1月31日(火)

 ダンセイニの『最後の夢の物語』のあとがきの修正を送信。修正個所を記してゐる途中で眠ってしまって、変な文章を送ってしまった。再度、修正の修正を書いたメールを送る。眠い。

 世界のSF新刊一覧ページをちょっとだけ作る。既に、ロシアとポーランドは出来てゐたので、今日は日本の翻訳本情報を追加。今度の日曜には公開したい。

 ああっ、もう一年の最初の月が終はってしまふ。何かの間違ひではないか。


1月30日(月)

 昨日買ひ忘れた本をbk1に註文。
●稲生平太郎『アムネジア』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●アレン・カーズワイル『レオンと魔法の人形遣い(上・下)』(大島豊訳/各1700円+税/創元ブックランド)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●A・ブラックウッド他『怪奇小説傑作集 新版 1 英米編』(平井呈一訳/860円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 あ、地震だ。地震でも落ち着いて註文ボタンを一回押さねばならない。

 眠いので、もう寝ます。


1月29日(日)

 Mike Resnick A Gathering of Widowmakers [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]を読みながら帰宅。朝から憂鬱で気分は地を這ふやうである。仕方がないので、途中で紀伊國屋書店に寄ってWeb Designing 2月号を購入してから帰る。ここでもWeb 2.0。

 これくらゐで気分が晴れるはづもなく、沈んだ心を抱へて帰ってみると、alibris iconから、How to Plan & Build Bookcases, Cabinets & Shelves (Ortho Books, 1987) [alibris icon, Abebooks.com, amazon.co.jp, amazon.com]が、インプレスからインターネットマガジン3月号が届いてゐた。本棚を造る本は、期待してゐたほどよいものではなかった。部屋全体を考慮して書棚と部屋を設計する本かと期待してゐたのが、書棚を設計して書棚を造る本だった。

 この沈んだ状態のままでは明日から出勤できないと思ひ、bk1に本を註文。
●カレン・ジョイ・ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』(矢倉尚子訳/2400円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●スティーヴン・キング『ダーク・タワー3〔上・下〕 荒地』(風間賢二訳/各819円+税/新潮文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●アリス・キンバリー『幽霊探偵からのメッセージ』(新井ひろみ訳/780円+税/ランダムハウス講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●古川日出男『二〇〇二年のスロウ・ボート』 (476円+税/文春文庫)[[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●スティーヴン・ブルースト『勇猛なるジャレグ』(金子司訳/820円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ポール・アンダースン『地球帝国秘密諜報員』(浅倉久志訳/660円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●中島義道『日本人を〈半分〉降りる』(680円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●中島義道『偏食的生き方のすすめ』(438円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
『Mind Hacks』(2800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
『MySQL徹底入門 第二版』(3480円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 これくらゐだったらうか。よく判らなくなってしまった。本を列挙するだけで疲れた。気分が沈んだといふのに懲りずに中島義道を二冊も買ふとは何を考へてゐるのか。いや、考へてゐないのだが。MySQLの本は、ver5について新しくなったことや文字コードのことが書いてあるやうだから。

 Amazon.co.jpには、
○Charles Stross The Atrocity Archives ($14.00, Ace Books, 1/2006) [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Justina Robson Silver Screen ($15.00, Pyr, 10/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
の二冊。この二人はこの頃よく賞の候補になってゐるのを見かける。といふわけで、読みさうもないのに註文。

 買った本を列挙してゐたら、夜遅くなってしまった。もう寝なければ。


1月28日(土)

 中島義道『私の嫌いな10の人びと』(1200円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]をやうやく読了。この人の本を読むと、世間が間違ってゐて、自分が正しいやうな気分になって極めて危険である。嫌ひな人と我慢して話をするのが不可能になることもある。といふ訳で、この日も午後からつらい時間を過ごすことになった。


1月27日(金)

 SFマガジン 2006年3月号 [amazon.co.jp, bk1]が届く。

 Amazon.co.jpからMike Resnick A Gathering of Widowmakers [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。〈Widowmaker〉シリーズの第四部である。てっきり三部作だと思ってゐたのに、これでは不意打ちである。まあ、いいけど。

 明日は出張。一晩埼玉の家に泊って日曜日には戻るので、あまり本は読めまい。早速、今日届いたこのレズニックを持って出かけようか。『私の嫌いな10の人びと』がまだ途中なので、それと合はせて持っていかう。

 明朝の飛行機が少し早いので、今日も本の註文は諦めてはやく寝なければ。


1月26日(木)

 東京創元社から、マーセデス・ラッキー『失われし一族(上・下)』(山口緑訳/940円+税/創元推理文庫)上[amazon.co.jp, bk1]/下[amazon.co.jp, bk1]をいただく。ありがたうございました。

 今日は突然予定してゐなかった仕事で帰宅が遅れ、すべてが二時間ほどずれ込んでしまった。といふことで、本が届いたのに宅配便の荷物が受け取れず、もう眠くて本も読めない。このままでは今週末に頭痛に襲はれさうなのだが、出張しなければならないのだ。少し休みたい。


1月25日(水)

 中島義道『私の嫌いな10の人びと』(1200円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読みながら出勤したら、地下鉄を乗り換へるのを忘れて、いつもの倍近くの時間をかけて出勤する羽目に陥った。さういへば先週も乗り換へを忘れた日があった。本が面白かったからならいいのだが、ただ惚けたからだったらちょっと困る。
 まだ60ページまでしか進んでゐないが、多かれ少なかれ私も常々感じてゐることなので、そんなに意外な発見はないものの、自分はここまで嫌な奴ぢゃないなと安心してみたりするのは、本書の読む姿勢としては間違ってゐるやうな気もする。でも、文章は面白いからいいのだ。

 SkySoftは私をアクセス禁止にするなどどうも挙動が変だと思ってゐたら、こんなことになってゐたらしい。私のところにはメール聯絡も電話聯絡も来てゐないので、私の情報は流出しなかったといふことなのか。ならいいのだが。

 眠い。この頃、本を註文する時間が足りなくて困ってゐる。本は明日でも買へるが、睡眠は今必要としてゐるから。


1月24日(火)

 bk1から、八木福次郎『書痴斎藤昌三と書物展望社』(2800円+税/平凡社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、筒井康隆『銀齢の果て』(1500円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、シャーリイ・ジャクスン『くじ』(深町眞理子訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ジョルジュ・ランジュラン『蝿』(稲葉明雄訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、中島義道『私の嫌いな10の人びと』(1200円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。

 しかし、本を読んでゐる暇がなく、ダンセイニのあとがきを書く。日付が変はって数時間してからやうやく送信。これまでで一番短いあとがきである。しかし、本文の方はこれまでで一番長いのだ。一部で厚すぎると云はれた三冊目よりも厚いのである。売れ行きがかなり心配である。


1月23日(月)

 bk1から、二階堂奥歯『八本脚の蝶』(1800円+税/ポプラ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。少しぱらぱらと捲って拾ひ読みをしてみる。ちょっとこの本は読めないかも知れない。一度しか言葉を交したことはないのだが(会ったのは二度かも)、それでも。

 春日武彦『奇妙な情熱にかられて』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。期待以上の面白さであった。ミニチュア、境界線、贋物など、なぜか心惹かれる対象について考察し、最後に蒐集癖について考へてゐる。どうしてそんなものに心惹かれるのか不思議だったのが何だか判ったやうな気がしたものもあれば、やはりどうも納得できないものもある。世界を区切るといふのは私にとっては発見であった。

 ダンセイニのあとがきを書く。11時半で起きてゐられなくなって一休みし、三時半に起きて続きを書いたが書き終へることはできなかった。

 

1月22日(日)

 一昨日註文した本を書くのを忘れてゐた。
●中島義道『私の嫌いな10の人びと』(1200円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 「いい人」の鈍感さが、我慢できない! といふ表紙の言葉から期待できさうな気がする。私もそんな人々が嫌ひだ。まあ、ほとんどの人が嫌ひなんだけど。

 といふことで、この日はどうしようも疲れて帰宅したので、何も書けずに就寝。


1月21日(土)

 bk1から、テリー・プラチェット『ソウル・ミュージック』(久賀宣人訳/1800円+税/鳥影社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。〈ディスク・ワールド・シリーズ〉の一冊だ。

 今日は本当に疲れてゐるので、これにて。


1月20日(金)

casadellibro.comからメールが来た。"Su solicitud de Afiliación acaba de ser aprobada. Le recordamos su usuario y contraseña
Usuario: xxxx
Contraseña: xxxx
A partir de ahora podrá hacer uso de nuestro Programa de Afiliados. " と書いてあったので、無事に受理されたやうだ。昨日はスペインが少し嫌ひになったなどと書いてすみません。反省してゐます。スペインが大好きになりました(こればかり)。

 明日と明後日は忙しくて本の註文ができないかも知れないので、bk1に今日のうちに本を註文する。
●八木福次郎『書痴斎藤昌三と書物展望社』(2800円+税/平凡社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●筒井康隆『銀齢の果て』(1500円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●シャーリイ・ジャクスン『くじ』(深町眞理子訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ジョルジュ・ランジュラン『蝿』(稲葉明雄訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 それからもう一冊。
●二階堂奥歯『八本脚の蝶』(1800円+税/ポプラ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]  言葉を交したことは、一回しかありませんでした。いつも旧仮名なので、もっと年輩の人だと思ってゐましたと云はれたことを覚えてゐます。何と答へたかは覚えてゐません。心はもう老人ですとでも云ったのか。

 今日はもう時間がないので、これで。


1月19日(木)

 スペインのcasadellibro.comのアフィリエイト・プログラムに申し込んだのに返事が来ない。駄目でも返事くらゐ送ってほしいものだ。私はスペインが少し嫌ひになった。

 春日武彦『奇妙な情熱にかられて』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を手に取って出勤。面白いが一日では終はらなかった。奇妙なものに固執したり魅了されたり集めたりしてしまふことが話題である。

 今日はもう眠くて駄目なので、これで。


1月18日(水)

 イタリアのibs.itからメールが来た。" l'account e' stato attivato. Il codice attribuito al Vostro sito è: xxxx. Prendete nota del Vostro codice che dovra' essere presente in tutti i link che inserirete nel Vostro sito, indirizzati verso Internet Bookshop Italia."と書いてある。アフィリエイトの申し込みは受理されたやうだ。日本の銀行口座に振り込んでくれるのか、本当に。それが確認できる日が来るとは到底思へないが。ともかく、いろいろなリンクが使へるやうになるだらうから、それが嬉しい。

 鷲巣力『宅配便130年戦争』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。断片的な記事を目にしたことがあったが、これほどヤマト運輸と郵政省/郵便局との争ひは激しかったのかと改めて驚く。簡単に影響されやすい私は、にはかに宅配便贔屓になってしまって、まづは○○ホールディングスの株主になって応援しようかと思ったが、最低の単元株数でも厳しかったのでやめた。


1月17日(火)

 仕事をしてゐたら、クロネコヤマトの宅急便の不在通知がメールで来た。直ちに夜八時以降の再配達を依頼する。これは便利。嫌ひな電話をしてくてもいいし、よる帰宅してから寂しさうな不在連絡票を手にすることもない。いや本を受け取れなくて寂しいのは私だ。

 再配達で届いたのは、bk1からの、ブライアン・ラムレイ『地を穿つ魔』(夏来健次訳/800円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、デイヴィッド・エディングス『西方の大君主』(宇佐川晶子訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ロバート・J・W・エヴァンズ『魔術の帝国(上・下)』(中野春夫訳/各1400円+税/ちくま学芸文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]:下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、鷲巣力『宅配便130年戦争』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]である。
 毎日のやうに本を届けてくれる宅配便である。明日から、早速『宅配便130年戦争』を読んでみよう。

 宅配便の前に読み終へたのは、橋本治『「わからない」という方法』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]である。「セーターの本」と『桃尻語訳枕草子』を書いた話でもう一冊本を書いてしまったやうな感じもあって、ちょっと狡いんぢゃないのかと思はなくもないが、中身にはそれなりになるほどと納得できるところが多いので、決して腹は立たない。さういへば『桃尻語訳枕草子』は刊行されたときにすぐに一冊買ったのだった。感心したが、金がないので上中下の上しか買へなかった。貧乏だったのだ。当時私は橋本治を全く知らなかったので、こんな面白い本を買ったのだが、知ってゐるかとそんなに親しくもない友人に云ったら、お前は橋本治を知らないのか、「止めてくれるなおっかさん」を知らないのかと莫迦にされた。
 暗記は無意味な忍耐だと考へてゐるところは私も同じだが、違ふところは、判らないといふのがやってみることの出発点にはならないところか。私は判らないことはとりあへず判らないことにしておく。とりあへずは何もしないのだ。怠け者だから。でも、判ったふりもしないし、判ったつもりにもならない。判らないことを理解しておいて、とりあへず先に進むと、後で判ったりすることもある。

 新書はどんどん読める。時間がなくても一日一冊くらゐ読める。しかも、今まで知らなかった智識を得たり、もやもやとしてゐた自分の考へがすっきりしたりすることもある。しかし、私が読書に求める楽しさはさういふことではないので、やはり小説が読みたい。といふことは前にも書いた。


1月16日(月)

 SkySoftに職場からアクセスすると何の問題もないので、本当にアクセスを拒否するIPアドレスに設定されたらしい。しかし、ここからリンクするのは構はないやうだ。ちゃんと繋がる。でも不愉快だから、今後はリンクを張らないし、もう本は買はない。

 といっても、固定アドレスではないのだが……。

 iWork '06Apple Storeに註文。今度のには表計算機能も入ってゐるらしい。Keynoteの方が使ふとは思ふけど。

 西田公昭『まさか自分が…そんな人ほど騙される』(838円+税/パンドラ新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読んだが、あまり知らないことは書いてなかった。残念。私は英会話教材売り込みの人と喫茶店で会って話したこともあるし、会社まで行って話したこともあるし、電話機詐欺の人を部屋に入れたこともあるし、先物取引きの人と職場で話したこともあるけれども、買はないものは買はないのだ。英会話教材の人は、普通は喫茶店でかうやって話をすると十中八九契約するのに珍しいと云ってゐた。会って話しても買ひませんよと電話で云ったでせうと私は答へたのだが、それでも普通は皆買ってしまふらしい。あれはもう20年くらゐまへのことだらうか。そんな金があったら本を買ふよ。


1月15日(日)

 今日はソフトウェアを二つ購入。一つはPath Finder 4。MacOSXのFinderよりも便利(かも知れない)なFinderである。アップグレード価格はUS$17.95。もう一つは、XMLエディタ<Oxygen /> 7。あまりにも高機能でほとんどの機能を私は使ってゐないのだが、MacOSXとLinuxの両方で使へるところが素晴らしい。アップグレード価格はUS$22.00。

 昨日註文した本を記すのを忘れてゐた。bk1に、
●ブライアン・ラムレイ『地を穿つ魔』(夏来健次訳/800円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●デイヴィッド・エディングス『西方の大君主』(宇佐川晶子訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ロバート・J・W・エヴァンズ『魔術の帝国(上・下)』(中野春夫訳/各1400円+税/ちくま学芸文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]:下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●鷲巣力『宅配便130年戦争』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文したのだった。ハヤカワ文庫FTは再刊なので、持ってゐるはづだが、全く記憶にない。読んでゐないからだらうか。『魔術の帝国』は、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ二世の話。リサ・ゴールドスタインの作品に登場したりして、些か興味があるのだった。宅配便の本は、宅配便に興味があるからとしか云ひやうがないが、毎日のやうに私に本を届けてくれるからだらうか。

 今日は、ISBN検索ページでスウェーデン語の本を検索できるやうにした。Bokusの結果が表示される。さらに、一昨日、ISBN検索ができるやうにしたスペインのcasadellibro.comのアフィリエイト・プログラムに申し込んだ。返事待ちである。

 波多野裕造『物語アイルランドの歴史』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読む。少し急ぎすぎたかも。

 bk1から、板倉雄一郎『おりこうさんおばかさんのお金の使い方』(1200円+税/幻冬舎)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。早速読んでみたら、知ってゐることばかりだった。いつも騙されまいと、騙されないための本を読んでゐる甲斐があったといふことか。しかし、ほとんど知ってゐることや判ってゐることしか書いてゐない本を買ってしまった私はそれこそおばかさんである。これよりも『金融広告を読め』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]の方が私にとっては有益だったやうな気がする。

 ダンセイニの短篇集のあとがきを書き始めやうかなと考へてみる。


1月14日(土)

 予定通り、ISBN検索ページにイタリアのibs.itによるイタリア語書籍の検索を追加する。もう疲れてきたので、しばらく新規言語の追加は休むことにしよう。ibs.itにはアフィリエイト・プログラムがあったので、これに申し込んでみた。銀行口座の問題などで申し込みは受理されない予感がする。

 橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない 』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。なかなか面白かった。「勝ち組・負け組」といふ二分法の強引さの話は特に興味深く読んだ。それがどういふ状況をもたらしてゐるかといふやうなことは考へてゐたが、どうしてさうなったかといふことは考へたことがなかったので。後半の、「世界経済に動かされる欲望」に関しては他のところでもこれに類似する指摘は読んだことがあったのでさほど新鮮な衝撃はないものの、改めて強く印象づけられた。欲望の導くところに従ひ世界中の本を買へってことである(嘘)。

●波多野裕造『物語アイルランドの歴史』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を買ひに丸善福岡店に寄る。持ってゐたやうな気はしたのだが、書棚を探しても見つからなかったので購入することにした。タラの丘の写真も載ってゐるし(それだけで買ふ理由になるのか)。
 書店の新書の棚の前にはあまり近寄らないやうにしてゐる。つい買はうと思ってゐなかったものまで買ひたくなってしまふからである。今日も気がついたら三冊余計に買ってゐた。
●橋本治『「わからない」という方法』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●春日武彦『奇妙な情熱にかられて』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●西田公昭『まさか自分が…そんな人ほど騙される』(838円+税/パンドラ新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
である。橋本治は昨日から読んでゐた本の関連で。奇妙な情熱の本は、蒐集癖にかんする記述に惹かれて。「要るのか要らないのか判らないが、自分はそれを欲しいと思ふ」話でもあるのかも知れない。三冊目の本はちょっと迷ったけれど、やはり騙される本を逃す訳にはいかないので買ってしまった。私も「まさか自分が……」と思ってゐる人間だ。いつも自分は騙されてゐるんぢゃないかと思って生きてゐるので、この題名の本には逆らへないのだ。

 書店で見かけて欲しかったけれど持ち合はせがなくて買へなかったのが、『Mac OS X Server Essentials』[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋]である。詳しいOSX Serverの日本語の本が欲しいと思ってゐたのだが、価格が10000円だった。

 やうやくAmazon.co.jpから、Salvador Plascencia The People of Paper ($22.00, Mcsweeneys Books, 7/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft]とPHP Hacks [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft, 紀伊國屋]が届いた。The People of Paperは、随分しっかりした造りの本で、重いのだった。活字の組み方がいろいろ変化に富んでゐる。PHPの本は、私の知らないことがたくさん載ってゐさうで嬉しい。いろいろ余計なことをして時間を使はないやうに気をつけなければ。

 さきほどから、なぜかSkySoftにアクセスしようとすると、エラーが出てしまふ。「HTTP エラー 403/403.6 許可されていません: IP アドレスが拒否されました。サーバーがアクセスを禁止している IP アドレスの一覧を持っており、この一覧にある IP アドレスを使ってアクセスした場合にこのエラーが発生します。」といふ。なぜ拒否するんだね。何か私は悪いことをしただらうか。そんなに嫌ならいいけどさ。


1月13日(金)

 昨日の宅配便は実は午後7時に来てゐたことが判明した。不在聯絡票が見えなかったのだ。十時過ぎまで待って損した。
 今日は配達はなくて、電話して明日の午後再配達といふことになった。もうそこまで来てゐる本を受け取れないのは実に悲しい。

 bk1から、橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない 』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。明日から読み始めよう。

 ISBN検索に、予定通りcasadellibro.comを追加。続いてイタリアのibs.itを調整中。おそらく明日には何とかなるのではなからうか。アフィリエイトもあったので、明日申し込んでみようか。
 他に作りたいと思ってゐるのは、世界のSF&ファンタジイ新刊リスト。自動的に更新されるページである。今、ロシアとポーランドの自動更新リストを試験的に備忘録のページに表示させてゐるが、これを英米、独仏、西、伊くらゐは揃へて一ページに配するのだ。しかし、今日はもう眠くて倒れさうなので、寝なければ。本の註文も明日だ。


1月12日(木)

 昨日も一昨日もAmazon.co.jpから荷物が届いたのだが、昼間は誰も家にゐないので受け取れなかった。昨夜電話して、今日の八時頃再配達してくれるといふことになった。私は電話が大嫌ひなので、宅配便の再配達の電話でもかなりの勇気を必要とするのだ。今日は遅くならないやうにと念のため早めに職場を出て、七時半にはもう家に着いて荷物が届くのを待ち受けてゐた。しかし、来ない。夕食が終はって風呂に湯を入れても来ない。10時45分まで待ったところで、もう無駄だから風呂に入りなさいと娘に云はれて諦めた。どうして来ないんだ。

 今日届いたのはインターネットマガジン3月号。手に取った瞬間、何か変だなと思ったのだが、袋から出してその厚さに驚いた。「レンタルサーバー完全ガイド」といふことで、レンタルサーバーの話しか載ってゐないやうな感じだ。3月号は28日発売予定だから、これは別の増刊号みたいなものか。レンタルサーバーを使ふ予定はないので、私には不要ではないか。

 今日はISBN検索でスペインの本を検索できるやうにした。嬉しい。特に喜ぶ理由もないのだが、妙に嬉しい。今のところALIBRI Llibreriaのみ(昨日も同じやうな文章を書いたばかりだ)。明日には、casadellibro.comを追加できると思ふ。ここは、Safariで観ると、レイアウトが崩壊してしまって実に見づらいのだ。Mozilla系なら何ともないのだけど。


1月11日(水)

 今日はISBN検索でポーランドの本を検索できるやうにした。嬉しい。特に喜ぶ理由もないのだが、妙に嬉しい。今のところNabo.plのみ。そのうち増やしたい。いろいろ見てゐたら、Merlin.plには英語の丁寧な説明があることに気がついた。これを読めば日本からでも註文できさう。買っても何も読めないけれども。

恩田陸『エンド・ゲーム 常野物語』(1500円+税/集英社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。この前の常野物語よりも私は気に入った。大きなお屋敷に謎めいた美少女がゐるといふ話よりも、かういふ雰囲気の方が落ち着いて読める。でも、二作目の常野の方がいいといふ人の方が多いかも。

 Amazon.co.jpから、Zoran Zivkovic Hidden Camera ($13.95, Dalkey Archive Pr, 10/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, SkySoft]が届く。セルビアの作家であるといふことのほかはよく知らない。今日はもう眠いので、これで。


1月10日(火)

 今日はISBN検索にアラビア語の本を検索する機能を追加しようとしたけれども、ISBNで検索できて、しかもPOSTではなくGETで番号を送れる書店を見つけられずに断念。次はポーランドの本にしようと何軒か探したがやはり見つからない。ポーランドは何とか見つけたいものだ。別に理由はないのだが。

 今日は恩田陸『エンド・ゲーム 常野物語』(1500円+税/集英社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を手に取って出勤。60ページまで。

 bk1から、小泉修『図解でわかるLinuxシェルスクリプト・正規表現』(2600円+税/日本実業出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]が届く。意味のない大きな絵ばかりだったらどうしようかと怯えてゐたのだが、そんなに絵は大きくないし、無意味でもないし、字もたくさん入ってゐるから安心した。判りやすさうなので、明日から早速使ってみよう。


1月9日(月)

 Google AdSenseにGoogle AdSense自体の宣伝とFirefoxの宣伝があるのに気がついた。以前、見かけたことはあったのだが、Google AdSenseとは知らなかった。面白かったのは、これには世界各国語版が用意されてゐること。早速ロシア語版をSF情報ページに貼り付けてみる。ちょっと楽しい。最初から収益を期待してゐないことは明白なのだが。いやいや、これでロシア人ががしがしクリックしてくれるかも知れないではないか。実際、ロシアからの閲覧は少しだけどあるのだ。

 そんなことをしてゐるうちにロシアの書店を見て回りたくなり、かちかちクリックして回ってゐると、Books.ruにもアフィリエイト・プログラムがあることに気がついたので、申し込んでみた。もちろん、ロシアの書店のアフィリエイトで収益があがるとは思ってゐないが、リンク画像とか検索用リンクとか在庫リストが使へるのが嬉しい。ただ、嬉しいだけだけど。

 嬉しいついでに、ISBN検索Books.ruでロシア語書籍の検索ができる機能も追加しておく。

 随分時間がかかってしまったが、池上永一『シャングリ・ラ』(1900円+税/角川書店)[[amazon.co.jp, 紀伊國屋]を読み終へた。驚いたことに、この本は昨年の九月下旬に出たばかりなのに、もう新刊書では手に入りにくくなってゐるやうなのだ。複数の2005年度ランキングに顔を出してゐるのに、増刷されないのか。熱帯雨林の東京と積層都市アトラスの描写は迫力があってよかったが、些か長すぎる。それに超人的な少女が多すぎないか。楽しめたからいいけど。

 Amazon.co.jpから、Scott WesterfeldのUglies ($6.99, Simon Pulse, 12/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft, 紀伊國屋]とPretties ($6.99, Simon Pulse, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft, 紀伊國屋]が届く。16歳になったら誰でも強制的に美しく変貌させられる世界の話らしい。若年層向けなので読みやすさうではあるが、400ページ以上あるし、苦手な三部作なので、読むかどうかは自分でも予想できない。そんなの買ふなよといふ気もするが……。


1月8日(日)

 大晦日にalapage.comのアフィリエイト・プログラムに申し込んでみたのだが、全然返事が来ないと怒り狂って、今月5日には、「フランスが少し嫌ひになった」などと暴言を吐いてしまった。さっき、もしやと思ってメールのゴミ箱を検索してみたら、返事があった。2日に着いてゐたので、ちゃんと48時間以内に来てゐたのだ。私はフランスが大好きになった。
 手紙の文面は、「Nous vous remercions de l'interêt que vous portez à notre société. Cependant, nous sommes désolés de vous informer que nous ne pouvons donner une suite favorable à votre demande d'inscription. En effet, ne pouvant pas accéder à votre site, il nous est impossible de valider sa conformité à nos conditions d'acceptation. Nous vous invitons à réitérer votre demande lorsque votre site sera accessible.」だった。が〜ん。なぜだ! なぜアクセスできないんだ! 私がURLを書き間違へた可能性は高い。返事を誤って棄ててしまふくらゐだから。アクセスできるやうになったらまた申し込んでくれ給へと書いてあるやうなので、そのうち再挑戦しよう。

 Amazon.co.jpから、Jess Nevins The Encyclopedia of Fantastic Victoriana ($50.00, Monkeybrain, 10/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft, Abebooks.com]が届く。大きな本である。ぱらぱらとページを捲ってみると、全然聞いたこともないやうなことばかりである。知ってゐることばからいだったら大損なので、これは得したといふことなのだらうか。

 この頃、ちょっと気になってゐるTheodora Gossの本をAmazon.co.jpに註文した。
○Theodora Goss In the Forest of Forgetting ($24.95, Prime Books, 4/2006) [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
4月刊行予定なので、少し先である。ここ数年来、AlchemyStrange HorizonsRealms of FantasyPolyphonyといったところを中心に短篇を発表してきた作家だ。気になっても、恐らく読まないだらう。

 bk1に非常に恥づかしい題名の本を註文。
●板倉雄一郎『おりこうさんおばかさんのお金の使い方』(1200円+税/幻冬舎)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない 』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
この二冊である。「お金の使い方」は何とも恥づかしい題名だが、「インチキを見破るための知識を伝える本」と書いてあったので、註文してみた。「ポイントは貯めてから使ふ」とか「投資信託を利用」したりしてゐる人は騙されてゐるんださうだ。しかし、貯める前にポイントを使ふことはできないのだが。読んでみれば判るだらう。橋本治の本は、第二章の「たった一つの価値観に抗する(隠されたトリック/「勝ち組」という基準を持ち出した人達)といふ辺りに関心を持ったから。とにかく、私は騙されてゐるんぢゃないかといふ気持ちが常にあるので、かういふ本を買ってしまふ。

 また、ISBN検索に機能を追加してしまった。ドイツ語の書籍を紀伊國屋書店でも検索するやうにして、フランス語の本もAmazon.frと紀伊國屋書店で検索するやうにした。


1月7日(土)

 日記の左下の方に、Google AdSenseそっくりの書籍リンクを作らうとして失敗。単独ではできてゐるのだが、このページに埋め込むと、他のCSSの影響を受けて、色や位置が変はってしまふのだ。なんでこんなことに時間を使ってしまったのだらう。横長のにして、ここの真下辺りに置いてみようかな(見苦しいので削除しました)。

 bk1に本を註文。
●小泉修『図解でわかるLinuxシェルスクリプト・正規表現』(2600円+税/日本実業出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]
 この一冊のみ。「図解でわかる」といふ題名は気に入らないのだが、シェルスクリプトのことを知りたかったので致し方ない。シェルスクリプトって速いのだらうか。

 ISBN検索にドイツ語検索を付け足してみた。日独英仏のアマゾンだけだが。ドイツではもう一軒くらゐは増やしたいが、次はフランス語かな。ロシア語とかスペイン語、イタリア語も検索したいものだ。こんなことに時間を使ってゐていいのか。


1月6日(金)

 bk1から、C・S・ルイス『喜びのおとずれ』(早乙女忠・中村邦生訳/800円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]と琴音『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』(1500円+税/ライブドアパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]が届く。『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』を50ページほど読んでみたが、どうもよく判らない。

 ISBN検索スカイソフトを追加してみた。価格がうまく表示できなかったのだが、疲れてしまったので、そのまま。検索に時間がかかるやうになってしまったので、もう書店を追加するのは止めて、別の言語にとりかからうか。


1月5日(木)

 ClustrMapsを利用して左下の方にアクセス元の場所を表示する地図を載せるやうにしてみたのだけれど、ヨーロッパからのアクセスがあるのに驚いた。検索して間違へて来てしまっただけかも知れないが。意図して来てくれてゐるのなら嬉しいのだけれど。ヨーロッパの本の新刊情報を載せてゐるので、検索結果から図らずも来てしまった可能性大だが。何だ日本語なんか読めるかよといって立ち去ってゐるのだらうか。

 ヨーロッパといへば、alapage.comからは何の聯絡もない。もうとうに48時間は過ぎてゐるのに。フランスが少し嫌ひになった。

 ISBN検索Powells.comを追加してみた。ときどき表示が変なことになってしまふ場合もあるのだが、まあいいか。そのうち何とかします。


1月4日(水)

 昨日ASKULに註文した文具がもう届いた。速い! これで我が家から文具による諍ひが消えるだらうか。

 文具を註文して喜んでゐたら、昨日註文した本のことを記すのを忘れてゐた。
●Tom Stafford & Matt Webb Mind Hacks(夏目大訳/2800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Yicon]
楽天ブックスに註文。今回は楽天に。オライリーはコンピュータ関連図書の本を出すところだと思ってゐたが、この本は一体何なのだらう。「最新の脳科学を基にした解説と簡単な実験で、脳と心のはたらきを説明する新しい脳の本。「視覚」「運動」「記憶」等をテーマに、脳のはたらきを、Webサイトの動画や身体を使った「ハッキング(実験)」で明らかにする。」といふ内容らしいのだが、ハッキングといふ言葉の使ひ方が変だとは思はないか。関係ないけど、この頃、コンピュータだかネット関連だかの人がメタファーといふ言葉を変な意味で使ふやうな気がするがあれは一体何だ。

 bk1から、恩田陸『エンド・ゲーム 常野物語』(1500円+税/集英社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。いつ読めるだらうか。


1月3日(火)

 ダンセイニのゲラに向かはうと思ったら、赤ペンがなかった。我が家ではすぐにペンがなくなる。前に、赤がどうしても見つからなかったので青で訂正を入れたら(学会誌では青でゲラに訂正を入れる規則になってゐるものもあるので私にとっては違和感はなかったのだ)、「何で青なんだ? 赤だと思って訂正するけどな」といふ書き込みがなされてゐるのを再訂正のときに見たことがあった。赤のボールペンがどうしても見つからず、青はやめた方がいいと思って赤鉛筆で書き込んだら、妙に線の太い醜いゲラになってしまったことがあった。どうやらそれは絵画用の赤鉛筆だったやうだ。そして今朝は赤ペンが見つからない。最初、娘を疑って詰問したら、娘は妻が犯人だと云ふ。娘が妻の筆入れを漁ると赤ペンが出てきた。自分を疑ったことに対して娘は激しい怒りを表明した。どうしてたった一本の赤いボールペンで家族が啀み合はなければならないのか。そこで、赤ペンを10本備蓄することにした。早速ASKULで「ゼブラ サラサ0.5mm業務用パック 1パック(10本入) 赤インク」を註文。これで我が家に平和が訪れるに違ひない。さらにいつも諍ひの種になる附箋(ポストイット)とスティック糊も10個づつ註文。我が家の平和を確固たるものにするためである。いろいろ買って合計金額が2500円を超えて送料は無料になった。

 赤ペンも確保してダンセイニのゲラを修正するはづが、気がつくとISBN検索ページに日米英のアマゾンで英語の本を検索できる機能を追加してゐた。日本語の本だらうと英語の本だらうと、ただISBNを入れれば検索してくれるのである。なかなか便利で、もっと多くの書店を追加したいのだが、そんなことをしてゐる場合ではないのだ!

 心を入れかへてダンセイニに向かふはづが、気がつくとYahoo! ブックスの新刊情報通知RSSを作ってしまったのはなぜだらうか。SF&ミステリ海外文学外国文学といったものなどが出来上がってゐた。なぜだ。しかし、海外文学と外国文学はどこがどう違ふのだ。ところで、アマゾンといふのを作って新刊情報を得ると、Amazon.co.jp関連図書とアマゾン河関連図書が出てきてしまふが私はアマゾン河の本にも関心があるからこれでいいのだ。

 いや、全然よくなくて、どうしてこんなものを作ってゐるんだ。


1月2日(月)

 SF情報誌Locusの1月号が届く。カナダSFの記事が興味深い。他に、ジェフ・ライマンのインタビューなど。新刊紹介欄ではTheodora GossIn the Forest of Forgettingが絶讃されてゐるのが気になる。

 いろいろ思ひついたことや、試してみたいことがあるのだが、今日は大人しくダンセイニのゲラに向かふ。本の註文もせずに。


1月1日(日)

 今日は世間では元日らしいが、私にとっては普通に本を註文する日である。

 元日といふことで(て何の関係もないけれど)、bk1に本を註文。
●C・S・ルイス『喜びのおとずれ』(早乙女忠・中村邦生訳/800円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]
●琴音『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』(1500円+税/ライブドアパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, セブン&Y icon]
以上の二冊。C・S・ルイス自叙伝は、以前、富山房から出てゐた本の文庫化。持ってゐないので、買っておく。『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』はファンタジーノベル大賞優秀賞辞退作品。どういふいきさつなのかは全く知らないが。

 元日でも本は届く。 Buch24.deから、Candida Höfer Bibliotheken [amazon.co.jp, Amazon.de, Buch24.de, Abebooks.com, 紀伊國屋]が届いた。郵便局の人も元日から本を配達しなければならないので大変である。図書館の写真集なので大きくて重い。ウンベルト・エーコのエッセイは書く図書館毎についてゐるのではなくて、巻頭に8ページだが、かなりの大判なので決して短くはない。ちょっと読んでみようかと思ったが、ドイツ語なのでやはり判らなかった。エーコのエッセイ以外は解説もなく(図書館名、所在地、撮影年の記載のみ)延々と図書館の写真が続く。他の図書館写真集で見たことのある場所もあるが、いつ見ても図書館の写真は心に染み入る。こんな大きな図書室が欲しい。

 その他は引き続きダンセイニ。


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