asahi.com文庫書評RSS http://book.asahi.com/paperback/bunko.html asahi.com文庫書評の更新情報 ja ベルカ、吠えないのか? [著]古川日出男http://book.asahi.com/paperback/TKY200805130227.html  1943年、日本軍が撤退したキスカ島に4匹の軍用犬が残された。1匹は米軍を地雷原に呼び込んで自爆。残る3匹が始祖になって殖え、国境を越える。無数の犬たちによって描く戦争に彩られた……… 漱石、ジャムを舐(な)める [著]河内一郎http://book.asahi.com/paperback/TKY200805130230.html  漱石作品に登場する飲食の場面をとりあげ、日記や書簡と照らして漱石自身の食生活を考証。同時に各食品の歴史を紹介する。存命期間の食文化年表と物価表を併録。食品会社に長年勤めた著者によ……… 悲しみは早馬に乗って [著]ドロシー・ギルマンhttp://book.asahi.com/paperback/TKY200805130234.html  父の急死後、母は何を思ったか小さな息子2人を連れて世界旅行に出たものの、ペルシャで山賊に捕らえられ……。母の葬儀で息子たちが旅を回想し、母に教わった人生の妙味を語り合う表題作ほか……… ビッグ・アースの殺人 [著]ジョン・エヴァンズhttp://book.asahi.com/paperback/TKY200805130239.html  低予算旅行のガイドブックを手に、第三世界を旅するバックパッカーのプログラマーがネパールで発見した死体は、かつてアフリカ旅行中に殺された恋人と酷似した状態だった。地球の各地点を結ぶ……… 姥(うば)捨てバス [著]原宏一http://book.asahi.com/paperback/TKY200805130240.html  相棒と2人で始めた白バス事業。むろん違法の無認可観光ビジネスだ。一時のバブルはすぐにはじけ、起死回生で臨んだ「清貧ツアー」。ばあさんばかりを山奥に連れて行く企画が「姥捨てツアーら……… 海を失った男 [著]シオドア・スタージョンhttp://book.asahi.com/paperback/TKY200805130242.html  「頭と左腕を残して砂に埋もれた男」が夢想するのは、かつて海で出会った怪物――おぼれそうになったときに襲われた……。夜の海辺で人工衛星の航跡を見つめた少年の日。衝撃の結末まで幻想的……… 黒笑小説 [著]東野圭吾http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060121.html  作家の寒川は、編集者たちと文学賞選考会の結果を待っていた。すでに5度目の候補。さすがに今度は、いや今回も……。虚勢と追従という仮面の下で展開する腹の探り合い。そして電話が鳴る「も……… こぶしの上のダルマ [著]南木佳士http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060120.html  老猫の単なる気まぐれにみえた行動の理由がわかったとき、ふいにこれまでの自分のいたらなさを責める回路が起動した。そんな日常から、確執を抱えたままみとった父への負い目を直視する「ぬる……… ともだち刑 [著]雨宮処凛http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060119.html  2年生が3人だけのバレーボール部に入部してきた「あなた」の大人びた姿に、あこがれた「私」。4人の親密な時間。突然、あなたの冷たい牙が私に向けられ、空気は一変した。痛みという実体を……… 言葉とは何か [著]丸山圭三郎http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060118.html  「言葉とは物や概念の呼び名」ではないということを、具体的に諸言語を比較しつつ説く「言葉と文化」、記号学の祖といわれるソシュールの理論を軸に言語学の基礎を論じる表題の2章からなる。……… レンタル・チルドレン [著]山田悠介http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060116.html  最愛の息子優を5歳で亡くした泰史が悲嘆にくれる妻を見かねていた時、P.I.というレンタル会社を知る。男の子の貸し出し2週間で50万。気に入れば購入料1千万。ためらいつつ、リストに……… なつかしい芸人たち [著]色川武大http://book.asahi.com/paperback/TKY200805060114.html  学校にも行かず、大衆演劇全盛時代の浅草に入り浸っていた著者の芸人談は、ぴかぴかの主役より、どこか世間をしくじる風情の脇役に優しい。芸人だけでなく、大相撲で差し違えを言われ、「おら……… 近代日本文学案内 [著]十川信介http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290170.html  明治の「文明開化」で固定的な価値観は大きく動き、人間も移動した。「文学」はそうした近代の産物だ。地方から東京へ、人が出入りする「立身出世」や、その半面の「異界願望」、交通や通信……… 日本人の顔 [著]山折哲雄http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290171.html  沸騰する恨みをあらわす「般若」が霊的な精神世界に属するのに対し、繁栄を願う「オカメ」は現世的なカーニバルのにぎわいに登場する。仮面の二類型は女性の社会的役割を二分して表象した。老……… 今朝子の晩ごはん [著]松井今朝子http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290172.html  正月のテレビで「鏡獅子」を見ながらおせち。三が日のシメはテークアウトのカレー。テレビの料理番組のモニターを買って出てあれこれ作って試して品評。舞台や映画、テレビの感想も。2007……… 中世の音・近世の音 [著]笹本正治http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290173.html  童謡の「ゆうやけこやけ」を入り口に、鐘の音に焦点を当てた日本文化史。中世には、この世とあの世を結びつける神聖性を帯びていた鐘の音が、近世には次第に日常的になっていく。寺の増加や鋳……… クレイジーヘヴン [著]垣根涼介http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290174.html  恭一は、地方都市の旅行会社で無難に働きながら、くだらない日常と自分自身へのいら立ちを抱えていた。そんな時出会った女、圭子も、アリ地獄のような日々を生きていた。殺人が結びつけた男と……… 東京バンドワゴン [著]小路幸也http://book.asahi.com/paperback/TKY200804290175.html  東京の下町の古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家は4世代8人の大家族。みんなで囲む食卓は、いつもにぎやか。ご近所や常連さんも巻き込んで、小さな事件が起きては収まる。笑いと涙がい……… 失われた手仕事の思想 [著]塩野米松http://book.asahi.com/paperback/TKY200804220194.html  原料となる草木に折々手をかけ、それぞれの作業にあった道具をあつらえ、言葉では伝わらない技を伝えてきた手仕事の世界。大量生産化のなかで「産業」の道からはずれてしまった数々の技術をに……… 小説論 [著]金井美恵子http://book.asahi.com/paperback/TKY200804220196.html  以前の連続講座に加え、近年の自作2編のインタビューを併録。小説というジャンルの起源や執筆者の立場からの小説の読解、私小説や〈女流〉の意味合いなど鋭い切り口で「読者とはどういう人た……… http://book.asahi.com/paperback/ http://book.asahi.com/paperback/ http://book.asahi.com/paperback/ http://book.asahi.com/paperback/ http://book.asahi.com/paperback/