2月25日(木)

 また日にちが空いてしまった。

『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』が発売された。まだ書店の店頭に並ぶのには数日かかりさうだが、国書刊行会からは発送が始まってゐるやうだ。古書ドリスでは、24日から店頭に並び、装画の林由紀子さんの展示会も兼ねてゐることもあって50冊以上も売れたといふ。喜ばしい限りである。

SFマガジン4月号ご恵贈賜りました。ありがたうございました。今号は2000番到達記念特集ハヤカワ文庫SF総解説Part 1である。

 丸善丸の内本店で、
●森見登美彦『有頂天家族 二代目の帰朝』(幻冬舎)
を購入。


2月20日(金)

 何と一週間経ってしまった。なぜかはよく判らない。

『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』(国書刊行会)[Amazon.co.jp, 国書刊行会]の見本を受け取った。表紙の印刷が実に鮮明で美しい。手触りもいい。本文ページの匂ひもいい。何もかも美しい。こんな立派な本になるとは。感無量である。
 あとは、売れ行きがよければもっと嬉しいのだが。

 販促活動として、記念栞の作成、蔵書票作成、豆本作成などいろいろ活発である。こんなことは初めてである。装幀と装画の、柳川さんと林さん、そして担当編集者のお陰である。嬉しい。
 豆本作りの作業は私がやるのだが。
 書籍用紙が足りなくなりさうなので、追加註文した。

 Amazon.co.jpでKindle本を購入。
○Danvers & Datlow, ed. Nightmare Carnival (Dark Horse Books, 2014)
久しぶりにジェフリイ・フォードの作品を読みたくなって。しかし、まだ読んでゐない。


2月14日(土)

 丸善丸の内本店で、
●紀田順一郎『幻島はるかなり』(松籟社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。怪奇幻想系叢書の話はついページを捲って読んでしまふ。

 ピアース・ブラウン『レッド・ライジング』(内田昌之訳/ハヤカワ文庫)を訳者の内田さんからご恵贈賜りました。ありがたうございました。三部作らしい。


2月12日(木)

 『2015年版SFが読みたい!』(早川書房)ご恵贈賜りました。今年は海外篇のトップ10位を全部読んでゐるといふ珍しい年だった。そして、自分が何を選んだのかを見てちょっと驚いた。へえ、これを選ぶのかと。そして、私の他にも『ボリバル侯爵』を選んでゐる人が複数ゐて、少し驚いた。

 タニス・リー『幻獣の書』(浅羽莢子訳/創元推理文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]ご恵贈賜りました。カバーイラスト林由紀子・カバーデザイン柳川貴代は『教皇ヒュアキントス』と同じ。やはり美しい。

 『教皇ヒュアキントス』国書刊行会のサイトでも予約註文ができるやうになった。


2月10日(火)

 丸善丸の内本店で、
●ブランドン・サンダースン『王たちの道2 死を呼ぶ嵐』(川野靖子訳/早川書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。

 ジェフ・ヴァンダミア『全滅領域』(酒井昭伸訳/ハヤカワ文庫)読了。地球上に存在する謎の〈エリアX〉の探査隊員の視点で語られる話だが、読み終はっても何も判らない。登場人物の一人である生物学者の一人称の視点で語られるので、どこまでが真実なのか、嘘なのか、さう思はされてゐるのか判らなくなってゐて、なほさら判らない。仕方がないから、明日から『監視機構』を読まう。


2月7日(土)

 Amazon.co.jpで本を購入。
○Fiona MacLeod Wind und Woge - Keltische Sagen (Anaconda Verlag, 2014) [Amazon.co.jp]
急に、フィオナ・マクラウドの本を買ひたくなって。英語でもなかなか読めないくせに何をやってゐるのか。

 物書堂で売ってゐるiOS版「旺文社 全訳古語辞典」を購入してしまった。2100円。縦書きなので、急に欲しくなった。実際に必要となることは滅多にない(といふより、まったくない)のだが。

 もうヴァーノン・リーの仕事はほとんど終はったのに、フランスのLibrairie de la Garenneに、
Les Lettres et les Arts (1887)
を註文してしまった。「悪魔の歌」の初出時のものが載ってゐるのだ。フランス語である。意外に安かったので、つい。

 寺沢拓敬『「日本人と英語」の社会学』(研究社)読了。「日本人と英語」に関して世間に流布する言説をデータに基づいて検証する。私の長年の疑念に答へてくれるので、ページを捲るのが楽しい。世の英語熱はいよいよ高まってゐる……わけでもなささうといふのは少し意外だった。


2月4日(水)

 Amazon.co.jpでKindle本を購入。
○Emily St. John Mandel Station Eleven (Picador) [Amazon.co.jp}

 国書刊行会から、有元志保『男と女を生きた作家』(国書刊行会)が届いた。早い。


2月3日(火)

 国書刊行会直販サイトで、
●有元志保『男と女を生きた作家』(国書刊行会)[国書刊行会, amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox
を購入。

 Amazon.co.jpで、Kindle版
○Nicholas Basbanes A Gentle Madness: Bibliophiles, Bibliomanes, and the Eternal Passion for Books (English Edition) (Fine Books Press)
を購入。昔、紙の本を買って読んだが、もう一度欲しくなって。

 今日から再び『怪奇小説大山脈3』を読みながら出勤してゐる。

 ヴァーノン・リーのいよいよ最終段階を迎へつつある。


2月1日(日)

 Kindle本を購入。
○Julie Halls Inventions that Didn't Change the World (Thames and Hudson, 2014)
世界を変えなかった変な発明の本だと思ふ。

 ヴァーノン・リーのための最後の資料が届く。一昨日慌てて註文したのだ。
●ウェルギリウス『アエネーイス(上)』(泉井久之助訳/岩波文庫)
●ウェルギリウス『アエネーイス(下)』(泉井久之助訳/岩波文庫)
を、町田市の高原書店から購入。


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