解らない。

 bk1に本を註文。
ジョン・ベレアーズ『壁のなかの時計』(三辺律子訳/アーティストハウス/一六〇〇円)
横田順弥『横田順弥のハチャハチャ青春期』(東京書籍/一六〇〇円)
スティーヴ・エリクソン『真夜中に海がやってきた』(越川芳明訳/筑摩書房/二三〇〇円)
岩本一・他『コミュニケーションのための音声学』(評論社/二〇〇〇円)
窪園晴夫『日本語の音声』(岩波書店/三四〇〇円)
以上、五冊。

Amazon.co.jpにも本を註文。
Mike Resnick THE OUTPOST (2769円)
Eoin Colfer ARTEMIS FOWL (2092円)
Lemony Snicket THE BAD BEGINNING (1166円)
Lemony Snicket THE REPTILE ROOM (1166円)
Terry Bisson THE PICKUP ARTIST (2547円)
出版社や刊行日などを記す元気がない。お許し願いたい。


四月二八日(土)


 職場の引越などでとにかく疲れていたので、今日はぐっすり眠る。ということで六時に起床。これで八時間以上眠ったことになる。私は九時間以上眠ると頭痛が始まってしまうので、一度に眠るのはこれくらいが限度なのだ。朝八時過ぎに出勤して、今日運ばれてくる筈の冷凍庫を待つが、昼を過ぎてもやってこないので、後は別の人に頼んで帰宅。午後は、ニール・ゲイマンの『ネバーウェア(仮題)』を読む。読んでいるまた激しい眠気に襲われるものの、何とか読み終えて就寝。


四月二七日(金)


 SFマガジン六月号が届く。それから、『新・SFハンドブック』(ハヤカワ文庫SF/七四〇円)も。私がここで書いているのは大昔に書いた『火星人ゴーホーム』の内容紹介のみ。


四月二六日(木)


 SFマガジンの原稿を書く。しかし、眠くて眠くてたまらない。書き始めて十分もすると眠ってしまいそうになるので、一向に捗らない。何とか書き上げて、日付が変わる直前に送信。


四月二五日(水)


 『鳥類学者のファンタジア』読了。これは傑作。続けて、『グリムが案内するケルトの妖精たちの世界 上 ・下』を読む。読みながら何度も眠ってしまうが、何とか最後まで眼を通す。あまり面白くなかったが、前に読んだピーター・S・ビーグルの本に出てくるプーカというのがどんな妖精だかようやく解った。今ごろ解っても遅いような気もするが、解らないままよりはいいだろう。


四月二四日(火)


 今日は『鳥類学者のファンタジア』を読み終える筈だったのだが、夕食後本を開くと忽ちのうちに抗い難い眠気に襲われてしまう。どうにもならないので諦めて寝る。もう始発電車で出勤するのはやめた方がいだろうかと、少々悩む。


四月二三日(月)


 うっかり寝坊してしまい、本が全然読めないまま出勤。毎年一回職場で催される旅行(医局旅行と呼ばれている)の出席確認を求められたので、今年も欠席させてほしいと返事をする。前にも書いたが、行きたくないというだけの理由で欠席するのは私だけだ。この手の集団行動には、結構喜んで参加する人と、ああ厭だ厭だといいながら出席する人がいる。私も数年前までは後者だったのだが、もうそういうことはやめた。


四月二二日(日)


 日曜日だというのに始発電車で出勤して引越作業。作業は昼で終わり、これで引越はほぼ終了。細々とした雑用はまだまだ続くのだが。帰宅して昼食をとると眼を開けていられなくなり、三時間ほど昼寝をしてしまう。目覚めてから『鳥類学者のファンタジア』を読み始めるものの、すぐに夕食の時間に。私にしては珍しく麦酒を呑んでしまい、夕食後すぐに寝てしまったので、読書は一向に捗らないのであった。


四月二一日(土)


 土曜日だというのに始発電車で出勤して引越作業。始発で出勤するのは私だけだが。職場の引越というと、ただそこにいるだけで何もしない奴とか決して重いものを運ばない奴とか自分が使うものしか運ばない奴とか不愉快な輩が多くて肉体的な疲労よりも精神的な疲れの方が大きかったりするものである。

 疲れきって帰宅して食事をして風呂に入ってさあ寝ようと歯磨きをしていたらAmazon.co.jpから本が届く。宅配便の配達員は、夜分遅く申し訳ありませんと平謝りに謝りながら荷物を手渡す。そこまで謝らなくてもいいのに。届いた本はSharon ShinnのSummers at Castle Auburn. 早く読みたいのだが、しかし……。


四月二〇日(金)


 引越はまだ続いており疲れているのに午前二時前に目が覚めてしまう。ジョアン・ハリス『ショコラ』読了。予想外に暗く不気味な場面が多い。しかし、これを読むのに五日間かかってしまうとは。


四月十九日(木)


 引越は更に続き、当然本が読めないほど疲れる。帰宅すると、ニール・ゲイマンの資料が届いている。Neverwhereは英語で数年前に読んでいるものの、内容はほとんど覚えていないのだった。


四月十八日(水)


 一日中職場で荷造りと荷物運び。肉体的にも精神的にも疲れる。本も全然読めない。


四月十七日(火)


 何とニール・ゲイマン解説の担当編集者の方がこの日記を読んでくださったそうで、大いに狼狽える。私は解説の原稿の締切りに遅れたことはないので、大丈夫だと思います。


四月十六日(月)


 職場の引越がとうとう始まり、今日は自分で肉体労働をする訳ではなく、現場での業者への指示や打ち合わせのみなのに何故か非常に疲れる。昼食まえには微かな頭痛も。引越作業は二週間近くに及び、苦しい日々が続くに違いないのに、ニール・ゲイマンのNeverwhereの邦訳の解説を書かないかという連絡に思わず引き受けますという返事を書いてしまう。締切りに遅れることの殆どない私だが、今回は少々不安である。


四月十五日(日)


 夜中から早朝まで寝たり起きたりしながら妻の調べものを手伝ったために一日眠くて仕方がない。バッハを聴きながら、オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ』を読み返し、内容を紹介する文章を書いて送信。これで、SF&ファンタジイのブックガイドの原稿、私の担当分は終わりである。追加はもうご勘弁願いたい気分。

 ジョアン・ハリス『ショコラ』(那波かおり訳/角川書店/一〇〇〇円)を読み始める。借りた本。読み進めるにつれて、買っておいた方がいいだろうという気分になってくる。


四月十四日(土)


 休みの日なのに朝六時に出勤。職場の改装工事が終わり、来週辺りから元の建物に戻る引っ越しが始まるのである。所属する部門の引っ越し担当の私は最終的な工事の確認などを各業者らと打ち合わせたりしなければならないのであった。こういうことが大嫌いな私はずうっと憂鬱な日々を過ごしているという訳である。

 帰宅するとHMVからCDが届いていた。演奏は少々古いが、前から欲しかったWalcha演奏のバッハオルガン全集なので、嬉しい。昔はこれが何万円もしたような記憶があるのだが、それが一万円以下で入手できるとは実に喜ばしい。安いということで、包装は簡易的なものだが、この方が却って場所を取らないのでよいと思う。早速、PowerMac G4でバッハのオルガン曲を聴く。それにしても、iTunesの調子が悪いのには閉口する。


四月十三日(金)


 この頃、夜は倒れそうになるほど眠いのに、朝は早く目が覚めてしまう。で、今日も三時起床。妻に頼まれた調べものなどしているうちに気がつくと出勤の時間。出勤したはいいが、微かな頭痛の予感が次第に確固たる頭痛に変わってきてしまった。午後二時頃にはかなり激しくなりこれは今晩は嘔吐を繰り返すことになるのかと恐れたものの、なぜか夕方までには徐々に消えていった。
 帰宅するとbk1から一昨日註文した本が届いていた。包みを開いただけで寝てしまう。


四月十二日(木)


 昨晩は八時に寝たので、三時に起きても十分睡眠はとれた筈。しかし、眠い。頭も少し痛い。今日は職場の新人の歓迎会という宴会があるので甚だ憂鬱(この頃ずっと憂鬱なのだが)。眠いとか頭が痛いとかいいながらも肉が大量に出てきたのを見て気分が良くなり、私にしてはビールも少々多めに飲んでしまう。

 酔って帰宅するとbk1から本が届いていた。『ウィーン薔薇の騎士物語』の一〜三巻。

 日本経済新聞にAmazon.comがアメリカ第二位の書店Borders Groupのネット販売事業の運営を全面受託することで合意したと発表したという。事実上AmazonがBordersのネット部門を吸収するということのようである。


四月十一日(水)その2


 午前零時に起きたのはやはり失敗であった。私は寝不足で疲れると目が痛くなって涙が出てくる。それから手が震える。痛む目から染み出る涙をハンカチで押さえながら震える手で仕事をする姿はおそらく不気味であろう。

 昨日NTTから届いた内訳書を見ると i アイプラン3000の料金が含まれていた。フレッツISDNの開始と同時にそちらは解約するように申込んでいた筈なのに。さっそく問い合わせの電話をすると、調べてみますとの返事。数時間後にNTTが潔く落ち度を認める電話がかかってきた。が、料金をどうするかについては調査に時間がかかるので、それに関してはしばらく猶予を願いたいという。もう調査は済んだのではないか、と思ったけれど寝不足なのではいそうですかと返事をする。ところで、 i アイプラン3000という妙な名前のNTTの商品、これを私は「あい あいぷらん さんぜん」と読むと思っていたのだが、NTTの人は「あいぷらん さんぜん」と云っていた。最初の「i」は発音しないのか。とにかくNTTには奇妙な名前の商品が多すぎる。恥ずかしくないのだろうか。最悪は「マイライン」だと私は思うのだが。


四月十〜十一日(火・水)


 季刊本とコンピュータ2001年春号が届く。この号で第一期が終了するのだという。前にちょっとアンケート原稿を書いただけなのに、ずっと毎号送ってくださる。ありがたいことである。

 眠くてたまらないといって十時少し前に寝たのに、午前零時数分前に目が覚めてしまった。部屋に明かりがついていたので起きてみると妻がまだ起きていた。うっかりそのまま起きてしまう。一時半ころ再度寝ようとしたがなぜか眠れない。仕方がないので、bk1に本を註文。
奥泉光『鳥類学者のファンタジア』(集英社/二三〇〇円)
エンツェンスベルガー『ロバートは歴史の天使』(丘沢静也訳/晶文社/二二〇〇円)
エンツェンスベルガー『数の悪魔』(丘沢静也訳/晶文社/一六〇〇円)
鈴木主税『職業としての翻訳』(毎日新聞社/一六〇〇円)
他、一冊。どうしてこんな本を註文したのかなあというものもあれは、今そういう精神状態なんですよ、というものもある。

 もう一度寝ようかどうしようか迷っている午前三時である。


四月九日(月)


 Amazon.co.jpから本が届く。
Nina Kiriki Hoffman PAST THE SIZE OF DREAMING (Ace, $21.95/2178円)
Brian Jacques CASTAWAYS OF THE FLYING DUTCHMAN (Philomel, $22.95/2278円)
ホフマンのは、A RED HEART OF MEMORIESの続編のような作品。後者は若年層向けの本、予想外に分厚い(ページ数はわかっていて註文している筈だが)。

 Fantasy CentreとWeinberg Booksからカタログが届く。カタログに目を通す元気がない。


四月八日(日)


 昨日『タイムスケープ』を読んだせいで今日は朝から出勤したくなったが、『タイムスケープ』を紹介する文章を書いて送信。

 原稿を書くときは当然のことながら、バッハを聴きながらである。ところが、この頃iTunes(OS X版)の調子が悪い。iTunes Music Libraryというファイルが壊れてしまってアプリケーションが動き出さないことがあるばかりか、新しいファイルを作成しても曲をいろいろ探していると突然エラーが生じて終了してしまうことが多い。これは困る。そういえばKensingtonのマウス制御アプリケーションMouseWorks OS X版もいつの間にか設定が壊れてしまって機能しなくなっている。OS Xで動くものはどれもこれもβ版なので甚だ調子が悪い。

 バッハを聴きながら原稿を書いていたら、CDを買いたくなってきた。そういえばこの頃CDを全然買っていない。HMVでバッハを探してみた。これが、探しにくい。バッハで検索すると数千タイトルが出てきてしまうので、演奏家の名前を入れてみるのだが、そうすると今度はある筈のものが出て来ず少なすぎる。あれこれ探しているうちに、Helmut Walchaの演奏したオルガン全集が欲しくなり、クリックしてしまった。十二枚組で八九九〇円。ちょっと高かったかなと思う。本だと何の躊躇いもなく八九九〇円分の買い物ができるのに、どうしてCDだとこれほど勇気を必要とするのだろう。


四月七日(土)


『タイムスケープ』を読み終える。この本を読むのはほぼ二十年ぶり、少々古びた部分も感じられるものの、読み終えると科学者っていいなあと素直に思ってしまうところも二十年前とあまり変わらない。人間的な科学者の日常を描いたというところが強調されて評価されることが多く、作者が本物の物理学者なのだから本物らしく描かれていて当然だろうが、私の知っている科学者たちとはずいぶん違う。分野が違うせいだろうか。国が違うせいだろうか。とにかく、もう少し科学の世界で頑張ろうという気分になれたので、私の精神衛生においてはよい影響を残してくれた。


四月六日(金)


 ニュース番組を見ているときにはなるべくアナウンサー以外の言葉が耳に入らないように心掛けているのだが、今朝はついうっかり野茂の言葉を聞いてしまった。無安打無得点試合を達成したとかで登場したわけだが、私は野球には殆ど関心がないので、へえよかったねとぼんやり見ていた。あまり関心はないとは云っても、普通の日本の野球選手が出てきたら急いでテレビの前を離れるのに、この時は離れなかったのは、私は野球をしにきたのだから他のことには関心ありませんという無愛想な態度に微かな好感を抱いているのかも知れない。とにかく、すぐにテレビの前を離れなかったせいで、所謂「ら抜き言葉」を聞いてしまったのであった。日本のプロ野球の選手は二十年前からテレビで堂々と所謂「ら抜き言葉」を使っていた人たちだ(もちろん、使わない人もいた)。野茂も堂々と使っている。そう考えると今二十歳前後の野球選手なんかは物心ついた頃からそういう言語環境で育ってきたんだろうなあと感心してしまう。いや、別に野球選手が野球少年に言葉の使い方を教えてきた訳ではないけれど。

 ここ数日読んでいるグレゴリー・ベンフォード『タイムスケープ』に所謂「ら抜き言葉」が出てきて、些かがっかりする。二十年近く前の訳文なのに。ひょっとして、文庫になるときに「ら抜き言葉」に変えられたのか。いや、まさか。

 SF情報誌LOCUS四月号が届く。この頃、英語の本を全然読んでいないことに気がつく。どうにかせねば。


四月五日(木)


 小学生の娘が使っていたQuadra 650 (ppc66)が壊れてしまった。CD-ROMで起動できるので、ハードディスクが壊れたのか、ハードディスクが認識できなくなったのかのどちらかだろう。引退していたPerforma 6210を出してきて、Quadra 650の内蔵ハードディスクは外付けハードディスクケースに入れて起動してみると、ちゃんと認識された。ということで、Quadra 650で使っていた電子メールソフトとワープロをPerforma 6210で使えるようにしてやる。作業に三時間くらいかかってしまった。

 五月七日にBibliofindAmazon.comが提携するらしい。Amazon's Marketlace and zShopsの一部として運営されるということか。


四月四日(水)


 一昨日bk1に註文した本が届く。実はこの中にこのところよく話題になるチーズの本が入っていた。入っていたって、別に勝手に入っていた訳ではなく、註文したから入っていたのだが、どうしてこんな本が売れるのかと読んでみて驚いた。大きな文字で印刷した教訓を添えたチーズの絵が頻繁に登場するという甚だ説教臭い本である。私は説教されるのは大嫌いだ。この本は、消えたチーズを嘆いている暇があったら積極的に新しいチーズを探しに出かけよ、というようなことをどうやら云いたいようなのだが、私は毎日毎日新しいチーズを探しているのにそれが見つからないから苦労しているのだ。結局、私は最もこの本から学ぶべき状態なのにそれが理解できない人間ということになるのかも知れない。それでも私は構わない。チーズの絵などで騙しながら人に説教をするような本は嫌いだ。


四月三日(火)


 Mac OS Xで起動するとスキャナーが使えないというのが甚だ不便だ。わが家にはコピー機がないので、スキャナーからレーザー・プリンタへ画像を転送してコピー機代わりに使っていた。プリンターの方は、OS Xのクラシック環境下で動かすことが可能だが、と思っていたが、今、試しにスキャナーからの起動ボタンを押してみたら動いた。クラシック環境のソフトを何か動かして前面に出しておくと動くような気がするが、よく解らない。コピーできたので、修正したゲラをファックスで送らねば。


四月二日(月)


 前の晩八時に寝たら二時に目が覚めてしまった。早起きしすぎたせいかどうかは知らないが、昼前あたりから目が痛くなってくる。水で洗うと少しはよくなるものの、しばらくするとまたしょぼしょぼして涙が出てくる。

 bk1に本を註文。
高野史緒『ウィーン薔薇の騎士物語 4 奏楽の妖精』(中央公論新社/900円)
トマス・C・クローカー編・グリム兄弟解説『グリムが案内するケルトの妖精たちの世界 上 ・下』(藤川芳朗訳/草思社/各1400円)
 『ウィーン薔薇の騎士物語』は、『ムジカ・マキーナ』と繋がるのだと知り、これは買い逃せまいと早速註文。四巻だけ買っても仕方がないので、一〜三巻も一緒に註文。第一巻が出たとき、図書館流通センターに註文したのだけれど品切れで手元に届かなかったということがあって、そのままになっていたのであった。

 グレゴリー・ベンフォード『タイムスケープ』を十九年ぶりくらいで読み直す。全然覚えていない。


四月一日(日)


 とうとう四月である。一年の四分の一が終わってしまったということだ。新年度である。憂鬱である。

 新書館のSFブックガイドの原稿を朝から書く。マイク・レズニック、キース・ロバーツ、バリントン・J・ベイリー、ナンシー・コリンズの四項目を書いて送信。本の内容紹介の原稿は手間がかかってなかなか捗らないものである。ただ、私の場合、書く原稿の八割くらいが本の内容紹介のような気がするので、そろそろ慣れてきてささっと書けるようにならないものだろうかと思う。きっと、一生ならないのだろうなとも思う。


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