6月30日(日)

 早朝から出掛けて、運転免許の更新。今回も視力検査を勘で乗り越え、<眼鏡等使用>を免れる。一緒に更新した妻は悔しいことに金版免許で有効期間5年だ。私はアメリカから帰国したときに必要な手続きを怠り、一度免許をなくしているので青版3年である。
 午後は頭痛が始まり、だらだらと寝て過ごす。本が読めない。


6月29日(土)

 今日、開館の福岡市民図書館に行ってみる。図書館をこれまで殆ど利用したことのない私なので、総てが物珍しく見えてなかなか面白い。館内のレストランで家族と食事をして、図書室に戻ってくると、学校が終わった中高生らしき者どもが加わって大混雑。貸し出しカウンターには数十人の列が5・6列出来上がって百数十人の人間が本を抱えてひしめき合っている。ここは文庫本が大量にあって読み物の棚は結構充実しているのだが、各国語の辞書の棚には些か不満が残る。しかし、大量の書物がある空間は気持ちのいいものだ。こういう図書館を積極的に利用して、自分の書籍購入量を減らせばいいのだが、図書館でいい本を見つけると「よし、この本、今度買おう」と思ってしまうので、行くのが怖い。


6月28日(金)

 Sharon Shinn ARCHANGELを読みながら出勤。まだ、20ページ程度だが、なんとか最後まで読めそうな予感はある。380ページはちょっと長い。
 Power Macintosh 6300は職場で新機種購入を検討している人が、アップルに問い合わせたところ、近日発売予定の機種だと云われたそうである。なあんだ、そうだったのか、というだけのことである。
 16日に紀伊國屋書店に註文した『ブラッドベリがやってくる』『ブラッドベリはどこへいく』(晶文社)の2冊が届いた。
 2冊は書棚に収め、今日、職場の人に(多分無料で)譲ってもらった72pin SIMM 4Mを装着する。コンピュータ嫌いの私はこれまで本体の中を覗いたことはなかったので、些か緊張し、手が震えてなかなかかちっとはまらなかったのだが、なんとか作業が完了し、起動してみると、ちゃんとメモリ合計は20Mになっていた。私は画像などを扱うことは殆どないので、これでさほど不自由はしないだろうと判断し、16M SIMMを13000円で購入する計画を中止し、1GのハードディスクをSofmapに註文。嫌いなコンピュータに関連する機器を買いに店を回る気は全くないので、WWWで数軒覗いてみて、あまり深く考えずに投げ遣りに註文する。


6月27日(木)

 帰宅するとFantasy & Science Fiction7月号とSFマガジン8月号が届いていた。F&SFは今月も全く読まない。このF&SF7月号を眺めながら、今日重大な決意を固めた。毎月、この雑誌を買い続けて約15年間、読んだ作品は4・5篇である。多分、今度定期購読を更新しなくても私は何の不自由も感じないだろうし、それほど寂しくもないのではなかろうか。ここで思い切って購読を止めてはどうだろう。この決意が揺らぐことがなければ後2冊でこの雑誌は来なくなる。
 が、SFマガジンは来なくなっては困る。毎月、私が原稿を書いているのだし、殆ど全冊揃っているのだから。8月号の自分の原稿を読んで、些か驚く。ここまでヒロイック・ファンタジイを褒めなくてもいいのではないか。私のヒロイック・ファンタジイ3部作嫌いを知っている人なら、ふざけ過ぎだと思うだろうし、知らない人は本気にするだろう。でも、今月の私の文章はなかなか面白いと自分でも思う。
 今日来たSFマガジンを見ていたら、数日前にハヤカワ文庫FTのデイヴィッド・エディングス『タムール記4 暗黒の魔術師』が来ていたことを思い出した。訳者あとがきも解説もついていないので少し寂しい。それから、<アシモフ初期短篇集2>を買い逃していたことに気づいた。
 そうこうしていると宅配便の配達があり、『漁師とドラウグ』の念校というものが届く。ノルウェー語のアルファベットが相変わらずおかしい。どうしてもギリシャ語のφになってしまう(ノルウェー語の方は文字化けしてしまうので、ここには書けない)。8月初旬刊行予定だそうである。
 話は変るが、今日職場によく来るコンピュータ売りのおっさんがPower Macintosh 6300という機種のちらしを持ってきた。そんな機種聞いたことないのだが。雑誌にも、アップルのホームページにも案内は出ていない。そのおっさんは夏季限定の機種だと云うのだが。Performa 6310のモデムを取りはずして、17インチのモニターをつけたものだという。モニターやキーボードがセットなら、Performaじゃないのだろうかと思うのだが、Performa6260や6310と間違えている訳ではないようだ。何れにしても、私は購入予定はないので、まあどうでもいい。


6月26日(水)

 『アインシュタイン交点』を読み終える。よく解らない。何度も読み返す余裕が今はない。
 SFマガジンの塩澤氏から原稿を受け取ったとの電話がある。アクロイドの<SFスキャナー>の原稿はあまり良くないと云われる。もう、一年も前に読んだ本のことを書くのはやめよう。貧弱な記憶力しか持たない私は数カ月すれば話は粗方忘れてしまうし、こういう難しい話は読み返す気力も時間もない。難しいと云っても『アインシュタイン交点』に比べれば読みやすいけれど。


6月25日(火)

 前日8時に寝ても1時に寝ても5時に目覚めるのが不思議である。勿論、1時過ぎに寝たときの方が眠い。『アインシュタイン交点』を読みながら出勤。
 一日中眠い。『アインシュタイン交点』を読んでいても眠ってしまうので一向に進まない。以前、あまりに眠いので熱いお茶でも飲もうと思い、椅子に腰を下ろし茶を飲んでいたら、眠ってしまった。口の中のお茶が弛んだ上唇と下唇の間からこぼれ出てできて、驚いたことがある。
 夜、自宅からプロヴァイダーへの接続が全く出来ない。朝6時でも繋がらないというのは混雑しているからではなさそうだ。まあ、安いから仕方がないか。


6月24日(月)

 ディレーニイ『アインシュタイン交点』を読みながら出勤すると、このページが職場の人に読まれてしまったことが判明。もう職場のPower Macintosh 7500/100には置いてないのでやましいことはない筈なのだが。しかし、副業のことを事細かに書いてあるので、どうしたものか。
 SFマガジン9月号のSFスキャナーの原稿を夜9時頃から書き始め、話を殆ど覚えていないので悶え苦しみながら1時過ぎまでかかる。ピーター・アクロイドのTHE HOUSE OF DOCTOR DEEである。1994年の作品。ジョン・ディー(16世紀後半の占星学・数学者でメアリ一世、エリザベス一世の占星術師だった)と錬金術と黒魔術とロンドンとホムンクルスと、その他幼児虐待やら同性愛やらも入った話だ。


6月23日(日)

 エディングス<エレニア記2>を読み終える。スパーホークという主人公の騎士が毒を盛られたエレナ女王を救うために解毒剤を探して旅をしているということだけは解った。やっと、SFマガジンのファンタジイ評の原稿を書き始める。今回は、レイモンド・フィースト『フェアリー・テール(上・下)』ハヤカワ文庫FT(再刊)、『フォースター著作集5 天国行きの乗合馬車』みすず書房、H・G・ウェルズ『イカロスになりそこねた男』ジャストシステム、(著者忘れた)『カフカの父親』国書刊行会、そしてエディングス『<エレニア記2>ルビーの騎士』の5冊である。月始めに1カ月以上前に読んだ本の内容をすっかり忘れていることに愕然としながらなんとか書き終え、早川書房へ送信。初めて自宅から送る。送信後、私にしては遅く12時半頃就寝。


6月22日(土)

 一日中学会。本も読めず、疲れる。


6月21日(金)

 出勤すると書店リンク集のファイルがおいてある職場のPower Macintosh 7500/100が動いていなかった。昨晩、書店リンク集にアクセスしようとした人には申し訳ないことをした。多少作りなおして早く引越をしたいのだが、なかなかできない。


6月20日(木)

 早川書房よりディレーニイ『アインシュタイン交点』を送っていただき驚愕する。何故私の所に。ファンタジイ以外では、知り合いの訳者の方が送ってくれる<訳者謹呈>がいつも入っているが、今回は勿論そうではない。<乞御高評>って紙が挟まれているが、SFマガジンのファンタジイ評で取り上げろってことだろうか。『ブレイクの飛翔』『七百年の薔薇』とときはそういうことだったのだが、『アインシュタイン交点』を? 訊くのが怖いので、黙々とエディングスの<エレニア記2>を読む。


6月19日(水)

 <エレニア記2>を読むのが辛く、全然進まない。
 職場にギリシャ・ローマ神話に詳しい奴が3人いて、数日前に私がプロメテウスとヘラクレスについて質問したのをきっかけに、神話の話ばかりするので些か困惑する。アポロンだとかアトラスだとかペルセウスなどなら名前くらい知っているが、全く聞いたこともないような名前が、菌を寒天培地に植えたりDNAを酵素処理したりしている空間を飛び交うのは実に不気味な雰囲気である。それでも、私が本当に知りたいことはまだ解決していない。


6月18日(火)

 SFMの人にお願いしておいたエディングスの<エレニア記2>が届いた。今から読んで今月のファンタジイ評の締切に間に合うかと一瞬疑問を抱いたが、よく考えてみれば締切は一週間も先だ。いやいやながら読み始めたものの、また前巻の内容をすっかり忘れている。面倒くさいので、訳も解らぬまま50ページほど読み進める。


6月17日(月)

 マックス・ビアボーム「プロメテウスを発見せること」とR・ガーネット「悪魔法王」を一応訳し終えたので、職場でこっそり印刷して筑摩書房の担当の人に郵送する。
 夕方漫然と職場で購読している西日本新聞の朝刊を眺めていたら、第一面の下段に国書刊行会の叢書<魔法の本棚>の広告を発見し、腰を抜かしそうになるほど驚く。第二回配本のヨナス・リーに訳者名は書いておらずほっとする。もう出たのだろうかと思って、第一回配本のコッパード『郵便局と蛇』の訳者西崎憲氏に電子メールで問い合わせてみたら、22日頃の予定と聞いているとの返事。


6月16日(日)

 ホームページの改築は遅々として進まない。とりあえず、日記の頁は引っ越しがすんだ。引っ越して、自宅からでも更新が可能になったのはいいのだが、アクセス記録をどうやって見たらいいか解らないので、どれくらいの人が見に来てくれたのかが解らないのが残念。
 紀伊國屋書店に本をFAXで註文。妻に頼まれた口にするのも憚られるような本5冊と、『ブラッドベリがやってくる』『ブラッドベリはどこへいく』(晶文社)の2冊である。


6月15日(土)

 Weinberg Booksからの小包を郵便局へ受け取りに行く。5月13日発送の小包なので早くついた方である。今回は、僅か3冊。トマス・P・ケリーのI FOUND CLEOPATRAを見つけて驚愕する。一体何故こんなものを買ったのだろうか。莫迦じゃなかろうか。こんなパルプ雑誌の復刻など絶対に読むことはないだろう。メアリ・ローゼンブルームとかいう作家のSYNTHESIS & OTHER VIRTUAL REALITIESも読まないだろうと思うが、これはアーカム・ハウスなので仕方がない。怪奇小説だけ出していてくれればいいと思うのだが、昔から『スラン』を出したりしていたところだから今さら文句を云うようなことでもあるまい。唯一、読みたいと思うのがシャロン・シンのARCHANGELだ。THE SHAPE-CHANGER'S WIFEの作者である。390頁というのは些か長いが、THE SHAPE-CHANGER'S WIFEのように読みやすい文章ならさほど苦にならないであろう。人類が植民を開始して数世代後の惑星が舞台のSFのようだ。


6月14日(金)

 朝、3時半に起きたので、マックス・ビアボームのThe Case of Prometheusの翻訳を見直す。しかし、プロメテウスとゼウスの関係が今一つよく解らないので、職場にいるギリシャ・ローマ神話に妙に詳しい奴に、プロメテウスが握っていたゼウスの王座に関する秘密だとか、プロメテウスが神々になろうとしていたころの経緯などについて教えてもらう。ギリシャ・ローマ神話に詳しいのはいいのだが、彼は訊いていないことまで教えてくれるので、話が長くなり肝心のことになかなか辿り着けないのが些か問題なのである。
 帰宅するとWeinberg Booksからの小包についての不在連絡票が置いてあった。残念だが、今日受け取りに行っても、渡してもらえないので、これは明日の楽しみに取っておくしかあるまい。
 H・G・ウェルズ『イカロスになりそこねた男』を読み終え、就寝。


6月13日(木)

 何故だか解らないが、今日転送したファイルは文字化けしなかった。今日から少しずつ引越である。xxx(もうここにいるのだから、お解りだとは思うが)が新しいURLとなります。
 図書館流通センターから6月4日註文の本が届く。<エレニア記2>『ルビーの騎士』は品切れ・再版未定のため註文を受けることが出来なかったとのこと。売れたということなのか。エディングスってのは売れるらしい。叢書<文学の冒険>の一冊、『奇跡の都市』は<ピカレスクロマン>という文字が帯に大きく踊っているので読みたくなるが、今のところ時間がないので村上春樹『うずまき猫のみつけかた』と共に後回し。津田幸男『侵略する英語反撃する日本語』は5年くらい前に出た『英語支配の構造』と同じく、昨今の英会話崇拝を激しく批判する本である。私もこういう英会話信仰が大嫌いなので『英語支配の構造』をはじめとして数冊の英会話崇拝罵倒本を買い込んでからアメリカへ行ったというのはもう5年前だ。この手の本は久々なので一刻も早く読みたいが、もう少し我慢だ。『アーサー・マッケン作品集成5』は5000円もしたのにまだ6があったとは。東郷隆『明治通り沿い奇譚』を読むか。


6月12日(水)

 このページの引越を恐る恐る開始する。が、ファイルは転送したものの、文字化けしてしまう。
 H・G・ウェルズ『イカロスになりそこねた男』は、予想外に面白い。実にいい味わいの、と云うか、古臭いだけの、と云うか、どこから見ても凡庸な怪奇小説が載っていたりする。
 Grolier Munltimedia EncyclopediaとGrolier Science Fiction Encyclopediaを割引率の高い書店を通して買うのを諦め、直接買おうと価格を問い合わせた時、うっかりparts numberというのを書いてしまったために、お前は業者かと問い返されてしまった。いやいや、ただのhome userです、と再度尋ねたら、それぞれ$29.95と$39.95だと教えてくれた。安いので大喜びしたが、送料・手数料が一冊あたり$10だそうである。それでも安いような気がするので明日にでも註文しようか。


6月11日(火)

 図書館流通センターから6月4日註文の本を11日に発送するという連絡がある。何と、<エレニア記2>『ルビーの騎士』は品切れだという。SFマガジンのファンタジイ評にどうしても必要なので(本当だろうか)、早川書房の塩澤さんに電話して一冊見つけて送って下さいと頼む。
 帰宅後、夕食を食べていたら5月25日に紀伊國屋書店に註文が届いた。マーヒー『クリスマスの魔術師』『中井英夫全集3とらんぷ譚』、H・G・ウェルズ『イカロスになりそこねた男』『エクスプレス・フィンランド語』『エクスプレス・エスペラント語』、レサム『銃、ときどき音楽』『お嬢さまことば速修講座』の7冊である。<エスペラント語>っていうのは変だと思う。<エスペラント>で充分だろうと思うのだが、まあどうでもいい。何といっても面白いのが『お嬢さまことば速修講座』である。<お嬢さま>らしい言葉の特徴を実によくとらえていて、妻も珍しく私が買った本に興味を示し、早速明日の幼稚園の母親参観の時に使ってみようかなどと言っている。私は19世紀のお嬢さまの言葉を訳すときに参考にしようと密かに考えた。ただ、<耳障りの悪い言葉>という言い回しだけは許しがたい。


6月10日(月)

 中断していたコッパードのPINK FURNITUREの続きを読む。主人公の少年が見知らぬ活字中毒者の国の王宮で突然名探偵になってしまうなど話はますます変になり実に楽しい。


6月9日(日)

 E・M・フォースター『天国行きの乗合馬車』を読み終える。中には何だかよく解らず退屈してしまう話もあるが、幻想と怪奇の味に溢れた短篇を読むことの出来る素晴らしい本である。


6月8日(土)

 Weinberg Booksに註文。Robert Weinberg(つまりこの本屋の店主だ)のTHE UNBEHOLDEN、Bradley DentonのLUNATICS、Lisa GoldsteinのWALKING THE LABYRINTHの3冊。送料込みで$57.40だ。店主の本は読むことはないと思うのだが、ここは15年近く本を買い続けている店なので黙って見過ごすことは出来ない。当然サイン入りだが、そんなに嬉しくもない。デントンとゴールドスタインは是非読みたい。
 『フェアリー・テール(下)』を読み終える。妖精の描写と存在感に感心するが、私には長すぎる。でも、フィーストをずっと莫迦にしていたことを少しばかり反省した。


6月7日(金)

 メトロ*インターネットに料金を払い込み、接続手続きが完了。無料で使うのに慣れてしまっているので、どうも心理的に使いにくい。少なくとも、このページの引越だけは来週中にしようと決意する。e-mail addressはxxxだ。でも、連休などの場合を除いては、これまで通りxxxの方が早く連絡できると思うのであまり利用価値は高くない。


6月6日(木)

 『フェアリー・テール(上)』を読み終える。遅すぎる。あまりにも遅すぎる。
 Weinberg Booksからカタログ着。ゴールドスタインの新作でも買おうかと考えながら一晩過ごす。


6月5日(水)

 漸く自宅からwwwのサイトを見た。今はまだbekkoameのお試し期間なので電子メールは使えない。勿論、ホームページも持てない。昼頃メトロインターネットに申し込んだのだが、30分後に知らせるというIDなどの連絡は全くない。明日、送金手続きなどと合わせて確認することにしよう。という訳で、我が家は今日からISDN回線になったので電話番号が変わりました。
 それにしても職場で使った方が速いし、無料だし、ホームページ作るのも簡単だし、その上、自宅で余計なことをすると本を読んだり翻訳をしたりする時間がなくなってしまう。私の決断は間違っていたのだろうか。


6月4日(火)

 <エレニア記2>『ルビーの騎士』がどうしても見つからないので、図書館流通センターに註文する。合わせてエドゥアルド・メンドサ『奇蹟の都市』国書刊行会・2800円、村上春樹『うずまき猫のみつけかた』新潮社・1800円 、津田幸男『侵略する英語反撃する日本語』PHP研究所・1300円、『アーサー・マッケン作品集成5』沖積舎・5000円、東郷隆『明治通り沿い奇譚』新潮社・440円を註文。合計冊数:6冊、書籍代金:12140円である。『マッケン作品集成』があるから時間がかかるだろうかと思いながらも、一括発送を選んでしまう。
 Fantasy Centreからカタログ着。幾つか食指が動くものもあったが、今月は註文を控える。今更、Not at Nightシリーズを揃えても読む訳でもなし。怪奇幻想作家名鑑のようなものが載っていて(Greenwood Pressから出ているもの)、前から買おうか買うまいか迷っていたものなのだが、£150なので止めておく。アメリカの書店で$200ほどだったような気がする。などと考えていたら、西崎憲氏から「Fantasy Centreのカタログ来た?」と電話。翻訳の進捗状況など報告する。


6月3日(月)

 『フェアリー・テール』を少し読む。それだけである。


6月2日(日)

 何事もない日曜日。子供のためのクラシック・コンサートの類の演奏会に家族で出掛け、「ピーターと狼」はまだしも「剣の舞い」「ラデツキー行進曲」と私の最も嫌いなクラッシク音楽の2曲を聴かされうんざりする。「ピーターと狼」では寝てしまった。待ち時間などに読む本を持ってこなかったことを心の底から後悔する。


6月1日(土)

 レイモンド・フィースト『フェアリー・テール』のゲラを受け取る。読み始める。
 ヴァーノン・リーの短篇、少し訳し始める。こいつは送られてきた原文のコピーが真っ黒なので、スキャナーで読み込んでテキストファイルに変換するのに難儀した。


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