今月も今日で終はりである。といふことで、amazon.co.jpに本を註文。こんなことばかりしてゐていいのだらうかとは思ふけれども、何とかなるに違ひない。
今日はWalter de la Mare, Short Stories 1927-1956 Vol 2 (Giles de la Mare Publishers, 4657円) のみ。これに消費税がかかる筈。Ghost Storiesを註文したロンドンのJ & M Booksから何の聯絡もないので、こちらを買ってもいいだらうといふことで。さう思って早朝に本を註文したのだが、夜になってJ & M Booksから本を発送した旨のメールが届いた。何でも引っ越し間近とかで返事が遅れた由。送料が安いので航空便では送ってくれなかったのかも知れない。
夕方気分が少し悪くなったので早めに帰宅。この頃、夕方気分が悪くなることが多い。病気なのだらうかと不安になったが、よく考へてみるとこれは単なる空腹なのかも知れないと思った。夕方胃の辺りに不快感を感じるのだが、これが帰宅して食事をすれば治まるのだ。躰が怠い感じがするのも、食事をして風呂に入れば治るのだ。といふことは、単に空腹になって疲れただけではないのか。そもそも、私は空腹感が正常に機能してゐないやうで、空腹を感じた時に空腹を満たすだけの食事をしてゐると躰を維持できないのである。一度、空腹を感じた時に空腹を満たすだけの食事をしてゐたら、体重がどんどん減っていってしまったことがある。それ以来、気をつけて、空腹であらうとなからうと、同じ時間に同じくらゐの量の食事を摂るやうに心がけてゐる。朝(自分で作る)と昼(弁当を弁当業者に配達してもらふ)はそれがきちんと実行できるが、夕食は帰ってから食べるので、さうはいかない。どうやら、夕方空腹になってしまふだけのやうだ。空腹感に慣れてゐないので、病気ではないかと感違ひしたのだ。明日から夕食対策を考へた方がいいのかも。そんなことをするのは面倒臭いが。
帰宅すると26日に註文してゐた本がbk1から届いてゐた。
『聖書 新改訳 2版』、ウィリアム・ホープ・ホジスン『ナイトランド』、スーザン・クーパー『コーンウォールの聖杯 改訂新版』、ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン『公家アトレイデ デューンへの道2』、マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン『邪空の王(上・下)』、香山リカ『若者の法則』である。早速手にとって読む元気はなく、夕食を食べて就寝。
今月も今日で終はりである。といふことで、amazon.co.jpに本を註文。註文した後で気が付いたが、明日もまだ五月だった。
Thomas Burke The Golden Gong and Other Night-Pieces (Ash-Tree Press, 2001, 5306円)
これ一冊である。これに手数料が531円、消費税が292円加はって合計6129円。うーむ、これならAsh-Tree Pressに直接註文した方が安かったかも知れない。微妙なところである。しかし、Ash-Tree Pressの本は高い。全巻買ひ揃へるのは大変だ。
仕事から帰ると、先日amazon.co.jpに註文したAndy DuncanのBeluthahatchie and Other Storiesが届いてゐた。しかし、あまりにも眠いので食事を摂って就寝。
新たな企画に備へて古い短篇が収録されてゐる本を充実させねばならないと思ひ、Amazon.comに本を註文する。
Laurence Houseman House of Joy (Ayer Co Pub, 1973, $17.95)
Thomas Burke Tea-Shop in Limehouse (Ayer Co Pub, 1931, $24.95)
Nelson Slade Bond Thirty-First of February (Ayer Co Pub, 1949, $23.95)
May Sinclair Tales Told by Simpson (Ayer Co Pub, 1930, $22.95)
Frank Owen The Wind That Tramps the World : Splashes of Chinese Color (Ayer Co Pub, 1929, $14.50)
以上五冊で、送料を含めて$143.69。いづれもShort Story Index Reprint Seriesといふシリーズの本。発送まで四〜五週間と表示されてゐる。流石に1929年まで取りに行くのは大変なのだらう。送料が高いやうに思はれるので、念のため日本のAmazon.co.jpでは売ってゐないのだらうかと確認してみたがやはり取り扱ってゐなかった。
夕方から微かな頭痛。帰って食事を摂って寝る。
Ruth Kidsonから、The Routledge Dictionary of Historical Slang. Abridged by Jacqueline Simpsonを船便で発送したといふ連絡があった。送料を含めて25.40ポンド。5000円以下なので良かった良かった。でも、イギリスからの船便なので二ヶ月近くかかるかも。
一日中何もかもが腹立たしいので、いつもより早めに帰宅。途中で丸善に寄って、日経サイエンス七月号と岩崎博『手づくり製本術』[amazon.co.jp, bk1](雄鶏社/1359円)を購入。日経サイエンスを買ふのは久しぶり。自分の仕事に関係のある記事があったので買ってみたのだが、それ以外もなかなか面白い。定期購読したくなってくる。製本の本に関しては、こんな本を買ったと知ると不機嫌さうに顔を顰める人がゐるかも知れないなと思ひながらも購入。
中原尚哉氏から、ニール・スティーヴンスン『クリプトノミコン2』[amazon.co.jp, bk1](中原尚哉訳/ハヤカワ文庫SF/880円)をいただく。どうもありがたうございました。
夕方、少々気分が悪くなり、いつもより早めに帰宅。幻想文学の翻訳のゲラが届いてゐたので、目を通す。
今日は娘の学校の運動会。流石にもう来て欲しいとは云ふまいと思ってゐたら、来てくれと云ふ。仕方がないので見に行くと約束するが、家を出る時間について妻と意見が合はず、絶対に間に合はないといふ私の主張を退けて採用された出発時間ではやはり間に合はず、娘の出番は終はってゐた。何を根拠に間に合ふと考へたのかと訊ねると先程とは全く矛盾する発言をする妻の考へが全く理解できず、二人で甚だ不機嫌になって帰宅、昼食の準備をしてから再度学校へ。二度目の出発時間に関しては綿密なバスの運行時刻の確認とお互ひの行動予定の確認と発言一つ一つの意味の再確認を行ひ、これで予定通り出発できる筈だったのだが、忘れ物をして総ての計画が台無しになり、結局タクシーで学校へ。予定が総て覆され甚だ不愉快な時間を過ごして、娘と合流して甚だ不機嫌な態度で弁当を開けると、そこには生肉が。直ちに機嫌が直り、牛刺しをにこやかに頬張った。。
不機嫌な待ち時間の間にも読書は怠らず、Smoking Poppyを読み終へる。麻薬で幻覚を見たりするけれども、あまり不思議な現象も起こらず、これは父と娘、父と息子の物語のやうだ。タイの密林の奥深くにある麻薬地帯へイギリス人が出かけて行って、親子の和解を果たした話といったら云ひすぎか。気を取り直して、同じGraham JoyceのDreamsideでも読まうか。
Graham Joyceに関する原稿を書く予定だったのだが、その前にちょっと職場に寄ってきたら疲れてしまったので、取りあへずbk1に本を註文。
『聖書 新改訳 2版』[amazon.co.jp, bk1](日本聖書刊行会/4400円)
ウィリアム・ホープ・ホジスン『ナイトランド』[amazon.co.jp, bk1](荒俣宏訳/原書房/3200円)
スーザン・クーパー『コーンウォールの聖杯 改訂新版』[amazon.co.jp, bk1](武内孝夫訳/学研/1900円)
ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン『公家アトレイデ デューンへの道2』[amazon.co.jp, bk1](矢野徹訳/ハヤカワ文庫SF/840円)
マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン『邪空の王(上[amazon.co.jp, bk1]・下[amazon.co.jp, bk1])』(関口幸男訳/ハヤカワ文庫FT/各820円)
香山リカ『若者の法則』[amazon.co.jp, bk1](岩波新書/700円)
『ナイトランド』と『コーンウォールの聖杯』が再刊されてゐるではないか。早速註文せねば。前者は勿論読んでゐるが、本が手元にないから買ってもよいだらう。後者は持ってゐないやうな気がする。
文語訳聖書を買ったからには、新改訳版も買っておかねば(全然理由になってゐない)、といふことで註文。かうなると新共同訳も買ひたくなるが、オンライン検索で我慢しておかう。
私は若者が大嫌ひである。話すのも嫌だし、見るのも嫌だ。私は若者でなくて本当によかった。しかし、職業柄、どうしても若者と話をしなければならないこともある。別に親しく話をする訳ではないが、それでも全く意志の疎通ができず困ることがあるので、こんな本を買ってみようと思った次第である。
内田昌之さんのホームページを見て、さう云へば私も前に『英辞郎』のファイルをダウンロードしてゐたのだったと思ひだし、早速電子辞書ブラウザJamming 3.0.1 Mac OS X版で使はうとしたが、うまくインデックスが作れない。どうやら私の持ってゐるファイルが古いせゐのやうだ。そこで、最新版をダウンロード。一時間もかかってしまった。インデックスファイルを作らないと確かに遅くて使ひものにならないので、JammingDicToolsを使って作業に取り掛かるが、なかなかうまく行かない。何度か試みてやっと作業が完了。使ってみると検索は見違へるほど速くなったが、打ち込んだ文字と違ふ言葉を検索するやうなのだ。どうなってゐるのだらう。作者に訊ねた方がいいかも。
昼に職場に行く途中に寄った書店で辞書の売り場を見ると、本当に『英辞郎』が山積みになってゐた。
俗語辞典といふと新しさを売りにするものが多く、私が取り組んでゐる古い作品に役立ちさうなものは少ない。一冊十五年くらゐまへに買った日米口語辞典とかいふのがあるが十年以上開いてゐないやうな気がする。そもそもこの部屋にあるのだらうか(書棚を探したら、あった)。Amazon.co.jpで検索してみたら、The Routledge Dictionary of Historical Slang. Abridged by Jacqueline Simpsonといふのがあって古さうなのだが、13039円+手数料一割といふのは高い。仕方がないのでこれは諦めたのだが、ふと目に入ったのが、Bob's Your Uncle : A Dictionary of Slang for British Mystery Fansといふ本。私はミステリには疎いけれども、英国ミステリ愛好者のための俗語辞典なら面白いかも、もしかしたら役立つこともあるかも知れないと思ひ、ふと気付くと註文といふ文字をクリックしてゐた。価格は1087円。これでは送料が無料にならないなと思ったら、デ・ラ・メアのこんな本が出てゐるのに気付いてしまひ、思はず註文。Walter De La Mare, Short Stories 1895-1926 Vol 1である。価格は4096円。第二巻を買ふ金はないのであった。
しばらく本を読んだりしてゐたのだが、さっきの俗語辞典が気になって仕方がない。さうだ、古本で買へばいいんだと気が付いて、早速、BookFinder.comで検索してみると、18ポンドで売ってゐるのを見つけた。直ちにBibliologyを通して註文。イギリスの東サセックスにあるRuth Kidsonといふ古書店。今回は航空便で送ってくださいとは書かない。しかし、冷静に考へると、神田の北沢で五千円で買った方が安かったかも知れない。でも、国内でも送料はかかる筈だから、どうだらう。まあ、もう註文してしまったのだから、あれこれ考へても遅い。
再び読書に戻る。今、読んでゐるのはSMOKING POPPY。読むのが随分遅いぢゃないかと嘲笑ふなかれ(どうせ遅いけど)。この作者のGraham Joyceは短篇は書いてゐないのだらうかと気になって調べてみると、最近では2000年にSci Fictionといふオンライン雑誌に"Partial Eclipse"があり、今年ではFantasy & Science Fiction 2月号に"Black Dust"といふ作品が載ってゐる。Sci Fictionに掲載されてゐる作品は無料で読めるのかと初めて知って、早速テキストをコピーしてファイルを保存。早速読んだと云へないところが情けない。読むのが遅いのだ。F&SFの方も読みたいものだと思ひ、fictionwiseといふところを訪れてみる。目当ての二月号が見つかったので、早速購入。手数料など合はせて$4.45。定期購読も検討したくなってくる。昔は、F&SFとか、Isaac Asimov's Science Fictionとか、いろいろな雑誌を買ってゐたのだが、場所を取るので(勿論金もかかる)やめてゐた。しかし、これなら場所は取らないではないか。でも、今日は我慢して、購入した二月号だけダウンロード。テキストをコピーしたり、印刷したりできないのが不便だ。買ひものをしてゐたら、思ひの他時間がかかってしまひ、今日読み終へる筈だったSMOKING POPPYは、残り十ページといふところで眠くなって寝てしまった。
早川書房からSFマガジン七月号をいただく。暗号/数学SF特集。数学は苦手だ、昔も今も。
ウォルター・デ・ラ・メアの本が欲しくなって、BookFinder.comで検索し、Bibliologyを通して、ロンドンのJ & M BooksにGhost Storiesを註文。1976年にThe Folio Societyから刊行された版。8.00ポンド。ここは、海外へは船便で発送すると書いてあったので、航空便でお願ひ! と書き添へて註文を出す。
先日届いた旧字旧仮名の『旧新訳聖書 --- 文語訳』はなかなかいいと思ったのだが、例へば、ヨハネによる福音書の冒頭の部分(私のホームページの題字の下にもラテン語で引用してある)を比べてみると、
日本聖書協会文語訳「太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神と偕(とも)にあり、言は神なりき。」
日本聖書協会1955年口語訳「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(新共同訳も同じ)
これはどうみても文語訳がいいでせうと云ひたいところだが、慣れといふものは恐ろしいもので、何だか口語訳の方に馴染んでしまってゐるのであった。困った。もっと文語訳に感激する筈だったのに。
東京創元社からピーター・ストラウブ『ミスターX』(近藤麻里子訳/創元推理文庫/(上[amazon.co.jp, bk1]・960円 下[amazon.co.jp, bk1]・940円)とE・E・スミス『グレー・レンズマン』[amazon.co.jp, bk1](小隅黎訳/創元SF文庫/880円)をいただく。ありがたうございました。これは読みたい。しかし、時間がとれるだらうか。
Amazon.co.jpに註文した、『旧新訳聖書 --- 文語訳』[amazon.co.jp, bk1]が届いた。旧字旧仮名だ。嬉しいぢゃあないか。ぱらぱらと捲ってみたりする。
Amazon.comからPatricia Geary THE OTHER CANYONが届く。註文してから九日である。早いと思ふ。
職場でこの日記のページを見たら、先週の木曜日までの分しかでてこない。どうやら、私は書いただけで安心し、ファイルを転送しなかったらしい。ここまで、惚けるとは。
土日は少し出勤した以外はほとんど翻訳。幻想文学の短篇。
Amazon.co.jpにAndy DuncanのBeluthahatchie and Other Storiesを註文する。読みたい短篇が収録されてゐるので。SFマガジン関連の仕事で。
ゾウリムシを育てたくなった。小学生の頃、ゾウリムシを育てたことがある。そのことを思ひ出したら、娘にもゾウリムシを育ててみせねばなるまいといふ気分になり、絶対にさうせねばと、土曜日の午後、心に決めた。決めたからには育てなければ。ゾウリムシと云へば、藁の煮出し液である。昔からさう決まってゐる。嘘だと思ったら、「ゾウリムシ」と「培養」で検索してみるがいい。ついでに云ふと、アメーバには米粒である。昔から、さう決まってゐる。米粒は簡単だが、藁をどうやって手配すればいいだらう。私が子供の頃は、納豆といへば藁で包まれて店先に並んでゐたから、簡単だった。しかも、納豆を包んでゐる藁には納豆菌(枯草菌)の胞子が付着してゐるから、後でゾウリムシの餌になる枯草菌が勝手に増えて実に都合がいい。早速、隣の食料品店に納豆を買ひにいったが、藁で包んである納豆が見つからない。仕方がないので、職場から帰る途中で百貨店の地下の食品売り場で納豆を探して、やっと藁で包んであるのを見つけて購入。培養を始めるのは来週末にしよう。
bk1から本が届く。11日に註文した八冊。
Amazon.co.jpに、Ellen Datolow & Terri Windling The Year's Best Fantasy and Horror 15th Annualを予約註文。ハードカバー版を買ってしまった。
二週間ほど前から読んでゐるSMOKING POPPYは、半分をやっと越えたところ。今のところは、タイでヤク中になった娘を密林の奥深くまで探しに行く話である。この先、新たな展開が開けるのだらうかと些か不安である。
郵便局へ行って本を受け取る。THE FLOATING CAFE by Margery Lawrenceである。註文してから十日目だ。
電子辞書ブラウザJamming 3.0 Mac OS X版の正式版が出たので、早速購入申込みをする。3000円である。やっとMacでも、ランダムハウス英語辞典に対応した(しかし、OS Xでは文字化けする)。これで翻訳が捗るかも。
辞書といへば、Oxford English Dictionaryの最新版CD-ROMにMac版はなく、非常に腹立たしい思ひをする訳だが、その件についてわざわざ版元に問ひ合はせた人がゐて、その時の話によると、Macは市場占有率が小さいので採算が合はないと判断し、Mac版は作らなかった、今後も作る予定はないと云はれたさうだ。さらに先があって、この後は、もうWindowsだらうがMacだらうが、CD-ROMを作るつもりはないのだといふ。もう、オンライン辞書の時代でしょ、と云はれたらしい。それならそれでもいいけれど、オンライン版の値段をもう少し安くしてほしい。私の使用頻度と内容ならば、古い版でも問題はないと思ふのだが、Mac OS Xで使へないのが不満なのだ。
Amazon.co.jpから、先月註文した本が届く。
井上ひさし『にほん語観察ノート』、石田秀雄『わかりやすい英語冠詞講義』、『ダレン・シャン4 バンパイア・マウンテン』の四冊。『わかりやすい英語冠詞講義』といふのに少々期待してゐたのだが、ぱらぱらとページを捲ってみて、やはり難しいことが解った。『ダレン・シャン4 バンパイア・マウンテン』は娘が読む(らしい)。
Ash-Tree Pressから本が届いたのだが、仕事から帰宅して見つけたものは郵便配達の不在通知。今日、手に取ったからといって今日読む訳ではないのだが、無性に悔しい。明日、絶対に自ら郵便局へ行って受け取らうと心に決める。それほど、覚悟を決めるほどのことではないのだが。
ジョン・コリア『モンキー・ワイフ』(講談社/昭和52年)が、鹿児島の庄内書店から届く。嬉しい。でも、読まないかも知れない。と思ふと少し心が痛む。
オークションで欲しい本を手に入れたせゐで、つい他の本にも入札してしまひ、危ふく落札してしまひさうになったのだった。別の人が高値をつけてくれてよかった。その額でも結構安いと私は思ふが、私の場合、その相対的な価格が問題だった訳ではなく、絶対的な数値としての価格が辛いものだった。この頃、少々貧乏だったりするのだ。
昨晩、寝床に入って数時間後に、胃の辺りに激しい痛みを感じて目が覚めた。夕食後から何だか変な予感はあったのだが。これが、なかなか消えてくれない。四時間くらゐは続いただらうか。折角の土曜の晩から日曜の朝といふゆっくり眠れる機会を無駄にしてしまったやうで、大損した気分。
翌日はほぼ痛みは消えたが、外出して痛くなっては嫌なので一日中家に隠って翻訳に勤しむ。聖書の引用が出てくるので、文語訳聖書が欲しくなった。といふことで、早速Amazon.co.jpに註文。日本聖書協会から1996年に刊行された『旧新訳聖書 --- 文語訳』[amazon.co.jp, bk1]である。4800円。口語訳は一応持ってゐるが、新共同訳は持ってゐない。でも、新共同訳はオンラインで調べられるやうなので、まあいいか。しかし、あの新共同訳といふのは何だか気分が乗らない訳文である。それに、前にも書いたが、新しい祈りの文句も気が抜けたやうな感じがして嫌だ。「天にまします我らの父よ」が「天におられるわたしたちの父よ」になるのだから。
「日本の古本屋」で検索して、ジョン・コリア『モンキー・ワイフ』(講談社/昭和52年)を註文。1500円に送料310円。来週には届くであらう。
Amazon.comにPatricia Geary THE OTHER CANYON (Gorsky Press, 2002, $12.00)を註文。日本のamazon.co.jpにはなかったのだ。急いで欲しいといふ訳でもなかったので、一番安い送付方法を選ぶ。それでも、送料は$11.48
アメリカのSF情報誌LOCUS五月号が届く。Graham Joyceのインタビューが載ってゐる。
bk1に本を註文。
井上雅彦編『塔の物語 --- 異形アンソロジー タロット・ボックス1』[amazon.co.jp, bk1](角川ホラー文庫/648円)
高野史緒『ムジカ・マキーナ』[amazon.co.jp, bk1](ハヤカワ文庫JA/800円)
筒井康隆『愛のひだりがわ』[amazon.co.jp, bk1](岩波書店/1800円)
ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン『公家アトレイデ デューンへの道1』[amazon.co.jp, bk1](矢野徹訳/ハヤカワ文庫SF/840円)
ロバート・ジョーダン『黒竜戦史3 白マントの野望』[amazon.co.jp, bk1](斉藤伯好訳/ハヤカワ文庫FT/620円)
飛田良文『明治生れの日本語』[amazon.co.jp, bk1](淡交社/1800円)
チャールズ・V・フォード『うそつき』[amazon.co.jp, bk1](森英明訳/草思社/1800円)
『公家アトレイデ デューンへの道1』あたりはきっと読まないだらう。
由良君美編『現代イギリス幻想小説』が届く。嬉しい。嬉しいので、ついまた別の本に入札してしまった。もちろん、まだ、落札できるかどうかはわからない。
内田昌之氏からビル・プロンジーニ&バリー・N・マルツバーグ『嘲笑う闇夜』[amazon.co.jp, bk1](内田昌之訳/文春文庫/733円)をいただく。ありがたうございました。
amazon.co.jpにLisa Goldstein THE ALCHEMIST'S DOOR (Tor Books, 2002, ¥2768)を予約註文。
二週間ほど前に、Patricia A. McKillip Ombria in Shadow を読み始めるなどと決めて少し読み進めてゐたのだが、なぜかGraham JoyceのSMOKING POPPY (Gollancz, 2001)を手に取って読み始めてしまふ。なぜかは秘密だ。
水曜日には横須賀に出勤。当然SMOKING POPPYを読みながら出かけた訳だ。夜は羽田空港の近くのホテルに宿泊。が、久しぶりに、実に久しぶりに激しい頭痛で夜中に目が覚めて嘔吐を繰り返すことになってしまった。久しぶりなだけに辛い。
子供の日だといふことで、子供と少し出かける。出かける前にyahoo!オークションでどうしても欲しい本を見つけて入札しようと思ったのにパスワードが思ひ出せず、とりあへず出かける。帰宅してからパスワードの再発行手続きをして急いで入札。すると、いきなり落札。さうか、希望落札価格をつけるといきなり落札できることもあるのか。このオークション、以前は時々利用してゐたのだが、有料化されてからは初めてだ。本を買ったのも初めて。以前はコンピュータ部品ばかりだった。欲しかった本といふのは、由良君美編『現代イギリス幻想小説』(白水社/1971年)である。落札価格は千円。
Ash-Tree PressにTHE FLOATING CAFE by Margery Lawrenceを註文。先日届いた在庫リストと註文書を使って。本体価格$41.50に航空便送料が$16.00。急ぎで欲しかったので。
朝顔について。毎年私の朝顔のことを気にかけてくださる方もいらっしゃるのだけれども、今年は朝顔の世話をする余裕がとてもなく、残念ながら朝顔は断念せざるを得ない。
昼過ぎに目を覚ますがまだ疲れてゐる。数日の間に机の上に積みあがってしまった本を片づけたりしてゐると、HMVから古今亭志ん生の落語二枚が届く。mp3ファイルに変換しながら、幻想の動物のでてくる短篇を探す。
明日はSFセミナーだといふことで東京へ。SFマガジンの人などと会ってお話ししてから埼玉の家へ。
書棚で、リン・カーター編DISCOVERIES IN FANTASY (Ballantine Books Adult Fantasy, 1972) を見つけて持って帰ることにする。ここに収録されてゐるDonal CorleyのThe Bird with the Golden Beakといふ作品がRoc鳥の出てくる話で、幻想文学の次号の特集で翻訳する作品によいのではないだらうかと思ったからだ。しかし、どうも長すぎるのでこれは使へまい。
翌日、まづ神保町の北沢書店へ。Ash-Tree Pressの本で買っておきたいものがあったからだ。しかし、店の前まで行ってみると定休日の表示が。幻想文学の次号の特集で翻訳する作品として目星をつけた作品があったのだが。買ったとばかり思ってゐた本が手元にないときほど腹立たしいことはない。ここならすぐに買へると思ったのに。
SFセミナー会場へ。いつも来てゐるのに今年は姿の見えない人が多い。毎年、知り合ひの数が減ってくるやうな気がする。残念。夜中、古本を四冊買ってしまふ。荷物になるし、場所もないからなるべく我慢するやうにしてゐるのだが、気が付いてみると本を手に取り、代金を支払ってゐた。
スタンリイ・エリン『特別料理』(田中融二訳/早川書房)
ロアルド・ダール『王女マメーリア』(田口俊樹訳/早川書房)
ミシェル・トゥルニエ『赤い小人』(榊原晃三・村上香住子訳/早川書房)
トム・ロビンスン『香水ジルバ』(高見浩訳/新潮社)
以上四冊で800円。
徹夜明けで始発飛行機で帰宅するとamazon.co.jpに本に註文してゐたNeil Wilson Shadows in the Atticが届いてゐた。これはなかなか便利。数ページ拾ひ読みしたあと、風呂に入って朝食を摂って寝る。
Ash-Tree Pressから新刊案内が届く。あれも買っておかねば、これも買っておかねばと思ふ。