8月31日(日)

 高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読むが終はらない。日曜日にもそれなりにしなければならない雑事があるのだ。家庭の事情って奴である。やうやく第一段が終はったところ。なかなか魅力的な舞台設定である。何とも云ひやうがなく歪んだ未来は実にSF的である。

 所謂家庭の事情の他にも時間を使ってしまったことが他にあった。Google App Engineを使って言葉を探すサイトを作る作業である。今回もKWIC。検索にはTechnoratiのAPIを使用するものだ。世界のblogを中心に情報を集めてゐるやうなので、新しい用法が検索できるかも。まだエラーが頻出するが、とりあへずtechnoratikwic.appspot.comにて公開。これで、Yahoo!、Amazon、Google、TechnoratiのAPIがGoogle App Engineで使へるやうになったと思ふ。さて、次に何を作らうか。世界中のSFやファンタジイの新刊情報が自動的に更新されると嬉しい。評価が書き込めるコメント欄とか作ってみることも可能かも。自分に興味のある本の新刊リストといふだけのことなんだけど。YahooKWICやTechnoratiKWICの方もまだまだ改良の余地はあるのだけど、そんなに熱心に改良しようといふ気持ちもないのだ。

 Amazon.co.jpR-1 ぐらんぷり 2008 [Amazon.co.jp]を註文してしまった。あの芸人の「米の吉田」が収録されてゐるから。TV放映では途中で切られてしまってゐたので買っておく必要があるだらうといふ判断である。発売はまだ一ヶ月近くも先だったのか。別のDVDにすればよかったかも。

 明日から九月である。もう一年の三分の二が終はったのか。歳を取るのがはやいわけだ。


8月30日(土)

 アレステア・レナルズ『量子真空』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]やうやく読了。長かった。面白いけど長すぎる。長すぎるけど面白い。大宇宙の壮大な話といふこと以上に、絶望的な状況でも諦めない人々の話が、実は私は好きなのだ。私は頑張るのは大嫌ひなのだが、諦めるのはもっと嫌ひだ。かういふ本を読んでゐないと、生きていくのが難しい。

 紀伊國屋書店から、高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、高山宏『アリス狩り』(3600円+税/青土社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (上・下)』(鈴木彩織訳/各1800円+税/日本放送出版協会)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジム・ブッチャー『ドレスデン・ファイル2 狂った月』(田辺千幸訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『パソコンは日本語をどう変えたか』(900円+税/講談社ブルーバックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、Ekaterina Sedia The Alchemy of Stone (Prime Books, 2008/6/20) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。昨日から読み始めた本が入ってゐたりするけど、気にしないことにしよう。

 読みたい本が次々と届くのに。今日もGoogle App Engineで時間を潰してしまった。やれやれ。


8月29日(金)

 Amazon.co.jpから、Benjamin Rosenbaum The Ant King and Other Stories (Small Beer Press, August 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]とエスクァイア2008年10月号(700円/エスクァイア マガジン ジャパン)[Amazon.co.jp]が届いた。早いなあ。でも、ちゃんと読むだらうか。

 高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。『量子真空』よりも鞄に入れやすかったので、つい。それにしても、『量子真空』はいつ終はるんだらう。こんなに面白いのに、なかなか読めないのだ。電車の中でも持ちにくいし……。

 新書や文庫の新刊情報を一部Amazon.co.jpから取得することにしたとしばらく前に書いた通りだが、どうも情報が更新されないんぢゃないかと不安になってきた。ちゃんと機能しないのか。よくよく考へてみると、あまりにも先の情報を取得してしまふのが嫌だったので、「今月の本」よりも前の情報しか取得しないやうに設定したのだった。つまり、月末になると形式的に数日後に発売されることになる新刊を弾いてしまふわけだ。それが原因なのかどうかまだ検証してゐないが、もう少し改良の余地はありさうだ。この週末に少し手を入れよう。


8月28日(木)

 高野史緒さんから『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。『量子真空』が終はり次第読み始めよう。

 三浦展『下流大学が日本を滅ぼす!』(705円+税/ベスト新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。この喋り言葉文体はどうにも気持ち悪いが、そんなに間違ったことを書いてゐる訳でもない。低所得層の話をしきりに出してくるので、そこも反感を買ふだらうが、これもまた見当外れといふ訳でもないと思ふ。結論としての、今後の解決策案だけは賛同しかねる。これで問題が解決するとは思へない。あまり書くと気分が暗くなるので書かない。


8月27日(水)

 昨日作って得意になってゐたYahooKWICで英語、ドイツ語、ロシア語なども検索できるやうにしてみたが、あまりいい例文が表示されない。なかなか思ふやうにはいかないものである。日本語だったらそこそこでるんだけどなと思って「綺羅、星の如し」といふ用例を調べようと思って「綺羅」を検索してみたら、そんな用例一つも出てこなかった。なんといふことだ。「綺羅、星の」で検索するとやうやく少し出てくるが、多くは誤用が慣用となった言葉の解説だったりして、本当の用例はほとんどない。綺羅の意味が忘れられてゐるんだらう。もちろん、私にも知らない言葉や間違って使ってゐる言葉はたくさんある(はづだ)。だから、かうやって言葉を探して暮らしてゐるのだ。
 この頃は歴史的仮名遣ひの文書もネット上に増えてきたのか、歴史的仮名遣ひの用例検索としても結構使へることが解った。「向ふ側」とかね。いや、ちょっと前にそんな話をしたことがあって。

 The Book Depositoryから、Introduction to Machine Learning and Bioinformatics (Chapman & Hall/CRC, June 5, 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, The Book Depository]が届いた。役立ちさうではあるが私には少々難しすぎないか。解ってゐることしか書いてゐない本は買っても仕方がないから、それくらゐでいいのかも知れないが。

 Amazon.co.jpに、
○Benjamin Rosenbaum The Ant King and Other Stories (Small Beer Press, August 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。変はった短篇を書く作家として注目してみてもいいだらうか。一緒に、エスクァイア2008年10月号(700円/エスクァイア マガジン ジャパン)[Amazon.co.jp]を註文した。雑誌などはできるだけ書店の店頭で買ふやうにしたいと思ってゐるのだが、疲れてゐると面倒臭くて書店に入る気力もないことが多いので、ついオンライン書店に註文してしまふ。そんなに疲れ切ってゐる訳ぢゃないけれど……


8月26日(火)

 何日も何週間も悩んでゐたことが一つ解決できて今日はちょっと嬉しい。PythonでElementTreeを使ふ方法なので、別に面白い話ぢゃない。使い方を必死で検索してゐるときに、自分の書いた文章が表示されて、「ElementTreeが解らない!」なんて書いてあると本当に腹が立つ。解らないことなんか書くなと云ひたくなる。
 何ができたのかといふとGoogle App EngineといふGoogleのコンピュータ上で勝手にプログラムを動かせるサイトで、Yahoo!検索Webサービスの検索結果を受け取れたのだ。概ね無料で使へるのだけど、今のところPythonのgoogle方言みたいなものを使はなければ動かない。何を作ったのかといふと、検索結果を検索語を中心に並べるといふいつものKWICである。前後の文字列と共に表示するのでkeyword in context(文脈)といふわけだ。私はこれが大好きで、無闇矢鱈と用例検索をするのである。今までいくつのKWICスクリプトを書いてきたことか。

 やうやく動いたYahooKWICはyahookwic.appspot.comでいつでも使へるやうになってゐる。不満は、Yahoo!の検索結果がちょっと細切れで全部の文脈が十分に把握できないこと。でも、今日は嬉しい。韓国語や中国語でもちゃんと検索結果が表示された。

 これを使って「ざっかけない」といふ言葉を検索して驚いた。「ざっかけな」といふ言葉としての使用例が多いのだ。いつからそんな使ひ方が広まったんだ(「広まる」といふほど使はれてもゐないかも知れないが)。「はかない恋」とか「せつない気持ち」を「はかな恋」、「せつな気持ち」と云ってゐるやうなものではないのか。「あたじけない」を探してみたら、ほとんど辞書や用語説明で、実際の自然な使用例は少なかった。まあ、使はないだらうけど。Web検索なんだから、もっと現代的な用例を探すのに使った方がいいのだらう。私はあまり関心はないのだが。
 あと、「逢着」といったら夏目漱石だらうと思ってゐたら、私の知らない意味の「逢着」があることを今日初めて知った。でも、私の辞書(大辞林)には「出あうこと、でくわすこと」しか載ってゐないのだが。


8月25日(月)

 ル=グウィン『パワー』(谷垣暁美訳/2100円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の谷垣さんからいただきました。ありがたうございました。

 SFマガジン十月号[Amazon.co.jp, bk1]を早川書房からいただきま した。今号の特集は《新しい太陽の書》読本と野田昌宏追悼。追悼特集では「レモン月夜の宇宙船」が再 録されてゐて、懐かしく読み返す。中学生のとき、これを読んで、パルプ雑誌を集める立派な老人にならうと決意したのだった。結局パルプ雑誌はあまり集めることなく(それでもそれから十年くらゐは集めようとはしたのである。初めてアメリカの古書店から届いた小包に入ってゐたのは、一九四〇年代のWeird Talesが二冊とヴァージル・フィンレイの画集だった)、もうすぐ何の変哲もない偏屈な老人になりさうな予感がしてゐる。

 アメリカのSF情報誌Locus 八月号が届いた。ディッシュの追悼記事が載ってゐる。さうか、ディッシュは死んでしまったのだったか。私はあまり熱心な読者ではなかった。


8月24日(日)

 今日もGoogle App EngineでXML情報の取得と処理の問題に悩んでしまった。結局解決しなかった。ああ、時間の無駄をした。

 早川書房からジーン・ウルフ『新しい太陽のウールス』(岡部宏之訳/1000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。《新しい太陽の書》の続篇、あるいは四部作の第五部とも云ふ。原書で一度、この翻訳のゲラで一度読んでゐるが、できればもう一度、いや何度も読みたい。この「第五部」を含めて全体を何度も。《新しい太陽の書》は何度も振り出しに戻って読まなければならない本だからだ。ジーン・ウルフもセヴェリアンもさう云ってゐる。前に読んだときにはなかった「解説」を読んで、やはりさう思った。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●高山宏『アリス狩り』(3600円+税/青土社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (上・下)』(鈴木彩織訳/各1800円+税/日本放送出版協会)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジム・ブッチャー『ドレスデン・ファイル2 狂った月』(田辺千幸訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『パソコンは日本語をどう変えたか』(900円+税/講談社ブルーバックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上六冊。今回期待してゐるのは『赤い星』『13番目の物語』は書物が出てくる物語なので、さういふ意味で面白いかも。

 久しぶりにYahoo!デベロッパーネットワーク/テキスト解析を見てみたら、いつの間にかいろいろと機能が充実してゐるではないか。YahooのAPIを使ふためにも、XML形式で返された内容をPythonで処理する方法を習得しなくては。


8月23日(土)

 月末になって、買ひたい本がたくさん出たといふのに、Google App EngineでElementTreeを使ふ方法で何時間も悩んでしまった。そのせゐで全然本が買へなかった。全然本が読めなかった。PythonのElementTreeは何だかさっぱり解らない。悩むばかりで目的の結果が得られなかった。もう少しで思ひとほりの結果が返ってきさうな気がするので、もう少しもう少しと時間がとられてしまふ。ああ、こんなことならただ『量子真空』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでゐればよかった。もう何週間も読んでゐるのに終はらないぢゃないか。しかし、このままではElementTreeが気になって眠れさうにない。どうしたらいいんだ。


8月22日(金)

 文庫新刊情報のページをちょっと変更して、bk1Amazon.co.jpで発送準備ができてから表示されるやうにした。一ヶ月先の新刊情報が入ってしまふと、いつ註文すればいいのかよく解らないのだ。といふことで、表示されてゐた九月の新刊は一旦削除したので、来月「在庫あり」の状態になったらまた表示されるやうになるはづ。月に十冊以上新刊が出る文庫についてはさらに工夫が必要なので、まだ対応できない。新書については数日以内に調整する予定。

 昨日書いたAmazonEBSはなかなか便利なやうだが、手順がよく解らなかった。慌てる必要もないので、そのうち使ってみよう。実は自宅サーバの管理が面倒くさくなってきたのだ。Amazon EC2Google App Engineをうまく使へば自宅サーバはもう要らないのではないかと思ひ始めてゐる。でも、費用はどうなんだらう。Amazon EC2を常時動かしてゐるとそれなりに費用がかかる。引っ越すことがあったら、その期間利用するのは間違ひないだらうが。


8月21日(木)

 東京創元社から、パトリシア・A・マキリップ『ホアズブレスの龍追い人』(大友香奈子訳/創元推理文庫/1100円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をいただきました。ありがたうございました。マキリップにしては珍しく短編集。楽しみである。内容とは関係のない話だが、帯の「綺羅」の用法がちょっと変ぢゃないのか。いや、今の世の中ではこれが普通なのかも。「綺羅星」っていふ星があるみたいぢゃないか。それとも、今はあるのか……

 紀伊國屋書店から、大内田鶴子 他編『神田神保町とヘイ・オン・ワイ』(2500円+税/東信堂)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、恩田陸『不連続の世界』(1600円+税/幻冬舎)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、三浦展『下流大学が日本を滅ぼす!』(705円+税/ベスト新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、石川慎一郎『英語コーパスと言語教育』(2600円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、松田謙次郎編『国会会議録を使った日本語研究』(5000円+税/ひつじ書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。今日のはどれも面白さうで、全部読みたい本ばかり。読まない本を買ふ方が普通ではないのかも知れないけど、とにかく今日は全部読みたい本ばかりだ。なんといふか、得した気分である。

 さきほど、Amazon Web ServiceからAmazon Elastic Block Store for Amazon EC2 is Now Availableといふ件名のメールが届いた。Amazon EC2のインスタンスのバックアップが自動的にできあがって保存されるといふことなんだらうか。まだちょっと試用してみただけなのだが、Amazon EC2は確かにインスタンス終了時に面倒臭いシステムの保存操作をしなければならないのが嫌だった。といふわけで、インスタンスを起こすのがどうも億劫になってしまふ。これで、そこらあたりが解決するのだらうか。


8月20日(水)

 Amazon.comから、David Mertz Text Processing in Python (Addison-Wesley, June 2003) [Amazon.co.jp, Amazon.com]とMike Resnick Stalking the Vampire: A Fable of Tonight (Pyr, August 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。Pythonの本はどうだらうか、役に立つだらうか。ちょっとぱらぱらと捲ってみただけではよく解らなかった。いいことがあると期待したい。レズニックの本は意外に活字が小さい。「ユニコーン」のときと同じくらゐ面白いのなら迷はず読むのだが。今読んでゐる骰子みたいな本が終はったら考へよう。

 Amazon.comに、
○Jeremy Jones & Noah Gift Python for Unix and Linux System Administration (O'Reilly, 8/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。また、Amazon.co.jpが高かったのだ。この頃、Pythonの本を買ひ過ぎてゐるのかも。でも、Google App EngineがPythonだといふことで、いろいろ使ってみたいのだ。

 もう一冊、The Book Depositoryに、
Introduction to Machine Learning and Bioinformatics (Chapman & Hall/CRC, June 5, 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, The Book Depository]
を註文。今回もAmazon.co.jpが高かったのだ。Amazon.comにしようかとも思ったが、さっき一つ註文したばかりで、また送料に9ドル払ふのも何だか不愉快なので、The Book Depositoryにしてみた。内容は機械学習とバイオインフォマティクス。

 岩波新書の新刊取得情報をAmazon.co.jpから取るためのPHPスクリプトはどうやらちゃんと動きさうなので、これから順次切り替へていって、購入可能になったものを購入可能になった順に表示するやうにしていきたい。同時に、来月の刊行予定みたいなページも作ってみたくなる今日この頃なのだった。どんなふうに管理しようか思案中。うまく自動管理できさうになかったら作らないけど。


8月19日(火)

 紀伊國屋に、
●松田謙次郎編『国会会議録を使った日本語研究』(5000円+税/ひつじ書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。また無駄な本を註文してしまったのかも知れない。国会会議録を使った日本語研究なんてする予定はないのに。いや、でも面白さうだったから。

 出勤前に今日から何を読まうかと30秒くらゐ迷って、『量子真空』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出かけた。やうやく五百ページを越えた。面白くなってきてゐるのだが、長すぎる。まだ半分にも達してゐない。死ぬまで終はらなかったらどうしようかといふ恐怖がときどき意識に浮かんでくる。そんなはづはないと理性は反論するのだが、本能は怯えてゐるのだ。


8月18日(月)

 一昨日から読み始めたSuzanne strempeck Shea Shelf Life (Beacon Press, 2005) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] があまり面白くなく、読み進めようか止めようか、迷ってゐる。まだ最初の方で子供の頃の思ひ出などが続いてゐて、それが面白くないのだ。子供の頃の思ひ出が面白くないなんて、先が思ひやられるではないか。

 紀伊國屋書店に、
○Michael Miller Cloud Computing (Que Pub, 8/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。Google App Engineのことが書いてあると解ったから。それにしても、この頃、Amazon.co.jpの洋書は値段が高いのではないか。Amazon.comにしようか紀伊國屋書店にしようかと迷ふことが多い。
 今回は何となく紀伊國屋書店にしてみたのだけど、註文履歴を見たら、Ekaterina Sedia The Alchemy of Stone [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] を七月三日に註文してゐるのに気がついた。数日前に、何だか註文したやうな気がするのだが、日記に書いてないなあと思ってゐたのだった。危ふくもう一回注文してしまふところだった。


8月17日(日)

 昨日出かけるときに手に取ったのは、Suzanne strempeck Shea Shelf Life (Beacon Press, 2005) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] である。本屋の出てくる小説を読んだところで、書店の出てくる英語の軽いミステリでも読まうかと思ったのだが、書棚を眺めて最初に目に入ったのがこの本だったので、これを手に取った。小説ではなく、書店員を経験した作家のエッセイのやうなもの……かも知れない。

 オンライン書店でいま売れている本Amazon.co.jpの画像とリンクが正しく書き出されてゐなかったので、修正。数週間前から変だといふことには気づいてゐたのだが、修正する時間がとれなかった。その他、自分のRSS生成スクリプトを多数修正するのに時間を使ってしまった。いろいろ作りすぎてゐて、自分でも忘れてしまってゐるページなども多い。自分のサイトを彷徨いて壊れたサイトを修正してゐると、思ひがけないものを発見したりして、驚いたり感心したりすることもある。

『量子真空』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]やっと三分の一あたり。まだまだ先は長い。

 四年前の、正確にいふと2005年11月7日メールに書いた、『ソナタ,パルティータ&組曲』といふバッハのヴァイオリンやチェロの曲をグスタフ・レオンハルトがチェンバロで演奏した曲を収録したCDを購入して聴いた話を読んだ方が9日に書いてくださったメールが今日届いた。それまでに数回メールのやりとりをしただけの人なのだが、その後は何の聯絡もない。といふことはこれが最後のメールだったのか。それにしても、どうして今頃届いたんだらう。四年近くもネットの彼方を彷徨ってゐたのだらうか。さう考へると何となく謎めいた感じがするのでさういふことにしておかう。
 その人はまだときどきここを読んだりしてくれてゐるんだらうか。


8月16日(土)

 ここしばらく愛用してゐたViennaといふRSSリーダーがなぜか一月ほど前から新着情報を取得できなくなり、仕方がないのでFirefoxにSageFeedといふプラグインを入れて使ってゐたのだが、この頃Firefoxが不安定になって、Firefoxを使ってゐるとPowerMac G5が凍り付くことが多くなってしまった。そこで、何がいいだらうかとちょっと探してみて、NewsFireを使ってみることにした。opmlファイルに前のデータを書き出せば、一括移行ができる。いくつか自分のサイトにあるRSSが読み取れないことに気づき、直せるものはいくつか直し、どうして表示できないのか解らないもののSafariでは表示できると解ったものは、Safariで読むことにした。しばらくは、NewsFireとSafariでやっていかう。

 以前はRSSで集めてゐた情報をここしばらくちゃんと読んでゐなかったせゐで、何冊か新刊を見逃してしまってゐた。気づいてよかった。大変なことになるところだった(いや、別にそれで死んだりすることはないのだが)。紀伊國屋書店に気づいた本などを註文。
●大内田鶴子 他編『神田神保町とヘイ・オン・ワイ』(2500円+税/東信堂)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●恩田陸『不連続の世界』(1600円+税/幻冬舎)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●三浦展『下流大学が日本を滅ぼす!』(705円+税/ベスト新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●石川慎一郎『英語コーパスと言語教育』(2600円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。

 今日から読み始めた本のことを少し書かうと思ってゐたけれども、突然強烈な眠気に襲はれたので、今日はこれで。


8月15日(金)

 大崎梢『平台がおまちかね』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。最後にちらりと成風堂が出てくる。楽しく読めたから、よかった。さういへば少し前にいろいろ書店や本が出てくる本を買ったから、軽いのを選んで読んでみようか。

『量子真空』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読んでゐるんだが、200ページを越えてもまだ六分の一を過ぎたところで、全然進んだ気がしない。通勤時に読めないのはやはり困る。あの『ハイペリオン』が読めなかったのも、通勤時に読めなかったのが原因ではないかと思へてきた。

 岩波新書の新刊取得情報をAmazon.co.jpから取るためのPHPスクリプトを書いてcronに設定した。来週新刊が出ると思ふので、入手可能になったときに登録されるかどうか確認してから他のにも順次適応していかうか。ちなみにAmazon.co.jpではもう予約註文ができるやうになってゐる。

 情報収集スクリプトを書く練習のつもりで始めた世界の科学ニュース新着情報ページの更新を停止。自分が全然見てもゐなかったから。すっかり作成者に忘れられてゐても、きちんと新着情報を集めてゐたことはさっき久しぶりに見て解った。でも、あまり面白くないし、需要もないやうなので。


8月14日(木)

『平台がおまちかね』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を第二話まで。面白いが、出版社の営業の男たちがあまり男っぽくないやうな気がする。

 仕事の帰りに紀伊國屋書店に寄って、日経Linux九月号Amazon.co.jp]を購入。モバイルLinuxの特集記事が気になって。しかし、ほとんど出かけるといふことのない私にそんなものが必要なのかといふ気がする。気がするどころではなく、ちょっと考へれば、絶対に必要がないことはあまりにも明らかである。
 一緒にベスト新書の本を買ひたかったのだが、見あたらなかった。この書店にはベスト新書は入ってゐないのだらうか。

 以前Amazon.co.jpに註文してゐた、John M. Chambers Software for Data Analysis: Programming with R [Amazon.co.jp, Amazon.com]をキャンセルして、Amazon.com]に註文し直した。日本ではまだ「近日発売 予約可」なのに、アメリカでは在庫ありになってゐることと、日本の価格がアメリカの倍くらゐするからだ。私は予約してからの最低価格が適応されるから、9100円程度だったのだが、それでも1000円は安い計算となった。私の計算が間違ってゐなければだが。


8月13日(水)

 今日は間違へずに大崎梢『平台がおまちかね』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取って出勤できた。第一編を読む。

 少し前にAmazon EC2を使ってみたのがきっかけで、すこしAmazonのWebService関係の情報を読んだりしてゐたら、自分のサイトの自動的に作ってゐるスクリプトがちょっと時代と合はなくなってきてゐる部分があるとか、もっとうまくやれば効率よくなるところがあるとか、そんなことに気がついたので、時間を作って少しづつ直していきたくなってきた。文庫本の新刊情報を今はbk1から得てゐるのだが、この頃すっかり近刊予約の時期が早くなってしまひ、来月の新刊がたくさん並ぶのが実に使ひづらくなったのである。Amazonで予約註文を受け付けてゐても今月の刊行された新刊を確実に抽出する方法が解った(やうな気がする)ので、情報源を徐々にAmazon.co.jpに替へてゐかうか。何でもAmazon.co.jpに依存するやうになるのが嫌だったのだが、自分の求める情報が確実に得られないのなら方法を替へるしかない。


8月12日(火)

『東京の島』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へた。何とも書くが、旅も海も好きではないのに。この本を読むと、実に多様な島が東京都にはあるのだと解るし、何となく行ってみたくなるのだが、おそらく私は一生行かないだらう。本を読んで満足してしまったといふこともあるし、何しろ旅が大嫌ひだから。でも、食虫植物は見てみたいかも。

 何か本の出てくる本が読みたくなり、大崎梢『平台がおまちかね』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読むことに心に決めて、近くの書棚にあった大崎梢の本を手にとって出勤した。読み始めて何か変だなと思った。どうして成風堂が出てくるんだらう。最初の作品を読み終へたところで、これは読んだことがあると確信した。でもどうして? あ、これは『配達あかずきん』ではないか! 間違へた。どうして、最初のページで気がつかないんだ。かなり惚けてゐるが、それは今に始まったことでもないので、そんなに心配することでもないだらう。


8月11日(月)

 月刊 言語 九月号(980円/大修館書店)[Amazon.co.jp]が届く。今月の特集は「図書館新時代」。図書館の話はなかなか面白い。時部はまだよく読んでゐないのだけど、図書館の話だったら面白くない筈がない。地域社会との関係などといふ話にはあまり関心がないのだが、ボルヘスの「バベルの図書館」の話が出てくる「検索という迷宮」などは興味深い。あとは、ネット時代の大学図書館の話とか。

 実は今、月刊言語を読んでゐる余裕はないのだった。図書館といふ文字を目にした瞬間、《新しい太陽の書》に出てくる老図書館長ウルタン師が頭に浮かび、私はまたもや『黄金の書』について考へなければならないことを思ひ出したのだった。

 といふことで、今日はこれで。


8月10日(日)

 紀伊國屋書店から、エレン・カシュナー『剣の名誉』(井辻朱美訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ベルナール・ヴェルベール『星々の蝶』(山本知子訳/2000円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、フェデリコ・ロージ&テューダー・ジョンストン『科学者として生き残る方法』(高橋さきの訳/2800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。『科学者として生き残る方法』を読んでしまった。若者向けなので、私が今から読んでもあまり人生が変はったりすることはないのだけれど、日本の研究者社会が階級的なことの指摘など(著者の一人は二度研究交換留学プログラムに応募して日本の大学で研究をした経験がある)は興味深い。論文の書き方、投稿の仕方、どうやって研究者としての職を得るか、ヨーロッパと北米の違ひ(さらにアジアとの比較も)など、若い研究者にとっては有益な一冊にならう(若くなくてもそれなりに有益である)。この手の本に日本のことが出てくることなど滅多になく、アメリカ以外のヨーロッパや日本のことを比較しながら紹介してゐるところは特に貴重である。

今日も『量子真空』を読むが、やうやく十分の一を越えたところ。面白いけれども、先は長い。


8月9日(日)

 今日は鞄に入れやすい斎藤潤『東京の島』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を持って出勤してしまった。帰りに書店に寄って分解用の『量子真空』(中原尚哉訳/1600円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を買ふことにしようと心に決めて。

 仕事の帰りに紀伊國屋書店に寄って、
●中井浩一『大学「法人化」以後』(1000円+税/中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。気がついたら家に帰ってゐた。分厚い文庫本を買ふはづだったのに。気がついたら読み終へてゐた。『徹底検証大学法人化』を書いた著者の本である。書店で手にとって驚いた。中公新書ラクレにしては分厚い。研究費に関する不正行為と論文捏造といふ事件が報道されることが多くなってきたことから話を始めて、そこから産学連携の話題へと進んで行く。次に教員養成系大学について、さらに大学附属病院(と医療崩壊)についての話題があり、最後に地方国立大学の状況を紹介してから地方と中央の対立で終はってゐる。なかなか的確に現状を紹介してゐると感心しつつ、私は絶望に近い感覚を覚えた。

 もう『量子真空』読んで寝てしまはう。


8月8日(金)

 Amazon.co.jpから、R Programming for Bioinformatics (Crc Pr I Llc, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。確かにRの本だが、Bioinformaticsの話は後ろの方だけではないかな。ちょっと物足りない。でも、Rの基本的な事柄から丁寧に説明してゐるとは云へるかも知れない。

 アレステア・レナルズ『量子真空』(中原尚哉訳/1600円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をもう鞄に入れて出勤するのは無理なやうな気がしてきた。明日、書店に寄って分解用の一冊を購入するか、土日で読み終へるか、どちらにしようか悩む。土日もちょっと忙しさうなので、分解用を思ひ切って買はうか。その金で別の本を買った方がいいやうな気もするし……。


8月7日(木)

 アレステア・レナルズ『量子真空』(中原尚哉訳/1600円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。読みにくい! あまりにも読みにくい。もちろん、文章がではなく、この骰子のやうな分厚さが。

 仕方がないので、紀伊國屋書店に本を註文。
●エレン・カシュナー『剣の名誉』(井辻朱美訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ベルナール・ヴェルベール『星々の蝶』(山本知子訳/2000円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●フェデリコ・ロージ&テューダー・ジョンストン『科学者として生き残る方法』(高橋さきの訳/2800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上三冊。ハヤカワ文庫FTの新刊とフランスSFと科学者の生き方の本。

 Google App Engineってなかなか便利だと思ったら、Pythonの本が欲しくなってきた。註文しようとしたところで、日本Amazonの価格が妙に高いやうな気がしてきた。Amazon.comの方がずっと安いぢゃないか。ちなみに、紀伊國屋書店では入手不可の表示が。仕方がないので、Amazon.comに註文することにした。
○David Mertz Text Processing in Python (Addison-Wesley, June 2003) [Amazon.co.jp, Amazon.com]
○Mike Resnick Stalking the Vampire: A Fable of Tonight (Pyr, August 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
以上二冊。ときどき日本Amazonの本の値段の付け方が狂ふことがある。どうなってゐるんだ。

 それにしても眠い。


8月6日(水)

 アレステア・レナルズ『量子真空』(中原尚哉訳/1600円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の中原さんからいただきました。ありがたうございました。
 それにしても分厚い。1200ページ以上もある。これには柔軟性があって且つ強い特別な糊を使って製本してゐるといふが、糊がなにであらうと私の鞄には入らないのだ。通勤時に読めないと困るなあ。『啓示空間』のときのやうに、自分で一冊買ってばらして持ち歩かうか。分冊にしないと全体では割安になってゐるとあとがきで指摘してゐるが、ばらし用にもう一冊買ふと割高になるから、分冊の方がいいのではないだらうか。とにかく、明日から読まう。

 今日の通勤時に読んでゐたのは、東京の島の本。私は海も島も旅行も嫌ひなのに。いや、だからこそ本で読むのだ。旅行好き、離島好きなら自分で行けばいいのだ。でも、明日はレナルズだ。

 Google App Engineに作り直したプログラムをアップロードしたら、なかなか速く動くではないか。私のLinuxをローカルホスト環境で動かしたときより速かった。私のプログラムが悪かっただけなのだらう。ところが、この速くなったはづのものを遅いMac-miniでアクセスして動かしてみたら遅かった。こいつの通信速度が遅いのか。
 もっとPythonでいろいろなことができるやうにならうと密かに心に決めた。


8月5日(火)

 ジャガイモの本を読み終へる。ジャガイモなんか好きぢゃないのに。私がどんな思ひでこの本を読んでゐか……粉吹き芋って家庭科の授業以外で作らないなあなんて思ひながら……鳥みだしてしまひました。気にしないでください。
 ジャガイモの保存方法の確立によって、穀類ではなく芋でもインカ帝国は中央集権国家となり得たのだといふ考へ方は興味深い。なるほど保存できないバナナでは国家を作るやうな社会構造にはならないわけか。

 昨日届いたGoogleの本を読む。期待したほど面白くなかった。知ってゐることは驚かないし、知らないことは難しくて解らないか関心がないかことかだった。いつか読み返して確認したいことが出てきたりするかも知れないので、この本にはかういふことが書いてあったと記憶しておけば今はいいことにしよう。

 Amazon.comがAbeBooksを買収したといふ(読売新聞InternetWatch)。驚いた。サイトが吸収されることはなやうだが、何となく残念な気がする。何でもAmazon.comになってしまふのも寂しいではないか。


8月4日(月)

 Amazon.co.jpから、西田圭介『Googleを支える技術』(2280円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]とJames Murty Programming Amazon Web Services: S3, EC2, SQS, FPS, and SimpleDB ($49.99,O'Reilly) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。後者を利用して早速Amazon EC2を使はうと思ったが、これを読まなくても何とかなった。ぱらぱらとページを捲ってみると、何をするにしてもRubyスクリプトにするのはなぜだらう。

 今日はジャガイモの本を持って出かけてしまった。ジャガイモといへばインカ帝国である。いや、アイルランドか。なんだかジャガイモが食べたくなってきた。


8月3日(日)

 今日はAmazon EC2のインスタンスを試しに立ち上げてみたりする。難しかった。大変だった。できてしまへばそんなに大変だとも思へないのだが……。それにしても、本当に自前のコンピュータ環境をAmazonのサーバ上に構築できるのだ。私のパソコンではちょっと厳しい計算をさせてみよう。そんなことをさせるまでまだまだ道は長いやうな気がする。

 そのせいゐで今日は全然本が読めなかった。

 さて、明日から何を読まうか。ジャガイモの本か、東京の島の本か、あるいは広瀬正か。新書が読みやすいことは解ってゐるが、読みやすければいいといふものではない。


8月2日(土)

 Amazon EC2の申し込みをしてみた。設定やら準備やらしたけれども、インスタンスはまだ立ち上げてゐない。何をどう動かしたらいいのかちょっとよく解ってゐない。月曜日には本も届くから、それからでもいいかも。

 エリザベス・ベア『Worldwiered』(月岡小穂訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。期待以上に面白かった。二巻があまり面白くなくて期待してゐなかったのだ。全人格プログラムが活躍し、異星人の宇宙船との接触が始まってからが面白くなってきた。一・二巻を一冊にしてしまって、上下二巻にしてくれた方が私には読みやすかっただらうが、私の好みに合はせてばかりだと売れない本になるから仕方があるまい。

 娘に頼まれて、Amazon.co.jpに、P. L. Travers Mary Poppins (Odyssey Classics, 1997) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]とその続き三冊を註文する。日本語ですでに読んでゐる本を改めて英語で買ふ理由が私にはよく解らない。資料として買ふことはあるけれども、あまり読まうといふ気にはならない。でも、私も高校生の頃には日本語で読んだ『指輪物語』の原書を買ったことを思ひ出した。もちろん読まなかったが、後に原綴を確認するのに役立ったりしたこともあったが、それはまた別の話。
 気持ちは理解できなくても註文はできる。


8月1日(金)

 Google App Engineといふのを初めて試してみた。近頃話題だったらしいが世間の話題に疎い私は知らなかった。詳細はまた後で書くことにするが、これには驚いた。無料でこんなものが利用できるとは。といふことで、Amazon.co.jpに本を註文。
●西田圭介『Googleを支える技術』(2280円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
○James Murty Programming Amazon Web Services: S3, EC2, SQS, FPS, and SimpleDB ($49.99,O'Reilly) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
といふ二冊である。Google App Engineに関心を抱いたので、Googleの本を買ふのは当然だが、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)にも関心を抱いてしまったので、もう一冊はAmazon Web Serviceの本。

 とりあへず、今日はこれだけ。


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