古河市まで猿を見に行く。大宮に寄ってから品川へ。翌朝は東京から福岡へ出勤。疲れた。飛行機や電車の中での読書時間でLisa Goldstein THE ALCHEMIST'S DOORを読み終へる。何とこの本、7月25日に手元に届いてゐるのだった。どうしてこんなに時間がかかったのだらう。
出張から戻ると、Amazon.co.jpから本が届いてゐた。
The Well of the Unicorn - Fletcher Pratt
The Emperor of Dreams - Clark Ashton Smith
Lyonesse: Suldrun's Garden - Jack Vance
The Dragon Waiting - John M. Ford
の四冊。Fantasy Masterworksを揃へたくなってきてしまったが、ぐっと我慢する。
本業が忙しくて本を註文する暇もない。でも、前に註文した本は届く。bk1から、『悪臭学』[amazon.co.jp, bk1]と『匂いの魔力』[amazon.co.jp, bk1]が。
幻想怪奇短篇集の作品解題を書いたりする。が、全然捗らない。
明日は東京出張。疲れさう。
SFマガジン12月号着。ファンタジイ特集である。表紙が素敵だ。中身も素敵だ。ピーター・S・ビーグルを今一度読んでみるとやはり傑作。ビーグルを何とかしたいといふ気持ちが沸き上ってきて、まだ買ってゐなかったThe Rhinoceros Who Quoted Nietzsche and Other Odd Acquaintancesをabebooks.comに註文する。本体$13.00に送料が$14.50で合計$27.50。
レイ・ブラッドベリ『塵よりよみがえり』[amazon.co.jp, bk1]をうっかり読んでしまった。しなければならないことが沢山あるのに。ブラッドベリは格別である。古いものから新しいものまで組み合はされて連作短篇の形を作ってゐるが、古い方では「集会」が、新しいものでは「オリエント急行は北へ」が好きだ。カバーを外すと仕掛けといふか「編集者の拘り」といふか、気付くことがあるから見てみるやうにと訳者の中村氏から云はれて、カバーを外し矯めつ眇めつしてみたが判らない。中村氏には恥づかしくて訊けないので、別の翻訳家の人にこっそり訊いてみたら、カバー絵と全く同じものが本体の表紙・裏表紙にも印刷されてゐて、カバーで価格やバーコードによって隠されてゐる部分もきちんと見える完全な絵が現れるといふことらしい。
レイ・ブラッドベリ『塵よりよみがえり』[amazon.co.jp, bk1](中村融訳/河出書房新社/1800円)を訳者の中村氏からいただく。ありがたうございました。今すぐ読みたい。でも、仕事が。
J・K・ローリング『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上[amazon.co.jp, bk1]・下[amazon.co.jp, bk1])』(松岡佑子訳/各1900円/静山社)がAmazon.co.jpから届く。娘が今すぐ読みたいと云ってゐる。
bk1から、二代目勤勉亭親不孝『声に出して読みてゃあ名古屋弁』[amazon.co.jp, bk1]、ロバート・ジョーダン『黒竜戦史8 竜王奪還』[amazon.co.jp, bk1]、原田宗典『スメル男』[amazon.co.jp, bk1]、パトリック・ジュースキント『香水』[amazon.co.jp, bk1]が届く。ちらりと本の題名を覗き見て娘が、「あ、あたしもその『声に出して読みたい....』って本、欲しいと思ってゐたんだ」と云ふ。これはその欲しかった本ではないと思ふと私は答へる。
ロバート・J・ソウヤー『イリーガル・エイリアン』[amazon.co.jp, bk1]を読んでしまった。この忙しいときに。しかし、面白かったのだから仕方がない。結末はちょっと軽いやうな気もするが。脱皮する異星人が殺人容疑で逮捕されるSFといふのは初めてだ。画期的だ。でも、どうもいつものソウヤーと違ふ感じも。さうか、登場人物の夫婦の危機がないからか。まあ、いいけど。
東京創元社からフランチェスカ・リア・ブロック『エンジェル・フアン』[amazon.co.jp, bk1](金原瑞人・小川美紀訳/創元コンテンポラリ/480円)が届く。なぜ? と一瞬思ったが、私が書いた解説が載ってゐるのだった。但し、書いたのは二年前。この頃、解説の仕事をしてゐないやうな気がする。別にいいのだけれど。
朝からトールキンの翻訳の見直し。二時間ほど作業をしたら疲れてしまったので、本でも註文しようかといふ気分になる。
イギリスのGollanczからFantasy Masterworksといふ叢書が出てゐて、先日註文したC. L. Moore Black Gods and Scarlet Dreamsもその一冊だったのだけれど、既刊書一覧を眺めてみるとこれがなかなか立派なものが並んでゐる。邦訳作品も多いので<全部揃へたい病>は発症してゐないが、何冊か欲しくなってきてしまったのであった。今までに以下のやうな作品が刊行されてゐる。
1. The Book of the New Sun: Volume 1: Shadow and Claw - Gene Wolfe
2. Time and the Gods - Lord Dunsany
3. The Worm Ouroboros - E. R. Eddison
4. Tales of the Dying Earth - Jack Vance
5. Little, Big - John Crowley
6. The Chronicles of Amber - Roger Zelazny
7. Viriconium - M. John Harrison
8. The Conan Chronicles: Volume 1: The People of the Black Circle - Robert E. Howard
9. The Land of Laughs - Jonathan Carroll
10. The Compleat Enchanter: The Magical Misadventures of Harold Shea - L. Sprague de Camp & Fletcher Pratt
11. Lud-in-the-Mist - Hope Mirrlees
12. The Book of the New Sun: Volume 2: Sword and Citadel - Gene Wolfe
13. Fevre Dream - George R. R. Martin
14. Beauty - Sheri S. Tepper
15. The King of Elfland's Daughter - Lord Dunsany
16. The Conan Chronicles: Volume 2: The Hour of the Dragon - Robert E. Howard
17. Elric - Michael Moorcock
18. The First Book of Lankhmar - Fritz Leiber
19. The Riddle-Master's Game - Patricia McKillip
20. Time and Again - Jack Finney
21. Mistress of Mistresses - E. R. Eddison
22. Gloriana or the Unfulfill'd Queen - Michael Moorcock
23. The Well of the Unicorn - Fletcher Pratt
24. The Second Book of Lankhmar - Fritz Leiber
25. Voice of Our Shadow - Jonathan Carroll
26. The Emperor of Dreams - Clark Ashton Smith
27. Lyonesse: Suldrun's Garden - Jack Vance
28. Peace - Gene Wolfe
29. The Dragon Waiting - John M. Ford
30. The Chronicles of Corum - Michael Moorcock
31. Black Gods and Scarlet Dreams - C. L. Moore
32. The Broken Sword - Poul Anderson
33. The House on the Borderland and Other Novels - William Hope Hodgson
34. The Drawing of the Dark - Tim Powers
35. The History of the Runestaff - Michael Moorcock
36. Lyonesse 2: The Green Pearl and Madouc - Jack Vance
既に私が持ってゐるのは、2と31だけ。そこで、今日は23と26と27と29を註文。13だけは日本アマゾンでは品切れの表示が。34以降は刊行予定。だんだん全部欲しくなってきた。それより、こんなリストを作ってゐる場合ではなかった。仕事をしなければ。
ロバート・J・ソウヤー『イリーガル・エイリアン』[amazon.co.jp, bk1](内田昌之訳/ハヤカワ文庫SF/940円)を訳者の内田昌之さんからいただく。どうもありがたうございました。早速読みたい。でも、仕事が。
うっかり苅谷剛彦『教育改革の幻想』[amazon.co.jp, bk1]と小松夏樹『ドキュメントゆとり教育崩壊』[amazon.co.jp, bk1]を読んでしまった。こんなものを読んでゐる場合ではないのに。結局、教育のことはよく判らない。
慣れない本を読んで疲れたので、bk1本を註文。
二代目勤勉亭親不孝『声に出して読みてゃあ名古屋弁』[amazon.co.jp, bk1](すばる舎/1400円)
ロバート・ジョーダン『黒竜戦史8 竜王奪還』[amazon.co.jp, bk1](斉藤伯好訳/ハヤカワ文庫FT/620円)
原田宗典『スメル男』[amazon.co.jp, bk1](講談社文庫/629円)
パトリック・ジュースキント『香水』[amazon.co.jp, bk1](池内紀訳/文藝春秋/1857円)
鈴木隆『悪臭学』[amazon.co.jp, bk1](イースト・ハウス/1500円)
アニック・ル・ゲレ『匂いの魔力』[amazon.co.jp, bk1](今泉敦子訳/工作舎/2200円)
匂ひに関係ある本が何冊か。本業の方に多少関係がなくもない。
学会で疲れてゐるので、出勤せずに一日中ごろごろ。
学会で京都へ。SFやファンタジイの人と会って食事をしたり。部屋が暗くなるとすぐに眠ってしまふ傾向は年々強まり、講演をほとんど聴けなかった。席には坐ってゐるのだけれど。目が覚めると今度は背中の痛みが堪へ難くなり、部屋を出て躰を伸ばしたり捻ったりせずにはゐられないのも困る。といふ訳で(全然理由になってゐないが)、田中耕一さんの講演は生を見ることはできず、後で何度も再上映してゐた録画を少し聴いただけ。新聞記事などだと、MALDI-TOFといふ言葉が出てこないので、一体何だかわからず、私の同業者の間では「な〜んだ、MALDI-TOFかあ」といふ言葉がよく聞かれるのであった(なーんだ、といふのは莫迦にしてゐるのではなく、よく知ってゐる、馴染がある、使ったことがある、といふ気持ちを表現してゐる言葉である)。私は残念ながらMALDI-TOFは使ったことがない。
普段は私は滅多にTVを観ないのだが、朝ホテルの部屋で漫然と観てゐたら、この話が出てきて、私たちの生活にどういふ影響があるのか、どういふ役に立つのかといふ話をしようとしてをり、それが何といふか如何にも頓珍漢な話の流れになってゐて、まあ喋ってゐる人も何だかわからず話してゐると云ってゐたが、わかってゐないことがよくわかった。でも、どうしてわれわれの生活に直接関係づけようとするのだらう。医薬品の開発とか云ってゐたけれど、それは質量分析とは本質的には別の次元の話で、確かにさういふ幅広い影響力があるから評価されたのだが、いろいろな技術の発展が組み合はさってさういふ状況になった訳で、蛋白質といふ巨大分子をそのまま質量分析の測定対象にできるやうになったといふところをきちんと説明してほしいのだけれど、そんなことは普通どうでもいい話か。ああ、これは私の日記らしからぬ話題である。もうやめておかう。
学会場でも本を売ってゐて、大体10〜15%引きである。そこで、『あなたにも役立つバイオインフォマティクス』[amazon.co.jp, bk1](共立出版/2400円)とか、『鼻のきく人・舌のこえた人』[amazon.co.jp, bk1](学会出版センター/1800円)などを買ってしまった。荷物が重くなるのであまり買へない。質量分析の本は、今年は何だか気恥ずかしくて買へない(といふ訳でもないが)。
学会から帰ると本が届いてゐた。
Amazon.co.jpから、Jonathan Carroll White Apples、Sarah A. Hoyt Ill Met by Moonlight、James A. Hetley The Summer Country、C. L. Moore Black Gods and Scarlet Dreamsが。
bk1からは、『誤訳をしないための翻訳英和辞典』[amazon.co.jp, bk1]が届いてゐた。かういふのはつい読んでしまって、翻訳をする時間がなくなったりするものである。
国立国会図書館の近代デジタルライブラリーのことを書くのを忘れてゐた。全くこれは凄い。ついあれこれ見てしまふではないか。で、幽霊話がいろいろあるかななどと眺めてゐて、ふと押川春浪の『銀山王』の頁を捲り始めたら、いきなり冒頭の頁で「欠 MISSING」の表示が。そりゃあないでせう。ひどいではないか。
普通はそんなことはない訳だけれど、OS XのNetscape 7.0だとビューアがきちんと動かないやうで、画面が読みやすい大きさにならないのが残念。
けふから京都に学会出張。木曜日の晩まで戻らないので、このページの更新もしばらくお休み。ゴールトスタインのThe Alchemist's Doorを持っていくことにしよう。早く読み終へなければ。
眠くて仕方がないので、今日はゆっくり寝る。仕事に関係のない本を読む。中島義道『たまたま地上にぼくは生まれた』[amazon.co.jp, bk1]を手に取ってみる。対談は苦手なので、読み飛ばす。
ごろごろしてゐたら、本が買ひたくなったので、bk1に註文。
ジョン・ベレアーズ『魔女狩り人の復讐』[amazon.co.jp, bk1](三辺律子訳/アーティストハウス/1600円)
高山宏『表象の芸術工学』[amazon.co.jp, bk1](工作舎/2800円)
苅谷剛彦『教育改革の幻想』[amazon.co.jp, bk1](ちくま新書/700円)
小松夏樹『ドキュメントゆとり教育崩壊』[amazon.co.jp, bk1](中公新書ラクレ/700円)
ラルフ・イーザウ『盗まれた記憶の博物館 上』[amazon.co.jp, bk1](酒寄進一訳/あすなろ書房/1900円)
以上五冊。子供向けファンタジイ二冊は読まないかも知れないなと思ひながらも註文。時間がないから娘に読ませて感想を聞いておかうかとも思ふが、ベレアーズは読んでゐないみたいだし、まだジャンル意識がないから、感想もあまり役に立たないかも。新書二冊は本業に関係がなくもない。本当に読みたいのは高山宏『表象の芸術工学』である。
ごろごろして本の註文だけしてゐると大変なことになるので、幻想怪奇短篇アンソロジーの作品解説とか、トールキンの翻訳原稿の修正とか、手を付けてみるものの、気がつくと昼寝をしてゐたり。
bk1から、コニー・ウィリス『航路(上)』[amazon.co.jp, bk1]と『言語の脳科学 [amazon.co.jp, bk1]が届く。さうか、私は『航路(上)』を註文してゐたのだった。
東京創元社から
ニーナ・キリキ・ホフマン『マットの魔法の腕輪』 [amazon.co.jp, bk1](田村美佐子訳/創元推理文庫/940円)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『ダークホルムの闇の君』 [amazon.co.jp, bk1](浅羽莢子訳/創元推理文庫/980円)
が届く。ありがたうございました。
ニーナ・キリキ・ホフマンのは、前に私はSFマガジンで内容紹介をしたことがあるので、それなりに気に入ってゐる作品。『ダークホルム』は前から気になってゐて、原書は続編も買ってあるのだけれど、まだ読んでゐなかった。邦訳が出たからもう原書を読むことはないだらうが、しかし、目をつけてゐた作品の邦訳が自分が原書を読む前に出るとちょっと悔しかったりするのだった。でも、この二冊には売れてほしい。
SFマガジンのファンタジイ特集の翻訳のゲラを見て修正。相変らず間抜けな間違ひなど多く、情けない。私の翻訳は別として、今回の特集に選んだ作品はわかりやすいものばかりで、じっくり楽しめると思ふのだが。特にビーグルは傑作でせう。
それにしても毎日眠い。どうしてこんなに眠いのだらうと思ふくらゐ眠い。
コニー・ウィリス『航路(上)[amazon.co.jp, bk1]・(下)[amazon.co.jp, bk1]』(大森望訳/ソニーマガジンズ/各1800円)をいただく。中身はもう読んでゐるので、多分読まないが、かうやって上下巻の本を手に取るとその長さが実感できる。
先日bk1に註文した本が届く。
デイヴィッド・ブリン『戦乱の大地・上』[amazon.co.jp, bk1]、デイヴィッド・ブリン『戦乱の大地・下』[amazon.co.jp, bk1]、R・A・ラファティ『地球礁』[amazon.co.jp, bk1]、マーレル・デイ『神の小羊』[amazon.co.jp, bk1]、ロバート・ジョーダン『黒竜戦史7 黒い塔の戦士』[amazon.co.jp, bk1]、中島義道『たまたま地上にぼくは生まれた』[amazon.co.jp, bk1]、影山太郎『ケジメのない日本語』[amazon.co.jp, bk1]、田守育啓『オノマトペ擬音・擬態語をたのしむ』[amazon.co.jp, bk1]、ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド 2』[amazon.co.jp, bk1]である。
トールキンの翻訳に眼を通しはじめたら強烈な眠気に襲はれ、耐へきれずに寝てしまふ。秋は眠い。
Fantasy Centreから先月註文した本が届く。
Andrew Caldecott Not Exactly Ghosts £28.00
Robert W. Chambers Out of the Dark Vol. 2: Diversion £24.50
M. P. Dare Unholy Relics £25.00
50 Years of Ghost Stories £15.00
Fifty Masterpieces of Mystery £8.00
何か勘違ひしてゐて、Caldecottはもっと古い作家だと思ってゐた。Fifty Masterpieces of Mysteryが面白さう。古くて変な短篇が沢山入ってゐる気配が。
HMVからPaolo Beschiの演奏するバッハの『無伴奏チェロ組曲』が届く。音の響きがよく聴くものと随分違ふと思ったら、バロックチェロといふものだった。ふうん、バロックチェロといふのはかういふ音がするのか。楽器のことはよく知らないのであった。
アメリカのSF情報誌LOCUSの10月号が届く。広告や新刊紹介を読んでゐたら、本を買ひたくなって、Amazon.co.jpに註文。
Sarah A. Hoyt Ill Met by Moonlight ¥658
Avram Davidson The Other Nineteenth Century ¥1,753
James A. Hetley The Summer Country ¥1,539
C. L. Moore Black Gods and Scarlet Dreams ¥1,329
古いのやら新しいのやら、デイヴィッドスンのは予約註文。HoytとHetleyは新人作家(だと思ふ)。買ふばかりでなく、読まねばいけないのだが。
SFマガジンのファンタジイ特集の解説を書く。大体できてゐた筈なのに、一日かかってしまふ。でも、何とか書き上げて送信。ほっとして本の註文をbk1に。
デイヴィッド・ブリン『戦乱の大地・上』[amazon.co.jp, bk1](酒井昭伸訳/ハヤカワ文庫SF/940円)
デイヴィッド・ブリン『戦乱の大地・下』[amazon.co.jp, bk1](酒井昭伸訳/ハヤカワ文庫SF/940円)
コニー・ウィリス『航路(上)』[amazon.co.jp, bk1](大森望訳/ソニーマガジンズ/1800円)
R・A・ラファティ『地球礁』[amazon.co.jp, bk1](柳下毅一郎訳/河出書房進社/1800円)
マーレル・デイ『神の小羊』[amazon.co.jp, bk1](田中よう子訳/DHC/1800円)
酒井邦嘉『言語の脳科学』[amazon.co.jp, bk1](中公新書/900円)
ロバート・ジョーダン『黒竜戦史7 黒い塔の戦士』[amazon.co.jp, bk1](斉藤伯好訳/ハヤカワ文庫FT/620円)
河野一郎『誤訳をしないための翻訳英和辞典』[amazon.co.jp, bk1](DHC/1600円)
中島義道『たまたま地上にぼくは生まれた』[amazon.co.jp, bk1](講談社/1600円)
影山太郎『ケジメのない日本語』[amazon.co.jp, bk1](岩波書店/1500円)
田守育啓『オノマトペ擬音・擬態語をたのしむ』[amazon.co.jp, bk1](岩波書店/1500円)
ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド 2』[amazon.co.jp, bk1](石塚裕子訳/岩波文庫/700円)
今月からここは書籍代金1500円以上で送料無料になったのだった。個別配送ができなくなって、自分のサイトを経由して購入したものでも3%のbk1ポイントが付くのだといふ。しまった、自分のサイト経由で註文するのを忘れた。誰のサイトをも経由せずに註文してしまった。久しぶりに註文したので、すっかり忘れてゐた。やはり、本は頻繁に註文しなければ(嘘です。真似しないやうに)。
学会出張で東京。人と仕事の話をするのは疲れる。本の話をするのは疲れないのだが。
埼玉の家で幻想文学34号を探すが見つからない。持ってゐないのか。よく考へると1992年4月は、アメリカにゐた頃かも。二年と一ヶ月のテキサス在住期間の最後の月か。だとすると買ひ逃してゐても不思議はない。
三省堂書店本店でダンセイニ卿『ヤン川の舟唄』(原葵訳/国書刊行会/1748円)を購入。勿論、一冊持ってゐるけれども、資料用にもう一冊。bk1では買へないやうだ。
Amazon.co.jpにジョナサン・キャロルのWhite Apples (Tor Books, 2002/09, ¥2742) を註文。この頃、翻訳が出てゐないキャロルである。私もあまり読んでゐない。
相変らず寝坊してしまひ、原稿は捗らない。
日本語仮名漢字変換は、今はEGBRIGDEを使ってゐるが、昔はMacVJEを使ってゐた。そのMacOS X版が出たので試用してみたところ、ドイツ語表示環境では設定項目が文字化けすることがわかった。単語登録のところで品詞が読めないのだ。「ハ行四段活用」が登録できるかどうかが私にとっては重要なのだが。
明日から学会で出張。三日ほど留守にします。
もう十月。流石に十月にもなると涼しくなってくる。涼しくなると朝までぐっすり寝てしまふ。私の執筆時間は深夜二時三時から出勤時間までなので、原稿を書く時間が全然確保できなくなるといふわけである。といふことで、SFマガジンのファンタジイ特集解説が全然書けない。他にもしなければならないことは沢山あるのに。この日記の更新も滞りがち。何日も更新がなかったら、それはからだの具合が悪いとかではなく、ぐっすり眠った日々が続いたといふことなので、ご心配なく(誰も心配してゐないだらうけど)。