1月31日(月)

 図書館流通センターに本を註文。
ヴォンダ・N・マッキンタイア『太陽の王と月の妖獣 上・下』(幹遥子訳/各760円/ハヤカワ文庫SF)
ウィリアム・モリス『世界のはての泉 上・下』(兼松誠一訳/各2300円/晶文社)
小林信彦『現代〈死語〉ノート2 1977〜1999』(700円/岩波新書)
柳瀬尚紀『翻訳はいかにすべきか』(670円/岩波新書)
オーエン・W・リンツメイヤー『アップル・コンフィデンシャル』(林信行・柴田文彦訳/1800円/アスキー出版局)
ベレーネ・ウーリ『金曜日のアンナ』(1800円/大修館書店)
佐藤和之・米田正人『どうなる日本のことば』(1800円/大修館書店)
 結局読まないことになりそうな本が今回は多い。特に言葉に関する本。

 SFマガジンの原稿を見直してから送信。


1月30日(日)

 どうやら風邪をひいたようだが、咳も熱も大したことなく甚だ中途半端な風邪である。それでもSFマガジンの原稿を書くには辛く、『模造世界』を読んでしまう。どうしてこんなに面白いSFの邦訳が今まで出ていなかったのか不思議なくらいだ(原作は1964年の作品)。昼前からやっと文章を書く気分になりSFマガジンの原稿を書き始めるが、何故かワープロソフトORGAI 3.0の具合が悪い。この原稿は昨年末に書いたものの書き直しだし(例年三月号でやっていた各分野の年間総括が増刊号に移行し、その形式も少々変わったのである)、昨年書いたSFマガジンのファンタジイ評を参考にしながら書くので、ORGAIを使わない訳にはいかないのだ。頻繁にエラーを出し、再起動を繰り返しながら、昨年の原稿から必要な箇所をLightWayText 3.0.1に移してから、文章を書き始める。LightWayTextに移ってからは快調に作業できる。これを買っておいて本当に良かった。快調に原稿は書き進められるかと思ったが、昼過ぎにどうにも躰がだるく頭がぼんやりするので昼寝をせざるを得ない状況になる。三時間ほど寝てから再開、八時には一通り出来上がる。一晩寝かせて明日もう一度見直してから送ることにしよう。


1月29日(土)

 咳が出たり、熱っぽくぼんやりした気分であったり、微かな風邪の兆候を感じる。やれやれ。そんなわけで、SFマガジンの年間ファンタジイ総括の原稿を書かねばならないのに、やる気が出ず、机に向かってぼんやりとしているうちに、ふとダニエル・ガロイ『模造世界』(創元SF文庫)を手に取ったら面白くて止められなくなる。半分ほど読んだところで、SFマガジンの原稿は一文字も書くことなく寝てしまう。


1月28日(金)

 日本経済新聞によると文教堂の子会社で書籍などのインターネット通販を手掛けているジェイブックに、マイクロソフト、講談社、トーハン、オリコン、角川書店、ソニー・ミュージックコミュニケーションズが出資し、第三者割当増資を引き受けるそうだ。Amazon.comも日本に進出する見通して、競争の激化する日本の書籍・CD通販の世界で生き残るために関連分野の有力企業と組んで対抗しようということのようである。


1月27日(木)

 TAMSINを手に取って出勤。帰ってきて寝る。それだけ。


1月26日(水)

 ピーター・S・ビーグルのTAMSINを手に取って出勤。これなら読めそうな感じなので、三ページで挫折ということはないだろう。

 SFマガジン三月号が届く。ハイペリオン四部作特集である。私はこの四部作は購入したので書棚に並んでいるのだが、実は一冊も読んでいない。やはり読んだ方がいいのだろうかと書棚の「ハイペリオン」の文字をじっと見つめてみる。


1月25日(火)

 SFマガジンの原稿を書かねばならないので一時に起きる。休日の昼間に書くよりずっと効率が良く、四時に書き終え送信。しかし、今日は眠くなりそうだ。

 Louise Erdrich THE ANTELOPE WIFEを手に取って出勤。しかし、電車に乗って坐ると数秒後にはうとうとし始め、とても本が読める状態ではない。しかも、冒頭からどうも読みにくい。三ページで挫折することに。

 日本経済新聞によると、中堅印刷会社のあかつきビーピーが絶版や在庫切れの本を註文から一週間で届けるという商売を四月から始めるそうだ。始めはゴマブックスの書籍を扱い、順次数を増やし百社ほどの書籍を扱うようにする。名称は<Book on Line>(仮称。何だかありがちな名前だからもうどこかに取られているのでは?)で、インターネットで註文を受けるという。初年度の売り上げは24億円を見込んでいる。


1月24日(月)

 レイ・ブラッドベリ『二人がここにいる不思議』を読む。『瞬きよりも速く』よりもずっといい。表題作と「オリエント急行、北へ」、「階段をのぼって」などが特に印象に残っている。幽霊物語が好きだっていうだけのことかも知れないが。これでSFマガジンのファンタジイ評の原稿を書く材料は揃ったのだが、もう眠いので明日早起きすることにして九時に寝る。


1月23日(日)

 ロバート・ジョーダン『神竜光臨』の3と4と5を読む。一日中こればかりだった。主人公は相変わらずうじうじと悩んでばかり。準主人公格の男たちも悩み過ぎだ。一方、女たちはもっと素早く行動に移るがお喋りが多過ぎてページがどんどん膨らんでいく。男の悩みと女のお喋りが少なくなれば、このシリーズも分量が三分の一くらいになるに違いない。明日はブラッドベリだ。


1月22日(土)

 ロバート・ジョーダン『神竜光臨』の1と2を読む。登場人物の会話など、無駄に長いように思えてならないが、読んでいる間はそれなりに面白い。ただ、登場人物や過去の事件について思い出せないことが多く、話を追うのが困難になることもある。

 レイ・ブラッドベリ『二人がここにいる不思議』(伊藤典夫訳/新潮文庫/705円)を、外出した妻に頼んで買ってきてもらう。これも明日には読まねば。


1月21日(金)

 MegaWatts ComputersからEthernet Com1 Slot Cardが届く。送料は予想通り$28.00。早速Performa588に装着すると問題なく動く。この頃、職場にコンピュータ関連機器が大量に供給されてきて(勝手にやってくる訳ではなく註文しているのだ)、私はせっせと機器や部品の装着や配線を行なっており、本来の仕事ができなくなっている。でも、専用で使わせてもらえるPowerBook G3もそのなかに入っているので文句も云えない。

 トールモー・ハウゲン『月の石』を読み終える。結末はちょっと子供っぽいが、予想以上に面白かった。


1月20日(木)

 『時に架ける橋』の解説の校正を東京創元社へ送信して、『月の石』を手に持って出勤。

 昨日の新聞に「21世紀日本の構想」懇談会報告書に関する記事が載っていて、その中に「社会人になるまでに日本人全員が実用英語を習得する目標を設定。長期的には英語を第二公用語にする議論が必要」という内容があることを知り、怒りを覚える。日本には日本人が用いる日本語があるのに、何故英語などを第二公用語にするのか全く理解できない。狂気の沙汰としか思えない。これがアイヌ語だったらまだ理解できるが。そんなことより「社会人になるまでに日本人全員が実用日本語を習得する目標を設定」して貰いたい。そもそも何故日本人全員が英語を話さなければならないのか。英語を必要としていない日本人までが英語を話す必要はなかろう。学校で英語ばっかり学んでいてたら仮令英語で話ができるようになっても、話す内容が薄っぺらになりはしないか。そもそも「日本のあるべき姿を議論する首相の私的諮問機関」とは一体何だ。あるべき姿は日本人一人ひとりが自分で決めればいいのであって、こんな奴等に決めてもらう必要はない。余計なお世話ではないか。


1月19日(水)

 東京創元社から、『時に架ける橋』の解説のゲラがファックスで送られてくる。今回の文章は急ぎすぎたせいか変なところが多い。今日はもう眠いので寝る。
 トールモー・ハウゲン『月の石』は予想以上に面白い。


1月18日(火)

 東京創元社からフランチェスカ・リア・ブロック『エンジェル・フアン』(金原瑞人・小川美紀訳/980円)が届く。恥ずかしくて解説を読み返せない。

 日本経済新聞によると、文教堂書店はドトールコーヒーと組んで、エスプレッソカフェを併設した複合型書店を展開するそうだ。客が店で購入した本や手持ちの本をゆっくる読めるようにするという。購入前の店の本は読めないということである。一号店となる新橋店は二月一日開店。客が店内で過ごす時間を増やすのが目的だそうだが、どういう効果があるのか私にはよく解らない。昔、すずらん通りの東京堂書店に飲み物の自動販売機があったことを思い出す。


1月17日(月)

 トールモー・ハウゲン『月の石』を読み始める。


1月16日(日)

 東京創元社から本が届く。ダニエル・F・ガロイ『模造世界』(中村融訳/創元SF文庫/580円)と森下一仁『思考する物語』(東京創元社KEY LIBRARY/2000円)である。ありがとうございました。どちらも面白そうだが、読む時間があるかどうか心配だ。

 ロバート・チャールズ・ウィルスンBIOSを読み終える。思いの外長くかかってしまった。ウィルスンは相変わらず寂しい人間を描くのがうまい。途中は、異星の病原菌に感染して基地の人間が次々に死んでいくだけの話ではないかとも思ったが、結末はウィスルンらしく心に染み入る。途中でやめなくて良かった。MYSTERIUM以降の「人は何故神を信じるのか」という話題も盛り込まれていて、人知を超越した存在と神という話題はウィルスンの作品ではしばらく続きそうだ。ただ、ウィルスンはカナダやアメリカの町を舞台にした方が生き生きとしているような気もする。
 さて、明日から何を読もうか。月の後半に入ったので、SFマガジンのファンタジイ評用の本を読むことにしよう。


1月15日(土)

 図書館流通センターから本が届く。トールモー・ハウゲン『月の石』、北原尚彦・西崎憲編『ドイル傑作選 1  ミステリー篇』、ハーバート・C・モートン『ウエブスター大辞典物語』、斎藤君子『ロシアの妖怪たち』の四冊。在庫があれば四日で届くという訳だ。

 CD Universeから顧客情報が盗まれたことを知らせる電子メールが届いた。クレジットカードの使用状況を注意深く見ておいてくれだとか、CD Universeでの暗証番号を変更した方がいいとか書いてある。暗証番号の変更はWWW上で出来ないかと思い、アクセスしようとしたら繋がらない。300万人もの情報が盗まれたそうだから、今ごろ大騒ぎになっているに違いない。


1月14日(金)

 言語二月号が届く。特集は「ことば遊びを作る」。今回の特集は難しくないので、読みやすい。が、今日はあまり時間がない。

 昨日Performa588用Ethernet cardの註文を取り消してしまったので、オークションなど眺めてみたが、どうもインターネット・オークションではMacintosh関係の品物は割高になるようだ。個人売買のページも見てみたが、既に売れてしまっていることばかり。個人売買では、以前ハードディスクやメモリなど購入したことがあるので、オークションよりは割安で購入できそうだと思ったのだが、こちらは自分の欲しいものが運良く売りに出されたときにしか手に入れられないので、そこが不便だ。そこで、MegaWatts Computersに中古のEthernet Com1 Slot Cardを註文。$25.00である。以前ここでやはりEthernet cardを買ったときには送料が$28.00だったから、今回も送料はその程度だろう。ただ、このカタログの記述では接続が10Base-Tかどうか解らないのだが、問い合わせるのも面倒臭いので運を天に任せ註文してしまった。

 明日からセンター入試である。私は受験するのではなく、試験監督である。まる二日の間、退屈な時間を過ごさねばなるまい。態度が悪いとすぐに苦情の電話がかかってくるらしく、「監督者が書類を読んでは溜息をついていて、その紙を捲る音と溜息が耳障りで試験に集中できなかった」というのが昨年あったそうなので、本を読んだりしたら怒られそうだ。それくらいで試験に集中できないような奴は大学に行かない方がいいと私は思うのだが。きっと監督者は退屈で退屈でたまらず、溜息が出てしまったに違いない。「監督者のいびきがうるさかった」という電話もあったという。これは監督者が悪いと私も思う。


1月13日(木)

 もうここには註文しないと決意していたのに、Weinberg Booksに註文をしてしまう。
S. T. Joshi SIXTY YEARS OF ARKHAM HOUSE (Arkham House/$24.95)
Fantasy and Science Fiction, Feb 2000 ($3.50)
Fantasy and Science Fiction, Jan 2000 ($3.50)
Interzone #149 ($5.95)
Weird Tales #318 (4.95)
アーカム・ハウスの本を一冊と雑誌四冊である。F&SFは定期購読をやめてから数年になる。この頃、どうなっているのかふと知りたくなって註文してみた。Interzoneも同様。Weird Talesも前は欠かさず購入していたが、ある時、内容がWeird Talesの趣旨から外れていると誌名の権利保持者から云われ誌名が変わったのではなかったか。いつの間にか元に戻っていることは知っていたものの、何となく手に取ってみる気にならなかったまま、五年以上が過ぎている。ふと気になったので註文してみた。

 昨日Ethernet cardを註文したMacWorksから返事が来て、これ以上安い送付方法はないということだったので、註文を取り消す。お買い得品を見つけたと思ったのに。

 全然返事が来ないと思っていたCD UniverseからBach 2000について返事が来た(こちらは日本語)。前に使おうとしたクレジットカードが使えなかったので、手続き停止中で、それに関しては既に連絡済みだということだった。そんなものを受け取った記憶はないのだが。


1月12日(水)

 早起きできなかったが、『時に架ける橋』の解説をちょっと修正して東京創元社に送る。

 Performa588用のEthernet cardが欲しいので、$39の中古のをMacWorksに註文した。しかし、送料に$41もかかるがいいかという連絡が来たので、もっと安い送付方法がなかったら註文を取り消したいがどうか、という返事を送っておく。別に三日で届けてもらわなくてもいいのだ。どうもコンピュータを買う人たちは気が短いようだ。書店なら大抵船便が最初に提示される(ヨーロッパは別)。


1月11日(火)

 2時20分に起きてしまう。オンライン・オークションで欲しいと思っていたPowerMacintosh 9500の締切りが2時40分だったのだ。入札終了間際を狙ってみたが、私の予算を超えていってしまったので、諦める。しかし、あれでは全然割安ではないと思う価格なのだが。

 早起きしたのでCNNなど見ていたら、AOLがTimeWarnerを買収したというニュースをやっていてちょっと驚いたがそんなことはどうでもいい。CD Universeの顧客情報から300万人のクレジットカード番号が盗まれて、盗んだ奴は10万ドルを支払うようにとCD Universeを脅迫したんだそうだ。CD Universeは支払いを拒否したらしい。私がBach 2000を註文したのはCD Universeだったではないか。註文してから二ヶ月も連絡がないので、一体どうなっているのかと問い合わせたが返事がない。もしかしたら、この脅迫犯との対応で忙しくて返事を書く余裕がなかったのか。やはり、インターネットの買い物は怖い。が、今さらやめられない。

 東京創元社に『時に架ける橋』の解説を送る。冒頭の部分が素っ気無いと云われる。そのままでもいいと云われたが書き直そうか。明日の朝、早起きできるかどうかで決まりそうだ。

 図書館流通センターに本を註文。
トールモー・ハウゲン『月の石』(細井直子訳/WAVE出版/1600円)
北原尚彦・西崎憲編『ドイル傑作選 1  ミステリー篇』(翔泳社/2500円)
ハーバート・C・モートン『ウエブスター大辞典物語』(土肥一夫・中本恭平・東海林宏司訳/大修館書店/3800円)
斎藤君子『ロシアの妖怪たち』(大修館書店/2200円)
以上四冊。どれも<在庫あり>なので、数日で届くであろう。

 LightWayText 3.0という日本語テキストエディタのシェアウェア料金を払って購入する。2500円である。テキストエディタと称するものは沢山あるが、日本語の縦書きができるものを見たのはこれが初めてである。私にとって縦書き入力をするときに大切なことは、次のページに移動する際、下に移動するのではなく左に移動して欲しいという点だ。つまり、巻物のように左にどんどん延びて貰いたいのである。ということで、現在ORGAIを使っているのだが、どうも機能が多過ぎる。私がときどき拾ってくる旧式Macintoshでは使いづらい。そういう訳で、こういう軽快な縦書きエディタを待っていたのである。


1月10日(月)

 ロバート・チャールズ・ウィルスン『時に架ける橋』の解説を書き終える。一晩くらい寝かせてから送ることにしよう。

 季刊・本とコンピュータの2000年冬号が届く。定期購読もしていないし、原稿も書いていないのに、ありがたいことである。

 Weinberg Booksからカタログが届く。Arkham HouseのSIXTY YEARS OF ARKHAM HOUSEが載っている。絶対読まないと思われる本だが、欲しい。230タイトルの書籍情報が載っているから。


1月9日(日)

 ロバート・チャールズ・ウィルスン『時に架ける橋』の解説を書き始める。四枚くらいまで進む。合間にPerforma588を触って時間を潰してしまうせいで進まないのだろう。日本語フォントはQuadra650用CD-ROMからインストールしたら問題は解消した。しかし、試しにちょっと文章を打ってみたら何と「ゐ」や「ゑ」の入力ができない。前はできたような気がするのだが、MacVJEdeltaは何年も使っていないので説明書が手元にない。困った。


1月8日(土)

 SF情報誌LOCUS一月号が届く。ぱらぱらとページを捲っていたら、東京創元社からロバート・チャールズ・ウィルスンの『時に架ける橋』の校正刷りが届く。解説の締切りも枚数も全く指示がない。電話では二週間くらいと云っていたが。早速読み始めようと思ったが、ついPerforma588をいじって時間を潰してしまう。iCabの68k版を使ってみると調子が悪い。近いうちにNetscapeNavigator (or Communicator)のドイツ語版をダウンロードしよう。日本語フォントも調子が悪いので再インストールせねば。仮名漢字変換は始めEGBridgeにしようと思っていたが、うまくインストールできなかったので、MacVJEdeltaに。そういえばDynaWare社はMacVJEとMacWORDの取り扱いを停止したそうだ。数時間あれこれ動かした後、『時に架ける橋』を読む。いい話である。時間旅行の話で、意外な驚きはあまりないが、ロバート・チャールズ・ウィルスンらしいしみじみと心に残る話だ。英語で読んだときの印象よりも長く、500ページを越えている。


1月7日(金)

 埼玉の母から電話があって、電子メールが送れないので教えてくれと云われる。どうやらプロバイダーの問題でここ数日メールの送受信の具合が悪かったようだ。電話だとそれを調べるのに随分苦労する。その時、数日前に東京創元社のKさんから電話があったと知らされた。なかなか連絡が取れなかったので帰省しているのではないかと思ってかけてみたと云っていたらしいが、あの人は私が昼間は大学で仕事をしているので家にはいないと何度云っても家に電話をしてくる不思議な人なのだ。職場の電話番号も知らせてあるのに。一度、職場に電話をしてきたこともあるのだから、そちらにかければすぐに連絡が取れると判っている筈なのに。前にそういったら「いやあ、俺だって昼間仕事に行っていることを知らない訳じゃないんだ」と云われた。全く不思議な人である。


1月6日(木)

 BIOSを一気に読み進めようと思っていたのに、やっと半分まで。起動しないPerforma588を譲り受け、修理したりドイツ語システムのインストールをしたりしてしまったせいだろう。ハードディスクを交換して(昔、Performa6210に入っていたもの)、System 7.5.5をインストールして、その後いろいろいじって日本語を扱えるように。明後日我が家に持ってくる予定だが、何に使えばいいのだろう。


1月5日(水)

 ロバート・チャールズ・ウィルスンのA BRIDGE OF YEARSの解説を書かせて貰えることになったので、書棚を眺めてみたが見つからない。埼玉の方にあるのだろう。随分前に読んだので話の内容を殆ど思い出せない。BIOSを早く読み終えてしまわねばと思う。


1月4日(火)

 ロバート・チャールズ・ウィルスンのBIOSを手に取って出勤。三分の一を越えたところだが、あまり面白くないような気がする。といってもまだまだこれからだ。
 過去の日記を年末の部分だけ読み返してみたら、私はいつも年末になると激しい頭痛で苦しむようだ。昨年は殆ど酷い頭痛なしで過ごした一年だったのに、年末だけはそれを免れなかった。今年は年末も含めて頭痛のない生活を送ることを目標としよう。


1月3日(月)

 書店リンク集の修正をしたり、翻訳をしたり。どうもPerforma6400の調子が悪い。何だか動きも遅い。そろそろ新しいのが欲しいこの頃である。などと考えているうちに休みも今日で終り。明日は出勤である。


1月2日(日)

 また車を三時間ほど運転して帰宅。殆ど本が読めない二泊三日であった。まあ、休養だからいいか。
 帰宅する前に書店に寄って本を買う。北村薫『水に眠る』(文春文庫/419円)と鈴木董『オスマン帝国』(講談社現代新書/680円)の二冊。何となく棚を眺めていて欲しくなったもの。書店に寄ってちょっと気分も落ち着き、帰宅して届いている年賀状など眺め、少し翻訳をやってから早めに寝る。


1月1日(土)

 西暦2000年の年明けがどうとか云ってテレビでは大騒ぎをしているが、キリスト教徒でもない人たちが、イエス・キリストが生まれたと云われる年を起点として数える暦の数値にどうしてこれほど重要性を見出せるのか私には理解できない。

 宿の近くにちょっとでかけるだけで一日だらだらと過ごす。この宿の欠点は照明が弱いことだ。日が暮れると本が全然読めない。テレビを見るくらいしかすることがないのだ。という訳で「踊る大捜査線」を観る。二時間以上続けてテレビを見るのは数年ぶりかも知れない。約二時間半、所謂「ら抜き言葉」が全く出てくることなく、安心して楽しめた。この頃、テレビを見ていても、「ら抜き言葉」で不愉快になって観るのをやめてしまうことが多い。番組表に「ら抜き言葉不使用表示」があればいいのに。


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