10月31日(木)

 寝坊してしまい、サリヴァンの『幻想怪奇事典』の翻訳を数行してから、ピアズ・アンソニイを読みながら出勤。
 新しい日独英混合システムでは、日本語の入力と変換が改造版英語システムよりちょっと速いような気がするが単なる気のせいか。妻はインターネットの使い方を覚えようとしているのに私が頻繁にシステムの言語や使用するアプリケーションを変えるので文句を云っている。暫く変えるつもりはないので、ドイツ語表記のシステムでドイツ語版Netscape2.02を開いて使い方を覚えたまえ。今日からNetscapeを終えるときはQuitではなくBeendenだ。もう一台Macintoshを買ったら、一台は英語か日本語にしてやると云っておく。
 Fantasy Centreより小包が届く。Ash-Tree Pressから出たA.C.& R.H.Benson GHOSTS IN THE HOUSEのみ。送料込みで£25.50。サックス・ローマーなどは売れてしまっていた。残念な気がしないでもないが、出費が少なくて済んだので少し安心した。


10月30日(水)

 ドイツ語化システムは順調に構築が進み、もう使えそうだと思われる程度にまでなったので、通常使うPerforma6210の本体のシステムを外付けハードディスクのドイツ語化システムと入れ替える。英語版7.5.5改造版と比べると、Roman-JISのキーボード配列が使えるようになったことと、アップルメニューからキー配列を表示させられるようになったことは便利になった点だ。不便は別になさそう。ウムラウトの文字化けもReliever Zetaでアプリケーションごとにフォントを選んでいけば回避できるようなので、私のシェアウェア登録料も無駄にはならなかったようである。実用上はこれで何が変わった訳でもなく、昨日までTrashと書かれていたゴミ箱がPapierkorbになったとかWindowがFensterに変わったとかどうでもいいことばかりだ。でも、何となく新鮮な気分で画面に向かえるという訳だ。尤も、前に日本語から英語に変えたときも数日は新鮮な気持ちだったが、直ぐに慣れてしまったものである。ただ、エラーが出たときの説明がさっぱり解らないのが些か困るのではあるが。とにかく今日からドイツ語表示の日英独混合システムでばりばり原稿を書くぞ、という気分にはなれたのであった。
 そういう訳で少しだけわくわくした気分で、ピアズ・アンソニイ『王子と二人の婚約者<魔法の国ザンス11>』を読みながら出勤。
 SFマガジンのファンタジイ評の原稿について電話があり、書き直す前の方がましだということで、最初に送った方を一言だけ変えて使うことになる。電話で「今日書き直した原稿を送っていただいて・・・」と云われ、あれは昨日じゃなかったかなと心の中で思ったのだが、この下数行を読むと昨夜書いて今朝送ったと書いてあるのでどうやら私の勘違いだ。一晩で二度起きて二度寝たので混乱してしまったようだ。近頃は記憶が混乱して何がいつのことだったのか、よく解らなくなっている。こうやって毎日のことを書き留めておくとなかなか便利であるとときどき思うことがある。


10月29日(火)

 蚊に刺されて痒くて目が覚めると12時半だった。SFマガジンのファンタジイ評の書き直しがあるので、そいつを済ませることにする。『オズの魔女記』の記述が<オズ>を知らない人にはどこまでが原典にある話で、どこからがマグワイアが創った話か解りにくいという箇所の書き直しだ。私だって17年くらい前にDelRey Book版で1〜3巻程度を読んだだけで、殆ど覚えちゃいない。暫く努力してみたが、<オズ>を全然知らない人には絶対に解りゃしないだろうということだけはよく解った。それでも私なりに努力はして、書き直す。表現力が貧弱なもので、どうしてもうまくできないのだが。もうこれ以上は出来ないと思ったのが2時半頃。その後、またシステムのドイツ語化を少々。もう少し寝た方がいいかなと思って、眠ろうとするもののなかなか眠れない。それでも1時間くらいは眠っただろうか。5時15分に起きて、ソウヤーを手にとって出勤。
 帰りの電車の中でソウヤーを読み終える。面白い。でも、直ぐに読み終わってしまって物足りない。長ければ長過ぎると文句を云い、短ければ物足りないと文句を云い、全く我侭(この侭っていう字、何とかならないものか)な奴だと自分でも思う。『アフサン』を読んでいないことを深く反省し、早速明日からでも読み始めようと決意したが、もしかしたら実家に置いてあるかも知れない。


10月28日(月)

 月曜は大抵寝坊だ。4時半に起きて、これを書く。ソウヤーを手にとって出勤。
 実は、まだシステムのドイツ語表示を諦めてはいなかったのだ。もしやと思い、7.5.5アップデータをかけてみたのである。何と、漢字Talk7.5.1にドイツ語版7.5.3アップデータをかけたものに英語版7.5.5アップデータをインストールすると、日本語表示可能なドイツ語風システムが出来上がったのである。ドイツ語7.5.3Finder+漢字Talk7.5.1SystemEnabler406+英語7.5.2System+ドイツ語7.5.3アップデータ+英語7.5.5アップデータの方は駄目だった。英語版7.5.5アップデータは#fldをドイツ語版と入れ替えてドイツ語化しておかないとコントロールパネルや機能拡張フォルダが英語になってしまうので注意が必要だ。しかし、1000円を払って登録したシェアウェアReliever Zetaに付いているMitoというフォントはエスツェットは表示できてもウムラウトが文字化けしてしまうことに気が付き一瞬気を失うのではないかというほど精神に衝撃を受けた。生まれて初めて払ったシェアウェア登録料は無駄金だったのか。ノルウェー語版を作っていれば何の問題もなかったという訳だ。しかし、もうノルウェー語版を作る元気はない。


10月27日(日)

 11月にハヤカワ文庫FTから出るピアズ・アンソニイ『王子と二人の婚約者<魔法の国ザンス11>』のゲラを受け取る。また516頁もある。9月、10月刊行予定だったフィリス・アイゼンシュタインは大幅に遅れるらしい。
 サリヴァンの『幻想怪奇事典』の翻訳をする。手元にヘンリイ・カットナーの本が一冊もないことに気が付く。読んだ記憶はあるのだが題名が思い出せない短篇が幾つもあってどうも落ち着かないのだが、取り敢えずライバーへ進む。


10月26日(土)

 ドイツ語システムはフォントを3種しか表示できないので、作り直す。ドイツ語7.5.3からFinder、漢字Talk7.5.1からSystemEnabler406、英語7.5.2からSystemを持ってきて、そこにD-7.5.3へのアップデータをインストールするが、やはりフォントの表示だけが上手く行かない。フォルダへコピーした直後はいいのだが、再起動すると解らなくなってしまうようなのだ。英語版のとき上手くいった方法で日本語表示をさせようとしても出来ない。3種のフォントでドイツ語表示のみで使い続けることは可能だが、原稿を書くには使えない。悔しいが暫くは諦める。
 ロバート・J・ソウヤー『さよならダイノサウルス』(ハヤカワ文庫SF)を訳者の内田昌之氏から頂く。ドイツ語システムに無駄な時間を使わずに、この本を読もうと決意する。
 昨日から読んでいた川上弘美『蛇を踏む』を読み終える。「惜夜記」は何だかよく解らない。「消える」と「蛇を踏む」は淡々とした流れの中で不気味なことが進んで行く雰囲気が実に心地よい。
 図書館流通センターに本を註文する。
 R・A・ラファティ『つぎの岩につづく』伊藤典夫・浅倉久志訳/ハヤカワ文庫SF1165/700円
H・R・ウエイクフィールド『赤い館』倉阪鬼一郎他訳/国書刊行会/2400円
カーレン・ブリクセン『運命綺譚』渡辺洋美訳/筑摩文庫/680円
『バッハ全集 第7巻 ミサ曲、受難曲』三宅幸夫他/小学館/22000円
高野史緒『カント・アンジェリコ』講談社/1800円
川上弘美『物語が、始まる』中央公論社/1100円
荻野アンナ『半死半生』角川書店/1600円
の7冊。


10月25日(金)

 無意味なシステムの改変などに時間を使わず、SFマガジンの原稿を書こうと決意して、1月号のファンタジイ評の原稿を書く。目が覚めて、いざ書こうと机の前に坐って時計を見るとまだ12時半。これは早すぎると思い直し、2時半までもう一度眠る。4時半頃なんとか書き終える。『オズの魔女記』はどうにも書きにくい。作者のグレゴリー・マグワイアはどうやら児童文学で有名な作家と同一人物であるようだ。ゲイなんだそうだ。同性愛を仄めかす箇所が随所にあるとか、主人公エルファバが女だとはどこにも書いていないから西の悪いホモ魔法使いかも知れないのだ、などという文章を見つけたのだが、私には殆ど感じられなかった。主人公は誕生の場面ではっきり女性だと確認されていた筈だが。考えすぎではなかろうか。作者はあるインタビューで、「絶対的な悪など存在せず、他人の考えや振舞いを評価するときに使う言葉だ」と云っており善とは「赦す」ということが出来るかどうかということなのだというのがこの『オズの魔女記』での善と悪なのだそうだ。こういう情報は作品を読む前に読んでしまうとくだらない先入観を植え付けるだけだと思ったので、原稿には書かなかった。
 OpenTransport 1.1.1をインストール。別に変化は感じられない。ドイツ語版の方にも、OpenTransport 1.1.1、OpenTransport/PPP、Netscapeドイツ語版をインストール。
 THE COCKATRICE BOYSを読みながら出勤し、早川書房に原稿を送信。


10月24日(木)

 目覚めると4時半。何もできずに、THE COCKATRICE BOYSを手にとって出勤。
 ノルウェー語システムは諦め、英語システムのドイツ語化のみ試みることにする。一応、それらしい表示になったが、何とversion7.5.2となっているではないか。私は間違ったファイルをダウンロードしたようだ。続きは明日以降とする。
 SFマガジン12月号着。ファンタジイ特集である。


10月23日(水)

 3時に起きて、SFマガジン1月号のファンタジイ評の原稿を書くが、なかなか進まず漸く1枚。
 ドイツ語システムもノルウェー語システムもインストールに失敗する。やはりPCI busを備えた機種でないと駄目なのだった。心の片隅にそんな予感がなかった訳でもない。いざとなればUniversal System Folderとやらが作れるらしいから、そうすればいいと思っていたのだが。説明を読むと、System7.5(7.5.1や7.5.2では駄目)で起動しないと作れないなどと書いてある。わたしゃそんなもの持っていないよ。いや、もしかするとノルウェー語版は7.5だったかも知れない。今はそんな元気はないし、SFマガジンの原稿もそろそろ書かねばならないのでドイツ語化は暫く休むこととする。


10月22日(火)

 4時半までぐっすり眠る。ジョーン・エイキン THE COCKATRICE BOYSを読みながら出勤。
 夜、外付けハードディスクが帰ってきた。いよいよシステムをドイツ語版に変更である。作業は明日以降。


10月21日(月)

 目が覚めてTVをつけたら選挙速報をやっていたので、そのまま起きてしまったのが2時のことだった。暫く画面を眺めていたが、やがて全議席が確定し、いくら見ていても結果が変わる訳でもなく、詳細は明日の新聞を見ればいいではないかと思い、徐(おもむろ)にMacを起動させる。SFマガジン1月号のファンタジイ評の原稿を書き始めようと、題名だけ打ち込む。マグワイアとエンデとムアコックである。乏しいマグワイアの資料を読んでいるうちに眠くなる。
 先週も精力的にドイツのサイトを回っていたら、MacOSのSystem7.5.3ドイツ語版をダウンロードさせてくれるところを見つけた。でも、PCI Mac専用なので我が家のPerforma6210にはそのままではインストールできない。ドイツ語版で日本語表示可能にすると、Menu項目などのウムラウトとエスツェットが文字化けしてしまうという問題は、Reliever Zetaというシェアウェアを使うと解決できそうだと解った。ドイツ語版だと英語版のように最新版を使えないというのは問題だが、漢字Talkよりは早く最新版が入手できる筈である。はやく外付けハードディスクに戻ってきて貰いたい。どうして私がこうまでしてドイツ語版(あるいはノルウェー語版)にこだわるのかと云うと、英語が嫌いだからだ。それなら漢字Talkを使えばいいのだが、少しでも早くSystemの最新版を使いたいという気持ちとの間に激しい葛藤が生じる訳である。
 ジョーン・エイキン THE COCKATRICE BOYSを読みながら出勤。


10月20日(日)

 夜中、蚊に刺されて痒くて目が覚め、そのまま起きてしまったのが、2時半だった。TVをつけたらシャーロック・ホームズをやっていたので見始めたが、直ぐに終わってしまう。3時だった。暫く、だらだらしてからマイケル・ムアコック『白銀の聖域』を読み、読了。絶望的な探索の旅を続けるところが如何にもムアコックで私はそれなりに楽しめたが、如何にムアコック再入門とは云え、どうしてこの作品を今出すのか今一つ納得出来ない。
 SFマガジンのファンタジイ評の準備でもしようかと思い、グレゴリー・マグワイアと『オズの魔女記』について調べ始めるが、殆ど何も解らない。SF/ファンタジイ界では殆ど話題にならなかったようで、THE YEAR'S BEST FANTASY AND HORROR, NINTH ANNUAL COLLECTIONの1995年総括でも5行ばかりの短い記述があるだけだ。この作家、Seven Spiders SpinningやMissing Sistersといった児童書で有名なGregory Maguireと同一人物なのだろうか。


10月19日(土)

 Weinberg Booksより小包が届く。ロバート・エイクマン THE WINE-DARK SEA (Mandarin, 1990)は8篇収録の短篇集。序文はピーター・ストラウブ。これを読む予定は今のところ全くない。パトリシア・A・マキリップ THE BOOK OF ATRIX WOLFE (Ace, 1996)は昨年7月にハードカバーで出た本がペーパーバックになったので購入したのだが、昔ハヤカワ文庫FTから出た3部作の印象が悪いので、読むかどうかは解らない。ショーン・スチュアート CLOUDS END (Ace, 1996)は8月に出た新刊である。何故、これを買ったのか2カ月前の自分の考えがさっぱり理解できない。ジョーン・エイキン THE COCKATRICE BOYS (Tor, 1996)は9月の新刊で、Jason Van Hollanderの表紙絵に惹かれて買った本(多分)。表紙絵の雰囲気や中に挿絵もあること、活字も大きいことなどから若年層向けの話かと思ったが、そうでもないらしい。突如イギリスに無数の怪物が出現して、人々を襲い始める。人口の大半が食べられてしまい、郊外は完全な無人地帯となり、大都市は強固な要塞と化す。マンチェスターを守るのは<コカトリス部隊>と名乗る集団である。そこに一人の少年が入隊する。これが多分主人公だ。少年達は、怪物を世界で初めて目撃した少女を救い出し、怪物がどこから来たのかを解明し、怪物撃退法を探しに旅立つのだ。どう見ても若年層向けの話としか思えないが、とりあえず読んでみようと思っている。


10月18日(金)

 3時半に起床し、今日も「幻想怪奇事典」の翻訳を少ししてから、マイケル・ムアコック『白銀の聖域』を読みながら出勤。
 昼から頭痛が始まり、夕方には耐え難いまでに強まる。が、0早めに帰宅し、食事をして風呂に入ったら収まってしまった。


10月17日(木)

 「幻想怪奇事典」の翻訳を少ししてから、マイケル・ムアコック『白銀の聖域』を読みながら出勤。
 珍しく現金の持ち合わせがあったので、買い逃していた本を大学生協にて購入。『エンデ全集13 自由の牢獄』(岩波書店・2472円)、川上弘美『蛇を踏む』(文藝春秋・1000円)、鈴木孝夫『教養としての言語学』(岩波新書・650円)、佐藤哲也『イラハイ』(新潮文庫・480円)の4冊である。『自由の牢獄』は既に持っているので少し悩んだ。全部買うことに決めたのだし、月報と解説もついているのだからいいではないかと自分に云い聞かせる。『イラハイ』は今度買おうと思っているうちに、もう3年もたってしまった本だ。半年ほど前に知って驚いたことだが、鈴木孝夫という人は父の大学での同級生なのだそうだ。医学部に入学して途中で文学部に移った変わった人だという。


10月16日(水)

 目覚めると頭痛はすっかり消えている。が、もう四時半ではないか。今日も「幻想怪奇事典」の翻訳は五行である。そして、今日も『図書館警察』を読みながら出勤。
 夜、『図書館警察』を読み終える。図書館や本はでてくるが、期待していたほどは楽しめなかった。図書館の本棚をドミノ倒しのようにしながら本を投げ合い、怪物と主人公が戦う場面は、本作品中最も恐ろしい場面である。踏みにじられ痛めつけられた数万冊の本の姿を想像すると気分が重くなり、もう一篇収録されている「サンドッグ」は読まずに本を書棚に収める。
 東京創元社からマイケル・ムアコック『白銀の聖域』(中村融訳・創元推理文庫)を頂く。早速、読み始める。1969年の作品だったのか。訳者あとがきにあるようにムアコック再入門が出来そうである。


10月15日(火)

 このところ「幻想怪奇事典」の翻訳が一日五行くらいしか進まない。困ったものだ。今日も『図書館警察』を読みながら出勤。
 QuickDrawGXというのをインストールして大失敗だと気がつく。二月に一回くらいしか印刷機能を使わないのに、メモリを3Mも使われてしまってはかなわない。しかも、Quickというくらいだから印刷が速くなるのかと思ったら、私の機種の場合、これまでより大幅に遅くなった。直ちに除去。後一月半でプリンタを買って二年になるが、インクカートリッジを一回も替えていない。
 一日中頭痛に苦しんだので、急いで寝る。下らないものをMacintoshにインストールしている場合ではない。


10月14日(月)

 <19世紀怪奇小説翻訳家>の西崎憲氏からFantasy Centreのカタログに関して連絡が遅れたことを謝罪するメールを頂き恐縮する。全く責めるようや気持ちはないので、気にしないで頂きたいと思っているのだが。そのメールによると西崎さんもサックス・ローマーのTales of Chinatownを註文したそうである。私もだ。だが、私の方が1日遅いので、多分私の手に入ることはないだろう。この本、カタログで見る度に註文しているのだが(これまで10回くらい註文したことがある)、一度も購入できたことはなかった。今回も駄目だろう。
 昨日読み終えた『オズの魔法記』について、このページを読んでくれた人からメールを貰う。この本には解説というものがついておらず、作者がどういう人か、どういう背景で書かれた作品か、海外での評価はどうか、など全く解らないので、SFマガジンのファンタジイ評で取り上げて欲しい、と云われてしまった。そんなこと私も知りたいと思っていたことだ。仕方がない。これから調べて、SFマガジンのファンタジイ評に書くことにしよう。少しは調べようかなと思ってはいたのだが。


10月13日(日)

 昨日はドイツ人をけちなどと書いてしまって申し訳なかった。ヨーロッパの各国語版7.5.3アップデータが揃っているのを見つけたのである。ドイツの人がこれを読んでいる可能性はないだろうと思うので、心配することもないだろうが。しかし、カタロニア語版があるのには驚いた。それから、Internationalという版は何語表示なのだろうか。
 ドイツ語システムを探していたら、夥しい数のドイツの書店を発見してしまった。書店リンク集への追加は明日以降少しづつ進めていくつもりである。
 グレゴリー・マグワイア『オズの魔法記』読了。些か長過ぎ、些かメッセージが多過ぎるが、なかなかいい話ではあった。ステーヴン・キング『図書館警察』を読み始める。
 ドイツの書店を探している間に、ちょっとドイツのラジオを聴いてみようかという気になり、RealAudio Playerをダウンロード。何か私の設定が間違っているのか、14400にセットされてしまい、音質が甚だ悪い。無駄に一時間を費やしてしまい、私の目的は本屋だったとふと気がつき、反省する。
 NoMeMoBustersというのをインストール。Macintoshを使用している人はよくご存知の筈だが、よくアプリケーション名の後に、半角のエやら、ノ、モ、メなどがついていて、気になると目障りなものである。こいつを本来の...や"などにしてくれるものなのだが、私はそんなに気になって仕方がなかった訳でもない。実は、漢字Talk7.5.1にドイツ語版7.5.3アップデータをかけて、日独混合システムを作ろうか、ノルウェー語システムにScriptSwitcherを入れて、日本語表示可能なノルウェー語システムを作ろうか、いま悩んでいるのだが(まだ懲りていない自分が情けない)、ドイツ語にもノルウェー語にも英語にはないウムラウトやら単位のオングストロームみたいな字だとかがあって、それを日本語フォントで表示すると訳の解らない字が出てきてしまう。私の書店リストにもギリシャの書店で変な表示のままにしてあるところがある。これを解決するのに役立つのではないかと思ったのだった。半角の片仮名になってしまうところなら解決できそうだが、文中では漢字になってしまうので、役に立ちそうではなかった。でも、妙な半角片仮名がなくなるのは気持ちがいいのでそのまま使うことにする。


10月12日(土)

 先日System7.5.3を無料でダウンロードさせてくれるのはノルウェーだけだと書いたが、スウェーデン語版も無料で手に入れることができるようだ。北欧の人は気前がいい。私はドイツ語版を使いたいのだが、7.5.3へのアップデータすら私には見つけられなかった。吝嗇家だね、ドイツ人は。まさかドイツ語版は存在しないなんてことはないだろう。ドイツ人は英語版で満足しているのだろうか。
 ここ数日、グレゴリー・マグワイア『オズの魔法記』を読んでいるが、まだ終わらない。672頁は長過ぎる。
 アメリカのSF情報誌LOCUSの定期購読更新手続きをする。


10月11日(金)

 寝坊してしまい4時半起床。Fantasy Centreへの註文書を書いたら、もう出勤の時間となってしまう。ウェイクフィールドで悔しい思いをしたので、同じAsh-Tree Pressから出たA.C.& R.H.Benson GHOSTS IN THE HOUSE(£22.50)を註文。その他、サックス・ローマーとヴァーノン・リー。
 Cyberdog使用中にタイプ11のエラーが出て、やむなく再起動すると、システムに異常が残ることに近頃気がついた。別ディスクから起動し、NortonUtilitiesで修復しなければならない。このまま使用を続けるかどうか迷うところだ。
 外付けハードディスクを修理のため宅配便で製造元サービスセンタへ送り出す。元気になって帰ってきて欲しいものだ。


10月10日(木)

 本も読まず、原稿も書かず、公園で娘とボートに乗ったりする健康的な一日。ただ、ちょっと職場に寄って電子メールを見ると、<19世紀怪奇小説翻訳家>の西崎憲氏から「Fantasy Centreからカタログが来て、ウェイクフィールドが£17.00で載っていたので註文しました。Weinbergにはもう註文してしまいましたか」というメールが届いていた。もうしてしまったよ。東京は福岡より一日早くカタログが届く筈。火曜日に受け取っていたのに水曜日まで教えてくれなかったのだろうか。と云っても別に恨んでいる訳ではない。


10月9日(水)

 今朝は調子よく2時半起床。システム復旧作業はほぼ終了。<キー配列>が出てこない、Roman-JIS配列を選択できないなどフォントに関する問題は解決されない。今回のシステム改変で改善されたことといえば、MacWORDを使っているとき、<全てを選択>するとちゃんと全文に色が着いて選択されたことが解るようになったことくらいか。
 その後、「幻想怪奇事典」の翻訳を少しする。グレゴリー・マグワイア『オズの魔法記』を読みながら出勤。読み始めて数ページでら抜き言葉が出てきて、本を閉じそうになったが、これはSFマガジンのファンタジイ評で取り上げようと思っているので止める訳にはいかない。今月は翻訳ファンタジイも少ないし。この本、原題をWICKEDということに気がつき、前に原書で買おうと思ったもののあまりの厚さにやめてしまった本ではないかと思ったが、記憶は定かではない。
 Weinberg Booksに註文。ウェイクフィールドと、SPECTRAL SNOW by Jack Snow ($9.95)である。ジャック・スノウってのはよく知らない。
 帰宅するとFantasy Centreからカタログが届いていた。ウェイクフィールドのOLD MAN'S BEARDが£17.00で載っていた。Weinberg Booksから$50.00で買って大損した。ウェイクフィールドがなければSPECTRAL SNOW by Jack Snowだって買わなかっただろう。
 SF情報誌LOCUSの10月号着。


10月8日(火)

 寝坊してしまい4時半起床。今朝もシステム復旧作業で翻訳は出来ない。でも漸く再びインターネットへ接続できるようになった。今日はOpen Transporterのインストーラがシステムファイルを書き換えていることがよく解った。『エンデのメモ箱』を読みながら出勤。
 ウェイクフィールドについての情報を<19世紀怪奇小説翻訳家>の西崎憲氏から頂く。OLD MAN'S BEARDは数年前にAsh-Tree Pressから出た本で、今では絶版らしい。Ash-Tree Pressのホームページがあると聞いたので早速探してみたが見つからない。そのかわりMichael John Thompson Antiquarian Booksellerを見つける。Ash-Tree Pressについてや刊行された本に関する詳しい説明が載せてあり、殆どAsh-Tree Pressのホームページのようなものである。とにかくOLD MAN'S BEARDは今では絶版らしいので、早速明日註文しようと決意。
 『エンデのメモ箱』読了。読みもしないで嫌っていたエンデがだんだん好きになってきた。


10月7日(月)

 『エンデのメモ箱』を読みながら出勤。この数日、ハードディスク崩壊事件で翻訳が全然出来なかった。悔しい。
 Weinberg Booksよりカタログ着。H・R・ウェイクフィールドのOLD MAN'S BEARDが載っている。Ash-Tree Pressから出た本で50ドルと書いてある。1929年刊の本の復刊であるが、こんな本がAsh Tree Pressから出る予定があっただろうか。全く記憶にない。イギリスから出た本は原則的にイギリスの書店から買うことにしているので、Fantasy Centreからカタログが来るのを待つことにしようかとも思うが、早く買いたいので今註文しようか、悩む。そういえば、国書刊行会から今月出る筈のウェイクフィールドはまだなのだろうか。


10月6日(日)

 家族で10日ほど前に開店した百貨店の書店<リブロ>に行く。ここは海外小説の棚が充実しており、福岡市内でヨナス・リーの『漁師とドラウグ』を買えるのはここだけだ。そこでグレゴリー・マグワイア『オズの魔法記』(大栄出版・2575円)とステーヴン・キング『図書館警察』(文藝春秋・2800円)を購入。キングの新刊はこの十年ほど買っていないような気がするのだが、なにしろ今回は図書館の話だ。買わずにいられない。
 本屋から出て、福岡ドームへ行って、アレグリアとかいうサーカスのようなものを観る。券は職場の人が子供の運動会と重なって行けなくなってしまい困っていたので、僅か9%引きという気前の良さで買い取ったもの。しかし、席が悪すぎた。最後列から2列目だ。舞台で豆粒のような人影が跳んだり跳ねたりしているが、何だか全然解らない。
 外付けハードディスクは結局フォーマットのやり直しにもエラーが出て、どうにもならない。今週販売元に問い合わせてから修理しなければならないだろう。私はまだノルウェー語システムを諦めてはいない。そこで、ノルウェー語版NetscapeNavigator2.0.2をダウンロードしておこうと思ったが、見つからない。以前は見かけたような気がするのだが。スカンジナビアの2国、スウェーデン語版とデンマーク語版があるのに、ノルウェー語版がない。何故、Netscape社はノルウェー語を軽視するのだ。仕方がないので、デンマーク語版で我慢する。ノルウェーの言葉とデンマークの言葉は東京の言葉と大阪の言葉ほども違わない(多分)。


10月5日(土)

 またMacの話だ。何度か失敗した末に(英語・ノルウェー語混合システムができ上がったりしてしまったこともあった)何とか日本語風7.5.5が完成。ただ、キーボードにRomanが出なくなってしまったのは最大の問題だ。次はノルウェー語版システムだ。
 ノルウェー語版システムは7200、7500、8500でしかインストール出来ない。そこで外付けハードディスクをまた職場へ持って行って、インストール。自宅へ持ち帰って、System Enablerを406に入れ換えてから7.5.3にアップデートすればいい訳だ。こう書けば、3行で済む話だが、これが解るのに実は3日かかっている。ところが、英語版から作った日本語風システムを本体のハードディスクに移植している途中で、ファイルに欠損がありコピー出来ませんという表示が頻出するようになる。なんとか本体のシステムは完成したが、とうとう作成中ノルウェー語システムや先週まで使っていたシステム、その他諸々のさほど重要ではない情報が入っている外付けハードディスクはとうとう読み書きが出来なくなってしまった。余計なことをしなければよかったと心の底から後悔する。
 そんなこんなで職場のMOドライヴを借りに行ったりしたので、電車の中でマイクル・カンデルのPANDA RAYを読み終えることが出来た。面白かったが、『図書館のドラゴン』と同じく、あまりにも説教臭い。少年が主人公だとカンデルはどうしてこうなのか。前半では家出して爺さんと好き勝手に異世界を移動しまくって冒険を繰り返すのだが、最後は分別のある少年になってしまうのだ。カンデルって人はそんなに少年に分別を持たせたいのか。
 久世光彦『ニホンゴキトク』を読み始める。失われつつある美しい日本語について書いてある文章を楽しみながら読んでいたのだが、最初の方で、<耳ざわりのいい言葉>という言葉、次にら抜き言葉が出てきて心底不愉快になり読むのを止める。手触りと耳障りは違うのだ。久世って人は耳で何かを触れるのかね。それなら今度は<目ざわりのいい風景>とでも言ってみろ。とにかく私はら抜き言葉の書いてある本は読まないことにしているので、直ちに本を閉じ、書棚に戻す。
 書棚から『エンデのメモ箱』を取り出し、読み始める。


10月4日(金)

 また自宅で使っているMacintoshについて余計なことを思いつく。前から書いているように、日本語のシステムに次々と英語のアップデータを加えているのだが、その作業の度に、こんなことをして何か問題が起きるのではなかろうかと心配するのが嫌だった。なら、しなければいいのだが、それでもしたいのだから仕方がない。私は、MacPowerという雑誌で日本語のシステムに英語のアップデータをかけることに関して記事を書いている人に電子メールで問い合わせまでしたことがあるのだ。あの<日本語化>っていうのはやらないと困ったことになるのでしょうか、と。その人はすぐに返事をくれて、Finder等は日本語版をまだ使っているのだから、#fldだけは日本語化しておいた方がいいでしょうと教えてくれた。#fldを日本語化していない私のシステムは今のところ極めて順調に動いているのだが、そういうことならシステムの根幹部分を全部英語にしてしまおうと決意したのだった。それにはまず、英語版System7.5が必要だ。世界中のAppleのホームページを見て回ったが、英語版System7.5をダウンロードさせてくれるところはなかった。当たり前だとお思いだろうか? 新しいシステムを無料でくれるところがある訳がないと。ところが、ノルウェーのAppleだけは無料でSystem7.5をくれるのだ。早速、System7.5と7.5.3へのアップデータをダウンロードする。これは後に私のコンピュータに大惨事を引き起こすことになるのだが、この時はまだ予想だにしていない。でも、ノルウェー語版システムではいくらなんでも使いにくかろうと思い、悩んでいたが、英語版システムなら研究室の8500/120に入っているではないか。世界中のApple社を探し回って損したような気分になったが、しかし、ノルウェー語版を見つけられたのはそのお陰だ。ということで、英語版システムとノルウェー語版システムを自宅から持ってきた外付けハードディスクに入れて帰宅。長くなったので続きは明日。


10月3日(木)

 『ハッカーと蟻』を読み終える。面白かった。こんなにちびちび読むのではなく、一気に読み終えたかった。その後、『幻想怪奇事典』の翻訳を少しやってから、カンデルのPANDA RAYを読みながら出勤。
 数日前から店頭に並んでいたミヒャエル・エンデ『エンデのメモ箱』田村都志夫訳(2400円/岩波書店)を大学生協で購入。なかなか綺麗な本で嬉しくなるが、この本は後に全集に収録される訳だから、全集を購入するつもりの人で、気の短くない人は全集版が出るのを待ってもいいかも知れない。


10月2日(水)

 朝、「幻想怪奇事典」の翻訳、ラッカーを読みながら(まだ終わらない!)出勤。このところこればかりである。


10月1日(火)

 気がつくともう11


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