asahi.com書評RSS http://book.asahi.com/review/ asahi.com書評の更新情報 ja ビューティ・ジャンキー―美と若さを求めて暴走する整形中毒者たち [著]アレックス・クチンスキーhttp://book.asahi.com/review/TKY200805130107.html  「整形美人」に会ったことがある。  某整形病院の広告塔として、目、鼻、顎(あご)、胸、太腿(ふともも)、尻の全身を整形した彼女、日本人なのに顔は彫りの深いギリシャ風。でも挙措動作……… アテネ 最期の輝き [著]澤田典子http://book.asahi.com/review/TKY200805130105.html  古代ギリシャの知恵は現代に直結している。そこが他の古代文明とちがう。ギリシャ古典劇は今でもそのまま公演されているし、哲学は生きた英知として親しまれている。  そして民主主義だ。こ……… マーク・トウェインと日本―変貌するアメリカの象徴 [著]石原剛http://book.asahi.com/review/TKY200805130103.html  トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンの魅力は、何よりもその自由さの中にあるだろう。彼らの生きる環境には、巨大洞窟(どうくつ)やミシシッピの大河などの広い空間があり、彼らは大人や……… 米国はどこで道を誤ったか―資本主義の魂を取り戻すための戦い [著]ジョン・C・ボーグルhttp://book.asahi.com/review/TKY200805130102.html  エンロン、アーサーアンダーセン、ワールドコム、そしてニューヨーク証券取引所での多数のスキャンダル。一般従業員平均報酬の280倍もの平均報酬を手にする最高経営責任者(CEO)たち。……… アラブ・ミュージック―その深遠なる魅力に迫る [編]関口義人http://book.asahi.com/review/TKY200805130101.html  世界のさまざまな音楽が日本に入ってきて、最初は熱狂的ファンだけに支持されたものが、いつしか耳慣れて、私たちの日常的な音楽生活の一部になっている。その例外がまだあるとしたら、アラブ……… 小林秀雄―近代日本の発見 [著]佐藤正英/魂(アニマ)への態度―古代から現代まで [著]神崎繁http://book.asahi.com/review/TKY200805130099.html  「わが日本、古(いにしえ)より今に至るまで哲学なし」。20世紀の初頭に、中江兆民が『一年有半』でそう語ったことは、よく知られている。  だが本当にそうか。西洋哲学のような精緻(せ……… アジアの国民国家構想―近代への投企と葛藤 [編]久留島浩・趙景達http://book.asahi.com/review/TKY200805130098.html  国民という意識を持つ人々からなる国民国家は、19世紀に生まれたものである。グローバリゼーションはそれを乗り越えようとしているように見える。だが今逆に国民国家が強化されている面もあ……… 日本植民地建築論 [著]西澤泰彦http://book.asahi.com/review/TKY200805130096.html  帝国の版図拡大とともに、日本の建築家たちは台湾や朝鮮、中国の租借地や鉄道経営地に活躍の場を求め、洋風建築やモダニズム建築の優れた作品を多く残した。  建築家に焦点をあてると、彼ら……… カラシニコフ自伝 [著]エレナ・ジョリーhttp://book.asahi.com/review/TKY200805130093.html  世界中に1億丁以上出回っているといわれるカラシニコフ自動小銃。その設計者からの聞き書き自伝である。本人は88歳で今も健在だ。  貧農の生まれで学歴はないが、機械いじりが大好きだっ……… アイドルのウエストはなぜ58センチなのか [著]飯田朝子http://book.asahi.com/review/TKY200805130089.html  スーパーの値札に「98円」が多いのはなぜ? ヒット曲「千の風になって」は英語詩の訳だが、「万の風」だったら語感がこんなに日本人の琴線に触れただろうか?  身近な言葉への疑問から、……… 中国沈没 [著]沈才彬http://book.asahi.com/review/TKY200805130086.html  商社系シンクタンクの中国専門家だった著者は、中国の不動産や株式市場はバブル状態と指摘。1人当たり国内総生産(GDP)が2千ドルを突破すると国民の民主化運動が高まるという世界の経験……… クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭 [著]リチャード・フロリダhttp://book.asahi.com/review/TKY200805060068.html  「クリエイティブ・クラス」と呼ぶべき階層が世界規模で台頭していることを指摘、知識や創造性を究極の資源とする経済と社会の仕組みを新たに構築する必然性を説く。02年に米国でベストセラ……… チックタック(上・下) [著]ディーン・クーンツhttp://book.asahi.com/review/TKY200805060067.html  チックタック。そしてオッド(奇妙)。近年のクーンツ作品に何度も登場するこのふたつの単語は、エンターテインメントを駆動させる力だ。  本書は80年代にベストセラー作家へと昇格し、9……… 遺稿集 [著]鴨志田穣http://book.asahi.com/review/TKY200805060059.html  『アジアパー伝』(講談社文庫)でもいいし、「怪人紀行」シリーズ(角川文庫)でもいい。鴨志田穣さんが書いたもの、登場人物になったもの、妻でもあった西原理恵子さんのマンガ、まとめて「……… ゲゲゲの女房 [著]武良布枝http://book.asahi.com/review/TKY200805060073.html  理想化され、神格化される作家というのが、ままいる。だが、水木しげるのように、常に“妖怪化”されて語られてきた人というのはめったにいない。怠けものを称賛し、働かずに食べていける南方……… 古代インド文明の謎 [著]堀晄http://book.asahi.com/review/TKY200805060056.html  アーリア系の遊牧民族が古代インダス文明を征服し滅ぼし、そして、その歴史が『リグ・ヴェーダ』に書かれた、というのは、どんな世界史の教科書にも書かれている定説である。また、このアーリ……… 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で [著]水野直樹http://book.asahi.com/review/TKY200805060055.html  誰でも自分の名前にはこだわりがある。ところが行政当局から突然、半年以内に新しい名前を届け出ろ、今後それを本名にするといわれても、当人は納得しにくいし、知り合いが誰さんなのかも分か……… 松本清張への召集令状 [著]森史朗http://book.asahi.com/review/TKY200805060053.html  松本清張は私憤をよりどころにして公憤をさぐりあて、事実を精査して、それを巧みなフィクションに替えてつづる作風であった。個人的な恨みをそのまま作品化することは少なく、私小説風のリア……… 脳は奇跡を起こす [著]ノーマン・ドイジhttp://book.asahi.com/review/TKY200805060052.html  脳研究は、まさしく日進月歩で、新発見が次々となされている。現代科学の初期にあった「脳は精密な機械のようなものだ」という考え方が、今日では塗り替えられつつある。機械は変化や成長をし……… もう一回蹴りたかった [著]望月重良http://book.asahi.com/review/TKY200805060051.html  見た目の屈強さとは裏腹、プロスポーツ選手に身体の異変は付きもの。比較的最近では「エコノミークラス症候群との闘い」という副題を持つ高原直泰著『病とフットボール』が話題を呼んだ。そし……… 東京町工場 [著]Beretta P−08http://book.asahi.com/review/TKY200805060049.html  日本のモノづくりを堅く底支えしているのは町工場と呼ばれる中小企業だ。東京の写真学校で学んだ有志48人が、東京圏の町工場を取材し、本にした。手の感覚を大切にした人間サイズの機械、手……… 奥井理画文集 地球人生はすばらしい [著]奥井理http://book.asahi.com/review/TKY200805060047.html  19歳で不慮の事故死を遂げた画家の卵の画文集だ。奥井は札幌市に生まれ育ち、小学生のころから油彩やデッサンを好んで打ち込んだ。横尾忠則のような極彩色の作品もあれば、パウル・クレーの……… バートルビーと仲間たち [著]エンリーケ・ビラマタスhttp://book.asahi.com/review/TKY200804290079.html  今年1年の、いや、いっそのこと、今世紀10年のベスト翻訳書に挙げてしまおう。  『バートルビーと仲間たち』だって?! まず題名にのけぞった。町田康の小説に「ビバ! カッパ!」と叫……… 幕末不戦派軍記 [著]野口武彦http://book.asahi.com/review/TKY200804290077.html  歴史には、捏造(ねつぞう)されて語られる性質がもともと備わっているようだ。だから史料そのものを読め、と人は言うが、ケータイ世代でなくともそれは不可能というもの。  ところが著者は……… 裁判員法廷 [著]芦辺拓http://book.asahi.com/review/TKY200804290074.html  裁判員制度が導入されたある日。読者である“あなた”はある事件の裁判員に任命され、法廷に座っている。あなたはあなたの責任において、あなたの目の前にいる被告が有罪か無罪か、また刑の量………