9月へ

8月31日(土)


 ヒューレット・パッカードのプリンタ・ドライバを職場のMac OS X 10.2から持ってきて入れてみると、我が家でも何とかDeskJet 948cが印刷できるやうになった。よかったよかったと思ってゐたら、今度はMicroline 620CLがどうしても認識されなくなった。どちらを取るか、悩むところである。

 ここ数年、私はKensington社の二つボタンのトラックボールを左手で使ってゐた(右手が痛むやうになったので)のだが、左手の中指が痛くなってきた。どうしたらいいだらうと考へ、今まで右ボタンはダブルクリックに設定してゐたのを通常のクリックにして左手の親指でもクリックできるやうにし、左右両ボタンを同時に押すとダブルクリックといふ設定に変更。で、左手人さし指でボールを廻すといふ具合である。これはなかなか調子がいい、これであと三年は持つだらう。これが駄目になったら、もう足を使ふしかない。ところで足マウス、まだ売ってゐるのだらうか。

 娘の部屋で無駄に放置されてゐた書棚を私と妻の書斎に移動。部屋が少し狭くなったが止むを得まい。机の上に積み上げられてゐた本の山が随分低くなって圧迫感がなくなった。今、翻訳してゐるものの資料だとか、辞書だとかは、やはり手元に置かないと不便なので、手近の書棚が増えると便利である。


8月30日(金)


 Amazon.co.jpから、Unfinished Talesが二冊届く。

 MacOS X 10.2は、ヒューレット・パッカードのプリンタ・ドライバ(最新版だと思ってダウンロードしたもの)を捨てたら、エラーが出なくなって、沖データのMicroline 620CLが前よりも調子よく印刷できるやうになった。しかし、DeskJet 948cはドライバがなくなって印刷できなくなった。システムのインストーラにはプリンタ・ドライバだけインストールできるやうなオプション設定はないやうだ。そのうちダウンロードできるやうになるとは思ふが、気の短い私には腹立たしい。

 家族でたった一泊の旅行に出かける。しかし、二日目には颱風が近づいてきたので、それから逃げるやうに急いで帰宅。早めに帰ったのでつい出勤してしまった。やれやれ。

 Netscape 7といふのをインストールしてみる。また大きくなって重いだけではないかと思ったら、これが、なかなか好調である。特に、銀行口座が全部対応してゐるのが嬉しい。あさひ銀行とか、福岡シティ銀行行とか、わざわざInternetExplorerを使ってゐたのだ。CitiBankはいつの間にかNetscape 6.1でもよいことになってゐたやうだけれども。問題は、まだドイツ語版がないことか。

 SFマガジンの翻訳(ジェフリイ・フォード)を終へて、編集部に送信。もう少し寝かせておいた方がよかったかも。


8月27日(火)


 Amazon.co.jpから、カレン・ウィン・フォンスタッド『「中つ国」歴史地図』[amazon.co.jp, bk1]とThe Silmarillionが届く。

 早川書房からSFマガジン10月号が届く。

 昨日今日は岡山まで出張だった。新幹線の中で『指輪物語』読み終へる。途中でうっかり第八巻を飛ばしてしまったりしたものの、また戻って最後まで読み、やはりこれは特別なものであるといふことが再確認できた。中つ国気分は弥増すばかり。明日からは『シルマリルの物語 上[amazon.co.jp, bk1を持って出勤することにしよう。


8月25日(日)


 先月26日に註文したThomas Burkeの本三冊がElephantBooks.comから届いた。おや、カバーなしか。少し納得できないのだが、疲れてゐるので、まあいいや。

 三省堂本店で岸本佐知子『気になる部分』[amazon.co.jp, bk1](白水社/1500円)を購入。面白い。飛行機の中で笑ひを堪へながら読み終へる。


8月24日(土)


 相変らずSFマガジンの翻訳。もう少しで終はるといふとこもまで来た。あれさへなければ終はってゐたのに、と思ふ。

 あれ、とはMac OS X 10.2である。今日届いたので、早速インストール。インストール作業に一時間半もかかった。本を一冊読み終へてしまったではないか(『指輪物語』中の一冊)。起動がはやくなったのは嬉しい。メニューバーに右上に小物を追加するものがほとんど使へなくなったといふことを除くと、ほぼ問題なく動く、と思ったら、印刷ができなくなった。


8月22日(木)


 ここ数日気分を中つ国にしながらも、SFマガジンの翻訳を進め、半分くらゐ終へる。ジェフリイ・フォードの作品だけれど、ファンタジイ作家が登場する話だから、中つ国気分に満ちてゐても問題ないだらう。

 中つ国気分をさらに盛り上げるために、Amazon.co.jpにカレン・ウィン・フォンスタッド『「中つ国」歴史地図』[amazon.co.jp, bk1(評論社/3800円)を註文。


8月21日(水)


 bk1から月曜日に註文した本が届く。金曜日にAmazon.co.jpに註文した本も届いた。『指輪物語』を読み返し、気分を中つ国にする日々。


8月19日(月)


 土日はジェイムズ・ホッグの短篇の翻訳に勤しんで、何とか終へる。

 訳あって気分を『指輪物語』にするために、『指輪物語』を読み始める。大きな声では云へないが、これを読み返すのは二十年ぶりだ。でも、この前読んだときと訳語が違ふと思ふところが頻出する。多くは、トールキンの意図に従って修正したもの(中にはただ英語音に近づけただけといふのもあってどうも納得できないものも)だらうが、やはり馴染んでしまったものを変へるのは楽しくはない。

 bk1に本を註文。
中村保男『新編英和翻訳表現辞典』[amazon.co.jp, bk1](研究社/5400円)
宮田光雄『ナチ・ドイツと言語』[amazon.co.jp, bk1](岩波新書/740円)
窪薗晴夫『新語はこうして作られる』[amazon.co.jp, bk1](岩波書店/1500円)
森山卓郎『表現を味わうための日本語文法』[amazon.co.jp, bk1](岩波書店/1500円)
以上四冊。『新編英和翻訳表現辞典』の5400円は高い。岩波書店の二冊は、「もっと知りたい!日本語」といふ叢書の刊行開始の二冊。どうも胡散臭い叢書名だが、試しに買ってみた。

 Encyclopaedia BritannicaからBritannica 2003のDVD-ROMが届いた。早速インストールしてみる。MacOS Xで動くではないか。以前のBritannicaのやうに、WWWブラウザで見るのではないので、使ひやすい。オンライン版とも連動してゐる。買って無駄ではなかったかも知れない。


8月16日(金)


 一日書き忘れただけだと思ってゐたのだが、二日も飛んでゐる。

 先月末に註文したJames Hogg The Shepherd's CalendarAlibrisから届いた。今回も留守中に配達されたので、出勤途中に郵便局に寄って荷物を受け取ってきた。朝、六時でも荷物が受け取れるのに初めて気がついたのだった。もう一冊AlibrisからSharon ShinnのThe Shape-Changer's Wifeも。

 もしものことを考へてトールキンの本を数冊註文。『シルマリルの物語 上[amazon.co.jp, bk1・下[amazon.co.jp, bk1とかThe Lord of the Rings [7 Book Box set]とか、全部はここには書かないが五・六冊。


8月13日(火)


 土曜日に註文した本がbk1から届く。

 Amazon.co.jpから、The Year's Best Fantasy and Horror Fifteen Annual Collectionが届く。

 言語九月号をぱらぱらと捲ってゐたら、CD-ROM版ジーニアス英和大辞典は八月下旬発売予定になってゐた。そろそろだらうか。


8月12日(月)


 言語九月号着。今月の特集は「ラテン語の世界」。面白さう。


8月11日(日)


 古今亭志ん生の落語CDがHMVから届く。「古今亭志ん生名演集6 はてなの茶碗・唐茄子屋政談・親子酒」と「古今亭志ん生名演集7 三枚起請・千早振る・文七元結」。疲れてゐるときには実によいものである。今回の「文七元結」は私が持ってゐる古今亭志ん生の「文七元結」の中で一番心地よく感じられるのは、こちらの気分の問題か。


8月10日(土)


 bk1に本を註文。
ジェイムズ・L・ハルペリン『誰も死なない世界』[amazon.co.jp, bk1](内田昌之訳/角川文庫/952円)
ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド 1』[amazon.co.jp, bk1](石塚裕子訳/岩波文庫/700円)
エドガー・パングボーン『デイヴィー 荒野の旅』[amazon.co.jp, bk1](遠藤宏昭訳/扶桑社/1714円)
荒俣宏『新編 別世界通信』[amazon.co.jp, bk1](イースト・プレス/1700円)
オーエン・コルファー『アルテミス・ファウル 妖精の身代金』[amazon.co.jp, bk1](大久保寛訳/角川書店/2100円)
『辞書の図書館』[amazon.co.jp, bk1](駿河台出版/3800円)
といったところ。

 この頃、我が家の電鈴(訪問者がドアの横にある釦を押すとピンポーンと鳴ってその存在を知らせる、あれ)の音が小さくなってしまって、どうしたら音を大きくできるのかわからず、困ってゐる。宅配便や郵便局の配達員の到着が家にゐるのに聞こえないことが多いのだ。これだけ、通販で本を買ってゐるので、頻繁に荷物が配達される訳だが、再配達してもらっておきながらそれをまた聞き逃してしまふとちょっと困る。どうすればいいのか。


8月9日(金)


 もしもの場合に備へ、abebooks.deにドイツ語版The Shape-Changer's WifeであるIm Zeichen der Weideを註文。価格が10.50ユーロで、送料が9.80ユーロ。abebooks.frなんてものもあったのか。知らなかった。


8月7日(水)


 Ash-Tree Pressから新刊のお知らせが届く。今月の新刊はChet Williamson。かういふ新しい作家の本にはあまり関心がないので今月は安心して休めるのだった。

 ひと月ほど前に受けた健康診断の結果が届いた。全く何の問題も見られない。肉ばかり喰って早寝早起きをして運動を一切しなければ健康でゐられるといふことなのだ、きっと。

 Pandora's Booksから何の返事も来ないので、念のためAlibrisThe Shape-Changer's Wifeを註文。本体は$5.35で、送料が$9.95は少々高いやうな気がする。


8月6日(火)


 憂鬱なので一日休み(このところこればかり)。


8月5日(月)


 SFマガジンの原稿の修正、ウェールズにある古本屋の町ヘイ・オン・ワイの町長(?)になったアメリカ人の話を読んだり。疲れたので、これだけ。


8月4日(日)


 気分がすぐれないのでディックでも読みたいところだが、他に読まねばならない本があるので、バッハの無伴奏チェロ組曲を聴きながら原稿を書く。シャロン・シンのThe Shape-Changer's Wifeを数年ぶりに読んで内容を原稿用紙十枚ほどにまとめて、ある編集部に送信。もしもの場合に備へて、Pandora's BooksThe Shape-Changer's Wifeを二冊註文。

 ブラックウッドの短篇の翻訳をしてゐたが、気分転換に古今亭志ん生の落語CDをHMVに註文。「古今亭志ん生名演集6 はてなの茶碗・唐茄子屋政談・親子酒」と「古今亭志ん生名演集7 三枚起請・千早振る・文七元結」の二枚。一枚が1942円。「はてなの茶碗」は前に別の会社の志ん生のCDに入ってゐた「茶金」と同じ話の筈。「文七元結」はその別のCDに二つも入ってゐたけれども、またこれにも入ってゐる。特に好きな噺ではないけれど、まあいいか。


8月3日(土)


 ちょっと調べたいことがあって、Encyclopaedia Britannicaのホームページを訪れたら、Britannica 2003といふのを見つけた。CD-ROM版とDVD-ROM版があって、どうせWindowsしか使へないんだらうと思ったら、Mac OS X 10.1以降でも使へると書いてあるので、思はずDVD-ROM版を註文。59.95ドルに送料が16.99ドル。Amazon.comでも売ってゐるのだが、こちらではMac OS Xのことが書いてをらず、使用条件がWindowsだけなのが些か不安だ。でも、オンラインで調べられるものと中身は同じなのだらう。今日も無駄づかひをしてしまったやうだ。それに、調べたいものは、オンライン版Encyclopaedia Britannicaに載ってゐなかった。


8月2日(金)


 7月23日に註文したPhilippa Pearce A Century of Children's Ghost Stories : Tales of Dread and Delight (Oxford University Press, 1997, ¥1616) がAmazon.co.jpから届く。


8月1日(木)


 Amazon.co.jpからAnthony Horowitzの本が六冊届く。6月7日に予約註文した本。
Anthony Horowitz The Phone Goes Dead (Orchard Books, 2002, ¥743)
Anthony Horowitz Killer Camera (Orchard Books, 2002, ¥743)
Anthony Horowitz Burnt (Orchard Books, 2002, ¥743)
Anthony Horowitz Scared (Orchard Books, 2002, ¥743)
Anthony Horowitz Night Bus (Orchard Books, 2002, ¥743)
Anthony Horowitz Twist Cottage (Orchard Books, 2002, ¥743)
 子供向け現代恐怖小説といった感じ。


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