『書物の王国12 吸血鬼 』国書刊行会(2200円)
陣内正敬『日本語の現在(いま) 揺れる言葉の正体を探る』(アルク/880円)
橋本治『消えた言葉 「消えた言葉」はなぜ生まれるのか』(アルク/880円)
『日本の名随筆 別巻93 言語』(作品社/1800円)
V・K・ジュラヴリョフ『言語学は何の役に立つか』(大修館書店/2200円)
なんだかまた読まない本を買ってしまったのかも知れない。
この頃、早起きができず困っている。目覚めると今日も四時半だった。
図書館流通センターから本が届いた。フィリップ・プルマン『時計はとまらない』、 椎名誠『活字博物誌』および『第二言語習得の研究』である。同時に註文した林望『書薮巡歴』新潮文庫は品切れということであった。
早川書房から宅配便で本が届いた。オースン・スコット・カード『奇跡の少年』(小西敦子訳/角川文庫/720円)である。先週、原稿を送るときに、この本を近所の書店で探したが見つからなかったと書いておいたからだろう。来月のSFマガジンのファンタジイ評でとりあげる本を今日二冊確保できたので、来月は安心である。
アトリエ・サードのTalking Headsの翻訳の原稿を修正して送る。現代の作品は慣れないのでちょっと苦手である。しかも痛そうな描写なんかもあって少々困った。
SFマガジン一月号が届く。書評欄が普通の印刷のページに移っている。ひょっとしてこれで締切りが少し遅くなるなんてことはないのだろうかとふと思う。自分の文章を読んでみると、いつもなら仮名になおされる「纏める」が漢字のまま載っている。編集部はよほど忙しかったのだろう。今度は「齎す」なんかをこっそり入れておいてみよう。そういえば、例年二月号で前年度のSFを振り返る特集があって、私はファンタジイ部門の総括を書いていたのだが、今年はこの特集が臨時増刊号になるようだ。となると締切りなんかも変わるのだろうか、そもそも私が書くのだろうかと思って、火曜日に原稿を送るときに質問しておいたのだが、なんの連絡もない。ということは今年は私が書かなくてもいいのだろう。今年は強く印象に残った本が少ないので書きにくいなあと思っていたところなのでちょうどよかった。
先週註文したハードディスクは一体どうなっているのだと思って問い合わせてみたら、翌日職場に電話があって、一週間から十日で届く筈だと云われた。コムテックはこちらから訊かないと註文を受け付けたことの確認や納期を連絡してくれないのか。今までインターネットを使って註文した店は殆ど連絡してくれたように思えるのだが。とにかく、来週後半には届くのだろう。私が註文した内蔵ハードディスクの値段は今週になって24800円に値上がりしていた。
e.Typistバイリンガル v.4.0 for Macintoshアップグレードのお知らせというのが届いたので、註文してしまった。前回のアップグレードのとき註文しなかったのでちょっと得したような気分である。日英対応版と12カ国語対応版の二種類がある。ちょっと値が張るが後者を註文した。英語以外の文章を読み取ることはまずないのだが、人名や引用などで英語では通常用いられない文字が出てくることがあるからである。それをいちいち手入力で修正していくのは意外に煩わしいものだ。税金・送料込みで19740円であった。
マキリップのSONG FOR THE BASILISKは70ページくらいまで読んだのだが、どうも面白くないのでやめることにする。最初の方は不思議な雰囲気に満ちていて期待していたのだが、結局、一家皆殺しにされた王族の生き残りが記憶をなくしたまま旅楽士になって、そのうちいろいろあって自分の記憶を取り戻し、というようなところまで読んだのだが、話がなかなか進まず、話の展開も解りにくい(それは私の英語の理解力が低いのが最大の原因ではあるのだが)。どうも主人公は一度死んでいるようなのだ。また、機会があったら再度挑戦することにして、今回はとりあえずやめておこう。そこで、書棚の前に立って本を眺め、手に取ったのがニコラス・クリストファーという作家のVERONICA (Avon, 1996)である。聞いたことのない作家である。詩を何冊も発表して、詩に関する評論なども書いているようだ。小説は数冊あるだけだ。この本は、主人公の男がある晩、ヴェロニカという美しい女性(冒頭の場面では本当は顔は解らない)に出会うところところから始まる。十数年前に行方不明になった奇術師の娘で、ヴィオラという双子の妹がいるらしい。とにかくこのヴェロニカに出会ってから不思議なことが次々と主人公に降り掛かってくる。夢の中で十六世紀末のロンドンを訪れたり、夢の中で受け取った筈の紙を目が覚めてから別の人に見せられたり。クリストファー・マーロウとジョン・ディーが出てくるところがちょっと嬉しいのであった。文章は読みやすく、三日目で100ページまで進んだから、近いうちに読み終わるであろう。
先週註文したハードディスクは一体どうなっているのだ。こんなに楽しみに待っているのに。電子メールとファックスで問い合わせてみる。電話嫌いの私はこういうときでも電話で問い合わせる気にならないのである。
Amazon.com Booksに本を註文する。
William Sharp. Where the Forest Murmurs : Nature Essays (Ayer Co Pub/$23.95/未刊)
William Sharp. The Gypsy Christ, and Other Tales (Ayer Co Pub/$20.95/June 1995)
William Sharp. The Sin-Eater, and Other Tales and Episodes (Ayer Co Pub/$21.95/June 1995)
Matthew Phipps Shiel. The Invisible Voices (Ayer Co Pub/$20.95/June 1978)
Jonas Lie. Weird Tales from Northern Seas : Norwegian Legends (Penfield Pr/$10.95/November 1995)
Eric S. Nylund. Dry Water (Eos/$3.19/April 1998)
Jeffrey Ford. The Physiognomy (Eos/$3.19/August 1998)
これに加えて妻の本を五冊である。その五冊とはオックスフォード英語辞書とジョン・グリシャム二冊とシドニー・シェルダン二冊である。うーむ、シドニー・シェルダンとは。
私が註文した七冊のうち、最初の本はEssay Index Reprint Seriesの一冊。まだ出ていない。念のため記しておくが、ウィリアム・シャープとはフィオナ・マクラウドのことだ。二冊目と三冊目のマクラウド、および四冊目のM・P・シールはShort Story Index Reprint Seriesである。1978年刊の方が手に入るとは信じがたいが、前にもそう思いながら註文してみたコッパードの本がちゃんと届いたので、これも手に入る可能性はある。次のヨナス・リーは私が訳した『漁師とドラウグ』(国書刊行会)の原本である。実は私は持っていなかったのである。Short Story Index Reprint Series版の複写しかなかったのだ。一応、一冊手許に置いておきたかったのだ。最後の二冊は新しい本なのだが、なぜこれを註文するのかよく解らない。自分の<購入すべき図書一覧表>に載っていたから註文した訳だが、どういう理由でこの一覧表の書き込んだのかよく覚えていない。多分、世界幻想文学大賞の候補作になったか何かではなかったか。
『ウィッチ・ライト』を一気に読んでしまおうと思っていたが、夜になって頭が痛くなってきたので諦めて寝る。
コムテックに内蔵ハードディスクを註文。IBM Deskstar 16GP DTTA-350840というもので、8.4 GBの容量である。値段は23000円。送料・手数料・税金など含めて26355円だ。IBMの対応機種一覧表ページを見たら、なぜかApple Performa 6400がApple社のものでは唯一載っているので、これなら大丈夫なのだろうと思って註文してしまった。が、本当に大丈夫なのか。
東京創元社からメラニー・テム&ナンシー・ホールダー『ウィッチ・ライト』(山田蘭訳/創元推理文庫/740円)とシャーマン・アレクシー『リザベーション・ブルース』(金原瑞人訳/海外文学セレクション/2000円)が届く。前者は先月読んだ『メイキング・ラブ』の二人組の第二弾である。後者は聞いたことのない作者だ。ネイティヴ・アメリカンの話だそうだ。早速、明日から読むことにしよう。
この頃、朝起きるのが遅くなってしまうことが多い。気温が下がってきて、私が眠るのに最適な温度になってきたからなのかも知れない。このページの更新が遅れがちなのはそのせいである。
やはり<言語12月号>を眺めていたら、CD-ROM版『ランダムハウス英語辞典』の広告が載っていて、Macintsh版は1999年2月発売予定となっていた。同じく小学館の『日本大百科全書+国語大辞典』はMacintosh版の発売は1999年春の予定となっている。本当に出すんだろうね、と心の中で呟く。
SFマガジン二月号の<1998年SFマイ・ベスト5>というアンケートを書いて送る。OS8.5にしたときにCyberdogがなくなってしまったので、どうやって電子メールで送ろうか考えているうちに、面倒くさくなりFAXで送ってしまう。FAXもどのワープロ・ソフトで書いて送ろうかと悩んで、無駄な時間を使ってしまった。クラリスワークスがこのところ調子悪いので、NisusWriterに落ち着く。それにしても、今年はSFを殆ど読まなかったことがよくわかった。来年はもっと読むぞ、と決意を新たにしたが去年も同じ決意を抱いたのだった。
『バッハ全集4』が図書館流通センターから届く。教会カンタータ119〜162番までが収録されている。140番と147番が有名である。
ブラッドベリ『バビロン行きの夜行列車』を読み終える。殆ど期待せずに読んだのだが、これがなかなか良かった。昔のロケットや火星のときめきはないが、読んでいるこちらの方も変わってしまっていることだし、同じような感動が得られる筈がない。期待して読んでいたら大いにがっかりしたかも知れない。実は冒頭の「バビロン行きの夜行列車」を読んだときは、ライバーの「骨のダイスをころがそう」のような話なのかと期待していて、失望したのだった。その時、見当違いの期待を捨て去ったせいか、全体を読み終えたときには満足して本を閉じることができたのだった。
日外アソシエーツからBOOKPLUSというデータベースの契約更新のお知らせが届く。昭和初年から現在までの160万冊を検索できるというものなのだが、この一年間2〜3回しか使わなかった。年額6960円の契約料は無駄だったような気がするが、もう一年様子を見ようと思う。
そういえば数日前にこのホームページのカウンターの計測を始めてからちょうど一年になった。勿論、このページが始まったのはもっと前で、たまたま数え始めた日から一年が経過したというだけのことである。一年間で15389という数値だったので、平均すると一ヶ月に1282、一日に42程度ということになる。少ないような多いような。
Amazon.com Booksから本を買う日本人は随分多いようだと妻が云っていた。数日前に近所の人が我が家を訪れたときに、ドアの裏に貼り付けてあったAmazon.comの磁石を見て、「ああ、これ毎回小包みについてくるからたまっちゃうのよね」と云ったのだそうだ。また、小学生の娘の友達のお母さんと話をしていたら、アメリカの本はAmazon.comで買うと云い、そこを薦められたらしい。一体、どういう本屋なのかと妻が訊くので、インターネット書店で多分一番大きいところだと答えたら、「ふうん、あなたがいつも買うような変な小説を専門に扱う店かと思っていた」と云われた。それはFantasy Centreなんかのことだ。
夕方、堪え難い眠気に襲われる。風呂に入っていたら眠ってしまった。湯を湯船に追加している時だったので、水面が口のところにまで上がってきて溺れそうになり目が覚めた。大学院生の頃はよくこういうことがあったものだが、何年ぶりのことだろう。この頃、どうも眠いのである。
二日ほど前にTalkingHeadsからメールが届いて、私が訳したパット・キャディガンの作品の翻訳権に関する手続きが完了した由。原稿について漢字で書いてある副詞を仮名にしたいというので、副詞と云ってもいろいろあるのでどれのことだか教えて欲しいという返事を出した。しかし、連絡が来ない。何か怒らせるようなことを書いてしまったのだろうか。
この頃、電車に乗って坐るとあっというまに眠気に襲われて本が読めずに困っている。電車に乗る時間は15分くらい、しかも間に乗り換えがあるので元々たいして本が読める時間ではないのだが、坐って二〜三分で眠り始めてしまい、本を手から落としそうになるのだから困ったものだ。という訳でマキリップのSONG FOR THE BASILISKはまだ9ページだ。
一昨日から読み始めたBROWN GIRL IN THE RING by Nalo Hopkinson (Aspect Science Fiction/Warner Books, July 1998, $12.99)は、数ページ読んだところでよく解らないので読み続けるのを断念する。これは未来のトロントが舞台になっていて、市の中心部は大暴動のあと無法地帯になっていて外部から封鎖された特殊な世界となっているという設定だ。そこに暮らす人々は昔ながらの自給自足の生活を取り入れ、生活を続けていたのだが、ある時、そこで最大の勢力を誇るギャング団が臓器移植の材料供給にそこの人間を狩って解体することにしようという企みを実行し始めた(間違っているかも知れない)。そこで、主人公の若い女性が果敢に立ち向かうことになるらしい。主人公は太古の呪術的な力を獲得して、妖しげに話は進むらしいのだが・・・。実に面白そうなのだが、文章がちょっと馴染めない。私の語彙が貧弱なのが原因だ。どんな文章でもすらすら読めるようになりたいものだ。そこで、明日からはパトリシア・A・マキリップのSONG FOR THE BASILISK (Ace, Sept 1998, $22.95)を読むことにした。いやはや情けない。
ランダムハウス英和辞典のCD-ROM版がいつの間にか出ていたことに気が付いて、早速註文する。今回はMJソフトというところにした。11600円である。これにクレジットカード支払のせいで5%が加算され、更に送料800円と消費税が加わって結局13000円くらいになる。
図書館流通センターに本を註文。
ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』(日暮雅通訳/アスキー/2400円)
高野史緒『ヴァスラフ』(中央公論社/1900円)
倉阪鬼一郎『赤い額縁』(幻冬舎/1600円)
椎名誠『新宿熱風どかどか団』(朝日新聞社/1500円)
『書物の王国 13 芸術家』(国書刊行会/2300円)
を買おうとして註文確認ボタンを押した途端「エラーが発生しました。エラーコードを図書館流通センターに知らせて下さい」という表示が出てしまった。電子メールでエラーコードを知らせることにしたが、私の本の註文はどうなるのだろうか。
気を取り直して、Amazon.com Booksに本を註文。
THE NIGHT WATCH by Sean Stewart (Ace,Paperback; $5.20)
EARTHQUAKE WEATHER by Tim Powers (Tor, Paperback; $5.59)
THE PERFECT HOST: The Complete Stories of Theodore Sturgeon Vol. 5 (North Atlantic Books, Hardcover; $17.50)
THE WIDOWMAKER UNLEASHED by Mike Resnick (Bantam Spectra, Paperback; $4.79)
の四冊。こちらは滞りなく註文完了。最初の二冊は昨年ハードカバーで出たものがペーパーバックになったもの。この頃、私もペーパーバックになるまで待つということがやっとできるようになったのだ。今回の註文、本は$33.08なのに送料が$11.80にもなってしまった。船便にしたのに。