このファイルはもう更新してゐません。新しい日記はこちらです。



7月7日(水)

 何となくUTF-8版を作ってみました。これを書くのに使ってゐるmiでも、UTF-8対応ファイルは扱へるのですが、表示はできないのです。豆腐みたいな記号に化けてしまっても、他の部分は問題ないと思ってゐましたが、今ではもうUTF-8版の方はファイルを開いて書き替へることさへできません。日記が二つになってどうしたものかと困ってゐます。

 といふことで……
 二つもあったら困るので、UTF-8版の方へ移行します。このファイルはもう更新しません。


7月6日(火)

 bk1から、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『時の町の伝説』[amazon.co.jp, bk1]、『正規表現ケーススタディブック』[amazon.co.jp, bk1]、『入門XML』[amazon.co.jp, bk1]、『Mac OS X v10.3 Pantherで使おうUNIX』[amazon.co.jp, bk1]が届く。
 正規表現の本は判りやすさう。かういふ本をもっと早く買っておけばよかった。XMLの本は難しさう。Panther-UNIXの本がちゃうどいいかも。今回は、TeXとCocoon-XMLの辺りを中心に読まうかと思ってゐる。

 LAN上のndtpdを検知して辞書を使ふのには、oDictionaryでなくても、ndtpdを作ったのと同じ人が管理してゐるBookViewをインストールすればいいのではないかと気づいて、早速ダウロードした。MacOSXでも難なくconfigure-make-make_installと進んで喜んだのだが、文字が化けてしまってゐる。検索結果は一応ちゃんと表示されてゐるものの、日本語の文字は異常に汚い。どうすればいいのか、私には判らないので諦める。

 久しぶりにAmazon.co.jpに本を註文。あまり本を買はないと躰に悪いやうな気がして。
●Claire Delacroix, Lynn Kurland, Patricia A. McKillip, Sharon Shinn To Weave a Web of Magic (Berkley, 2004/07/01)
●Sean Stewart Perfect Circle (Scb Distributors, 2004/07/01)
●Sharon Shinn The Safe-Keeper's Secret (Penguin USA, 2004/05/11)
 久しぶりなので、控へ目に三冊だけ。実はNina Kiriki Hoffmanの本を註文するのを忘れただけなのだが。


7月5日(月)

 東京創元社の近刊案内を見たら、『怪奇礼讃』が消えてゐる! まさか、発売中止か。もしかして、政権を批判した部分があって発禁処分になったのかとさまざまな思ひが頭を駆け巡ったのだが、新刊案内の方に移動したのだった。吃驚した。といふ訳で、ここで表紙が見られます。う、この表紙、ちょっと怖いんですけど(って、当たり前か、怪奇礼讃なんだから)。

 Amazon.co.jpから、長谷川陽子演奏の無伴奏チェロ組曲が届く。まだ、第一番を聴いただけだが、いい感じなのでこれからじっくり聴いてみよう。素直なのに退屈でない。じっくり聴かうといふ気になる演奏である。

 昨日書いた「X11環境でBluefishを使ってhtml文書を書くとUTF-8でコードされ、しかも、ヒラギノフォントが使へて、EGBRIDGEが使へるので、ユニコードでないと使へない文字も簡単に入力できる」といふのは間違ってゐた。Bluefishで直接文字を入力するときには、「區鳥」といきなり入れようとするとエラーが出てしまふのだ。Aqua環境の方で入力しておいた文字列をコピー&ペーストすれば、ちゃんとUTF-8対応のhtmlファイルが作れるといふことだったのだ。しかし、昨日は簡単に入力できたやうな気がするのだが。夢でも見てゐたのか。
 この頁をUTF化する気は急速に失せていってしまった。
 職場の方では、Finkでアップデートしたらgeditが使へなくなってしまった。仕事に支障はないから構はないけど。


7月4日(日)

 娘と一緒に映画館へ行って「ハリー・ポッターとアスガバンの囚人」を観る。本は読んでゐたはづだが、内容をほぼ完璧に忘れてゐる。こんな、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」みたいな話だったか。期待しないで観に行ってゐるので、がっかりもしない。可もなく不可もなく。

 ついPowerMac G4にMySQLphpMyAdminをインストールしてしまふ。また余計な時間を使ってしまった。当然のことながら、PHPApacheの設定も。でも、まだデータベースは空っぽだ。

 インストールや設定をしてゐるときに、どうもよく判らなくなったのだが、MacOSXの日本語の文字コードはUTF-8になったと考へていいのだらうか。でも、設定をUTF-8にするとうまく行かないものもあって、Shift-JISにしておけばいいのかなと思ってゐるのだが、Linuxから持ってきたファイルの中にはEUCになってゐるものもあるのに、当然のやうに表示されてゐたりすると、何がどうなってゐるのかさっぱり判らない。X11でBluefishを使ってhtml文書を書くとUTF-8でコードされるやうである。しかも、ヒラギノフォントが使へて、EGBRIDGEが使へるので、ユニコードでないと使へない文字も簡単に入力できるといふことに今日気がついた。さうやって作ったファイルをMozillaとかSafariで開いてみたら、つかむ(手偏に國)とか、鴎(區鳥)とかがちゃんと表示されるではないか。やはり、これからはBluefishでこの頁も書くことにしようか。UTF-8になると、表示できなくて困ったりする人はどれくらゐゐるのだらうか。ブラウザが対応してゐても、フォントが対応してゐないと駄目か。他人のことはよく判らない。

 ダンセイニの翻訳はそんな訳でさっぱり捗らなかったものの、「時と神々」は十分の一を越える。


7月3日(土)

 出勤したら、やはりoDictionaryのことが気になってしまひ、こんなことをしてゐてはいけないのにと思ひながら、ダウンロードしたがどうしてもLAN上のNDTPDサーバに受入れてもらへない。どうやらNDTPDが古いやうだと気がついて、最新版に入れ替へたのがいけなかった。各種設定が若干変はってをり、それを解決するのに二時間ほどとられてしまった。うまく動くやうになったのだが、判ったことは、今の環境ではoDictionaryは遅過ぎるといふことである。同じサーバの辞書検索でもForestで使ふと全然遅くないので、ネットワーク回線の遅さが原因ではないのかも知れない。私にはもう判らないので、とりあへず、考へるのをやめる。
 しかし、辞書のことになると取り憑かれたやうになってしまふのは困ったものだ。

 今月から職場の方で日誌を付けることにした。コンピュータを使った解析が多くなると、ノートに何も書かなくなって、いつ何をしたのか、後でさっぱり判らなくなってしまふのである。何を使って書かうか悩んだ末に、htmlで書いておくのが安全だらうといふ結論にたっしたのだが、書き始めてみると、まるでこの日記そっくりになってしまったのが情けない。
 Bluefishは書きやすいやうな気がする。本欄もBluefishで書かうかとすら思ふ。

 欽定訳聖書のテキストファイルをダウンロードしてきてみる。章番号節番号ごとに一行になったファイルなので、簡単に表計算ソフトやSQLデータベースに取り込めるに違ひない。早速、MySQLで取り込んでみようかと思ったが、我が家のPowerMac G4にはインストールしてゐないことに気がついた。日本語も節番号を振ったファイルがあれば、簡単に日本語からでも英語からでも対応する箇所を検索できるのに。

 そんなことを考へてゐたら、本を買ひたくなってきたので、bk1に註文。
『正規表現ケーススタディブック』[amazon.co.jp, bk1](2310円/毎日コミュニケーションズ)
『入門XML』[amazon.co.jp, bk1](4200円/オライリー・ジャパン)
『Mac OS X v10.3 Pantherで使おうUNIX』[amazon.co.jp, bk1](3570円/毎日コミュニケーションズ)
の三冊。ファンタジイでもない本をまた一万円も買ってしまった。判りもしないくせに。XMLの本は、今日通りかかった書店で手に取ってみたら、MacOSXの画面の絵がたくさんあったから。Panther/UNIXの本も書店で手に取り、買ってみたくなったもの。仕事で使ふので仕方あるまい。

 書き忘れてゐたのだが、2〜3日前にアトリエサードから〈トーキングヘッズ叢書21〉少女×傍若無人をいただいた。今回も何もしてゐないのに、恐れ入ります。何かしたいといふ気持ちはあるものの、次第に私には何もできない特集の割合が増えてきてゐて、どうしようもないのですよ、この頃。


7月2日(金)

 bk1にダイアナ・ウィン・ジョーンズ『時の町の伝説』[amazon.co.jp, bk1](田中薫子訳/1785円/徳間書店)を註文。出てから、少し時間が経ってしまった。

 通勤時間に読んでゐたジェフ・ヌーン『未来少女アリス』[amazon.co.jp, bk1]を読み終へる。かういふ話は好きだ。が、何が面白いのか人に説明するのが難しい。

 仕事中に気がついたのだが、X11環境でのEGBRIDGEへの切り替へに、英から日へはShift+Spaceだけでなく、 Command+Spaceでも出来るやうだ。Aquaでの使用法と全く同じである。

 電子辞書サーバの設定に時間を使ってしまった。それでも、MacOSXでndtpdなどの設定ができて、ちゃんと動くやうになる。 ebnetdは辞書がynakanoのホームのパブリックにあると認識できないことが判り (Bad file nameとか云はれる)、/usr/local/share/dictionaries/に入れることにする。 一方、Jammingの設定では/usr以下の場所が見えないから、
/Users/ynakano/Library/Preferences/Jamming/dicpath
をエディタで開いて書き込まねばならない。それでも問題なく使へるといふことは判った(でも、ndtpdを使ふ分には動かさなくてもよかったかも知れない)。
 ebhttpdは電子辞書専用WWWサーバである。これが動いてゐたら便利だらうなと思ったのだが、さうすると同時にApacheは動かないやうなので、残念ながら使へない。
 仕方がないので、今回もForestかなと思ってゐたのだが、もう四年も放置されたままだし、Safariでは外字ファイルが何故か表示できないし、MacOSXでは自動設定スクリプトが動かせない。手動で設定をしていけばいいのだが、面倒臭いなと思ってゐるところにちゃうどいいものが発表された。oDictionaryといふものだ。「あなたのマシンが接続されているLAN上でNDTPDサーバーが稼働していれば、このoDictionary.appだけでCD-ROM書籍の検索ができます。」といふ画期的なもの。早速、我が家のPowerMac G4でndtpdの設定を済ませて起動。今回設定したlocalhostのも、LANで繋がってゐるVine Linuxで動かしてゐるのも、ちゃんと認識して動くではないか。これは便利だ。しかし、MacOSX(およびOpenStep)でしか使へないのが残念。

 わざわざサーバで動かす必要があるのかといふ気もするが、持ってゐる計算機全部に同じ組み合はせの辞書を入れていくのも手間と時間が勿体ないし、ハードディスク容量も勿体ない。いつでも同じ辞書が同じやうに使へれば便利ではないか。辞書のことになると、つい時間を忘れてあれこれ調整してしまったりする。といふ訳で翻訳は全然捗らない。翻訳のための辞書のはづなのに。


7月1日(木)

 Amazon.co.jpで、中野善夫で検索すると出てくる四冊の、売れてゐる順の順位が変はった。『魔法使いとリリス』[amazon.co.jp, bk1]よりも、『怪奇礼讃』の方が上になったのだ。でも、売り上げランキングを見ると、『怪奇礼讃』の方が下である。よく判らない。
 ダンセイニもシャロン・シンも順位はこのところ急低下し始めてゐる。『魔法使いとリリス』[amazon.co.jp, bk1]はもう発売から半年だから止むを得ないのか。『世界の涯の物語』[amazon.co.jp, bk1]は『夢見る人の物語』が出たときに再浮上してもらひたいものだ。

 ところで、Amazon.co.jpで「中野善夫」で検索すると、四冊しか表示されない。同姓同名の作家や翻訳家が一人もゐないといふことだ。そんなに珍しい名前とも思へないのだが。bk1で検索するともう少し出てくる本が多くて、表紙に名前の入ってゐないアンソロジーもちゃんと検索結果に入ってくるのが嬉しい。一番下に全く分野の異なる本が見えると思ふが、あれも同姓同名の別人といふ訳ではない。中野善夫収集家の方はあれも買っておいた方がいいかも知れません(そんな人ゐないか)。


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