過去の日記
William Heaney The Memoirs of a Master Forger [Amazon.co.jp,
紀伊國屋]を読みながら出勤。面白くなってきた。これなら最後まで読み終へられさう。
仕事の帰りに池袋東武の旭屋書店に寄り、恥づかしい本を買ってしまった。
●岩崎純一『音に色が見える世界』(720円+税/PHP新書)[amazon.co.jp, bk1,
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●勝間和代『目立つ力』(740円+税/小学館101新書)[amazon.co.jp, bk1,
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の二冊を買ったのだが、恥づかしいのはもちろん共感覚の本ではなく、勝間和代である。私はこの人の本があまり好きではない。本当に懸命に生きないと許されないやうな感じになってくるからだ。しかも今回は「インターネットで人生を変える方法」などといふ副題の本である。インターネットで人生が変はってたまるか。インターネットで「目立つ」ことは立体名刺である。さうやって自分の評価を高め、評判を広め、人と繋がっていけば新しい人生が開けるといふ訳だ。本当かね。そのためにはまづブログでも書けといふ。漫然と書くだけでなく、コンセプト、目的、内容を決め、読者を想定し、差別化を考へよといふ。これは別に目新しい考へ方ではなく、インターネット関連の本ではいつも云はれることだ。さうやって努力しても、駄目な人は駄目である。99%くらゐの人が駄目だと思ふ。その人にしか書けない内容を、読者に訴へる文章で書ける人なんて、なかなかゐない。さういふ人がゐたならば、こんな本を読まなくても何れは目立つやうになり、評価されるやうになると思ふのだ。
私は10年この日記を書いてゐるが、読者数はそんなに増えないし、仕事をもらったことはほとんどないし(全然ない訳でもない)、人との繋がりは一向に増えない。人との出合ひが嫌ひなのだから仕方がないのだが。RSSリーダでこの日記を購読するとタイトルが表示されるが、この本によればタイトルは大事なんださうだ。タイトルだけで内容が判るものでないと、読んでもらへないのだといふ。私は内容を全く想像できないタイトルを毎日何かの本から引用してゐるから、何の役にも立たないタイトルである。また、歴史的仮名遣ひを使用することにより、検索サイトの解析と表示に不便になるやうに心がけてみた。コメントを付けられるやうにせず、読者との交流が生まれないやうにしてゐる。どれもこれも、本書で勧められてゐることと正反対である。ただの偏屈な書痴である。アフィリエイトは儲かるものではないといふところは、本書と私で意見の一致するところだ。それでも、載せた方がいいといふところも。
ブログなんかで人生が変はってたまるものか。その人は、その人の能力と努力で人生が変はったに違ひない。ブログで変はったのではないのだ。
私は変はらない。さう毎日心がけてゐる。偏屈になるとはさういふことに違ひない。