2月28日(日) 図書館流通センターに本を註文。
ダニロ・キシュ『死者の百科事典』(山崎佳代子訳/東京創元社・海外文学セレクション/1900円)
ブライアン・アトベリー『ファンタジー文学入門』(谷本誠剛・菱田信彦訳/大修館書店/3000円
ダフネ・デュ・モーリアほか『化けて出てやる』(山内照子編/新風舎/2000円)
ステュアート・カミンスキー『吸血鬼に手を出すな』(長野きよみ訳/文春文庫/714円)
澁澤龍彦編『暗黒のメルヘン』(河出文庫/850円)
この他に娘のために「ナルニア国物語第二巻」。『化けて出てやる』は昨年九月に出ていた英米幽霊小説集だが全然その存在を知らなかった。倉阪鬼一郎氏の文章を読んで知った。『暗黒のメルヘン』も昨年七月に文庫が出ていたのに見逃していたもの。『吸血鬼に手を出すな』はなぜ買うのかよく解らない。私の購入予定図書リストに載っていたのだ。その時には買おうと思ったのだろうから、買っておこう。『ファンタジー文学入門』はSFマガジンのファンタジイ評を担当していなかったら絶対に買わなかったであろう。去年出た本が入っているから、全部揃うのにちょいと時間がかかりそうだ。
国書刊行会からの本は今日も届かなかった。本の到着が遅れたりしたら通常の私なら怒り狂うところだが、今日は気分がいいので何でも許してやれるのだった。あの山尾悠子さんから電子メールをもらったからなのだ。全く信じられないような出来事である。早速、返事を出してしまおうか。などと浮かれていたら、午後から頭痛が激しくなる。右眼の奥の方がずきずきと痛み、強い吐き気が襲ってくる。ちょっと横になっても治らないので、熱い風呂に入って寝る。三時間ほど寝たら治ったが、夕食を食べそこねてしまった。電子メールの返事どころではなかった。
2月27日(土) Amazon.com Booksから本が届く。
Neil Gaiman STARDUST (Spike/AvonBooks, $13.20)
Jamil Nasir TOWER OF DREAMS (Bantam Spectra, $4.79)
の二冊である。価格は定価ではなくAmazonの割引後の値段だ。どちらも面白そうだが、まずはSTARDUSTからか。今読んでいるKristen BakisのLIVES OF THE MONSTER DOGSを読み終えたら早速とりかかろう。この犬人間の話は今90ページを越えたところ。
Weinberg Booksからも本が届いた。
Jack Adrian, ed. ASH-TREE PRESS ANNUAL MACABRE 1998 (Ash-Tree Press, $31.00)
Peter Cannon, ed. LOVECRAFT REMEMBERED (Arkham House, $30.00)
の二冊。ところが、前者は1998ではなく1997ではないか。これって詐欺じゃないかと思ったが、既にカタログは捨てちまっているので確認できない。1997年度版が私の書棚に二冊並ぶことになる。後者はアーカム・ハウスの本で、ラヴクラフトの思い出話を集めたもののようだ。最初から読むとは思っていない本である。
小学館に『ランダムハウス英語辞典CD-ROM(Macintosh版)』を註文する。価格は15000円で、送料は380円。Windows版は昨年出ていたのだが、Macintosh版は漸く一昨日発売になったようなのだ。来週中には届くだろうか。
今日の午前中に国書刊行会からの小包みが届けられることになっていたのだが、宅配便業者はやってこない。夕方電話で確認すると、担当者が休みで解らないという。今日の午前中という話は何だったのか。明日は午前中留守にするから電話で家にいることを確認してから届けてくれと云っておく。
2月26日(金) 早川書房からアラン・ディーン・フォスター『困りものの魔法の楽器』(宇佐川晶子訳/ハヤカワ文庫FT257/800円)が届く。<スペルシンガー・サーガ>の最終巻だ。リンダ・ナガタ『幻惑の極微機械(上・下)』(中原尚哉訳/ハヤカワ文庫SF1262/1263/各660円)も届く。こちらは訳者の中原氏から。ありがとうございます。『ボーア・メイカー』と繋がりがあるそうだが、未読でも大丈夫だそうだ。今、自分の書棚を見て気が付いたのだが、私は『ボーア・メイカー』の原書を持っていたのだ。何故あんなペーパーバックを買ったのか全く理解できない。本当に読むつもりだったのか。
国書刊行会からも本が届いたようだが、手元にあるのは不在連絡票のみ。
2月25日(木) アトリエサードからトーキングヘッズ叢書第13巻「アン・ライス・ウィズ・ヴァンパイア・ジェネレーション」(1800円)が届く。私の翻訳パット・キャディガン「海辺の我が家」が載っているが、すっかり場違いな感じになっている。一応吸血鬼ものなのだけれども。翻訳をしたのはもう一年も前のことで、あれからいろいろあった訳だ。書店になかったらホームページの案内を見て直接註文することもできる。この私のページを見て註文する人は嘘でもいいから「中野善夫の翻訳を読みたいので註文します」と云って下さい。
SFマガジン四月号が届く。「SFファンのためのインターネット・ガイド」は横組みだが、「1軒1軒」という表記はちょっと嫌だ。「註文」と「甚だ」がそのまま載ったのは嬉しい。うっかりしていただけかも知れないが。
2月24日(水) Kingbooks.comから本が届く。Philip PullmanのTHE TIN PRINCESS (Knopf, $3.99)一冊のみ。これはファンタジイでも何でもないようだと裏表紙のあらすじ紹介を読んで思ったのだが、第一章の題名が「悪魔の機械」だったりするので、ちょっと読んでみたくなった。
SFマガジンのファンタジイ評を書いて送信。今月紹介したのはパオロ・マウレシング『狂った旋律』、テリー・プラチェット『ピラミッド』、ヘンリー・トリース『オイディプースの放浪』、ヨアンナ・ルドニャンスカ『竜の年』、そして幻想文学54号について少々。『狂った旋律』についての部分が何だか解らない紹介になってしまったが、そういう話なので仕方がない(というのは嘘で、どういう話であっても訳の解るように書くのが仕事だ)。今月から送信するのにPostinoClassicを使うようになったら、文字化けもなく調子がいいようだ。
2月23日(火) テリー・プラチェット『ピラミッド』(久賀宣人訳/鳥影社刊・星雲社発売/1800円)を訳者の久賀さんから頂く。中身は既に読んでいるのだった。なかなか面白い。これまでに邦訳が出た<ディスクワールド>で一番面白いかなとも思ったが、この巻は、世界が巨大な亀に乗っているということに全然言及がなく、別に地球上の話だと思っても何の問題もないところが少々寂しい。
2月22日(月) 幻想文学54号(1500円)を購入。山尾悠子の新作が載っているのだ。これこそ青天の霹靂というべき大事件だ。
ヘンリー・トリース『オイディプースの放浪』読了。長すぎる。
2月21日(日) 漸く体温が36度を下回った。これで本が読めるようになると安心したものの、今度は背中が痛くてたまらない。常に躰のどこかに不調を感じている。これが歳をとるということに違いない。背中が痛いので寝転がりながらヘンリー・トリース『オイディプースの放浪』を読む。295ページまで読むがまだ半分だ。長すぎる。
近所の書店でC・S・ルイス『ライオンと魔女』(岩波書店/700円)を娘のために買う。邦訳を買ったのはこれが初めてだ。私はこの本を中学生のときに読んだのだが、岩波のハードカバーを買う金がなかったので、結局「ナルニア国物語」は東京堂書店で300〜700円くらいのペーパーバックを買って読んだのだった。
2月20日(土) ヨアンナ・ルドニャンスカ『竜の年』を読み終える。今一つ面白くなかった。竜はポーランドの共産党とは関係がなく安心したが、結局は家族のちまちました問題を乗り越えるところに主人公と作者の関心事があるように思えてならない。もっと大胆に心を解き放ってくれる話でなければ、竜を登場させる価値がないと私には思えるのだ。
2月19日(金) 漸く体温が37度を下回ったので安心して出勤したのだが、余りにも苦しい。とうとう諦めて昼で帰ることにする。軽い食事をとって風呂に入ってから一眠りすると大分気分が良くなる。恐らくこの土日で恢復するだろうが、このところ全然本が読めなかったのがつらい。
今日気づいたのだが、書店リンク集のページで、「元吉さんに教えてもらいました」と書いたつもりが、「さん」が抜けていた。まるまる一週間も「元吉」って呼び捨てにしていたのだった。元吉さん、ごめんなさい。
2月18日(木) まだ平熱には戻らないが出勤。紫式部の検索「スーパー源氏」で山尾悠子の『オットーと魔術師』(コバルト文庫)を見つけたので、<ふるほん文庫やさん>に註文してみる。価格は僅か280円。果たして在庫があるだろうか。
東京創元社からヘンリー・トリース『オイディプースの放浪』(後藤安彦訳/980円/創元推理文庫)が届く。トリースなんて全然知らなかった。
日本経済新聞を見ていたら、書籍取り次ぎ大手の大阪屋がインターネットでの書籍販売を始めたという記事が載っていた。27万点、250万冊の在庫の中から検索・購入できるそうだ。宅配便による配達か、書店での受け取りかを選ぶらしい。指定書店は現在は大阪府内の約60店。宅配便の場合は代金引き換え。ホームページは本の問屋さんだが、私はまだ見に行っていないのだった。
2月17日(水) まだ平熱には戻らないが出勤。今日から私の平熱は37度であると考えることにする。
先日書いたヨナス・リーのデンマーク語について補足しておく。ノルウェーは1814年までデンマークの支配下にあって、その後、近代国家が成立してからもデンマーク語式ノルウェー語(Dansk-norsk)が用いられていたようだ。ノルウェー語が確立するのは今世紀に入ってからだ。ヨナス・リーはこのDansk-norskで書いていたようで、従ってカタログに「デンマーク語で書かれている」と記載されていても間違いではないのだった。何れにしても私には読めないが。
2月16日(火) 朝から咽が痛く、昼からはどうやら熱が出てきたようだ。背中と腰が我慢できないほど痛い。気分が悪くふらふらするので、早めに帰宅する。熱を計ってみると38.5度。平熱が35.5度しかない私にとっては高熱だ。これは早く薬を飲んで寝なければ。しかし、郵便局に本の小包みがあるのだ。昨年の11月21日にAmazon.com Booksに註文したものだ。莫迦なことは止めなさいという妻の言葉を無視してふらつく足で郵便局へ。入っていた本は、
William Sharp. The Gypsy Christ, and Other Tales (Ayer Co Pub/$20.95/1971)
William Sharp. The Sin-Eater, and Other Tales and Episodes (Ayer Co Pub/$21.95/1971)
Matthew Phipps Shiel. The Invisible Voices (Ayer Co Pub/$20.95/1971)
Jonas Lie. Weird Tales from Northern Seas : Norwegian Legends (Penfield Pr/$10.95/November 1995)
Eric S. Nylund. Dry Water (Eos/$3.19/April 1998)
Jeffrey Ford. The Physiognomy (Eos/$3.19/August 1998)
これに加えて妻の本が五冊。30年近くも前に出た本がどうして新刊書で購入できるのか私には解らない。
2月15日(月) 目覚めるとまだ頭が痛い。が、出勤するとそれも収まる。やれやれ。
東京創元社からT・J・マグレガー『繭』(古賀弥生訳/創元推理文庫/1000円)をいただく。「迫り来る極限のバイオハザード! エコロジカル・ホラー巨編」なんだそうだ。何だかちょっと嫌な予感。いまポール・J・マコーリイ『フェアリイ・ランド』を読んでいるのだが、組み換えDNA実験の用語があまりにもおかしいので読む気をなくしかけているところなのだ。
2月14日(日) 朝から頭痛。痛みを和らげるために四回も風呂に入ってしまう。風呂に入って寝て食事を作って娘と妻に食わせ寝る。
先日本を送ったお礼にと、佐藤弓生さんからシリル・ヘアー『英国風の殺人』(佐藤弓生訳/国書刊行会1995年/2136円)を頂く。
2月13日(土) 今日は三食とも妻と娘に食事を作ってやることになってしまった。三度洗濯をして二度職場へ行き、郵便局へ行って小包みを受け取る。流石に疲れて夕方には軽い頭痛。が、風呂に入るとすぐに治る。夜、一人になってからゆっくりと今日届いた本を眺めてみる。Powell's Booksに註文した二冊だ。Oplevelserは、カタログではデンマーク語となっていたが、1908年にクリスティアニア(現オスロ)で刊行されているので、ノルウェー語といった方がいいだろう。内容はどうやらヨナス・リーの自伝だ。題名のOplevelserは現代ノルウェー語ではOpplevelserと綴るようで、珍しい経験というような意味らしい。これが『漁師とドラウグ』を訳しているときに手元にあったらどれほど役立っていたことか。というのは嘘で、どうせノルウェー語など読める訳はないのだ。著作リストでもついていたらよかったのだが、そういうものは見当たらない。もう一冊の、Family At Giljeは1920年にニューヨークで刊行されたもの。巻頭に31ページに及ぶ長い解説がついている。これが『漁師とドラウグ』を訳しているときに手元にあったらどれほど役立っていたことか。しかし、前の所有者の鉛筆の書き込みが沢山あって少々不愉快だ。それにも増して、この店の在庫管理シールが最初のページに貼られているのがもっと不愉快だ。
2月12日(金) 妻の具合は更に悪くなり、私は娘の弁当を作る羽目に陥る。昼に本の小包みが届けられたらしいのだが、妻が動けず受け取れなかった。忙しくてゆっくり英語の本を読む余裕はないので、ポール・J・マコーリイ『フェアリイ・ランド』を手に取ってみる。
2月11日(木) 朝から微かな頭痛。実は今、妻がインフルエンザにやられて寝たきり状態。食事の用意や片づけ、それに洗濯や買い物などもしなければならないので大変なのだ。ところが、朝食を終えた頃から今日は本格的な頭痛になりそうな気配になり、少々慌てる。とにかく急いで出勤し、昨日から培養していた菌を冷蔵庫に入れて直ちに帰宅。途中で食料品を買い、帰るとすぐに風呂に入って昼寝。何とか間に合った。一時間ほど眠るとほぼ恢復。そこへ図書館流通センターから本が届く。寝ているときでなくて本当に良かった。日曜に註文したポール・J・マコーリイ『フェアリイ・ランド』、『書物の王国 11 分身』、ヨアヒム・シルト『図説ドイツ語の歴史』の三冊。今回はどれも面白そうだ。
『書物の王国 11 分身』に収録されているポオの「ウィリアム・ウィルスン」はドッペルゲンガーといえば必ず引き合いに出される名作であるが、これは私が高校生の時に英語の副読本に収録されていて特に思い出深い。まあ、副読本だっただけならさほど思い出深いという訳でもないのだが、この作品を私は日本語に訳してコピーして同級生たちに売りつけたのであった。一学年五百人の学校で、百部は売れたように記憶している。一人でこれだけ売るのは困難で、二人で組んでコピーして綴じて売った。収録作品は「ウィリアム・ウィルスン」と「メッツェンガーシュタイン」(だったか?)の二作品。価格は三百円程度だったと思う。従って売り上げは三万円。製作費に一万円くらいはかかっていたから、利益は一人一万円。私が始めて翻訳で手にした金であった。その金は本屋で一日で使ってしまった。
2月10日(水) T-Timeが届く。早い。エキスパンドブックがちょっと便利になっただけのような気もするが、自分でルビがふれるようになったのは嬉しい。このページも縦書き用を作りたくなってくる。エキスパンドブックのファイルも読めるともっといい。
アメリカのSF情報誌LOCUS二月号が届く。今月号には1998年総括が載っている。98年の推薦作の中で読んだものは一冊のみになってしまった。毎年、数が減っていたのだが、とうとう今年はロバート・チャールズ・ウィルスンのDARWINIAのみだ。買った本はいろいろあるのだが。
2月9日(火) くだらない会議で帰宅が遅くなる。仕事をやめたくなるのはこういうときだ。
2月8日(月) 今日からLives of Monster Dogs by Kirsten Bakis (Warner Books, 1997)を読み始める。
DiVOというところでT-Timeを購入。消費税と送料を含めて3,970円であった。開発元ボイジャー/販売元ひつじ書房のテキスト閲覧ソフトである。書くときにも少し使えるらしいがよく解らない。実はどういうものだかはっきり解ってはいないのだが、何でも縦書きにして読めるらしいのだ。エキスパンドブックを拡張したようなものか。
昼が近づいて来た頃、頭痛が始まる。そこで、大学生協で見かけた間中信也『頭痛はこわい』(KAWADE夢新書/667円)を購入。勤務時間中に一気に読み終えてしまう。読み終えると頭痛も殆ど消えていた。内容はこれまでに自分が知っていたことも多いのだが、ひょっとしたらと思っていたようなこともここで確証が得られたりしてなかなか私にとっては有意義な本であった。頭痛に縁のない人にとっては殆ど意味のない本であろう。私の頭痛は片頭痛から緊張型頭痛へと変わってきているのかも知れないと思った。とにかく年末の休みの初日に頭痛に襲われ何も出来なくなる理由がこれで解った。今年の年末は頭痛を避けられそうだ。
2月7日(日) Nicholas ChristopherのVERONICAを読み終える。ちょっと読むのに時間をかけすぎてしまった。ニューヨークの街角で、大魔術師の娘(当然美女だ)と出逢い、恋と冒険のページが始まるのだった。謎めいた迷路を歩き回っているような不思議な感覚が心地よいが、途中出てきたジョン・ディーらが登場する過去の場面は一体どうなったのかが納得できない。私の理解力が足りないのか。結末は美しく感動的だ。
SFマガジンのオンライン書店の原稿を修正して送信。このところ送信エラーが出るのは、どうもEudoraをLightとProの二版を同時に入れているせいではなかったようだ。Lightの方を外し、Proの初期設定ファイルを捨てて各種設定をやり直し、同時にPostinoClassic 1.3 PPCも使ってみたが、大学の二つのメールサーバの内の一つから送信できないようになったようである。
晶文社から『徹底活用「オンライン書店」の誘惑』が一冊届く。四刷りは嘘ではなかったのだ。
図書館流通センターに本を註文。
ポール・J・マコーリイ『フェアリイ・ランド』(嶋田洋一訳/早川書房/2500円)
『書物の王国 11 分身』(国書刊行会/2400円)
ヨアヒム・シルト『図説ドイツ語の歴史』(橘好碩訳/大修館書店/3500円)
の三冊。どれも在庫ありの表示が出ていたので、今週中に届く筈だ。しかし、『図説ドイツ語の歴史』なんて買って本当に読むのか。
今日気が付いたのだが、この私のページの第一面の<世界の書店リンク集>の更新日の年の表示が98年のままになっているではないか。初めてこのページを訪れる人は、「何だ、一年も更新していないのか。こんな古びたところには興味ないね」と思ってしまうに違いない。慌てて修正したが、私は一ヶ月以上も「このページの情報は古いよ〜」と書いていた訳だ。やれやれ。
2月6日(土) 『英国短篇小説の愉しみ2 小さな吹雪の国の冒険』(西崎憲編/筑摩書房/1900円)が届く。SFマガジンの原稿の修正は後回しにして、今日はバッハを聴きながらこの本を読むことにしよう。でも、自分の訳文を読む勇気はないのだった。
題名が可愛らしい上に、中身も可愛らしいファンタジイが多い。これは第一巻より売れていい筈だが、第一巻より発行部数は減ってしまっているのだ。沢山売れて増刷になったりすると嬉しいのだが。
2月5日(金) SFマガジンのオンライン書店の原稿は、紹介するページを切りのいい10にしてくれという連絡がくる。何故切りのいい数字でなければならないのか。よく解らないが、修正しよう。しかし、今日は眠いのでもう寝る。
2月4日(木) 『バッハ全集10』が届く。全部ハードディスクに入れてしまいたいところだが、問題はMPEG3へのファイル変換に時間がかかるということと、ハードディスクの容量にも限りがあることだ。というようなことを考えていたら、9GBで4万6千円(SCSI)の内蔵ハードディスクを見つけた。これがあれば多分バッハ全集が全部入る筈だ。欲しい。今すぐ欲しい。
2月3日(水) 私が住んでいるあたりには、毎週月水金と灯油を売りに来るので、今日はそろそろ買わねばと待っていた。この販売車がこの頃やって来るのが遅くなり、私が寝る時間を過ぎてから来たりするのだ。仕方がないので、SFマガジンのオンライン書店にかんする原稿を書きながら待っていた。とうとう原稿を書き終えてしまった。時計を見ると11時である。幾ら何でももう来ないだろうと思い、風呂に入って寝る。しかし、オンライン書店の使い方の基本的な注意事項を最初に記してからお薦めの書店を10〜20紹介するのを7枚で書くというのは些か難しい。何とか書いて送ったが、これは書き直しになるかも知れぬ。
このところNicholas ChristopherのVERONICAを読んでいる。何ヶ月も前から読んでいるような気がする。残り50ページだ。
2月2日(火) The Internet Bookshopから本が届く。フィリップ・プルマンのNORTHERN LIGHTSである。やはり当然のことながらThe Golden Compassと同じ内容であった。
Fantasy Centreからカタログが届く。今回は註文を我慢しておこうかと思っている。
先週送った本とコンピュータの原稿が掲載された。[インタビュー] 本の世界への扉 Bookfinder.comの誕生:アノーヴァン・チャタジーである。読んでみて下さい。
Powell's Booksから本の発送の連絡がある。対応が早いのは気持ちがいい。来週中には届くだろう。TRC図書館流通センターからも本の発送の連絡がある。いよいよ『バッハ全集10』が届くのだ。随分時間がかかったものだ。
2月1日(月) Bookfinder.comを利用して本を買ってみた。前から古書店横断検索エンジンを使って本を購入してみたいと思っていた。今度SFマガジンでオンライン書店の記事を書くので、これを機会に使ってみることにした。つい、ヨナス・リーで検索してしまう。意外に沢山出てくるものだ。Powell's Booksに二冊あったので、ここに註文することにする。
Oplevelser by Lie, Jonas
In Stock: 1 at 25.00 (used, hardcover, Burnside)
Family At Gilje by Lie, Jonas
In Stock: 1 at 10.00 (used, hardcover, Hawthorne)
You have ordered: 2 items for $35.00
Shipping (DHL WorldMail): $15.00
Total: $50.00
というような表示が出る。住所やクレジットカード情報を登録してからOKをクリックすると註文完了だ。Family At Giljeは恐らくヨナス・リーの作品で最も有名だったもの。Oplevelserはデンマーク語版だ。二冊とも絶対に読まないという自信がある。そんなものに$50.00も使ってしまった。
昨日からバッハの曲をCDからMacintoshのハードディスクに入れているのだが、この問題はファイルの転換と保存に時間がかかるということだ。十分の曲に二十分くらいの作業時間を要する。バッハの曲全曲を入れることを考えると恐ろしくなる(だから、多分そんなことはしない)。超高速の機種を買うという手もあるが、そんな金はない。
『徹底活用「オンライン書店」の誘惑』が晶文社から届く。三刷り分である。今朝職場で読んだ西日本新聞にも四刷りと広告が出ていた。『英国短篇小説の愉しみ』は売れないのか。
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