2月28日(土)

 Fantasy Centreから本が届いた。註文してから二週間だ。Richard Marsh. THE HAUNTED CHAIR AND OTHER STORIESとJack Adrian (ed). ANNUAL MACABRE 1997 で、共にAsh-Tree Pressの本である。同時に註文したRichard Dalby (ed). THE MAMMOTH BOOK OF VICTORIAN AND EDWARDIAN GHOST STORIES (Robonson, 1995) £5.00は既に売れていた由。Ash-Tree Pressは昨年九冊の新刊を出したようだ。私はそのうち四冊を買った。これは内容で選び抜いた結果ではなく。買い逃しただけである。A. M. BurrageのSOMEONE IN THE ROOM: STRANGE TALES OLD AND NEWなんていつの間に出ていたのだ。どうせ読まないだろうが買っておきたい本である。でも、こういう本が届いて小包みを開けるとき、心の中で「神様お許し下さい。私はまた読みもしない本を買ってしまいました」と呟いてしまうのである。


2月27日(金)

 今日はMacintoshの話である。ずっとテキスト検索ソフトを探していたのだが、UltraFind 2.5.3が私が探した限りでは最も優れたものだという結論に達した。12日に書いたGripGropというのもいいのだが、選択した文字列を含む部分を読もうと思ったら褌エディットと組み合わせればほぼUltraFindと同等であるものの、検索できるファイルのタイプがUltraFindの方が遥かに広い。勿論、テキストファイル以外だと文字化けした文字修飾が混在してしまうが、それでも読めるのだから十分である。ということで、ということで、シェアウェア料金39ドルを払う。ちょっと高い。


2月26日(木)

 『日本語ウォッチング』読了。最近出てきた言葉を拾い上げるだけでなく、長い年月の言葉の変化とともに現代の言葉の特徴を記しているところが素晴らしい。「ら抜き言葉」のことにしても、可能動詞成立の頃にまで言及している本は少ない。一段活用動詞の五段活用化や「られる」敬語の話はこれまで読んだことや私自身の観察と一致するが、目新しさということではあまり感激はない。私の妻が、「行けない」という可能動詞を殆ど使わず「行かれない」を使う理由が解ったのは嬉しかった。

 ディック『ライズ民間警察機構 テレポートされざる者・完全版 』を読み始める。二冊本をもって出勤して本当によかった。帰りの電車の中で辛い思いをするところだった。


2月25日(水)

 井上史雄『日本語ウォッチング』(岩波新書)を手にとって出勤。

 帰宅するとSFマガジン4月号が届いていた。今月号から書評ページの構成が若干変わっている。

 Macintoshの話である。T. Clip2.4.2とKeyboardLauncher2.1というのを見つけ気に入ってしまった。これでマウスを使う頻度が随分減りそうである。Cool Switch1.2Jというのもマウス使用頻度を減らすにの多いに役立ちそうだ。今まで、マウスでのみ選択可能だった<保存しない><キャンセル>などの項目がキーで選択できるようになったのだ。尤も、私はマウスの価値を全面的に否定しようとしているのではない。この頃、マウスの使い過ぎで右腕が痛いのだ。これで、足マウスがあれば云うことないのだが。


2月24日(火)

 永井愛『ら抜きの殺意』而立書房を手にとって出勤。夕方には読み終えてしまい、帰りの電車の中では退屈する。日頃は馴染みのない戯曲である。私は戯曲というものに読みにくいという印象を抱いていたのであるが、読み始めると一気に読み終えてしまった。今の日本語の特徴が実によく表されている。あとがきの「私とは、私の発する言語だと言ってもいいだろうから」という言葉にちょっと感激する。

 そういえば明日はSFマガジンのファンタジイ評の〆切である。九時頃から書き始め、午前零時頃書き終えて送信。私にしては夜更かしである。グリーンの『真紅の帆』に原稿のほぼ半分を使って絶讃する。

 Macintoshの話である。先日、ClipAppend 1.0というのを見つけ、これは便利と喜んだ。caps lockの状態で文字列を次々にコピーしていくと、コピーするたびにクリップボードの中身が入れ替わらず、どんどん追加されていくのだ。原稿の中から、必要な個所を拾い集めてから一度に別の文書に移せる訳だ。ところが、我が家のPerforma6400ではどうもうまくいかない。思い通りコピーできないだけでなく、アプリケーションにType2のエラーを引き起こしてしまう。まあ、Net-Printがあるからいいかと諦める。もうひとつ、T.Clip2.4.2というのはあまりにも便利で感激したので思わずシェアウェア料金を払ってしまった。銀行に行く時間がないのでクレジットカードで支払ったら、これがドル払いだ。割高になったが仕方がない。さらに、ORGAI 3.0の案内書が来ていたので躊躇うことなく註文。8950円である。今のORGAI 2.0はメニューの反応が鈍くいらいらするので使わなくなってしまったが、今度は使うようになるかも知れない。


2月23日(月)

 アレクサンドル・グリーン『輝く世界』読了。もっと前に読んでおけばよかった。傑作である。


2月22日(日)

 図書館流通センターの新刊書籍検索の検索対象が、80年以降67万件に拡大した。無料でこれだけ検索させてくれるのだから驚きだ。ここの検索と通販が始まった頃、データベースの検索有料化に関するアンケートがあって、私は月500百円以下なら払ってもいいと答えたような気がするのだが、有料なら加入しないという答えが多かったのか、無料でも問題ないほどの利益を生み出しているのか。今度図書館流通センターの人に訊いてみようか。

 井村恭一『ベイスボイル・ブック』読了。蒸し暑い南の島の呪われた野球を気怠く怪しげな雰囲気を醸し出しながら描く文章がいい。期待せずに読んだら予想外の驚きをもたらしてくれた。

 そろそろSFマガジンのファンタジイ評を書かねばならない。今月はアレクサンドル・グリーンの『真紅の帆』を取り上げたいので、同じ作者の『輝く世界』も読んでおこうと数日前から書棚を探していたのだがなかなか見つからずにいたのが今日見つかった。早速、読み始める。月刊ペン社の妖精文庫版も持っていたのだが読んでいなかった。今回読むのは4年ほど前に出た沖積舎版である。

 Macintoshの話である。Apple Data Detectorの1.0.2というのが出ていたのでダウンロードしてApple Address Detectorを使ってみる。まず最初に職場のPower Macintosh 7100/66AVで試してみると問題なく動いたので、我が家のPerforma6400でも試してみる。ところが、Type50のエラーが出てしまう。以前と変わらない状況である。どうも我が家のPerforma6400ではAppleScriptの調子が悪いようである。ときどきType10のエラーが出るのだ。


2月21日(土)

 Amazon.com Booksに日本語ページが出来たというメールが届いたので、早速見に行ってみると、確かに日本語ページが出来ている。註文方法などが日本語で書いてあるのは解りやすいが、扱う本は英語だから、検索の方は関係ないだろう。日本向けベストセラーリストがあったので見てみると、コンピュータ関連書が多く、SFやファンタジイは全然ない。


2月20日(金)

 井村恭一『ベイスボイル・ブック』を手に取って出勤。

 図書館流通センターから本が届く。今月8日に註文した以下の五冊である。
永井愛『ら抜きの殺意』、フィリップ・K・ディック『ライズ民間警察機構 テレポートされざる者・完全版 』、井上史雄『日本語ウォッチング』、田窪行則『岩波講座言語の科学6 生成文法』『書物の王国17 怪獣』『岩波講座言語の科学』は3を読みはじめてもいないのに、6が来てしまった。ディックも今すぐ読みたい。しかし、最初に読むのは『ら抜きの殺意』かも知れない。


2月19日(木)

 『竜王伝説4』読了。やっと話が展開しはじめて読みやすくなった。前巻を読み終えたときにはどうなることかと思った。読みやすくなったとは云え、これが全部刊行されると考えると気が重くなる。と同時に、売れ行き不振で第一部で打ち切りなどということになったら、それはまたそれで寂しいし、些か問題である。


2月18日(水)

 今日は4時半に起床。もう少し早く起きなければ。殆ど何もできずに『竜王伝説4』を手に取って出勤。
 大学生協でMacintoshの本を買う。部屋で頁を捲っていたら、どうやら自分が買おうと思っていた本ではないことが解ってきた。先週立ち読みして買おうと決めていた本と題名がよく似ていたのだった。どうせ内容も似たり寄ったりだから、まあいいか。


2月17日(火)

 寝坊である。目が覚めると6時だった。慌てて(別に慌てる必要もないのだが)軽い朝食を摂って、『竜王伝説4』を手に取って出勤。
 帰宅してからLOCUSの1997年推薦作リストに眼を通す。読んでいない本ばかり並んでいる。以前はもっと読んだ本があったような気がするのだが。テッパーのTHE FAMILY TREEくらいだろうか。もっと読まねば。


2月16日(月)

 朝6時半に羽田を発つ飛行機で出勤なので、5時少し前にはホテルを出なければならない。4時過ぎに起きればいいので、普段と変わらない起床時間なのだが、乗り遅れてはいけないという緊張感のせいでなかなか眠れない。ほぼ30分おきに目を覚ますので、疲れ切ったまま朝を迎える。
 無事に6時半の飛行機に乗り、『風車祭』を読みながら福岡へ。機内はいかにも仕事ですといった感じのおじさんたちばかりで静かである。強い西風で少々到着が遅れたものの9時5分前に何食わぬ顔で出勤。とはいっても普段より2時間半も遅いのだが。
 大学生協で『エンデ全集18 エンデのメモ箱(上)』(岩波書店)を購入。値段は忘れた。この全集もいよいよ来月で完結である。
 帰宅途中で『風車祭』を読み終える。面白い。が、前作を読んでいると雰囲気が似ているので、新しい驚きには欠ける。次回は八重山以外の話を書いてほしいと思う半面、ずうっと沖縄の話を書き続けてくれてもいいという気もする。
 帰宅するとLOCUSの2月号が届いていたが、目を通す元気もなく、寝る。


2月15日(日)

 11時の飛行機で羽田へ向かう。出発1時間前に福岡空港へ行って『風車祭』を読み始める。が、近くには制服姿の女子高生の集団が。嫌な予感がする。その予感は的中し、集団は私と同じ飛行機に乗る修学旅行の女子高生なのだった。後はただ席が近くないことを祈るのみである。
 幸い私の席はそれほど近くはなかった。後ろの方では「修学旅行のすぐ近くだ。煩くてかなわないぞ、これは」と絶望の叫びも聞こえる。離陸するときにきゃあきゃあ叫び、飛行機が揺れるたびにまたきゃあきゃあ叫ぶ。全く迷惑な集団だ。一人なら黙って乗るのだろうが、どうして集団になると叫んでしまうのか。映画館で上映が始める時に暗くなると同時に叫び声をあげてしまう幼稚園児と変わらない。
 しかし、奴等もきゃあきゃあ叫ぶことの愚かさに気づいたのか、あるいはただ飽きただけなのか、やがて後方からの声もなくなってくる。私は快調に『風車祭』を読み進める。
 羽田から京浜急行で蒲田へ。東京は雪だった。ホテルでチェックインを済ませ、荷物を預けてからJRでお茶の水へ。三省堂本店と書泉グランデで、妻に頼まれた本を1万5千円ほど購入。自分の本を見る時間はない。
 原宿へ。ちょうど5時に内田昌之氏の結婚を祝う会の会場に着く。福岡からわざわざ来たのか驚く人もいれば、当然といった感じで話しかける人もいる。7年振りで会う人も何人もいて懐かしい限りである。
 7時に会は終わってしまったので、子連れの集団と近くの喫茶店に入る。皆、父親母親になっているのに、言動は昔と全然変わっていないところがおかしい。9時頃ホテルに戻って寝る。子連れの人たちは夜は早いのである。


2月14日(土)

 Fantasy Centreに本を註文。
Richard Marsh. THE HAUNTED CHAIR AND OTHER STORIES (Ash-Tree Press) £25.00
Jack Adrian (ed). ANNUAL MACABRE 1997 (Ash-Tree Press) £16.00
Richard Dalby (ed). THE MAMMOTH BOOK OF VICTORIAN AND EDWARDIAN GHOST STORIES (Robonson, 1995) £5.00
の三冊。以前、FAX機能とうまく連動しなくなってしまったApple Address Bookはいつのまにかきちんと連動するように機能が回復している。


2月13日(金)

 この日のことはもう憶えていない。


2月12日(木)

 Fantasy Centreからカタログが届く。予想通りTHE ASH-TREE PRESS ANNUAL MACABRE 1997が掲載されているので註文することとしよう。同じ出版社から出ているリチャード・マーシュのTHE HAUNTED CHAIR AND OTHER STORIESも載っている。£25.00とは些か高いが、買っておきたい。しかし、この『黄金虫』の作者リチャード・マーシュがロバート・エイクマンの祖父だったとは知らなかった。尤も実際の註文は明日以降だ。

 Macintoshの話である。気持ちがContextual Menuからショートカットキーの設定に移った私はKeyboardLauncherというフリーウェアでEudora、NetscapeNavigator、CeDar、各種ワープロソフトなどにショートカットキーを割り当てるだけでは飽きたらず、常々抱いていた<ゴミ箱を空にする><再起動><システム終了>にショートカットキーが何故設定されていないのだという不満と怒りを解消すべく、Finderファイルを改造して、それぞれ林檎鍵+T、林檎鍵+B、林檎鍵+"-"(Hyphen)のキーを割り当てた。<システム終了>に(可能かどうかは知らないが)Sなど割り当てたら<保存>のキーを間違えやすく悲劇を生みかねないなどと熟慮に熟慮を重ねた上の配置である、つもりだったが、後に林檎鍵+TはEudora Pro 2.1.3-Jにおいて<キューを送信>に、また林檎鍵+"-"(Hyphen)はEudora Light 3.1において<Send Queued Mail>に用いられていたことに気がついた。うっかりゴミ箱を空にしてしまうのならまあ運が悪かったと諦められるが、うっかりシステム終了してしまったらそれでは済まされない。でも、私は<Send Queued Mail>にショートカットキーを使ったことはないので大丈夫だろう。職場で使われているのはEudora Pro 2.1.3-Jだから、まあ問題あるまい。


2月11日(水)

 ハヤカワ文庫FTの『竜王伝説4』が届く。あまり読みたくないので、机の隅にそっと置く。


2月10日(火)

 Weinberg Booksには註文しなかった。心の片隅の小さな罪悪感が消えない。

 パトリック・シャモワゾー『テキサコ 上』がなかなか進まないのでとりあえず中断。ゆっくり読みたいような気もするが、ちょっと時間がないのだ。池上永一『風車祭』を読み始める。

 Contextual Menu蒐集家と化していたここ数日であるが、これ以上集めても使いにくくなるだけだと気付いた。今度はショートカットキー設定ソフトに心が動き始めている。やれやれ。
 GripGropという文字列検索ソフトを見つけた。ファイルを開かずにテキストファイル中の文字列を検索して8000件までの結果を表示してくれる。しかも、フリーウェアである。試しに『明治の文豪』全作品を検索させたら数秒で結果を出してくれて感激する。Journal of Bacteriologyの1996年分全論文を検索させてもちゃんと探してくれる。仕事にも使える訳でますます感激。


2月9日(月)

 Weinberg Booksからカタログが届く。先月、もうここから買うのはやめようと決意したのに、中を見た途端に註文したくなる。その気になったのは、THE ASH-TREE PRESS ANNUAL MACABRE 1997という年刊アンソロジー(?)を見つけたからだ。1991〜1936年の間の作品四作が収録されている。今年のテーマは"Weird Stories by Women"だという。他にはラヴクラフトの書簡集(Arkham House)とコニー・ウィリスの新刊に心惹かれるものを感じる。しかし、実際に註文するかどうかは、一晩ゆっくり考えたい。Ash-Tree Pressのは今度のFantasy Centreのカタログから註文するという手もある。

 数日前に、Argusっていう使用中アプリケーションをOption+Tabキーで切り替えていくシェアウェアに代金を払ったのだが、普通この手のシェアウェアを使うのならProgramSwitcherにするのが普通だなと気がついた。どうして、この有名なものにせずArgusなどという無名のものにしたのか自分でも解らない。うっかりしていただけだといえばそうなのだが。


2月8日(日)

 図書館流通センターに本を註文。
永井愛『ら抜きの殺意』而立書房/1500円
フィリップ・K・ディック『ライズ民間警察機構 テレポートされざる者・完全版 』森下弓子訳/創元SF文庫/720円
井上史雄『日本語ウォッチング』岩波新書/660円
田窪行則『岩波講座言語の科学6 生成文法』岩波書店/3400円
『書物の王国17 怪獣』国書刊行会/2100円
以上5冊、8380円(+消費税)である。近所の書店に行く時間がなくディックはとうとうここに註文してしまった。

 このところ細々(こまごま、であってほそぼそではない)としたフリーウェアやシェアウェアを漁っている。以前は、ああいうものはアイコンを変えてみるとか、デスクトップを変えてみるとか、どうでもいいことに喜びを見出すマニアックで変態的ソフトウェアばかりだと思って毛嫌いしていたのだが、なかなか便利なものも沢山あることに漸く気が付いた。それに考えてみれば、これがなくては生きていけないくらいに私が常用している辞書検索ソフトCeDarなどもそういったフリーウェアの一つではないか。
 そんなものをいくつか入れたせいか、NetscapeNavigatorを使った後にNisusWriterを使用するとエラーが出やすくなったような気が微かにしていたのだが、MercutioGNDPatch 1.0というのを機能拡張に入れたり、purge-osl-1.0.4.というのを起動項目に入れたりしたら、頗る安定になったような気がする。気がするだけで確信はない。
 今ではContextual Menuがすっかり増えてしまった。これもまた増えすぎるとかえって効率が落ちるので、面白いからといって無闇に入れてはいけない。私は心底吝い男なので、これだけいろいろ追加してもフリーウェアばかりだ。でも、Argusっていう使用中アプリケーションをOption+Tabキーで切り替えていくシェアウェアには思わず使用料を払い込んでしまった。たった10ドルだけど。
 また、Macintosh使用者以外にはさっぱり解らない話を書いてしまった。


2月7日(土)

 Amazon.com Booksからe-mailで本の発送の連絡があり、先月註文した本は総て発送した由。長い間世話になってきたWeinberg Booksには悪いが、やはりインターネット書店は便利である。

トーキングヘッズ>叢書の次回発行の企画案内と原稿依頼のメールが届く。吸血鬼特集で、翻訳が沢山あって少々驚く。その驚くべき内容は社外秘だということで、ここには書けない。


2月6日(金)

 パトリック・シャモワゾー『テキサコ 上』を手に取って出勤。思いのほか読みやすい。

 このところMacOS8のContextual Menuというに目覚めて、いろいろな機能を追加しては喜んでいる(Macintosh使用者でなければ何のことやら解らないであろう)。しかし、この機能はマウスの効率を高める機能なので、これまでの私のキーボード優先主義とは真っ向から対立するものである。足マウスまで購入して、指先をキーから離さずに総ての作業を行いたいと主張してきたこれまでの私の発言は一体なんだったのだろう。でも、足マウスは今でも欲しい。


2月5日(木)

 レズニックのTHE WIDOWMAKER REBORNを読み終える。前作よりもいいような気がする。最後は早撃ちガンマンの決闘のような場面になってしまうのだが、それがまたレズニックらしくて楽しい。次作はどんなクローンが現れるのか楽しみだが、まだ刊行予定は出ていない。

 続けてアレクサンドル・グリーン『深紅の帆』を読み終える。話の筋はどうということのない子供向けの話のように思えるのに、なぜか深く感動してしまう。グリーンの物語にはそういう力があるようだ。早く国書刊行会の短篇集が出てくれることを心から願う。


2月4日(水)

 創元推理文庫のディックがもう出ているらしいが、買いにいく時間がない。なにか落ちつかない。


2月3日(火)

 筒井康隆『敵』(新潮社/2200円)を大学生協にて一割引で購入。

 Put Away CMM 2.0というシェアウェアを数日前に絶讚したのだが、最初に使い方を確認したときとのようにならず、今日はPopUpMenuからPut Awayを選ぶといきなりどこかへPutAwayしてしまうのである。これは困る。動作確認するたびにどこかへ飛ばされてしまったファイルを検索して探し出さねばならないのだから。何だか釈然としないまま、これを外す。


2月2日(月)

 レズニックのTHE WIDOWMAKER REBORNはもう少しで終わりそう。このところ読みかけの本が溜まってしまって困る。


2月1日(日)

 キャディガンの"Home by the Sea"とモーランの"--And the Horses Hiss at Midnight"をテキストファイルにして推薦作としてTalkingHeadsに送る。
 アレクサンドル・グリーンの『深紅の帆』を少し読む。


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