7月31日(月)

 bk1に本を註文する。恩田陸『麦の海に沈む果実』(講談社/1800円)である。送料が無料だと一冊ずつ註文してしまったりするのだった。

 Amazon.com Booksにも本を註文する。
"Bookstore : The Life and Times of Jeannette Watson and Books & Co." by Lynne Tillman ($17.50)
"The Year's Best Fantasy and Horror : Thirteenth Annual Collection" ed. by Ellen Datlow , et al ($14.36)
"Dreamside" by Graham Joyce ($16.76)
"The Perseids and Other Stories" by Robert Charles Wilson ($16.06)
"Baby Is Three : The Complete Stories of Theodore Sturgeon, Vol 6" ($21.00)
以上五冊。$85.68に送料$13.75を足して合計$99.43であった。

 bk1から、山根一真『スーパー書斎の遊戯術 黄金版』(495円/文春文庫)と『スーパー書斎の遊戯術 怪傑版』(450円/文春文庫)が届いた。面白くなさそうな本だった。

 妻と娘が帰ってくる。子供はいないと寂しいのだが、いるとなかなか煩いのであった。


7月30日(日)

 悪い予感は的中し、朝から頭が痛い。本を読んだり、寝たり、風呂に入ったり、原稿を書いたりを小刻みに繰り返す。

 二度目の風呂に入った後は殆ど頭痛も消えたので、bk1に本を註文する。
加藤浩子『バッハへの旅』(東京書籍/3000円)
岩野礼子『イギリス・ファンタジーへの旅』(晶文社/1800円)
林望『日本語へそまがり講義』(PHP新書/660円)
の三冊。『XXへの旅』という本が二冊も入っているが単なる偶然である。また林望の本を買ってしまった。


7月29日(土)

 今日は出勤しないことにして、家で原稿を書いていたら忽ち強烈な眠気に襲われる。30分書いたら1時間眠るといった具合で、当然のことながら原稿は一向に捗らない。これでは今晩か翌朝の頭痛が心配である。ムアコック『ルーンの杖秘録1/額の宝石之巻』だけは何とか読み終える。


7月28日(金)

 夏は苦手である。このところ毎日35度近くまで気温が上がる日々が続いているので大変だ。駅から18分ほど歩いて仕事から帰ってくると当然のことながら部屋の温度も30度以上だ。冷房をつけて30分から一時間は倒れたまま起き上がれない。という訳で疲れは毎日疲れはたまる一方で、本が読めないのである(と云いながらそれなりに読んではいるが)。私の唯一の夏の楽しみである朝顔が今年はないので、とにかく早く秋になって欲しいと願うばかりである。


7月27日(木)

 昨晩『山椒魚戦争』を読んでいて寝るのが遅くなったせいか、目覚めると五時五分。慌てて朝食を摂って、マイクル・ムアコック『ルーンの杖秘録1/額の宝石之巻』(深町眞理子訳/創元推理文庫)を手に取って出勤。この頃、創元文庫の本ばかり読んでいるが、これには理由がある。面倒臭いので理由は説明しないが。


7月26日(水)

 SFマガジン九月号着。

 フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』(小西宏訳/創元SF文庫)とカレル・チャペック『山椒魚戦争』(松谷健二訳/創元SF文庫)を読む。東京創元社版を読むのは初めて。こんな話だったのか。すっかり忘れていた。


7月25日(火)

 突然、書斎に関する本が欲しくてたまらなくなり、bk1に本を註文する。
アンドルー・ラング『書斎』(生田耕作訳/2913円/白水社)
村松伸『書斎の宇宙』(Inax/900円)
宮脇孝雄『翻訳家の書斎』(研究社出版/1700円)
山根一真『スーパー書斎の遊戯術 黄金版』(495円/文春文庫)
山根一真『スーパー書斎の遊戯術 怪傑版』(450円/文春文庫)
以上五冊。註文してから気づいたのだが、ラングのは1982年に刊行された版を持っているような気がしてならない。どの本にも書斎という言葉は入っているが、内容はばらばらである。

 夜、ビーグルとかマキリップとかヨーレンといったファンタジイ短篇を数篇読んでから寝る。


7月24日(月)

 夜中に腹痛で目覚めてしまったせいか、翌朝は寝坊。帰宅前に食料品店に寄ると、今日は遺伝子組換え作物に反対を唱えていない鶏の叩きを発見し、喜んで買って帰る。遺伝子組換え大豆に反対していない納豆は今日も見つからない。私が再び納豆を食べられる日は来るのだろうか。

 bk1から、林望『書斎の造りかた』(光文社/838円)が届く。うっかり全部読んでしまった。何だか文章が偉そうで嫌だなと思ったが、考えてみるとこの手の本は少々偉そうな文章にならなければ書けそうにない。致し方あるまい。北向きに家を建てるとか、書見台を使って本を読むなど、なるほどと感じた箇所も少しあったが、全体としては解りきっていることやもう私が実行していることばかり。少しでも感心できることがあればそれで私は満足だし、もう解りきっていることに関しても自分がやっていることは間違っていないのだと感じられたので私は別に不満はない。しかし、今日は別の本を読む予定だったのに。


7月23日(日)

 朝、また微かな頭痛。それでも机に向かってSFマガジンのファンタジイ評の原稿を書く。夕方には書き終えて送信。送った後、一晩寝かせた方がよかったかも知れないと少し後悔する。

 隣の食料品店で今日は馬刺しを見つける。横を見ると鶏のたたきもある。一緒に買おうとしたところ、遺伝子組換え飼料不使用の表示が目に入る。遺伝子組換え作物の作成に賛成の立場の私はこのようなものは買えない。我慢して馬刺しだけ買って帰る。しかし、遺伝子組換え作物不使用の表示のある牛刺しがあったとしたら、私は我慢できるかどうか自信がない。

 生肉を食って気分が良くなったところで、ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』(井上勇訳/創元SF文庫)を読んで寝る。予想外に面白くいい気分で眠りについたのだが、夜中に激しい腹痛で目が覚める。生肉がいけなかったのか。


7月22日(土)

 頭痛は微かに残っているものの、ほぼ治ったと云ってよい状態になったので、とりあえず出勤。ちょっと仕事を済ませてすぐに帰る。帰りに丸善福岡店に寄って、南條竹則『恐怖の黄金時代』(集英社新書/680円)と別冊本とコンピュータ3<コリアン・ドリーム!>(トランス・アート/1300円)を購入。『恐怖の黄金時代』は20世紀初頭のイギリス怪奇小説の巨匠たちに関する本なので今すぐ読みたいところだが、今日は無理かも知れない。

 やっと頭痛が消えたので食べ物を買いに食料品店に寄る。元気を出すには肉を食わねば、やはりここは生肉が効果的であろうと考え、探したが見つからない。馬刺しとか牛刺しをよく売っているのだが、今日は見当たらない。生肉ならすぐ食べられるのに。料理をする元気はないので、鰻丼で我慢する。

 まずエリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』を読む。長篇だと思い込んで読み始めたら短篇集だった。半分くらいの作品は何だかよく解らない。続けて『山尾悠子作品集成』の残りを読む。しかし、何故か今日は背中が痛い。机に向かって本を読んでいると背中の痛みが堪え難くなるので、寝台に腹這いになって読むことにする。すると、背中の痛みはなくなるのだが、眠くなってしまう。午前一時を過ぎてやっと読了。


7月21日(金)

 翌朝になってもまだ少し頭が痛い。こんなことは滅多にないので些か不安になる。冷蔵庫や冷凍庫の中を覗き、腐りかけているかも知れないものの食べられそうなものを口にいれて出勤。しばらくしたら頭痛だけでなく吐き気もしてきた。すぐに帰ろうかとも思ったが、少し落ち着いてきたので帰らないことにする。昼食も無理だろうと思っていたが、食べてみると食べられることが解ったのでいつもどおりに食事をする。しかし、頭痛は治まらない。いつもより早めに帰宅。家に着く頃にはへとへとになっているので買い物に行く元気がなく、食糧の調達ができなかった。
 帰宅すると東京創元社から、エリック・マコーマック『隠し部屋を査察して』(増田まもる訳/東京創元社海外文学セレクション/1900円)が届いていた。早速読み始めたいところだが、頭が痛いので風呂に入って、腐っていない果物を食べて寝る。


7月20日(木)

 今日は休日、妻も娘もいないので、『山尾悠子作品集成』を読み、SFマガジンのファンタジイ評の原稿を一気に片づけてしまおうと思ったら、朝から頭痛。一日中寝て過ごす羽目に。頭が痛くて食べ物を買いに行くことも出来ないが、妻が作っておいてくれたカレーがあるから今日一日くらいは何とかなるだろうと思って安心していたら、カレーは何故か室温に放置されていて鍋の中で腐っていた。どうして冷蔵庫の中に入っていないのだ。と思ってももう遅い。カレーの表面には白い襞がうねうねと被さっている。貯蔵中の寒天培地に黴の胞子が入ってしまって、それに気づかずしばらく置いたままになっていたりするとよく見られる光景である。仕方がないので全部ビニール袋に入れてごみ箱へ。冷蔵庫の中の腐っていないと思われるものを漁って食べるが私の嫌いなものばかり残されている。やれやれ。


7月19日(水)

 仕事から帰宅すると家には誰もいない。今日から二週間弱、妻と娘は東京の妻の実家に行くのである。『山尾悠子作品集成』を少しだけ読んで寝る。


7月18日(火)

 bk1から『書物の王国20 義経』(国書刊行会/2300円)が届く。でも、私は義経には全然興味がないので恐らく読むことはないであろう。<書物の王国>を揃えるために購入したという訳である。

 一昨日の日本経済新聞に載っていた話。
・古本販売チェーンのブックオフコーポレーションは、全国の米販売店を通じた古本買い取り事業を始める。古本を売ると現金ではなく米販売店で使える点数が貰えて、各種商品と交換できるのだそうだ。私は米販売店に行かないので殆ど関係ない。というより、私は本を売らないので関係ないといった方が正確か。
文藝春秋では文庫本の内容をデジタル化してインターネットで販売する事業を20日から開始する。このために独自の閲覧ソフトを開発した。価格は500〜800円。今後一年で200タイトルを目指しているという。独自ソフトってMacintoshでも動くんだろうね、と些か不安になるところだが、文春ウェブ文庫のページを見に行っても「七月下旬開店予定。しばらくお待ち下さい」と書いてあるだけであった。


7月17日(月)

 アメリカのSF情報誌LOCUS七月号が届く。

 今日も『山尾悠子作品集成』を読む。

 ふと気づくとホームページに置いてあるカウンターの数値が50000を越えていた。多いような少ないような。いつも見に来て下さる方々には感謝しているが、50000を表示するスクリーンショットを送ってくれたら記念品を送るというような事はしません。


7月16日(日)

 ピーター・ディキンスン『魔術師マーリンの夢』を読む。あまり期待せずに読んだらこれが傑作であった。流石ディキンスン。岩の下に閉じ込められたマーリンが見た夢という設定の作品集である。ただ所謂「ら抜き言葉」と「膝まずく」という漢字の用法などで不愉快になる場面もあったのが残念。

 『山尾悠子作品集成』を350ページまで読む。月蝕を見ながら「月蝕」や「蝕」を読もうかと思ったが、福岡は曇天で月は見えなかった。


7月15日(土)

 仕事の帰りに丸善福岡店に寄って、幻想文学58号 特集<女性ファンタジスト2000>(アトリエOCTA、1500円)とピーター・ディキンスン『魔術師マーリンの夢』(山本史郎訳/原書房/1900円)を購入。

 Amazon.com Booksから本が届く。一体何を註文していたのだろうかと自分でもよく思い出せなかったのだが、開けてみるとJ. K. RowlingのHARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE (Arthur A. Levine Books/Scholastic Press, $25.95)であった。734ページは長すぎる。これでは通勤時に持ち歩けないではないか。

 ヨハンネス・デ・アルタ・シルウァ『ドロパトスあるいは王と七賢人の物語』を読む。古い教会の説話集などには奇蹟を記した驚異と幻想に満ちた話があったりするものだが、これは全くそういう話ではなかった。ちょっとがっかり。

 ロバート・ジョーダン『竜魔大戦3 それぞれの旅立ち』を読む。話の進展が遅すぎる。でも前より読むのが苦痛ではなくなってきた。そこはかとない喜びすら感じてしまうのはなぜだろうか。


7月14日(金)

 bk1から本が届く。ヨハンネス・デ・アルタ・シルウァ『ドロパトスあるいは王と七賢人の物語』(西村正身訳/未知谷/2800円)とロバート・スペクター『アマゾン・ドット・コム』(長谷川真実訳/日経BP出版センター/1800円)の二冊。火曜の夜八時頃註文して、翌朝八時頃発送されたのは素早いのだが、やはり福岡までは時間がかかる。致し方あるまい。


7月13日(木)

 「言語」八月号が届く。特集は「公用語論の視点」。こういう特集は難しすぎないので読みやすく面白い。また、巻末の言語関連図書の広告を読むと欲しい本がたくさんあって、どれもこれも買いたくなって大変である。キーボードをかちかちと数回押せば、オンライン書店で購入できてしまうところが怖い。

 Jamil NasirのDISTANCE HAZEを三分の一くらいまで読んだ。面白い。SF作家が主人公で、夢が現実になる話のようなので買ってみたのだが、宗教を科学的に調べようという研究所の科学者が「神を認知する遺伝子」をクローン化してしまうという話になって俄然面白くなってきた。その辺りの遺伝子操作の描写が妙に詳しかったりするのがおかしい。はやく先を読みたいが、そろそろ日本語の本を読まねばならない。


7月12日(水)

 日本の銀行のインターネットバンキングもやっと充実してきたようで、私も幾つか申し込んでみたが、後発組ほど安全面に気を配り暗証番号が長くなっているような気がする。東京三菱銀行はなんと暗号カードが送られてきて、ログインしようとするたびに異なる番号を要求されるのには驚いた。「ウ列の3行目」の番号を入力せよ、という感じで数値を入力しなければならないのである。


7月11日(火)

 日本歯科評論社から『歯周病学最前線』(9000円)という本が届く。私も「Actinobacillus actinomycetemcomitansの莢膜抗原を用いた感染予防ワクチン」という短い原稿を書いているのであった。誰も買いそうにない本である。

 仕事から帰ると『氷海のクジラ』の解説のゲラがファックスで送られてきていた。修正個所を電子メールで送信。

 今日はbk1の開店日。様子を見に行って本を註文してみる。買ったのは以下の四冊。
ヨハンネス・デ・アルタ・シルウァ『ドロパトスあるいは王と七賢人の物語』(西村正身訳/未知谷/2800円)
『書物の王国20 義経』(国書刊行会/2300円)
ロバート・スペクター『アマゾン・ドット・コム』(長谷川真実訳/日経BP出版センター/1800円)
林望『書斎の造りかた』(光文社/838円)
買いたい本をバスケットに放り込んでいって、最後に支払い方法・送付方法などの手続き画面に移るというお馴染の手順で本が買える。私は図書館流通センターからの移籍組なのでクレジットカード情報以外は既に登録されている。図書館流通センターのときより良くなったことは、始めから発送時期が三つに分けられていて2・3日で発送できる本と2・3週間かかるものが混在していても送料の割り増し料金を払わずに二度発送してくれるところ。送料は前と同じく7000円以上買うと無料になるというところもよい。と思ったら、9月30日までは送料無料との表示がでてきたではないか。500円の文庫本一冊でも送料無料で買えるということか。私は買いたい本を三冊選んでみたら6900円だったから余計な本を一冊追加してしまったというのに!
 ここの在庫検索では、24時間で発送できるという本でも<総ての本を検索>という設定にしないと出てこなかったりして、検索システムにはまだ未完成な部分が残っているようだ。


7月10日(月)

 季刊<本とコンピュータ>2000年夏号が届く。日本のオンライン書店の多様化の記事と、ポーランドの書籍関連サイトの記事が興味深い。

 東京創元社からロバート・シーゲル『白いクジラ』(中村融訳/540円/創元推理文庫)が届く。<歌うクジラ>三部作の第二部だ。私の解説が載るのは第三部である。私は動植物の名前を片仮名で表記するのは大嫌いなのだが、今回の解説は片仮名表記をしてしまった。作品の方が片仮名なので、使い分けが難しくなりそうだったので。いま、少しだけ後悔している。くじらはクジラより鯨の方がいい。

 早川書房からロバート・ジョーダン『竜魔大戦3 それぞれの旅立ち』(斉藤伯好訳/620円/ハヤカワ文庫FT)が届く。


7月9日(日)

 『氷海のクジラ』の解説を読み直してから少々修正し、東京創元社に送信。その後は、ずっとファンタジイの短篇を読み、SFマガジン11月号ファンタジイ特集の翻訳作品推薦作リストを作って早川書房に送信。


7月8日(土)

 朝ゆっくり起きてから、ロバート・シーゲル『氷海のクジラ』(中村融訳/創元推理文庫)の解説を書く。夕方までにほぼ書き終えるが、送信する前に一晩おくことにする。書いている間に本が幾つか届く。

 早川書房からピアズ・アンソニイ『セントールの選択』(山田順子訳/900円/ハヤカワ文庫FT)。もう買ってしまったのだが。発送リストの住所を新しいものに書き換えるのが遅れたため、送るのが遅くなってしまって申し訳ないという丁寧な詫び状が同封されている。わざわざそんなことしなくてもいいのに。

 ビー・オー・エル・ジャパンからジョン・バース『レターズ(I・II)』(岩元巌・他訳/国書刊行会/各3200円)が届く。服部まゆみ『シメール』は入っていない。ここは、註文した本の処理状況を確認する画面が用意されているのだが、昨日調べたら総て発送準備中になっていた。あれはうまく機能していないのではないか。

 Amazon.com Booksからも本が届く。
Ellen Datlow & Terri Windling, ed. "Black Heart, Ivory Bones" (Avon Books, March 2000, $10.80)
Neil Gaiman "Smoke and Mirrors" (Avon Books, September 1998, $16.80)
Ellen Datlow & Terri Windling, ed. "A Wolf at the Door : And Other Retold Fairy Tales" (Simon & Schuster Children's, June 2000, $11.20)
である。早い! 註文してから四日目に届いた。送料が高いだけのことはある。

 鯨の原稿を書いた後、ニール・ゲイマンとかケリー・リンクとかデリア・シャーマンだとかの短篇を読んでから寝る。


7月6・7日(木・金)

 今週は疲れがたまってしまって早起きもできないし、本も読めない。何をしていたかよく思い出せない。


7月5日(水)

 紀伊國屋書店から本が届く。
山本夏彦『完本文語文』(文藝春秋/1524円)
ビアトリス・フィルポッツ『妖精たちの物語ヴィジュアル版』(井辻朱美監訳/原書房/2400円)
の二冊。妖精の本はなかなか綺麗である。

 ロバート・シーゲルの鯨ファンタジイを読んだり、鯨について調べたりする。


7月4日(火)

 朝一番の福岡行きの飛行機に乗って出勤。飛行機に乗り遅れてはいけないと思って数十分おきに目を覚ましていたのでちゃんと眠っておらず、一日眠くて仕方がない。それでも本は註文する。Amazon.com Booksに三冊註文。
Ellen Datlow & Terri Windling, ed. "Black Heart, Ivory Bones" (Morrow,William & Co, March 2000, $10.80)
Neil Gaiman "Smoke and Mirrors" (Morrow,William & Co, September 1998, $16.80)
Ellen Datlow & Terri Windling, ed. "A Wolf at the Door : And Other Retold Fairy Tales" (Simon & Schuster Children's, June 2000, $11.20)
今回はどうしても緊急に取り寄せたいので最も早く届く送付方法を選ぶ。すると書籍代が$38.80に送料が$47.85ということになってしまった。


7月3日(月)

 午後仕事を休んで<『山尾悠子作品集成』刊行祝賀会>へ行く。あまり人数の多くない会であった。山尾さんと少しだけ言葉を交わすことができた。サイン入り『山尾悠子作品集成』を作者本人から手渡して貰って帰る。二次会は場所が狭すぎで、私の席は山尾さんと言葉を交わすどころか、顔を見ることも困難なところになってしまった。


7月2日(日)

 SFマガジンの海外SF紹介欄SFScannerの原稿を書いて送信。Jamil NasirのTOWER OF DREAMSである。

 ロバート・シーゲル『歌うクジラ』(中村融訳/440円/創元推理文庫)を読む。前に読んだことはあるのだが、第三部の解説を書くことになっているので。その他、鯨について調べたりしながら一日を過ごす。


7月1日(土)

 この頃、Kingbooksにアクセスできない。激しい競争に敗れて廃業した可能性も……。

 ビー・オー・エル・ジャパンに本を註文してみる。まだ、在庫があるものしか註文できないようだ。今回は、
ジョン・バース『レターズ(I・II)』(岩元巌・他訳/国書刊行会/各3200円)
服部まゆみ『シメール』(文藝春秋/2286円)
の三冊。これに消費税が入って小計9120円となり、配送手数料150円(これは開店記念価格)が加えられて、合計9270円であった。本を選んで註文画面に行くと、住所やクレジットカード情報を登録する画面が現れる仕組み。二回目以降は登録者はこの手続きが省略できる。

 久し振りに紀伊國屋書店BookWebに本を註文する。
山本夏彦『完本文語文』(文藝春秋/1524円)
ビアトリス・フィルポッツ『妖精たちの物語ヴィジュアル版』(井辻朱美監訳/原書房/2400円)
他に創元推理文庫の本を一冊。こちらは送料が480円。でも、この送料で入荷するごとに次々に発送してくれるので、なかなか入荷しない一冊のためにずうっと待たされるという心配はない。

 図書館流通センターの個人向け販売の後を継いだbk1の開店が今月11日なのでそれまでは他の書店を使わざるを得ない。長い間図書館流通センターを主に利用してきたのだが、だからといって別にbk1を使わなければならない理由もない。それにしてもこの頃オンライン書店の数が日本でも随分増えたものだと思っていたら、今日の日本経済新聞の土曜版<NIKKEIプラス1>にオンライン書店の特集記事が載っていた。11の書店の在庫表示、送料、決済方法、受取方法などが解りやすく比較できる一覧表があり、それぞれの書店の特徴などが詳しく紹介されている。


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