1月31日(日)

 引っ越しました。フレッツ光の工事も終はりましたが、私の方にMac-miniの接続とルータの設定をする元気がありませんでした。このパソコンからだとAmazon EC2に接続できません。機能の不足ではなく、そのやうに準備をしてゐないから。ウィルコムで接続中。そんなわけで詳細は明日以降。


1月30日(土)

 ロビン・ホブ『黄金の狩人〈1〉』(鍛治靖子訳/960円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を半分を少し越えた辺りまで。読みやすい。王家の血を引く男がゐて、魔法(のやうなもの)を使へて、吟遊詩人がゐて、魔法使ひには若い弟子がゐて、この世界のどこかにはドラゴンまでゐるらしい。典型的な異世界ファンタジイの舞台設定である。それが心地よくなってゐる自分に驚く。昔はあんなに嫌ってゐた異世界の日常への親しみである。私も歳を取って反抗的でなくなったといふことなのだらう。 引越し開始である。夕方の四時前から運び出し、六時頃には車への積み込みが終はる。私が積み込んだわけではなくて、引越し業者だけど。本のダンボール箱200個はあっといふ間に出て行った。しかし、今日は一階だが、明日はエレベータなしの四階である。あっといふ間といふわけにはいくまい。昨夜は生活に必要なものをいくつか註文したが、ここに記す元気も残ってゐなかった。もともと元気には無縁であるが、それでも疲れたのである。

 

 今朝は新居の方へ行って、工事完了の確認と引き渡し、洗濯機の受け取り、エアコンの設置などしてきたので、16000歩ほどが記録されてゐた。道理で疲れるわけだ。明日は早いからもう寝よう。


1月29日(金)

 朱川湊人『赤々煉恋』(780円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。どの作品も不気味であまり私の得意な分野のではなかった。最後の「いつか、静かの海に」はさうでもないけれども。

 ロビン・ホブ『黄金の狩人〈1〉』(鍛治靖子訳/960円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。こちらは慣れ親しんでゐる異世界ファンタジイだ。得意な領域の作品と云へるかどうかは判らないが。まだ、最初の方なので、何とも云へない。

 Corega CG-BARGXAmazon.co.jpから届いた。明日からの引越しにぎりぎりで間に合った。今日は炊飯器とか掃除機とかを註文。今週は通販週間である。それにしても、Amazon.co.jpは註文時に配達日時を指定できないのが不便だ。不在でも荷物が受け取れる宅配ボックスなどがある近代的なマンションならあまり不自由はないだらうが、私が住むところにそんな新しいシステムはないのだ。

 今日の歩数計は9629。今朝は出勤時にこれまで4500くらゐだった値が3000くらゐだった。なぜだらう。いつもと同じやうに出勤したのに。考へられることは、歩いてゐるときに知らず知らずのうちに空中を飛んでゐたといふ可能性だらう。私はときどき駅までの記憶が消えるから、そんなときにはいつも空中を飛んで出勤してゐるのかも知れない。1500歩分ほど。それでも、空中を飛ぶのは時間がかかるやうだ。6時12分の電車に乗らうと思って家を出たのに、それに乗り遅れ、19分発の電車に乗った。歩くより遅い空中移動はあまり役にはたちさうにない。


1月28日(木)

 フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』(中村融編/2100円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。巻末の「春の祝祭」は何とも変な作品である。虚空から現れた謎の美女と7に纏るものを列挙するといふゲームをする話なのだが、これが楽しいファンタジイになってゐるのだ。他にライバーの本を読み返したくなったが、本はすべて箱の中である。

 続いて、朱川湊人『赤々煉恋』(780円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取る。まだ最初の二篇だが、人の死に関係する怖い話である。生きてゐるかのやうに死者を撮影する「死体写真師」と何年も前に渋谷で死んだ女を思ひ出す「レイニー・エレーン」。この本について何より不思議なのは、どうしてこの本が私に送られてきたのかといふことである。海外ファンタジイやSFはよく翻訳者の方や編集部からいただくことがあるのだが、これはどうして? さういへば、昨年は『15 x 24』をいただいて戸惑ったのだが、ちょっと不思議な感じがするわけです。

 今日はこれを書き終へたらMac miniを箱詰めする予定である。明日と明後日の晩はどうやって生きていけばいいのだらうかと不安に思はなくもないのだが、何とかなるだらうとは思ってゐる。といふことで、Dell Inspiron mini9の動作確認など。何ヶ月振りだらうか、これを使ふのは。
 残りの本も箱詰め。明日から数日は本を買はないことにしよう。本がなくなると不安になってまた本を買って邪魔になって箱詰めしてまた不安になって本を買ふのだ。はっきりいって阿呆である。引越しを終へるまで本は買はない。絶対に。

 今日は午後10時までで、10453歩。三日目にしてもう飽きた。私は一日の生活パターンがあまり変化しないので、一万歩くらゐの値を毎日記録するだけではないだらうか。面白くないのである。ただ、来週からは別の家から通勤することになるので、引越しによる変化は確認できるだらう。人間、毎日一万歩くらゐは歩いた方がいいと聞くが、本当なのだらうか。誰がどうやって検証したのだらう。


1月27日(水)

 フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』(中村融編/2100円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進め、残り一篇。猫のガミッチの話はどれもいい。私は本物の猫はあまり好きではないのだが、猫が出てくる話は好きである。「『ハムレット』の四人の亡霊」は、亡霊の正体を曖昧なままに終はらせるシェイクスピア劇場幽霊譚。再び「骨のダイスを転がそう」を読み、「冬の蠅」と「王侯の死」へと進む。この二つは今一つよく判らなかった。

 残り一篇だから、もう一冊持って明日は出勤しなければならない。

 10ヶ月の間、休むことなく働き続けたDell PowerEdge T-100を停止し、箱に詰める。今はAmazon EC2で運用中である。

 もうすぐ、Appleの新製品の発表がある。楽しみだが、買ふ金はない。

 今日は10034歩。少し減った。それでも意外に歩いてゐる。

 引越しまであと三日。


1月26日(火)

 牧野武文『Googleの正体』(780円+税/マイコミ新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。これも未知の情報に溢れてゐるわけでもないが、『インターネット新時代』と比べると十倍は面白い。私がGoogleに特別強い関心を抱いてゐるからかも知れない。個人の行動パターンによる広告の提示のために、自分の過去の行動をすべてGoogleに読まれ記録されてゐることに対する疑ひの念を抱くやうにと主張してゐる。実は私はさういふ情報の記録にはあまり警戒心を抱いてゐない。警戒心が足りないのだらうか。

 フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』(中村融編/2100円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。巻頭の数篇は猫のガミッチが活躍する物語。これらはもちろん素晴らしい作品だが、普段は必ず順番に読むことにしてゐる短篇集なのに我慢できず「骨のダイスを転がそう」を先に読んでしまった。私はライバーの短篇でこれが一番好きかも知れない。死神とさいころの勝負をする話。人生に疲れたときに読むといい。ちょっと違ふか。

 東京創元社から、
朱川湊人『赤々煉恋』(780円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
ロビン・ホブ『黄金の狩人〈1〉』(鍛治靖子訳/960円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
ロビン・ホブ『黄金の狩人〈2〉』(鍛治靖子訳/960円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
ロビン・ホブ『黄金の狩人〈3〉』(鍛治靖子訳/960円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 をいただきました。ありがたうございました。ライバーが終はったら読まう。

 昨日届いたオムロン(OMRON) ヘルスカウンタ Walking style HJ-710ITを早速試してみた。所謂歩数計である。これを書き終へたら寝る予定なので、今の数値がほぼ今日の歩数と考へていいだらう。11015である。1万歩以上も歩いてしまった。道理で毎日疲れるわけだ。それくらゐ歩いた方がいいと一般的には云はれてゐるが、本当なんだらうか。来週以降、引越したら歩く距離は減ってしまひさうである。その変化も測定できるから、いま買ってよかったのかも知れない。


1月25日(月)

 村井純 『インターネット新世代』(760円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。残念ながら全然面白くなかった。幅広く浅く、インターネットの現状を記してゐる。私が面白くなかったからといってこの本の価値が下がる訳でもなく、まさにこの本を必要としてゐる読者もゐるのだらう。私の本の選び方が悪かったのだ。

 帰りの電車の中で読む本がなくなってしまったので、池袋のジュンク堂に寄って本を購入。
●牧野武文『Googleの正体』(780円+税/マイコミ新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●フリッツ・ライバー『跳躍者の時空』(中村融編/2100円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジェラルディン・ブルックス『古書の来歴』(森嶋マリ訳/2300円+税/ランダムハウス講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●ジョルジュ・ペレック『煙滅』(塩塚秀一郎訳/3200円+税/水声社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。もう眠いので詳細については明日以降。


1月24日(日)

 堤未果 『貧困大国アメリカ II』(720円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。アメリカで、人々を貧困に追ひ込み、そこから搾取する仕組みが如何に構築されてゐるかがよく判る。本書は「II」といふことで、前著『貧困大国アメリカ』以降のリーマン・ショックとオバマ大統領誕生とともに何がどう変ったかといふことを見ながら、教育問題(学費ローンビジネス)、医療問題(医療保険制度)、年金問題、そして刑務所ビジネスについて報告してゐる。
 日本は、長い間、規制緩和を進めると同時にさまざまな領域への市場原理の導入を進めてきた。ことあるごとに「外国ではすでにそれが普通だ。日本も遅れないように、あるいは対抗できるやうにしなければならない」と云はれてきた「外国」とは「アメリカ合衆国」のことであって、北欧とか中欧とかの国々を念頭において云ってゐるのではない。アラブ諸国やアフリカは、かういふ場合決して「外国」に含まれることはない。
 そんなわけで、日本は懸命にアメリカの後を追はうとしてきたし、今もしてゐるのだが、日本の将来がこの本で報告されてゐるやうな世界になるのだとすると、それはあまりにも暗く重い未来である。アメリカが日本に規制緩和を要求するのは、日本国民の幸福を願ってのことではなく、新たに参入できる市場を確保するために過ぎないといふことを忘れないやうにしよう。日本の国立大学にも「経営努力が足りない!」といふ言葉が投げつけられ、国の運営費交付金は(事業仕分けの効果などあり)減ることはあっても増えることは決して望めない。大学や大学院を出ても仕事がなく奨学金の返済に苦しむ日本の若者もすでにゐるのだ。
 こんな未来は嫌だ。

 今日は一週間後の引っ越しに備へ、IKEA港北へ行った。家具を270kg購入。疲れた。


1月23日(土)

 ゴードン・ベル&ジム・ゲメル『ライフログのすすめ—人生の「すべて」をデジタルに記録する!』(1400円+税/ハヤカワ新書juice)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。この本、原題はTotal Recall: How the E-Memory Revolution Will Change Everythingである。邦題はちょっと軽くないか。でも、早川書房だから『トータル・リコール』はあり得ないと思ふ。内容は、何でも電子化して記録・保存せよといふことである。その情報の蓄積は、いづれは個人のパターンの抽出に足るだけの情報量となり、その人そっくりに反応する電子的分身を作れるにまでなるといふ。本当かねとは思ふものの、以前から私もあらゆる情報を電子化して保存し、人間の脳ではできない高速全文検索によって、自由に自分の記憶を操りたいと思ってはゐたのだ。モニタとキーボードの前に座らなくても、蓄積した情報の操作ができればいいのだが、それはまだ少し先になりさうである。しかし、情報の蓄積を始めるのは早ければ早い方がいい。

 さう思ってゐた私は以前ドキュメントスキャナScanSnapを買ったのだが、調子が悪くなってから(紙送りの失敗が多くなった)、自分が常用してゐるMac用接続アプリケーションがないこともあって、いつしか使はなくなってゐたのだった。45000円くらゐしたのに。今は、ScanSnap 1300といふのが21000円で売ってゐるではないか。しかも、MacOSX対応である。Amazon.co.jpに早速註文した。もう一つ、前から欲しかった歩数計も一緒に註文。MacOSX対応のものがなかったので今まで我慢してゐたのだが、この本に歩数やら血圧・脈拍やらを記録するといふ話が書いてあるので、どうしても欲しくなった。iPod Touchで歩数を測れるらしいが、スリープ状態では数へられないやうなので、専用器を買ふことにした。オムロン(OMRON) ヘルスカウンタ Walking style HJ-710ITである。3780円だった。

 SFマガジン2010年3月号[Amazon.co.jp, bk1]をSFマガジン編集部からいただく。ありがたうございました。今号の特集は、2009年度英米SF受賞作品集である。

 一週間後の引っ越しに備へて、家具や家電の註文を始める。それらは第二の日記の方で。


1月22日(金)

 スティーヴン・キング『夜がはじまるとき』(白石朗ほか訳/638円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。巻末の長い作品は臭すぎる。「アヤーナ」はよかった。強迫衝動もないし、臭くもない。それから、猫の話は前に読んだことがあるやうな気がするが、どこでいつ読んだのかは思ひ出せない。

 The Book Dipositoryに、
○Sunil K. Mathur Statistical Bioinformatics: With R (Elsevier Science & Technology) [The Book Dipository, Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
を註文。いつものやうに、Rの本。ここに註文するのも10ヶ月ぶりくらゐ。前に註文したときのメモが残ってゐるはづ。そのときに註文した本がまだ届いてゐないことに気がついてしまった。一体、いつになったら届くのだらうか。住所ももう変ってゐるといふのに。

 池袋東武の旭屋書店に寄って、本を購入
●ゴードン・ベル&ジム・ゲメル『ライフログのすすめ—人生の「すべて」をデジタルに記録する!』(1400円+税/ハヤカワ新書juice)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●村井純 『インターネット新世代』(760円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●堤未果 『貧困大国アメリカ II』(720円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]


1月21日(木)

 ここ数日鼾男には遭遇しない平穏な通勤電車読書の時間を過ごしてゐたのだが、今日は再び目の前の男から異音が発生してきた。すぐに少し離れたところへ移動したが、そこではまた別の鼾男が待ち構へてゐたのだ。今朝はなんと一車両に三人の鼾男が私を襲ってきた。恐怖である。とはいふものの、すぐに私は急行電車に乗り換へたからいいのだけど。ところが、今度は隣に立ってゐた若い男、おそらく二十代半ばであらう、身長は160cmくらゐ、濃い灰色の短いコートを着て、首には防寒用の布(この呼称がどうしても思ひ出せない)を巻いてゐて、カモノハシの口のやうな靴を履いてゐるのだが、そいつのイヤホンからの音漏れが気になって仕方がない。かしゃかしゃかしゃかしゃと煩いのだ。騒々しい音楽を聴く奴だ。尤も、バロック音楽の室内楽曲でも音漏れはけっこうかしゃかしゃ聞こえたりする。さういふ音が漏れやすいのだらう。チェロ独奏曲やオルガン曲ならかしゃかしゃしないと思ふが。私もバッハの無伴奏チェロ組曲でも聴いて不愉快な音を遮断すればいいのだが、やはり外の音が聞こえないのは怖い。走行音の大きい地下鉄で通勤したいものだ。多分、来月からはさうなると思ふのだが。

 スティーヴン・キング『夜がはじまるとき』(白石朗ほか訳/638円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。ここ数年、キングをなぜか読まなくなってゐたので、久しぶりである。巻頭の「N」を読み、どうしてキングを読まなくなったのかを思ひ出した。怖すぎるからだった。この作品はマッケンやラヴクラフトの雰囲気を漂はせた作品。異次元からの怪奇はいいのだが、強迫観念に取り憑かれた男の苦しみが怖い。次々に語り手たちが消えていく話を読み終へると次は自分だといふ気分になってくる。気がつくと階段の数を数へてゐる。十二段。ほっとする。駅までの歩数。859。最悪である。家に戻ってやり直したくなるが、時間がない。落ち着かないまま出勤して、机の上の書類の山を対角線に配置してやうやく少し落ち着く。机の上にボールペンが3本転がってゐるのに気付いて慄然とする。最悪だ、最悪だ……。


1月20日(水)

 サラ・アディソン・アレン『林檎の庭の秘密』(佐田千織訳/860円+税/ハヤカワ・イソラ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。不思議な力を持つウェイヴァリー家の女たちと彼女たちの暮らすバスコムの町が、ほのかな魔法の色彩を帯びて輝いて見える。いくつかの恋、家族の絆と葛藤、男の暴力からの逃走と対決といったいろいろな物語が織りなす作品である。食べ物が美味しさうなところも魅力的である。悪いところは全然ないのだが、問題は私の方にあったりする。私は家族の物語が少々苦手なのだ。それから、この作品で色濃い家や町への強い帰属意識。自分がその一員であることを大切にする感覚だが、これも私が苦手とするものである。どこかに帰属するといふことは、私にとっては束縛と支配を意味する。帰る所のある安心感は私にも理解できない訳ではないが、安全な住まひは必ずしも特定の集団と強く結びつかなくてもいいのではないかと思ってゐる。集団への強い帰属意識は、争ひの元にもなる。私はどの集団にも極力帰属意識を抱かずに生きていきたいのだ。そんなことを考へてゐると当然のことながら人付き合ひは悪いし、そのせゐか、友人知人は少ない。

 サーバの引っ越しをした。今、これが読めてゐるといふことは、Amazon EC2で動かしてゐるサイトがきちんと読めるやうになってゐることを意味してゐる。結局、自宅サーバのnoip2は全然IPアドレスをno-ip.comに通知してゐなかったやうだ。まだときどきうまく動かないスクリプトなどあるだらうと思ふ。もう一つの日記は、手違ひで六時間ほど表示できない状態が続いてしまった。大失敗であった。

 まだバックアップの取り方とか、よく判らない部分も多い。


1月19日(火)

 サラ・アディソン・アレン『林檎の庭の秘密』(佐田千織訳/860円+税/ハヤカワ・イソラ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を半分くらゐまで読む。南部の田舎町を舞台にした、不思議な能力を持つ家系の女たちを巡る物語である。主人公のクレアは、食べ物を使って人々の気持ちに影響力を及ぼすことができる。そのクレアが住む家に十年ぶりに妹が娘を連れて帰ってくるところから本書は始まる。魅力的な男性が隣に引っ越してきたばかりだったりして、この一家と田舎町でのできごとが語られる。魔法の力には、日常生活の中にぐいぐいと入り込んでくる力強さはない。穏やかに主人公たちに備はってゐる力である。本当の事件が起こるとすれば、後半だらう。

 Amazon.co.jpから、Canon バッテリーパック NB-4Lが届く。すぐに電池切れになってしまふから註文したデジタルカメラ用の充電池である。弱ってきた方も予備電池として充電しておかう。

 この日記のあるサーバのAmazon EC2への引っ越し準備を進める。家の引っ越しのための仮住まひである。価格がもう少し安くなったら、仮住まひではなく、永住してもいいのだが。


1月18日(月)

 原田曜平『近頃の若者はなぜダメなのか』(820円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をよむ。ありがちな、今の若者は駄目だ駄目だと嘆く本かと思ったら、そんなことはなかった。別に今の若者が駄目になったとは書いてゐないではないか。
 ここで扱ってゐる対象は、主に中学生の頃から携帯電話を所有してゐる世代である。他にもいろいろな本で指摘されてゐるが、今の若者たちは、「空気を読むのに必死で、とにかく人に気を使ふ。メールには直ちに返事を出さなくてはならないし、SNSなどの日記を読んだら必ずコメントを書かなくてはならないらしい。ケータイのアドレス帳に保存されてゐる人数は増えても現実の交流範囲はきわめて狭い若者も少なくないらしい。ほとんど住んでゐる街を出ない者も多いとか。そんなことを千人以上の若者と会って話を聞いた成果として記してゐる。もう少し結果を数値化して解析すればもっと(私のやうな者にとっては)判りやすかっただらうにと思ふ。それでも、千人の話を聞いたといふ重みはある。だから、そこらの単なる自分の知ってゐる数名からの印象で若者を語ってしまふ愚書とは大いに異なるのだ。
 驚いたのは、ほとんど海外に行かない若者が増えてゐるといふこと。貧困本で指摘されてゐるやうに、さういふ生活の余裕のない若者が増えてきたといふこともあるだらうが、余裕があっても行かない者も多いといふ。「海外がかっこいいと云ふ人がかっこ悪い」といふ価値観が見られるとか。海外旅行はどうでもいいのだが、未知なる世界への強い関心と憧憬を抱かないといふ状況は、どうも面白くない。未知なる世界への憧れを主題とする小説などが売れなくなってしまふではないか。甚だ不愉快である。
 今の若者は、ケータイで主にネットに繋がる一方、パソコンの使ひ方に疎い者も多いといふ。少し前までは、所謂デジタルネイティブの若者たちに追ひつけなくなって、パソコン老人になってしまふ恐怖を抱いてゐたのだが、今のところ彼らはそんなにパソコンに詳しくなってゐない。日本の若者たちのコンピュータ操作能力の欠如を嘆く本もあるが、日本の携帯電話端末の高機能化の勢ひはとどまるところを知らず、いずれパソコンと同化すると思ふ。さうしたら、ケータイもパソコンも同じやうに扱へる若者たちが増えるだらう。だから、私はあまり心配してゐない。自分が若者だった頃、そんなに能力があった訳でもないし、そんなに立派な人間だった訳でもない。将来に展望がある訳でもなく、高等遊民になりたいと嘯いたりしてゐただけである。

 自宅サーバの引っ越し準備も始める。Amazon EC2のインスタンスを一つ立ち上げた。久しぶりなので、何もかも忘れてゐる。一つ動かして、やうやくSSHでログインできるやうになったところ。何もかも面倒くさい。


1月17日(日)

 上念司『デフレと円高の何が「悪」か』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。勝間和代が菅直人の前で説明したやうなことを少し丁寧に書いてゐる。これだけ読むとさうなのかねと思へるのだが、そんなことあるわけないだらうといふ文章はちょっと検索すればいくらでも出てくるわけだ。何が正しいのか、経済に疎い私にはよく判らない。この本では、デフレと円高が問題だからまづはこれらをどうにかしろと云ってゐる。日本にとってどうかは判らないが、私にとってはもっと円安(1ドル110〜120円、1ユーロ150〜170円)になって、穏やかなインフレになると、今後生活しやすいことはこの本を読む前から判ってゐた。デフレを解決するための方法として、この著者や勝間和代の仲間たちは、「日銀が札を大量に刷って政府がばらまけばいいのだ」といふ。随分乱暴だなとは思ふ。でも、日銀もお金を道端で配る訳にもいかないから、具体的にはどうするのか、国債を買へってことかなと思ったら、菅直人が「簡単に言へば、国債を50兆なり70兆なり出して、日銀に買ひ取らせるといふことか」と聞くと、勝間は「さういふことです」と答へたと報じられてゐるから、私の考へたことは間違ってゐなかったのだらう。でも、前に日銀はゼロ金利政策と量的緩和政策を長く続けたけれども、これが通貨を大量に供給したといふことだったのではないだらうか。それで、劇的にデフレが解決したりしなかったのだけど、私の認識が間違ってゐるのだらうか。
 この本の130ページに「戦後期の消費財物価指数」のグラフが二つ載ってゐる。どちらも、1945年9月の値を100としたものなのだが、上が普通のグラフ、下が対数グラフである(ちなみに、この間、すなはち1945年9月から1951年12月に日本の物価指数は最大800まで上昇している)。普通、お金の計算で対数グラフといへば底を10とする常用対数ではないか。ハイパーインフレになったときなど、グラフの目盛りが大きくなりすぎるから、10倍ごとに一目盛あがる片対数グラフにすれば判りやすい。それに、指数関数的に上昇していく線が直線になってすっきりする。ところが、この目盛が4.6辺りから始まってゐるのだ。2ぢゃないのか。よくよく見たら「自然対数値」と書いてあった。eを底とする対数である。念のため、loge100を計算してみたら、4.605くらゐになった。やうやく納得できたのだが、ここで自然対数を使ふ理由は納得できない。何のために? 本文中に二つのグラフの違いの説明もない。経済の分野ではこんなふうに自然対数でグラフを書くものなのか(多分違ふと思ふのだが)。自然対数の意味が判らずに、このグラフを載せる意味も判らずに掲載してゐるやうな気がしてならない。かういふのを見ると、何となく本文の信用も下がってしまふやうな気がするのである。
 誰が提唱する方法でも、デフレと円高が是正されれば私は文句は云はない。


1月16日(土)

 残り少しだったアリス・キンバリー『幽霊探偵と呪われた館』(新井ひろみ訳/860円+税/ランダムハウス講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。幽霊が出るといふ豪邸を巡る事件。話はいつものやうに面白いし、登場人物たちも魅力的である。でも、この巻には本がほとんど出てこない。書店主が探偵だといふのに。前巻までは、かなり本が重要な意味を持ってゐたと思ふ。今回は、死んだ豪邸の主が本を主人公に譲ったところくらゐしか本が登場しない。何か物足りないのはきっとそのせゐだらう。

 本を朝の出勤途中で読み終はってしまったので、帰りに池袋のジュンク堂に寄って本を購入。
●スティーヴン・キング『夜がはじまるとき』(白石朗ほか訳/638円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●サラ・アディソン・アレン『林檎の庭の秘密』(佐田千織訳/860円+税/ハヤカワ・イソラ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●原田曜平『近頃の若者はなぜダメなのか』(820円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●上念司『デフレと円高の何が「悪」か』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。ハヤカワのイソラ文庫を初めて買った。マジックリアリズムといふ言葉が使はれてゐるから気になった。スティーヴン・キングの本を買ふのは久しぶりのやうな気がする。新書の一冊は、若者論。そんなものにろくな本はないといふ別の新書を買って読んだのに、また買ってしまふほど若者論には抗い難い魅力があるのだ、きっと。もう一冊は、何だか勝間和代みたいなことを云ってゐるなと思ひながら買ってみて、電車の中でページを開いて驚いた。「はじめに」を書いてゐるのが勝間和代だった。この上念司は勝間和代の仲間だったのだ。道理で同じやうなことを云ふ訳だ。電車の中で半分ほど読む。続きはまた明日である。


1月15日(金)

 午前十時頃から胃が痛くなってきた。痛くて仕事ができないばかりか、まともに歩けなくなる痛みである。老人のやうに背中を丸めてよろよろと歩く。仕方がないので五時に職場を出て、アリス・キンバリー『幽霊探偵と呪われた館』(新井ひろみ訳/860円+税/ランダムハウス講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら帰宅。胃の痛みでなかなか本の中身に入り込めず、あまり進まなかった。

 まあ、胃が痛かったことはどうでもいいのだが、今日は朝の四時半頃からこのサイトが外からアクセスできなくなってしまってゐたやうだ。帰宅してから午後七時頃復旧。簡単にいふと、自動的にIPアドレスの変更をno-ip.comに通知するプログラムが起動してゐなかったために、正しい名前解決ができなくなってゐたのだった。外からIPアドレスを確認できる仕組みを作らなければ。前に一度作ったのだが、訳あって、半年ほど前から動かせなくなってゐるのだ。


1月14日(木)

 毎日こればかりだが、今日も鼾男に襲はれる。今朝は準急池袋行きに乗ったのだが、数駅過ぎたところで目の前の男が異音を発生させ始めたので、途中の駅で車両を移った。またしばらくすると少し離れたところから鼾が聞こえてきた。が、もう移動できる駅での停車がなかった。いや、停車しても、一番前の車両にいたからもっと前の車両には移れないし、一つ後ろの車両に移ったらさっきの鼾男が待ち構へてゐるに違ひない。二両後ろの車両に移動するのはちょっと大変だ。そこら中で鼾男は待ち構へてゐて、攻撃を仕掛けてくるのだ。かうなったら、呪ってやる。毎朝毎朝、呪ってやる。奴らが絶滅するまで。

 そんなわけで、アリス・キンバリー『幽霊探偵と呪われた館』(新井ひろみ訳/860円+税/ランダムハウス講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取って出勤したのだが、あまり進まなかった。古本屋の幽霊と一緒に素人探偵を演じる若い女性古書店主の話である。今回は、主人公にも見えない幽霊の姿が見える謎の女が登場したりするのだ。面白さうだが、鼾男には勝てない。

 紀伊國屋書店から、Terry Pratchett The Truth (HarperTorch) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届いた。いつ読めるかは判らない。


1月13日(水)

 恩田陸『私の家では何も起こらない』(1300円+税/メディアファクトリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。幽霊屋敷を巡る物語。連作短篇の形式で書かれてゐる。幽霊屋敷の話はあまり好みではないし、気持ち悪い描写などは苦手なので、恩田陸作品の中では気に入った部類には残念ながら入らなかった。

 今朝も出勤するときに電車に乗らうとしたら座席に太った40歳前後の男が顔を胸に埋めるやうに眠ってゐるのが見え、嫌な予感がしたが、電車内で本を広げた途端に鼾が聞こえてきた。やれやれ。乗った電車は地下鉄有楽町線。途中で急行池袋行きに乗り替へたのだが、しばらくするとまたどこからか鼾の音が。私はいつの日か我慢できなくなって暴れてしまふかも知れないとふと思った。さうしてきっと「いびきの音がうるさいと電車の中で逆上!」とかネットの片隅にニュース記事として載ったりするのだ。
「さうです、毎朝毎朝鼾の音が煩くて本が読めなかったんです」「ええ、本が読めないくらゐ煩いんですよ。携帯電話に対する車内放送はするのに鼾に気をつけるように促す車内放送がないのは納得できませんね」「もう我慢できないと思ったんです。そのとき本が「奴を黙らせろ」と云ったんです」「いつも本が指示するのかって? それぢゃあ頭の変な人みたいぢゃないですか。何を云ってゐるんですか」「ええ、初めてです。はっきり聞こえたんで、本も我慢できないのだと思ひました」「私は悪くない! 電車内の迷惑行為をきちんと取り締まらないからかういふことになるんだ!」
といふことになって、私は職を失ひ、蔵書を失ひ、人生を失ふのである。鼾男のせいゐで。


1月12日(火)

 ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』(金原瑞人・野沢佳織訳/2800円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]やうやく読了。これはゆっくり読んでよかった。「食う者、食わせる者」は怖い。「サンバード」は爽やかな(でもないか)美食幻想小説、巻末に『アメリカン・ゴッズ』後日譚が収録されてゐる。本書には他の本を読んでゐないとよく判らない作品も収録されてゐて、「翠色の研究」「スーザンの問題」「谷間の王者 --- 『アメリカン・ゴッズ』後日譚」などがさうであるが、どれも元の作品の雰囲気をうまく生かした傑作になってゐる。装幀も美しい。あまり期待してゐなかったせゐもあると思ふが、予想以上に味はひ深い傑作が揃ってゐて驚いた。

 紀伊國屋書店から、恩田陸『私の家では何も起こらない』(1300円+税/メディアファクトリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、シーベリイ・クイン『悪魔の花嫁』(大瀧啓裕訳/920円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊5 戦艦リレントレス』(月岡小穂訳/860円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、金原瑞人編『みじかい眠りにつく前に2 昼下がりに読みたい10の話』(590円+税/ピュアフル文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。『みじかい眠りにつく前に2 昼下がりに読みたい10の話』に収録されてゐる山尾悠子作品は「月蝕」だった。もちろん、読んだことはあるのだけど、一応買っておくことに何の迷ひもない。

 くどいやうだが、朝の電車の中に鼾男がゐると甚だ不愉快である。今朝は地下鉄丸ノ内線に出現した。地下鉄は走行音が結構うるさいからあまり人間の鼾など聞こえないのだが、駅に止まったときに耳にしてしまった。朝から気分が沈む。

 Apple AirMac Extremeに繋いで使ってゐるハードディスクがどうも調子が悪い。数日前には異音を発生し再起動を余儀なくされたし、接続してゐるMacやLinuxからマウントできなくなったりする。自動的にマウントできないと、バックアップの自動作成が止まってしまふのである。新しいハードディスクを買った方がいいだらうか。安くて静かで容量の大きいハードディスクはないだらうか。


1月11日(月)

 ニール・ゲイマンを少し読む。引越しの準備を少しだけする。一昨日あたりから朝起きると咽喉が痛く、鼻水が止めどなく流れ出てくるやうになった。風邪をひいてしまったやうだ。やれやれ。

 引っ越し先のインターネット接続の申し込みをする。マンションがフレッツ光の利用ができることを確認し、現住所とプロバイダーを指定して、オンラインで申し込み。数時間後に電話がかかってきた。現在の使用状況を訊かれたわけだが、4月から使ってゐるインターネット接続について答へてから気がついたのだが、ここの電話回線の名義は私ではなかったのだ。私の名義はNiftyの光接続の申し込みの方だけだ。前回はNiftyから申し込んだのだが、今回は何となくNTT東日本に申し込んだ。で、NTT東日本に電話番号を持ってゐると本人確認がそれでできるのだが、私が持ってゐる電話番号は福岡だ。NTT西日本の管轄なのでそれで本人確認はできないといふ。福岡からの電話の引っ越しもしますかと云はれたが、それは二月末なので、まだしませんと答へる。今回はプロバイダーはSo-netにした。アカウントを持ってゐるからだ。今までの接続形式など質問されたが、実はSo-netで接続してゐたことはない。最初にダイアルアップ接続(この呼び方が電話のときに思ひ出せなかった)をしてゐた会社がJustnetに吸収されて、次にJustnetがSo-netに吸収されたわけだ。もう10年くらゐ前のことだらうか。だから、So-netでの接続のことを訊かれてもどう答へたらいいのかよく判らない。ユーザIDを云へばNTT東日本の方からコース変更ができるといふのでIDを告げたところ本人確認に失敗したとか云はれる。いったん電話を切る。登録情報を見たら埼玉の住所になってゐるし、どうしたんだらうと思ってゐたら、電話がかかってきて、埼玉の固定電話の番号が登録されてゐたからだといふ。その番号を告げてやうやく手続き完了である。すぐにSo-netからコース変更完了のメールが来る。この家のフレッツ光の契約はそのまま、福岡のJ:COMの契約解除を電話の引っ越しと同時に連絡する。といふことまでNTT東のお姉さんは確認してゐたが、関係ないんぢゃないのかな、あなたには。とは云はなかったけれども。工事は1月31日午後。引っ越し前後にこのサーバが回線から切り離されるから、またAmazon EC2でしばらく動かさうか。さうすれば引越し後の混乱が終はってから、サーバの復帰をゆっくりできるから。

 さうだ、ルータを買はなくては! といふことで、WAN側・LAN側ともにギガ・イーサネットポート搭載といふCorega CG-BARGXAmazon.co.jpに註文する。人気商品みたいでどこでも品切れである。引っ越しには間に合はないかも知れない。最初は一台だけの利用でもいいか。いやいや、無線LANで使へばいいのだ。

 どうして私はこんなことをながながと説明してゐるんだらう。だんだん頭が痛くなってきた。風邪のせゐだ。午後3時間くらゐ寝てゐたのだが、今日はすぐに寝よう。


1月10日(日)

 ニール・ゲイマンを少しだけ読む。

 一日、本の箱詰め。204箱ほどでほぼ終了と思ってゐたら、まだ薄暗い書棚の下の方に数十冊残ってゐた。本はどこに隠れてゐるか判らない。

 引越し後に必要なものをオンラインショップで探して検討してゐると時間があっといふ間に過ぎてしまふ。困ったものだ。


1月9日(土)

 ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』(金原瑞人・野沢佳織訳/2800円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を半分くらゐまで。「苦いコーヒー」「他人」「ミス・フィンチ失踪事件の真相」「よい子にはごほうびを」「スーザンの問題」などが強く印象に残ってゐる。小説は、あまり速く読むと勿体ないので、それなりに時間をかけて読むことになる。新書の類ひは一日で読んでしまふことが多いのだが。

 連休なので紀伊國屋書店に本を註文。
●恩田陸『私の家では何も起こらない』(1300円+税/メディアファクトリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●シーベリイ・クイン『悪魔の花嫁』(大瀧啓裕訳/920円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊5 戦艦リレントレス』(月岡小穂訳/860円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●金原瑞人編『みじかい眠りにつく前に2 昼下がりに読みたい10の話』(590円+税/ピュアフル文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 以上四冊である。恩田陸の新刊はいつも買ってゐるので。シーベリイ・クインは、Weird Talesに載った作品だから。最後のアンソロジーは、山尾悠子の作品が載ってゐるから。去年の3月に出た本だが、見逃してゐた。

 新居の改装工事を見に行ったら疲れた。


1月8日(金)

 ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』(金原瑞人・野沢佳織訳/2800円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。ほとんどの本を箱詰めしてしまってゐて、読む本は手近にある本の一握りのものから選ばなくてはならない。なぜかこの本は昨年秋に買ったにも関はらず箱に入ってゐなかったので、それを手に取って出勤したわけだ。まだ81ページまでしか読んでゐないが、おもしろい。上手いと感心する作品が多い。ちょっと上手すぎるんぢゃないかと思ふくらゐだ。巻頭のシャーロック・ホームズがラヴクラフトの怪物と戦ふ話は大いに気に入った。

 紀伊國屋書店から、Terry Pratchett The Light Fantastic (HarperTorch) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届く。

 池袋東武の旭屋書店で、
●佐々木俊尚『ネットがあれば履歴書はいらない』(648円+税/宝島新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●アリス・キンバリー『幽霊探偵と呪われた館』(新井ひろみ訳/860円+税/ランダムハウス講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。キンバリーのは古書店の幽霊探偵のシリーズ第5作。もう一冊は、また佐々木俊尚のネット関連本を買ってしまったと思った本。が、私の知らないことがたくさん載ってゐて面白かった。私は自分を売り込むといふことに不熱心なので、本書に書いてあるやうなことはあまり知らないのである。以前の日本では所属する会社等の名前で仕事をしてきたが、これからは自分は何ができるかを明確に自ら誇示して仕事を得るのが主流になっていくだらうから、それに備へて生きていくべきだといふ内容である。内容としては「ネット評判社会」関連の本に近いものがあるが、社会全体の流れの解説よりも、いま何をすべきかといふことを具体的に説明する本である。特にTwitterの活用を強調してゐたが、やはり私にはよく判らない。そんなことを云ってゐないで、試してみればすぐに判るのだらうけど。ただ、少なくとも日記からプロフィールを記したページをすぐに開けるやうにはした方がいいといふことは納得できた。自分が何をしてきたか、何ができるのかを明確に訴へることのできる実績だからだ。実は前にはそれに近いものがあったのだが、諸般の事情で削除したのだった。また復活させてみようか。
 眠いので続きは(あるとすれば)明日。


1月7日(木)

 紀伊國屋書店から、Terry Pratchett Hogfather (Harper) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Terry Pratchett Men At Arms (HarperTorch) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Terry Pratchett Guards! Guards! (HarperTorch) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Daryl Gregoory The Devil's Alphabet (Del Rey, November 24, 2009) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Jasper Fforde Shades of Grey (Viking, December 2009) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届く。本の箱詰めで大変なときに届くとちょっと不愉快である。自分で頼んだのがいけないのだけど。

 後藤和智『「若者論」を疑え! 』(720円+税/宝島社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。菅原琢『世論の曲解』(820円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]で紹介されてゐたので買って読んでみた。さまざまな若者論が発表されてゐるが、その多くが何の根拠もなく著者(発言者)の印象にのみ基づく推測と想像に過ぎないといふことを指摘し、きちんと数値として比較できる情報に基づいて考へるべきだと訴へる内容である。たとへ数値に基づいてゐても、相関関係と因果関係を混同してはならないとことも指摘してゐる。主に、第一章で少年犯罪急増といふ問題について、第二章で携帯電話・インターネット・ゲーム有害論について、格差・ニートは自己責任だと結論づけたがる傾向といった話題を中心に話を進め、第四章で「前提」を疑ふことから始めるべきだとまとめてゐる。データの解析においては間違ひもあると『世論の曲解』で指摘されてゐたが、調査・研究結果の数値に基づき比較して話をすべきだといふ点においては何の間違ひもない。私も常々さう感じてゐたのだが、私は私で単なる印象でしかないので、きちんと数値に基づく検討はしてゐないのだった。何の根拠もないお話を無条件で受け入れる態度は、所謂「ニセ科学」にも通じると著者は云ふ。若者論に限らず、徒に恐怖を煽り、根拠のない持論を展開する「専門家」と報道が多すぎるやうに思ふ。偉さうに説教をする大人を信用してはならないのだ。もっと疑ひと批判の心を養はなければならない。まあ、私もこの本で批判されてゐる精神科医の本を結構読んでゐたりするけれども。


1月6日(水)

 長山靖生『日本SF精神史』(1200円+税/河出ブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をもう一度読む(といふか、二度三度)。しかし、私が探してゐた記述はこの中にはないやうだ。一体どこにあったのだらう。

 紀伊國屋書店から、J・R・R・トールキン『妖精物語について』(猪熊葉子訳/1800円+税/評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]と後藤和智『「若者論」を疑え! 』(720円+税/宝島社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。『妖精物語について』の中に私が探してゐた文句はなかった。一体どこで読んだのだらう。が、読んでみて少し思ひついたことがあったから、まあいいか。「妖精物語とは何か」の後ろに収録されてゐる「ニグルの木の葉」は大傑作である。それとも、私が求めてゐた木の葉の話は、これだったのだらうか。美しく、そして少し怖い作品である。

 出勤日でもないのに出勤しようと早朝の電車に乗ったらいつものやうに社内放送が耳に入ってくる。優先席付近では携帯電話の電源を切れとか、それ以外の場所ではマナーモード設定のうへ通話は遠慮してくれといふのはいつもと同じだが(付近って何メートルか判らないので私は切らない。どこまで近寄ったら切ったらのか判らないからだ。それに私のは携帯電話ではなくてPHSだからね)、その後で「お休みのお客様もいらっしゃいますので……」などと云ひ始めた。寝てる奴のことを配慮せよと云ふのか! 電車は寝るための場所ではないのだ(寝台車は別だが)。勝手に寝ているだけの奴の心配をどうしてしなければならないのか。そんなことを云ふくらゐなら、「読書中のお客様もいらっしゃいますので、鼾やイヤホン・ヘッドホンからの音漏れには十分ご注意ください」と放送した方がいい。「特にお休み中の大鼾は他のお客様に不快感を与へますので、くれぐれもお気をつけください」とか。寝てゐる人と同じくらい新聞や本を読んでゐる人は多いのだから。


1月5日(火)

 原稿は一休みして箱詰め作業を再開。が、箱が足りなくなってしまった。

 文庫新刊情報にメディアワークス文庫を追加。ここに入ってゐない文庫は少なくないことは知ってゐるが、小説と評論を中心としてあまり厳密な理由もなく選んでゐる。

 明朝はマイナス2度まで気温が下がるらしい。箱もなくなってしまったことだし、ちょっと朝から出かけてみよう。


1月4日(月)

 どうしても、長山靖生『日本SF精神史』(1200円+税/河出ブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が見つからない。机のすぐ横の棚に置いてあったはづなのに。仕方がないのでジュンク堂書店池袋本店で買ふ。一緒に、
『北欧スタイル17 IKEAデザイナー課外授業!』(1200円+税/エイ出版社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。IKEAで本棚を買はうと思ってゐるので、ちょっと下調べである。

 しかし買ってきてから気付いたのだが、新たに購入しても前に気になった箇所は簡単には判らないのだ。付箋を貼っておいた訳だが、そんなものは買ひ直したら消えてしまふ。全部読み直さなければならない。これには気付かなかった。気付かない方が莫迦なのだが、困ったものだ。

 そんな訳で一日中原稿を書いてゐたけれども、終はらなかった。本を買ひに行くのに二時間半くらゐかかってしまったのが予想外だった。やれやれ。

 今日は電車の中ではなぜかウィリアム・ホープ・ホジスン『異次元を覗く家』(団精二訳)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]を読む。昔、高校生の頃に読んだときの方が怖かった。いや、まだ途中だけど。


1月3日(日)

 新住所の郵便受けを見に出かける。実際の引越しは今月末だけれども、郵便物は届き始めてゐるのだ。二時間近くかけて行って年賀状を二通。帰りに東急ハンズに寄ってキャスター他、工具や器具を購入。

 そんなわけで、荷造りはしばらく休みである。

 久しぶりに電車に乗ったので本が読めた。菅原琢『世論の曲解』(820円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。巻頭で「本書は普通の新書とは明らかに異なるものとなっている。本書は手軽に知見を得るための本ではなく、挑戦的な議論と検証を行う種類の本である」と云ひ、さらには「この本を買った(借りた)としても、あなたはこの本を読み通せない可能性がある」とまで書いてゐる。読者に対して何と居丈高な態度だらう。読んでみたらそんなに難しい本ではなかった。確かに、中身もページも薄っぺらなお手軽新書本とは違ってまともな本を読んでゐる気持ちで読めるのは嬉しい。
 郵政選挙で大勝した後、安倍政権下での参議院選挙の敗北、麻生政権でも総選挙大敗へ至る過程で、さまざまな調査結果が示してゐる自民党に対する評価をさらに悪化させる方向へどんどん進んで行ったのはなぜかといふ内容である。その調査を詳細に検討して解析結果を示してゐる。著者は、何の根拠もない評論家たちの推察を厳しく否定してゐる。たとへば、首相や自民党に対する支持率が落ち続けたのは小泉構造改革の負の遺産であり、地方の衰退がその原因であるといふやうな評価がまかり通ってゐるが、調査結果は全く逆のことを示してゐるといふ。郵政造反組の復党など、私が見ても評判が悪いと一目瞭然のことを実行するなど、古い自民党への回帰を進めた理由そのものはこの本を読んでもよく判らなかった(ような気がする)。本書で推察されてゐるやうに、本当に小泉改革を否定することが自民党の支持率向上へつながると自民党執行部が思ってゐたなら、よほどの愚か者である。が、そんなことはどうでもよくて、自分が愚か者にならないやうに気をつければいいだけである。アンケート調査は質問形式によって結果が大きく変はることなど、世論調査を読み取るときに考慮する必要があるところを示してくれる。形式によって大きく変はるなんていふことは判りきってゐることだが、このやうに実例を詳細に示してくれる人は少ない。
 その他、報道と選挙と世論に関することをいろいろと考へられる本である。
 自民党は小泉内閣誕生時にすでに死んでゐたと私は思ってゐたし、本書でもそのやうに指摘されてゐるが、小泉人気についてはまだ私には理解できないことは多い。長くなるから、今日は書かないけれど。

 このところ本の箱詰めに明け暮れてゐたが、私には書かなければならない原稿があったのだ。原稿を書き始めて、あの本はもう箱の中か! といふことになって紀伊國屋書店に本を註文。
●J・R・R・トールキン『妖精物語について』(猪熊葉子訳/1800円+税/評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●後藤和智『「若者論」を疑え! 』(720円+税/宝島社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『「若者論」を疑え! 』は、『世論の曲解』の中で何度か言及されてゐたから。


1月2日(土)

 荷造り五日目。この時期は新刊が出ないから本も買へないし、荷造りで本を読むこともできない。ただ本を箱に詰めて、箱を積み上げる。書くこともないので、今日はこれで。


1月1日(金)

 新年である。元日である。しかし、私は本の箱詰め作業である。今日も十時間働き、130箱まで本を詰めた。いつかはこれも終はるときがくると信じられるやうになってきた。だから、本も買へず、本も読めない。

 新らしい年を迎へるにあたって、何か目標を立てたりはしない。何しろ新年に特別な意味を見いだせないのだから。目標なんか立てるから、それが三日坊主に終はって落ち込んだりするのだ。私は常日ごろ、守れない約束はしないことを心がけてゐるので、守れさうにない目標など立てないことにしてゐる。ついでに云へば、どんな約束でも極力しないことにしてゐる。もう一つ心がけてゐることは、明日出来ることは今日やらないといふことである。
 いつも元日に立てた目標が三日坊主に終はって、今年も駄目だったかと自己嫌悪に陥る方々は、「今年はくだらない目標は立てない」ということを今年の目標にしてみては如何であらうか。そして、その瞬間にまたくだらない目標(しかも今年は自己矛盾する目標)を立ててしまったと落ち込んでいただきたい。

 驚くことは私はこの日記をもう14年も書いてきたといふこと。たうとう十年を越えたと昨年書いたやうな気がしてゐたのだが、大間違ひだった。そして、15年目に入る訳だ。あの頃は、blogなんて言葉はなかった。コメントもつけられなかったし、トラックバックなんてものもなかった。だから、この日記は古風な様式のまま続けていかうと思ってゐる。ただ、何となくだけど。

 とにかく進歩のなさだけはよく判る。それでいいと私は思ってゐる。


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